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寒い季節の足腰の痛み(独歩顆粒パート2)

独歩顆粒+αで痛みをノックアウト!

痛みやしびれの状態には個人差がありますね。

特に慢性化した痛みには、
独歩顆粒単独で効果が実感できる方もいらっしゃいますが、
他の中成薬と組み合わせることで、
鎮痛効果が増すだけでなく個人のからだの状態にきめ細かく対応できるメリットもあります。

①独歩顆粒と活楽宝(かつらくほう)

関節や骨を守るうえで重要な役割を果たすコンドロイチンとグルコサミン。
残念ながら、年齢と共に不足しがちで、普段の食事から摂れる量も限度があります。

活楽宝は、止痛に優れた5つの生薬にコンドロイチン、グルコサミンを組み合わせた新しいタイプの健康食品です。
色々試したけれどイマイチという方、ぜひ独歩顆粒と併せてお試しください!

②独歩顆粒とイーパオ(益宝)

蟻製剤であるイーパオには通絡除湿のはたらきがあります。

蟻は、経絡の気血の流れを改善する働きがあり、
神経痛や筋肉痛などの痛みにも効果的です。

さらにミネラル豊富なため骨の強化にも優れています。
独歩顆粒と併せることで痛みと腫れをとる働きが強くなります。

③独歩顆粒と冠元顆粒

血流の流れが良くない瘀血の状態は、
痛みが起こりやすいばかりでなく慢性化の原因にもなります。

瘀血を改善する冠元顆粒と独歩顆粒を併せることで、
痛みへの予防効果と止痛効果が期待できます。

2012/12/18

寒い季節の足腰の痛み(独歩顆粒パート1)

腰痛・関節痛・神経痛・リウマチ・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・五十肩・・・
寒くなるこれからの季節、特に悪化しやすい痛みやしびれの症状ですね。

中医学では、これら痛みやしびれの症状を“痺証(ひしょう)”といい、
からだの外と内 両方からの原因を考えます。2012.12.01

中医学での痛みの原因

外的要因(寒冷や湿気など風寒湿邪が体に侵入し経絡気血の流れを阻害することが原因)

①風邪の痛み:痛みの場所が動いて定まらない。関節の動きがスムーズでない。

②寒邪の痛み:痛みの場所が固定。激痛。寒くなると痛みが悪化し温めると痛みが緩和する。

③湿邪の痛み:痛みの場所が固定。重だるい痛み、腫脹、疼痛。湿度が高い曇った日や雨の日に悪化しやすい。

内的要因(体の内面の原因。慢性化した痛みの原因)

①多虚(体の虚損が多い状態)→気血両虚、肝腎不足

②多瘀(血の滞り、血行不良の状態)→瘀血(おけつ)

頑固な痛みやしびれの改善に独歩顆粒(どっぽかりゅう)

風寒湿邪、気血両虚、肝腎不足。これら痛みの原因全てに対応できるのが

独歩顆粒です。

祛風除湿(風湿邪を取り除く)、温散寒邪(温め寒邪を散らす)、
通行血脈(血の流れをスムーズにする)の働きの生薬や、
気血を充実させ、からだ本来の持つ正気を回復させる生薬、
筋骨を強化する生薬など、

16種類の生薬によりバランスよく構成されています。

主に鎮痛作用に優れた中成薬であるため、
痛みやしびれの症状のある方には効果が実感しやすいでしょう。

慢性化して長引く痛みや冷えると辛い痛み、
年配の方や抵抗力の低下した方の痛みに、まずは1か月お試しください。

筋の緊張を緩め、痛みを緩和する生薬も配合されていますので、急性の痛みの緩和にも有効です。

2012/12/04

からだの元気は脾胃から生まれる!

中国には、“十人九胃(10人中9人は胃の病気がある)”という諺があります。2012.11.01.

過食が一因とされる生活習慣病が懸念される日本でも、
十人九胃は大いにあり得ることです。

この諺の意味は、ほとんどの人が胃に何らかの症状がある、
つまり万病は胃から生まれるということ。

胃の状態が正常に機能していなければ、
いつどんな病気を引き起こしてもおかしくない状態であり、
逆にいつも胃が元気な人はいつまでも健康でいられるということです。

さて、あなたの胃は健康ですか?さっそくチェックしてみましょう。

検査で異常なし。でもこんな症状ありませんか?・・・
□に✔を入れてみましょう。

□みぞおちに痛みがある□みぞおちが焼ける感じ(灼熱感)

□食後に胃もたれをおこしやすい□すぐに胃がいっぱいになる

□胃酸が上がってくる感じがする

□胸焼けがする 2012.11.02.

□胃が重い

□食欲がとまらない

□お腹が張りやすい(腹部膨満感)

□食べてもすぐに空腹感を感じる

□食欲がとまらない

□食欲がない

□吐き気がする

上の症状は胃からの警告サイン!

