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茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」
「冷えのぼせ」とは、手足の先や下半身が冷たいのに、顔や頭部はほてり熱く感じる状態をいいます。
時には上半身の熱っぽさをあまり自覚できないこともあります。
そして20代~50代の女性の60%は冷えを感じ、3人に1人は「冷えのぼせ」
と言われます。
20代30代では、プレ更年期と勘違いし、50代では更年期と症状が混雑し解りにくくなることがあります。
体の中に正反対の “冷え” と “のぼせ” が混在する症状ですが、
これは体が冷える事により起こるもの!!
と考えられます。
体内では冷えを感じると、手足の末端の温度を下げる事により、脳の温度が下がらないようにして体の中枢の機能を守ることがあります。
このような状態が続くと、
体温を調節する自律神経の働きが乱れ、冷えとのぼせが混在した “冷えのぼせ” が発生します。
冷えのぼせ自体は病気ではありませんが【不眠・イライラ・不安感・緊張して体がこわばる】などの不快な症状に
つながっていくことがあります。
では、冷えのぼせを中医学的に考えてみましょう。
冷え性の人の靴下
【冷えのぼせ 中医学的には??】
中医学で“冷えのぼせ”は上熱下寒(じょうねつかかん)と言います。
上熱下寒はどのような状態でしょう?
 
正常な状態では熱と冷えは体内で均一に混ざり合っています。
ですが様々な原因により均一に混ざらなくなった結果、熱と冷えが分離してしまいます。
 
イメージはお風呂のお湯をかき混ぜないと熱い部分と冷たい部分が分離する感じです。
 
中医学で熱は陽に属し、上に行く性質があるので、上半身に集まりやすいです。
反対に冷えは陰に属し、下に行く性質があるので、下半身に集まりやすいです。
したがって、上半身は熱くなり(陽)下半身は冷える(陰)のです。
 
要するに人体もお風呂と一緒です!!かき混ぜないと冷えと熱が分離してしまう!!
ということです。
疑問の女性
【中医学で考える冷えのぼせの原因と対策】
① 気滞(きたい)…ストレスによる気血の巡りの停滞
自律神経や情緒を司る「肝」は気(エネルギー)の巡りをスムーズに保つ働きがあります。
過剰なストレスによって肝の調子が悪くなり、気が滞ると体内に「熱」を生じ、ほてりやのぼせ症状が出てきます。
気の停滞は、血(栄養)の流れも悪化させ、手足の先まで血が巡らず「冷え」を生じ、
「冷えのぼせ」となります。
● 症 状
・ストレスで冷えのぼせの症状が強くなる
・イライラ
・怒りっぽい
・喉の閉塞感
・頭痛、肩こり
・舌辺が紅い
● 食の養生は香りの良いものを!!
例えば ミント ・ジャスミン茶 ・マイカイ花茶 ・柑橘類 ・三つ葉 ・春菊・・・
 
② 瘀血(おけつ)…寒さによる血行不良
血は体内を巡って体を温める働きがあります。
寒冷時や冷房などで身体を冷やすと血流が悪くなります。すると「冷え」を生じます。
また、血は温かいので冷えずに流れが滞るだけですと「熱」を生じます。
熱は上に昇り頭や顔のほてり、手足の先には十分な血が巡らず冷えとなります。
● 症 状
・暖房で冷えのぼせの症状が強くなる
・手足の強い冷え
・痛み(関節、頭痛、生理痛・・・)
・顔色が白い或いは暗い
・皮膚のシミ、くすみ
・舌の色が暗く、瘀斑がある
● 食の養生
・紅花 ・タマネギ・納豆 ・よもぎ ・いわし・さんま・・・
 
③ 気血不足(きけつぶそく)…消化器系にあたる脾胃の虚弱
体内の気(エネルギー)や血(栄養)は、双方とも体を温める働きがあります。
気血は消化器系の脾胃から摂る栄養から生み出され、脾胃の働きが落ちると
気血不足となり「冷え」を生じやすくなります。
消化不良は食べ物の停滞によって「熱」を作り、「冷えのぼせ」を起こします。
● 症 状
・疲労で冷えのぼせが強くなる
・食欲不振
・軟便、下痢
・疲れやすい
・舌の色が淡い
● 食の養生
・米 ・鶏肉 ・卵 ・豆腐 ・黒糖 ・シナモン ・なつめ ・山椒の実 ・クコの実
・人参 ・かぼちゃ
 
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2018/07/12

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