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食べるスーパー美容サプリ【小松菜・こまつな】

おはようございます。櫻井です。今日は雨または雪の予報だった関東地方ですが、雪の気配は今のところございません。雪も降らない、ただただ寒いだけの日は、なんかもうやり場のない気持ちでいっぱいです。せめて雪でも降ってくれ。
でも寒いだけの冬にも良いことはあります。こと野菜に関していえば、軟らかく甘くなっておいしくなる時期でもあります。オーガニック農園をやっている友達が「冬場は野菜自体が凍らないように自分で糖度を上げるから甘いんだよ」と教えてくれました。確かにその時食べたキャベツの芯はびっくりするぐらい甘かったのを覚えております。
冬の野菜と言えば、私は真っ先に白菜が思い浮かびますが、もう一つ忘れてはいけない冬野菜の代表に小松菜があげられると思います。この小松菜、調べてみるととっても栄養豊富で、しかも肌にもすっご良い見逃せない野菜だったんです。
 


Komatsuna / 305 Seahill


小松菜の歴史


小松菜は江戸時代に武蔵郡小松川村(現代の東京都江戸川区小松川付近)で多く栽培されていたことにちなんで名づけられたと言われる冬を代表する葉野菜です。元は中国から渡ったかぶの一種祖先の一つにもつ、野沢菜や青梗菜などと同じアブラナ科の植物です。小松菜の名がつく前までは、「葛西菜」と呼ばれていたそうです。葛西菜が小松菜と名を変えた由来は諸説ありますが、一説では、時の将軍吉宗の鷹狩の際に献上され、ひどく気に入られたことから、小松菜の名を授かったと言われています。もう一節は、〝江戸市中の糞尿を持ち帰って下肥とし、野菜を江戸に運んだ葛西船(かさいぶね)の存在を挙げる向きもある。葛西船の異称として単に葛西と呼ばれていた。当時のイメージとして屎尿臭を連想させる葛西の語を嫌って、めでたい常盤の松にあやかった小松の名を採ったとする。”(wikipedia)というものもあるようです。
小松菜は当時から庶民の貴重な冬の葉野菜で、お江戸の雑煮に小松菜は外せない食材だったようです。収穫時期によってその呼び名がかわり、冬には「冬菜」や「雪菜」、春先に出回るものは「鶯菜(うぐいすな)」などと呼ばれ、親しまれてきたようです。小松菜は一年中とれる野菜ですが、寒さに強く、2、3度の雪や霜をくぐったものの方が繊維が柔らかくなり、甘くおいしくなるそうです。どんな環境にも適応し育つので、今でも関東近郊の広い範囲で栽培されています。
 


雑煮 / nori_n


 

小松菜は【食べる美容サプリ】


小松菜は、カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、鉄、カリウム、食物繊維を沢山含んでいます。ほうれんそうと栄養価は似ていますが、鉄分はほうれんそうより若干少ないですが、カルシウムはなんと5倍で、野菜の中でもトップクラス。生長盛りのお子さんや骨粗しょう症の予防には勿論のこと、イライラを鎮める力もカルシウムにはあります。さらに細胞内の保水成分を働かせているのもカルシウムです。カルシウムが不足するとシワや乾燥の原因となるので、透明感とはりのある肌を作るにはカルシウムは欠かせません。しかも小松菜には、コーラゲンの主原料である「プロリン」というアミノ酸が豊富に含まれており、しっかり食べることでお肌ぷるぷる効果も期待できます。さらにビタミンAとビタミンCは小松菜100gを食べると一日の必要量を補えるほどたっぷりと含まれています。ビタミンCは天然の美白成分としても有名ですよね。こうしてみると、栄養豊富な小松菜は食べる美肌マルチサプリといえます。食物繊維も豊富で、便通を良くし、高血圧の予防や、大腸がんのリスク軽減など、優れた解毒効果も発揮します。βカロチンも多く含んでいるので、抗酸化作用、カゼ予防、美容効果や老化防止などにも好影響です。



小松菜とソーセージとしめじのバター醤油炒め / Kakei.R



中医学・栄養学的に見る「小松菜」


小松菜平性で寒熱の偏りがなく、たくさん食べても冷えたり火照ったりすることがないため、毎日たべていただきたい食材です。小松菜は気を巡らせ、ストレスを和らげ、胃腸を良く動かし、余分な熱をとり、潤いを補ってくれます。

おススメレシピは気を巡らせる春菊と、潤いを補う胡麻とあえた【小松菜と春菊の胡麻和え】。ストレスにも便秘にも、お肌にも良いスーパー小鉢です。小松菜は灰汁が少なく、さっとゆでるだけで食べられます。下ゆでも、水にさらす必要もなく、生のままでも食べられます。βカロチンは油と相性が良いので、炒め物にもおすすめですが、ビタミンCは熱に弱いので、できるだけ調理は短時間で行いましょう。



小松菜と春菊の胡麻和え / Kakei.R


 

美味しい小松菜の選び方・保存法


葉が小さいものの方が柔らかく、おいしいそうです。葉が厚く、緑が濃く、ピンと張ったものを選びましょう。茎も余り太いものより、若干細めで、根は長いものの方が良いです。さっと洗うか、霧吹きで適度に湿らせてから、濡らした新聞紙にくるんでポリ袋に入れて、出来れば立てて冷蔵庫の野菜室へ。痛みやすいので2~3日で使い切るのが良いでしょう。ゆでて絞ったものを冷凍する場合は、食べやすい大きさに切ってラップに包んで保存しましょう。
 


 
 
冬は乾燥や寒さからお肌にはとっても負担がかかる時期です。小松菜のしっかり栄養補給して、透明感とはりのあるお肌を保ちましょう。さらに冬場は、身体はいろんなものを溜めこもうとする時期です。解毒効果の高い小松菜はそんな体のデトックスにも有効ですよ。せっかくの自然の恵みを十分に満喫しましょう。
 
 
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2014/01/15

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