『美STORY 6月号』
「賢い妻の「男の更年期」対策」のページで「イスクラ薬局 日本橋店」が紹介されました!
特集ページには店長・今井太郎の男性の更年期対策で奥様がご主人に出来るサポートが掲載されてます。
私どもスタッフは生活習慣の改善とあわせてお力になれるような漢方薬を取り扱っております。
詳しくは店頭にてお伺いいたします。
イスクラ薬局(東京)
『美STORY 6月号』
「賢い妻の「男の更年期」対策」のページで「イスクラ薬局 日本橋店」が紹介されました!
特集ページには店長・今井太郎の男性の更年期対策で奥様がご主人に出来るサポートが掲載されてます。
私どもスタッフは生活習慣の改善とあわせてお力になれるような漢方薬を取り扱っております。
詳しくは店頭にてお伺いいたします。
2012/07/14
今回の目的は、安国(あんこく)という、魚で言うならば「築地」のような北京、
天津などの生薬供給を担う市場をイスクラ薬局グループで勉強するということでした。
「安国を通らない生薬は薬でない!」ということわざもあるようです。
必死の早起きと、賈(か)先生というイスクラ産業の古くからの友人がアテンドして下さったこともあり、北京から車で約300キロのデコボコ道をなんとか3時間ほどで到着。
実は私、6年ほど前に安国をなんとか見学したいと、知人と行った時には
「安国の市場どこ?」
と住民に聞き回り、迷いに迷って倍の時間をかけてたどり着いた苦い思い出がありました。
“縁”というものの大切さが身に染みました…。
漢方大好きメンバーだけあって、
生薬市場ではデパートのバーゲンセールのように、
全員が目をキラキラさせて収集がつかなくなっていたのが非常に印象的でした。
気になったのは、5年ほど前までは安く買えた生薬が、
日本と変わらない価格になっていたのに驚くと共に、中国経済の発展、
生薬の希少性などを強く感じました。
また、「薬都集団」という製薬企業の工場を見学する機会がありました。
超巨大(3階だてぐらい!?なんでも大きい。)なドイツ製の抽出釜で、製薬技術の近代化がうかがえました。
何よりも一番驚いたのが、「脱毒丹参」などとかかれた蛍光灯に照らされたビーカー群でした。
重金属フリーの生薬を苗の段階から育てたいという、品質にこだわりをもつ中国企業がでてきたことに非常に驚き、これからの漢方薬の方向性に期待が持てました。
短期間の強行日程でしたが、脈々4000年と受け継がれる中医学の知恵、近代化の中国&文化などを見られて、非常に刺激になりました。
「中医学はこんなにすごいよ~!!」と叫びたくなるこの感動を、これからも皆様にお伝えできればと日々勉強に勤しみたいと思います。研修の詳細はイスクラ薬局日本橋店スタッフまでお気軽にどうぞ。
イスクラ薬局日本橋店 今井太郎
<補足>
弾丸ツアーにも拘わらず12名全員が体調を崩さず帰ってこられたのは、飛行機の中でも、食事中でもせっせと漢方薬を飲んでいたおかげだと思います。
2012/07/03
そろそろボディラインが気になる季節です。
理想の体型を維持するための様々なダイエット法が紹介されていますね。
実際にダイエットに成功する人もいれば、
残念ながら思うような結果がでない人もいます。
また、無理なダイエットを続けていると、女性ホルモンの分泌にも影響して、
生理周期の乱れやお肌トラブル、更年期のような症状が現れることも。
女性ホルモンは女性にとっていつまでも若々しく美しさを保つための大切なホルモン。
痩せて体重は落ちても、何だかげっそりしてしまったり、老けた印象になってしまってはきれいにダイエットできたとは言えません。
体質改善がダイエットの近道!?
中医ダイエットをご存知でしょうか。
これは中医学理論に基づいた、体に優しく健康的なダイエット法。
漢方薬や薬膳などで、体のゆがみを改善しながら理想の体型に近づくこと、
その体型を維持することを目標とします。
穏やかなダイエット法ではありますが、
太りにくい体質になればリバウンドの心配もありません。
単に痩せるのではなく、健康的に美しく痩せる、引きしめることが中医ダイエットの魅力です。
あなたは水太りタイプ?脂肪太りタイプ?
