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お月見と月とお米のおはなし

こんにちは。櫻井です。
今日9月19日は仲秋の名月。しかも今日は満月です。しかもしかも今日は「社日」と、3つも重なった珍しい日だそうです。
仲秋の名月といっても、実は毎回満月じゃないそうで、重なるのはとても珍しいことなんだそうです。次に仲秋の名月と満月が重なるのは、なんと8年後の2021年だそうです。そのころには東京オリンピックももう終わっています。これは見逃してはいけませんね。


 
社日は、土用や彼岸などと同じ「雑節」のひとつで、春と秋に2回あり、春のものは春社(しゅんしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ・あきしゃ)と呼ぶそうです。社とは土地の守り神を意味し、社日は「産土神(うぶすながみ)」を祀る日です。産土神とは、生まれた土地の守っている神様、守護神のこと。その土地で生まれたものを生まれる前から死んだあとまで守護してくれて、引っ越しても守り続けてくれる神様だそうです。
嫉妬したり、すぐ怒ったり、罰を与えてくる神様がおおいなか、何と寛大で器のでかい神様なんでしょう。これはしっかりお祭りしないわけにはいきませんね。
 
お月見と言えば、月見団子と秋の七草(はぎ、おばな(すすき)、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、ききょう)ですね。そしてサトイモや季節の果物なども一緒に祀ります。秋の恵みに感謝し、土地の神様に感謝する日です。
月見団子は「だんご粉」でできています。だんご粉はうるち米の粉ともち米の粉をブレンドしたもの。うるち米とはコシヒカリやあきたこまちなど普段私たちがお米と認識している米のことです。もち米もたくさん種類がありますが、基本的にはもち米もうるち米も同じコメです。違いはでんぷんの種類とその量で、もち米には粘るでんぷんがうるち米より多く含まれています。


 
米(うるち米)ともち米、中医学では二つを分けています。
平性で、寒熱の差がありません。米には、消化機能を回復させると同時に、イライラを抑える働きがあるとされています。玄米は栄養素も豊富ですが、硬いので、胃腸が弱いと便秘になったり、胃が痛くなってしまうこともあります。アレルギーを起こす方もたまにですが、います。そんな場合は白米を食べましょう。
もち米は昔から元気のでる食材として体力回復や母乳の出を良くするのに良いとされてきました。もち米は温性で、身体を暖めます。古代の薬物書物『本草綱目(ほんぞうこうもく)』にも、餅は「益気暖中(えっきだんちゅう)」とあり、胃腸を温めて元気をつけるとされています。力うどんや力そばなどには餅は欠かせませんよね。しかし、中医学の考えでは、餅など甘みがあって、ネバネバしたものは、胃腸の負担になりやすいものとされていて、胃腸が弱かったり、痰や湿が溜まっているような場合は餅を控えるようにと指示します
 


 
都内で一番満月に近くなるのは20時頃の予定です。このブログを読んだら月を見上げてみてくださいね。
もしうっかり見逃してしまった方は、がっかりしないでください。実はお月見のチャンスは二度あります。9月の仲秋の名月をみたら翌月の十三夜もお月見をするのが本来の習わしです。十三夜の月は十五夜の次に美しいとされています。今年、2013年の十三夜は10月17日。栗の収穫期と重なり、「栗名月」とも呼ばれているそうですよ。十三夜は栗をお供えして月見をしましょう。
 
 

2013/09/19

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