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空咳、乾燥トラブル増えています

こんにちは、櫻井です。
昨日は仲秋の名月でしたね。とってもきれいな月でした。満月は快晴よりも、朧月が風流とは言いますが、雲のない満月も良いものです。皆様はお月見、楽しまれましたでしょうか。うっかり見逃した方は、来月の17日、十三夜の月をお楽しみください。仲秋の名月の次の十三夜の月は、仲秋の名月の次に美しいといわれているそうです。


IMG_0556 / imnakashima


すっかり朝晩は肌寒くなり、秋の気配も色濃くなってきています。店頭では、喉のイガイガや痛み、咳などのご相談が増えております。冬によく売れる板藍のど飴もこの時期すでに人気商品になっています。
今年のような猛暑では、大量の発汗や、夏バテによる食欲不振などから、潤いのもとになる血や水分の生成が追い付かず体内が乾燥状態になって、粘膜も乾燥しがちになり、炎症を起こしやすくなっていると思われます。そこへ食欲不振や睡眠不足からの免疫力低下が重なると、カゼをひいてしまいます。胃腸状態も悪く、回復も遅れ、下痢や軟便なども併発し、さらに体力がおち、なかなか治りきらない状態を作り出しているかもしれません。
さらに、秋は乾燥の影響を受けやすい季節です。中医学でも秋は乾燥の季節として注意を呼びかけています。疲労感や倦怠感、息切れ、食欲不振、尿量の減少、便秘などがみられる方、もしかすると乾燥の影響がエネルギー低下にまで引き起こしているかもしれません。


潤いを補うためには、ただ水を飲めばよいというわけでは無いばかりか、逆に体調を悪くしてしまうことも考えられます。のどの渇きに任せて水分(とくに冷たい)を摂取していると、湿気を嫌う胃腸は機能を低下させてしまい、潤いを生む力が低下してしまいます。そうなると、食欲はない、喉はかわく、水分をとるという悪循環から抜け出せなくなります。夏場のくせもそのままに冷蔵庫で冷えた麦茶を飲み続けていたり、アイスクリームを食べている方、要注意です。
そんな場合は、潤いのある食材、潤いを生む食材をとる事。体内の乾きは水分ではなく、食材からとるようにしましょう。
ポイントは

①酸味と甘味の食材を一緒に摂る。 


②平性、涼性を基本に時に寒性を取り入れる。


③身体を潤わせる食材を積極的にとる。


④冷たい飲み物や食べ物は避ける


⑤辛すぎるものを避ける


⑥熱すぎるものを避ける


⑦大量の飲酒とたばこをさける


の7つです。
中医学では、「酸甘化陰」といって、酸味と甘味をあわせると潤い(陰分)が湧いてくると言われています。潤い不足を補うには、甘味と酸味をの食材を一緒に摂ることをお勧めします。また、冷たい飲みもや食べ物は胃腸の働きを低下させます。極端に辛いもの、熱いもの、大量の/毎日の飲酒や喫煙は潤いを損なうので、注意が必要です。
 



症状別おすすめ食材


空咳や目の乾燥、口や喉の渇き、便がコロコロと固い人には、
トマト、梨、レモン、メロンなど酸味と甘味を併せ持った食材なので、料理の際に鹹味と酸味を合わせるよう工夫しても良いでしょう。
 
のぼせ、ほてり、微熱、寝汗、耳鳴りなども潤い不足と関連があります。
寝汗を良いものと考えていらっしゃる方もいますが、寝汗は、潤い不足による体内の熱が原因です。「水」の不足による熱を冷ますために、平性、涼性、ときに寒性の食材をお勧めします。
すっぽん、ぶたにく、カモ肉、なまこ、かき、あわび、豆腐などは身体に潤いを与え、余分な熱を冷ます力があるとされています。
 
その他、潤い不足に常用すると良いのは、
松の実、白ごま、黒ゴマ、白きくらげなどはおひたしやサラダにプラスするなどしてできるだけ毎日とりましょう。白菜、レンコン、キュウリなどもおすすめです。
 
秋の養生の基本は、しっかり潤いを補いつつ、エネルギーも同時に補うこと。そして、食事と睡眠を十分にとることが大切です。特に睡眠不足や夜型生活は潤いをどんどん消耗します。できるだけ夜12時前までに寝るようにしましょう。秋は過ごしやすく、これからくる厳しい冬に備える季節です。過ごしやすさを利用して、しっかり睡眠をとり、滋養のある食べ物(といっても消化に良い和食)をしっかり食べましょう。食材はできるだけ旬のものを意識して摂るようにしましょう。
 

2013/09/20

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