“機能性ディスペプシア”といって検査では分からない胃の不快な症状に悩んでいる日本人は4人に1人ともいわれています。

中医学で考える胃の不調

このような不定愁訴(検査では問題ないが、自覚症状としてなんとなく不調な状態)を解消してくれるのが中成薬です。
季節や環境変化、慢性疲労、ストレスによる自律神経の乱れなどで、
からだのバランスが崩れた結果引き起こされることの多い不定愁訴には、
ひとりひとりの心身の状態や環境に合わせた治療が必要です。

病気の原因をピンポイントで狙い撃ちするのではなく、
からだの過不足を正しバランスを整えること、これが中医学の考え方。

検査では分からない胃の不調に対しても同じです。
では、実際に店頭でお渡しする中成薬を少しご紹介します。

脾胃トラブル時の中成薬

≪基本タイプ≫ 脾胃気虚(胃腸虚弱)日本人に多いタイプ。

中医学で食べたものの消化吸収を担うのは脾胃。
脾胃の働きが弱いと、胃もたれ、食欲不振、お腹の張り、吐き気などの症状が起こりやすくなります。

治療には、健脾益気の健胃顆粒がおすすめです。

・ストレスフルで常にイライラや憂鬱があるタイプには逍遥丸

・みぞおちの痛みや便秘・下痢を繰り返すタイプには開気丸

・軟便、下痢をしやすいタイプには健脾散顆粒

・過食によるみぞおちの灼熱感、食べても空腹感があるタイプには晶三仙

・胃酸逆流、胸焼け、ゲップが多いタイプには温胆湯

からだの元気は脾胃から生まれる!2012.11.03.

脾胃が元気ならば、消化吸収力も高まり、中成薬の吸収率も高くなって治療効果も向上します。

高タンパク、高脂質、甘味や辛い食べ物、冷食の摂取は、脾胃の機能を低下させる大きな要因です。

また、体によいからといって、過剰に摂取すると、かえって害となることもあります。

【元気な脾胃を保つ秘訣 中医学食養生】

① 毎日の食事の比率は『穀類4:野菜4:動物性食品2』
を目安に(穀類とは米・小麦・大豆・粟・稗など、野菜とはキャベツ・白菜・チンゲン菜・キュウリ・トマトなど、動物性食品とは肉・魚介類・卵・乳製品など)

②1回の食事量は『胃もたれしない・からだが重くならない・眠くならない』を目安に

③1日1回は野菜たっぷりの汁物で満腹感&腸のデトックスを

④食事・睡眠のリズムを整え、自然治癒力を高めることは病気の予防につながります!

食養生と中成薬を上手く使って胃腸を整え、病気になりにくいからだをつくりましょう。

詳しくは店頭でご相談下さい。

2012/11/06

美味しい薬膳レシピ!!

9月に入り、少し涼しくはなりましたが、まだ暑いですね~
(と、予想して7月下旬にこの原稿を書いています)

今回はこの夏の猛暑で失った体の潤いを取り戻し、
秋冬の乾燥に打ち克つため、身体を潤す作用のある生薬や食材を使ったスープをご紹介します。

残暑のため、未だひんやりしたものが嬉しいですよね?

スープをヴィシソワーズとコンソメのジュレの2層仕立てにし、
口当たりよく、スルッと食べられるように仕上げました。

残暑厳しい折是非お試しくださいと言いたいところですが、
コンソメのジュレの部分は今回かなりハードルの高い(笑)生薬を使っているのでご家庭での完全再現はちょっと難しいかもしれませんね。

コンソメスープに仕立てる前の生薬の写真を載せていると思いますが、
甲羅が鼈甲(スッポンの甲羅)、
カット状のものが亀板(亀のお腹の甲羅)、 2012.09.07
黄色みがかっているものが魚熛(魚の浮き袋)となります。

実は、今年の5月に直営店全体で
北京研修に行ったのですが、
その際S村先生が様々な生薬を
大人買いされていて、
それを一部分けていただきました♪

ご家庭では代わりに市販の
スッポンスープを使われると良いと思いますよ。
スッポンにはコラーゲンが含まれているので、
冷やすとゆるめのジュレ状になりますが、
上にヴィシソワーズを載せるには柔らかすぎるので、
少しゼラチンを入れて固めてあります。

ですが、やはりジュレは舌に入れるとスーッと溶けるくらいが美味しいので、
ギリギリ固まる位に控えめに使ってくださいね。2012.09.08

そして上のヴィシソワーズですが、
冷やすと濃度が高くなるので、
豆乳でのばすとき、
幾分ゆるめにしておいた方が美味しいと思います。

今回のヴィシソワーズの材料である山芋は、
イスクラHPの『漢方百科』で詳しく紹介しておりますので、是非こちらもご覧下さいね。

《材料(4人分)》
亀板、鼈甲、魚熛各適量、ローリエ 一枚、香味野菜(セロリの葉、パセリの茎、色つけに玉葱の皮)適量、
山芋(薄切り) 180g、玉葱(薄切り) 小2分の1、バター10g、豆乳適量、卵白4個分、塩、白こしょう、
松の実、野菜ブイヨン粉末、ゼラチン各少々