水太り(皮下脂肪型)
【痰湿たんしつ タイプ】
水分・脂肪の代謝異常。
水分や脂肪、老廃物が停滞し痰湿となると、血の流れも悪くなります。
冷たい飲み物やフルーツのとりすぎは痰湿を溜める原因になります。
疲れやすい、浮腫みやすい、にきびなどの肌トラブルがでやすい方に多いタイプ。
お尻から太股にかけての下半身に脂肪がつきやすい
“ ぽっちゃり体型”
脂肪太り(内臓脂肪型)
【血瘀けつお タイプ】
血行不良で新陣代謝が低下し、さらに食べ過ぎ、
お酒の飲み過ぎが加わって血中の脂肪が高まることが太りやすい原因。
瘀血には脂肪も含まれます。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、狭心症など合併しやすくメタボ(※)傾向に。
上半身からお腹まわりに脂肪がつきやすい“ ぽっこり体型”。
※メタボ;メタボリックシンドロームの略。
内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、脂質異常のいずれか2つ以上を併せ持った状態。
そんなあなたには・・
●晶三仙(しょうさんせん)・・食べ過ぎ、飲み過ぎの後に。山査子(サンザシ)が脂肪分解を助け消化を促します。
●三爽茶(さんそうちゃ)・・空腹時のご服用で脂肪の燃焼を助けます。毎日のダイエットサポートティーに!
●紅沙棘(ほんさーじ)・・不飽和脂肪酸を多く含み、コレステロール、中性脂肪の高めの方におすすめです。
●冠元顆粒(かんげんかりゅう)・・瘀血による血管の老化予防、血行の流れを整え代謝を高めます。
●温胆湯(うんたんとう)・・お体に溜まった痰湿(水分や老廃物)を取り除きます。
●健胃顆粒(けんいかりゅう)・・胃腸弱めの方に。胃腸を強め消化能力を高めます。
【オススメ食材】
痰湿タイプ・・食物繊維豊富なもの(海藻・きのこ・根菜・玄米・バナナなど)
血瘀タイプ・・血流を良くし新陣代謝を高めるもの(青背の魚・辛み野菜・黒キクラゲ・桃など)
上記はほんの一例です。
ストレス(気滞)、胃腸虚弱(脾気虚)、加齢(腎虚)などが肥満や体重増加の一因となっていることもございますので、
あなたにあった漢方薬をお探しでしたらお気軽にご相談ください。
2012/06/13
肥満症の薬膳(空豆のフムスとはと麦のチャパティ)
すっかり薄着の季節となり、
ボディラインが気になる方も多いのではないでしょうか?
ダイエットは適度な運動、
規則正しい食生活が大事であるなど
皆さんご存じのことでしょうが、
中医薬膳ではダイエットのための
食養生も体質、
体調によって区別があります。
主なタイプとして以下の4つに分類されます。
1.痰湿内阻(過食により痰湿という病理産物が体内に停滞しているタイプ)
症状:痰が多い、胸腹部の張満感、悪心、食欲亢進、体が重怠い、舌の苔が厚くジトジトしている
2.脾胃虚弱(消化器系統が弱く、体内に余分な水分が溜まるタイプ)
症状:疲労感、食欲不振、息切れ、汗が出やすい、風邪を引きやすい、いつも眠たい、体が重い、便が緩い、舌に歯痕
3.血瘀(血流の滞りによる脂肪太り)
症状:顔色がどす黒い、月経不調・無月経・あるいは不妊、舌の色が暗い
4.肝気鬱結(ストレス太り)
症状:イライラ、胸脇の張り、痛み、不眠、過食気味、月経不順、便秘、舌の周りが赤い
5.肝胆湿熱(脂肪肝を伴う肥満症など)
症状:口が苦い・粘る、赤ら顔・目の充血、軟便、舌が赤い、苔が黄色い
6.腎虚(遺伝的な肥満、高齢者の肥満など)
症状:腰痛、手足の冷え、夜間の頻尿、浮腫、舌が白っぽい・苔が白い
今回は、その内日本人によく見られる2の脾胃虚弱に対する食養生をご紹介します。
日本人は元々脾(消化器系統)が丈夫でない方が多く、
その上日本食は生ものや冷たいままで食べるものが多いため、余計に脾に負担を掛けることが多いのです。
脾が弱っていると、食べたものを気(エネルギー)や血に充分に転化できず、
そのまま体内に水湿という病理産物として蓄積していき、肥満の要因の一つとなっていきます。
そういった脾胃虚弱タイプの方の食養生としては、
脾の機能を回復し、余分な水湿を取り除く食事を心がけるということになります。
そのような効用を持つ食材としては大麦、ハトムギ、インゲン豆、枝豆、空豆、とうもろこしなどがありますが、
