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今からしっかり肌養生

暑い暑いと毎日書いておりましたが、「今日はちょっとましだな」っと思って温度計をみるとまだまだ30度越え。慣れって怖いもんです。
こんにちは、櫻井です。
こんなに暑いと心配になるのは、これからの季節、秋から冬にかけての乾燥や肌トラブルです。なので、今回は美肌づくりのお話をしたいと思います。
 


 
洗顔、化粧水、乳液、クリームなど星の数ほどあるなか、皆様それぞれお好みのものを使ってらっしゃるとおもいます。1本数百円のものもあれば、数千円から1万円オーバーのものも珍しくありません。勿論、それらはきれいなお肌を守るために大切なものですが、きれいなお肌を作り出すのは、体の中からケアして上げることがが大切です。
お肌はウィルスや菌などの外敵の侵入を防ぐための強固なバリアですので、せっかくの高級基礎化粧品も、そう簡単にはお肌の奥まで浸透してくれません。「お肌ぷるぷる」で、よく言われるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸というのは、外からではそう簡単に到達できない、深いところにあります。お肌の細胞は、肌の奥で生まれて、上へ上へと押し上げられ、やがてはがれ落ちることで、常に新しいバリアを保っています。肌を外からケアするのは、バリアを強くして、肌を傷つけないために重要ですが、美しい肌をつくるためには、体の中をきれいに保つことが重要です。
 


 
中医学には、「皮膚は内臓の鏡」という言葉があり、内臓の状態、特に胃腸の状態がお肌に現れるとされています。辛い物や甘いもの、脂質の多いものや冷たいものなどを多く食べていると、胃腸が弱り、排泄しきれない不要なものが体内にたまり、血を汚します。そうすると肌も同じく汚れてきたり、吹き出物やニキビなどとして、不要物が噴出してきます。となるときれいな肌作りに大切なのは、いかに胃腸負担をかけずに、不要物を溜めこまないようにするかです。
 
お肌のトラブルでご相談にいらした方の一日の食事を例に上げますと、
朝 コーヒー 、パン、ヨーグルト、フルーツなど
昼 ご飯 納豆 サラダ 、外食(揚げ物、ラーメン、パスタなど)
夜 野菜がたくさん入った味噌汁 ビビンバ (昨日)、外食
毎日水をたくさん飲む
という感じです。
美肌づくりの観点からみるとこのメニューは、ちょっとお肌に優しいとは言えません。
 


 
美肌づくりで大切なことは、
· 老廃物を排泄する事
· 熱をこもらせない事
· 水分を食べ物から補う事
の3点。
そのためには和食と、水分たっぷりの葉野菜を中心とした食事を心がける事です。具体的には 穀類(根菜類を含む)4~5割、 野菜4割、 動物性のもの(肉類、牛乳などを含む)1~2割の割合で、腹八分目まで食べるようにすること、っといつも言ってることと同じです。皮膚のトラブルを避けるためには、辛いものや、乾燥したもの、脂っこいものには注意が必要です。
なので、朝のコーヒー、パン、ヨーグルトは全面的に改善する必要があります。この日のお昼は悪くないですが、外食時は気をつけなくてはいけません。夜の野菜がたくさん入った味噌汁は最適ですが、ビビンバの香辛料が気になるのと、やはり一日を通してもう少し葉野菜の量を増やしていただきたいですね。
後、水を沢山飲む事は美容に良いと思われてる方、まだまだ多いようですが、胃腸や身体を冷やす水は摂りすぎると潤すどころか、お肌が荒れる原因になる事があります。水で消化酵素が薄められ、不要物が溜まりやすくなります。水を飲むのは、汗をたくさんかいている場合を除いては、喉が渇いた時にしてくださいね。
 


 
この事を参考に一日の食事の流れを見てみると、、、
朝は、デトックスと栄養の吸収が行われる大事な時間です。朝食に旬の野菜、果物を加えることで、前日および睡眠中に失った水分やミネラル、酵素などが補給できます。例えば、葉野菜のお浸しや野菜たっぷりの味噌汁なんて沢山食べられるし、前日に作り置き出来るのでお勧めです。
 
お昼は、ある程度好きなものを食べてもよいです。でも、熱がこもりやすくなる脂っ濃いものや、スパイスなどの刺激物、胃腸を冷やす冷たいものは、できるだけ量を少なめにすることがポイントです。そして野菜はつねに多く摂るように心掛けてください。葉物野菜のお浸しを持参するなども良いですね。
 
夜は、まず、食べ過ぎない事が大事です。食べ過ぎると消化不良を起こし、寝ている間も消化に体力を奪われてしまうので、朝起きても疲れが取れなかったり、消化不良を起こしたりして、さらに美肌が遠のきます。腹八分目を忘れずに。おススメなのは先に汁ものをとること、そうすると胃腸が温められ、消化の準備が整い、胃もたれもしにくくなりますし、満腹感も得られやすくなりますよ。
 


 
まとめると、
1. 穀類など和食を中心に「腹八分目」
2.  肉・魚は十分に加熱調理し、よく噛んで食べましょう
3. 葉野菜を中心に旬の野菜や海草類を、火を通してたっぷり摂りましょう
4. 下記のものは摂りすぎに注意しましょう
甘いもの: チョコレート、ケーキなど
油ものや肉類: とんかつ、天ぷらなど
加工食品: ポテトチップス、ファーストフード、インスタントフード、スナック菓子など
生もの: サラダ、刺身など
冷たいもの: アイスクリーム、ジュース、ビール、かき氷など
その他: (体質に合わせて) 牛乳、大豆、卵、魚介類、コーヒー、アルコール、そばなど
 

中医学からみた皮膚病の日常生活でのポイント~より


 
 
実は、刺身やサラダなんかも、胃腸を冷やしてしまうため、お肌にはあまり良くないんです。すきっ腹に冷えたビールは、おいしいですが、胃腸とお肌には優しくありませんので、なるべく温かいものを口にしてから飲むように心がけてください。後、何度も言いますが冷たい水の飲みすぎには注意してください。飲むならお肌によいハト麦茶を常温で飲むのがお勧めです。
 


 
こうも「あれダメこれダメ」って書いてしまうと、「じゃあ何食べればいいんだ!?」ってよく言われるんですが、まずは昨日の食べたものをメモしてみて、お肌に優しいものを食べているか見直してみることから始めてください。そして、もし改善点があれば、上記を参考にして、ひとつでも出来ることから試してみてください。何もかも全部我慢してたら、きっとそのストレスから、肌荒れや胃腸不良を起こしてしまいそうなので、朝ヨーグルトをやめてみたり、パンをご飯に変えたり、おひたしを追加したり、味噌汁の野菜を増やしてみたり、野菜をしっかり食べる日を一日作ってみたり、七味や唐辛子をかけるのをやめてみたり、お酒を抜く日をつくってみたりと、自分なりに出来そうなことからやってみてくださいね。

2013/08/17

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