ということで今日は、何の話をしようかといろいろ考えて過去ブログなども見ていたところ、以外にも「栗」のお話が抜けていました。秋の名物、栗が抜けてるなんて自分でもびっくりです。しかも今日の誕生果は運よく(?)「栗」じゃありませんか。これは栗ブログを書かずにはいられないですね。今日の誕生果、まぁ栗が「果」って言われるのは何となく違和感ありますが、それはおいといて、今日の誕生果は栗は栗でも「とげなし栗」だそうです。棘がないだけにその実言葉(?)は「社交性」。おもわず納得です。
ところでいったい「とげなし栗」なんてそんなものがあるのだろうかとGoogle先生に聞いてみたわけです。すると、まぁびっくりするぐらい棘がない栗があるじゃありませんか。画像は残念ながら許可が必要なものしか見当たらなかったので、こちらの画像リンクをクリックしてください。びっくりしますよ。
みましたか?びっくりですね~~ こんな栗があるなんて世の中まだまだ知らないことがいっぱいです。
こっちは普通のとげとげ和栗です。
thorns are safe for flick motion / coniferconifer
中医学的に見ると「栗」は、
胃腸を元気にして気を増やす力があるとされています。さらに血の巡りを良くして身体を温めてくれる温性の食べ物です。栗や松の実、クルミなどのような堅い実は腎によい食べ物としても知られています。老化による腰痛や筋肉の弱りにも良いとされています。
栗はとてもバランスよく栄養素を含んでいますが、その中でもカリウムとビタミンB1を豊富に含んでいます。ビタミンB1は、主に炭水化物の代謝を助けエネルギーをを作り出す、「疲労回復ビタミン」です。豊富に含まれたカリウムは、ナトリウムの排泄を促進し、高血圧や動脈効果によい効果が期待できます。そのほか、妊婦の味方「葉酸」も含まれ造血作用もあります。その他、便秘によい食物繊維やお肌によいビタミンC、細胞の成長を促進し、老化予防によいビタミンB2、アミノ酸合成や代謝を助けるビタミンB6と、栗は栄養価の高い食べ物です。栗に含まれるビタミンCはでんぷん質にくるまれているため、加熱に強く、熱による損傷が少ないので、摂取しやすいです。その他、渋皮にはタンニンという強力な抗酸化作用を持つ成分が含まれているので、老化防止やがん予防などにもおすすめです。
栗を食べるにはやっぱりこの抗酸化物質がいっぱいの渋皮も一緒に食べたいですね。ちょっと手間がかかりますが、栗の渋皮煮なんてデザートに最高だと思います。リンク先にレシピがありますクリックしてください。
栗は大きく分けて4種類あり、天津甘栗でも有名な小ぶりで甘みな「中国栗」、マロングラッセなんかに使われる「ヨーロッパ栗」、日本の「和栗」、そしてめったに見ることはないですが、「アメリカ栗」というものあるそうです。日本のものは原生の芝栗を食用に改良したものが一般的な「栗」だそうです。日本人の栗との関わり合いは古く、縄文時代から食用にされていた形跡が見つかっているどころか、当時の主食だったようです。栗は渋皮を剥く作業がめんどくさいので、昔に比べて「栗離れ」すすでしまっているそうですが、最近では天津甘栗のように渋皮が取れやすい和栗(「ぽろたん」というそうです)も開発されたようなので、一度試してみてくださいね。
sweet roasted chestnuts/Tenshin-amaguri/甘栗 / amo_designare