今回はその中の空豆を使ったフムスという中近東の料理とハトムギを使ったインド料理のチャパティをご紹介します。
フムスには炒りハトムギをトッピングしましたが、これには香ばしい食感をプラスする狙いと薬膳的なある意味合いがあります。
又、フムスの空豆の調理法も少し変わっていますが、実はこれにも薬膳的な目的があります。
詳しく知りたい方はイスクラHPの《漢方百科》でご紹介していますのでご覧になって下さいね。(http://ikanpo.jp/index.php)
このフムスとチャパティの組み合わせ、これからの季節ますます美味しくなるビールにピッタリ!と言いたいところですが、
ビールは脾胃を冷やしてその働きを低下させますので、ほどほどにしてくださいね~
《材料》
① 空豆のフムス
空豆 400g
昆布水(水に昆布を適宜浸して一晩おいたもの)
塩 少々
レモン汁・レモンの皮 少々
にんにくのすり下ろし 少々
亜麻仁オイル 大さじ2~
炒りハトムギ 少々
パセリ 少々
② ハトムギのチャパティ
はとむぎ粉末 100g
小麦粉 100g
塩 3g
空豆のゆで汁 約100cc
《作り方》
1.空豆のフムス
① 空豆はさやごときれいに洗い、フライパンに均等に並べ、昆布水100ccを加えて蓋をして蒸し茹でにする。
ゆで汁はチャパティをつくる際に使うのでとっておく。
② 空豆をさやから取り出し、皮をむいて、熱いうちに好みの加減につぶし、
塩、レモン汁、ニンニクのすり下ろしで調味し、亜麻仁オイルで好みの堅さのペースト状に調整する。
③ 平たいお皿に平らに盛りつけ、スプーンの背でくぼみをつけていく
④ くぼみのところに亜麻仁オイルを垂らし、炒りハトムギ、パセリ、レモンの皮のすり下ろしなどをトッピングする。
2.ハトムギのチャパティ
① ボールにハトムギ粉末、小麦粉、塩を入れ、空豆のゆで汁を少しずつ入れて練っていく。
水加減は粉の湿度によって調整する。5分間ほどなめらかになるまで練っていく
② 生地を丸くまとめ、ラップに包んで常温で15分ほど休ませる
③ 生地を4等分して手で平たく伸ばす。
④ 熱したフライパンに薄くのばした生地を入れて、中火で焼き色を付け、火を通していく。焼き上がったらフムスに添える
《主な食材の効用》
空豆:甘・平/脾胃/補中・補気・健脾・利湿
はとむぎ:甘淡・涼/脾肺腎/利水・滲湿・健脾・止瀉・清熱
小麦粉:甘・涼/心脾腎/養心・安神・清熱・止渇・補腎
パセリ:辛・温/肝脾肺/活血・化瘀・消食・降気・補血
レモン:(甘)酸・平/肺胃/生津・止渇・清熱・解暑・安胎・化痰・理気(皮)
国際中医薬膳師 佐藤 薫
2012/05/15
女性のからだは月経周期の女性ホルモンの分泌で変化しています。
毎朝つける基礎体温は女性の体調や月経の状態などを知る大切な情報源。
毎月きちんと生理がこない、
排卵はしっかりしているのか、
生理前の不快な症状で悩んでいる、
なかなか望んでいるのに子宝に恵まれない・・
女性のお悩みは実に様々。
多種多様な悩みを解決する一手段として基礎体温をつけてみてはいかがでしょうか。
・月経期. 子宮のお掃除期間
月経は不要になった子宮内膜を体外へ排泄すること。
月経血が完全に排泄されず体内に残ると瘀血の原因になります。
・卵胞期. 卵胞がすくすく育つ期間
卵胞の成熟に伴って卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌↑↑
受精卵のベットとなる子宮内膜が増殖します。
・排卵期.からだの転換期卵胞が20mm くらいに成熟すると
卵胞膜を破って卵子が飛び出します。
基礎体温も一気に上昇。
粘りのあるおりものも増えてきます。
タイミングは排卵前後とるのが理想的。
・黄体期.受精卵の着床準備期間
排卵後の卵胞は抜け殻になり黄体に変化。
おもに黄体ホルモン(プロゲステロン) の働きで子宮内膜が
厚くなり受精卵の着床・
発育に適した状態にします。
イライラ、胸張り、お腹の張りなど
月経前の不快な症状が現れることもあります。
基礎体温を毎朝測ることで、生理周期のお体の状態が分かってくるため、お体の不調に対して事前に対策を考えることができますね。
2012/04/13