作り方:

① コンソメのジュレ

1.亀板・鼈甲・魚熛をきれいに洗っておく。

2.圧力鍋に1の材料、ローリエ、香味野菜、水適量を入れ、強火に掛ける。

3.鍋の蓋をしっかり閉めて、圧力をかけて1時間半くらい加熱する。

4.卵白を加え、沸騰したら白く固まったアクを取り除く

5.野菜ブイヨンを加え、塩で味を調え、あら熱が取れたらグラスに注いで冷蔵庫で冷やし固める。2012.09.09

② 山芋のヴィシソワーズ

1.鍋にバターを弱火で溶かし、玉葱を半透明になるまで蓋をして蒸らし炒める

2.山芋を加えて更に炒め、
ひたひたにかぶるくらいの水、
野菜ブイヨンを加えて材料が柔らかくなるまで煮る

3.あら熱の取れた材料をミキサーに入れ、なめらかに撹拌する

4.鍋に材料を戻し、豆乳を丁度良い濃度になるまで加えて軽く加熱し、塩、こしょうで味を調える

あら熱がとれたら冷蔵庫にいれて冷やす

③ 仕上げ

ジュレの入ったグラスに冷やしたヴィシソワーズを静かに注ぎ、から煎りした松の実をトッピングする

 

主な食材・中薬の効能

魚熛:甘・平/腎/滋補肝腎・益精養血・補腎益精・強壮筋脈・散瘀消腫

鼈甲:鹹・寒/肝・脾・腎/滋陰潜陽・軟堅散結・破瘀通経

亀板:鹹・甘・寒/腎・心・肝/滋陰潜陽・清虚熱・益腎強骨・固経止崩・養血補心

山芋:甘・平/肺・脾・腎/健脾・補気・滋陰・潤肺・和胃・調中・益精・固腎

玉葱:甘・辛・温/肺・胃/和胃・降逆・化痰・理気・活血

豆乳:甘・平/肺・脾・大腸/補虚損・化痰・通淋・鎮咳・通乳・生津

松の実:甘・微温/肝・肺・大腸/潤肺・通便・止咳・平喘・補血・袪風・澤膚・栄髪

2012/09/25

秋のトラブル対策!

厳しい残暑も少しずつ和らぎ、陽の差し方や夕暮れ時の風が秋らしくなってきました。

みなさん、夏の疲れやダメージは残っていませんか。

これから迎える秋は、夏とは一変、心と体の休息と調整の時期。
暑さで消耗した体力を補い、胃腸を回復させ、良い睡眠で心を安定させます。

ただ、秋といえば“乾燥”が気になる季節でもあります。
私達の体は枯れ葉のようになっては大変です。

スキンケアや保湿でお肌を潤すことはもちろん、
お体の内側もしっかりと乾燥対策をすることで爽やかな秋を過ごすことができます。

潤いを好み、乾燥を嫌う“肺”

中医学の五臓の中で、秋の乾燥の影響を受けやすい臓は『肺』。
呼吸機能、鼻、皮膚の状態、心の循環機能のサポート、体の防衛力などと関係の深い臓でもあります。
そのため、乾燥のダメージを受けやすい秋には、肺に伴う様々なトラブルが起こりやすくなります。

秋の乾燥トラブル(肺系のトラブルが多い)2012.9.04

呼吸器トラブル
空咳、咽乾咽痛、息切れ、鼻の乾燥、鼻血、風邪をひきやすい

消化器トラブル
ドライマウス(口の渇き)、口のネバつき、口内炎、口臭、舌痛、便秘、胃の不調

皮膚トラブル
ドライスキン(乾燥肌)、老人性皮膚炎、皮膚の痒み、シワ、手指の荒れ

メンタルトラブル 2012.9.01
不眠、夢が多い、更年期不定愁訴、不安感、憂鬱感

その他トラブル
ドライアイ(目の渇き)、疲れ目、髪のぱさつき、寝汗

肺を元気にする“潤い”漢方

◯麦味参顆粒(肺のエネルギー補給・免疫アップに)

◯潤肺糖漿(肺の潤い不足に)

◯八仙丸(肺・肝・腎の潤い不足に)潤い漢方.6種類

◯紅沙棘ホンサージ(消炎、保湿、肌の再生に)

◯百潤露(胃の潤い不足に)

◯西洋人参茶(止渇・清熱・潤い補給に)

◯瑞花露スキンケアシリーズ、セ・サージ(お肌に潤いと整肌力を)

肺が元気になる秘訣は“十分な潤い”と“十分な気(エネルギー)”が備わっていること。

肺が元気に働けば、免疫力も上がり冬に向けての風邪の予防もできます。

お体の外と内、どちらも乾燥が気になるこれからの季節、上記の以外にも乾燥対策の漢方はございます。

体質にあった漢方をお探しでしたら、ぜひお店でご相談ください。

2012/09/25

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売