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季節の薬膳・養生法 の記事一覧

もーりー先生の肩こり解消講座

こんにちは!もーりーこと鮎澤です!

昨年も一年間、お疲れ様でした。頑張った365日、ゆっくり温泉に浸かりたい気分!!

さア~ 2019年 あ~ア 肩がこる

つらく頑固な肩こりにも、症状や原因が人それぞれに違ってきます。

今回は、大きく3タイプに分けて肩こりケアをアドバイスしてきますね!!

① ストレスや緊張からくる肩こり

【特徴】

マッサージ時は心地よいがすぐに症状が戻ってしまう。自律神経が常に緊張、ストレスを受けやすく、イライラ、落ち込みが激しい。コリが触ると酷く硬い。後頭部から肩、肩甲骨までコリや痛みが広がる。

その他の随伴する特徴は↓
・イライラ・くよくよ・落ち込みやすい
・PMS
・月経周期が不安定
・月経前に乳房疼痛やハリ感
・お腹が張りやすい
・臭いの強くないゲップやおならがよく出て、ガスを出すと楽
・目に症状が出やすい
などの症状が共に発生しやすくなります。

【中医学的な原因】

心身のエネルギー源である「気」の流れを滞らせ、筋肉が硬くなり発生する。頭痛も随伴しやすい。

【アドバイス】

肩を揉むだけでなく、反対側の手で、肩の届くところをギュッと掴み10~20秒位そのまま、そしてパッと離す。

滞った気の流れがスムーズになり、筋肉疲労が和らぎます。自分に心地よい香りは、神経を和ませます。香りの良い食材(柑橘類・三つ葉・パクチー・ハッカ・レモングラス・・)を普段から多く取り入れる。

入浴時にアロマオイルやみかんやりんごの皮で神経の和らぐ演出を!!

同じ姿勢や動作は、気の巡りを増々悪化させ、肩コリコリにします。1時間に1回は、肩を前後に優しくまわしたりストレッチをするとよいです。肩こりの酷さが更にストレスになるタイプ。我慢は禁物!!

【ストレス症状緩和の3つのツボ】

期門(きもん)…ここが痛い人はストレスで体調が悪くなっている可能性大です。気の流れをつかさどる「肝」と胃腸を整えて気のめぐりを良くするツボです。

膻中(だんちゅう)…主に上半身の気のめぐりを良くするツボです。気分が塞いで鬱々とするときに押すと良いです。

大衝(たいしょう)…このツボも「肝」を整えるツボです。特に月経にまつわる色々な症状に使います。PMSが酷い、イライラする時にとても効果があります!! 

 

② 血行不良タイプ

【特徴】

冷房、冬、寒冷時など冷えで肩こり悪化。具体的には冷えた風の通る道(窓際、暖房の風、外出時・・)に体を置いたり寒い日に野外で活動したりなどです。後頭部、首、肩にかけてコリ、痛みを伴うことが多く、触ると肩の筋肉が柔らかく感じ、マッサージを強くやり過ぎると筋(すじ)を違えたように痛みを感じることもある。筋力が足りないので、何もしなくても頭を支えるだけでもコリができるタイプであり、マッサージが効きにくいこともあります。

その他の随伴する特徴は↓

・水太り(ぽっちゃり形)
・胃腸が弱く胃がもたれやすい
・軟便、下痢が多い
・体が冷えやすく、寒さに弱い

・月経痛がひどい

・経血が黒っぽい

・子宮筋腫や子宮内膜症がある

・手足が冷えやすい

・目の下にくまができやすい

【アドバイス】

首や肩など上半身を冷やさない様タートルネック、スカーフ、マフラーなどで防御。

背骨に沿って「督脈」というホルモン分泌や新陳代謝を調整するツボがあり、入浴時にシャワーを当てて刺激して、体を温め血巡りを良くしましょう。

【血行促進の3つのツボ】

三陰交(さんいんこう)…婦人科疾患を治療する上でとても良く使われるツボです。血を補い血を巡らす効果があり、生薬の当帰と似た効果を発揮します。

血海(けっかい)…三陰交よりも血を巡らす効果が強い、血行不良においての定番のツボです。

合谷(ごうごく)…優しく押すことで気と血を巡らします。

③その他の肩こり

コリ感より肩がだる~いタイプ→「気」を養うことが大切!!

12時までにはベットに入り、元気・やる気・食い気のエネルギー「気」を養いましょう。睡眠不足は筋力を弱めて疲れ・だるさが残ります。筋力をつけようとして、ジムなどのハードなトレーニングは疲れて逆効果。軽いストレッチから始め気長に筋力をつけていきましょう。ダイエットで白米抜きは「気」を養うことができません。

もーりー先生の過去の記事はこちら↓

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

もーりー先生の婦人科講座 女性28歳~42歳の残暑の養生 

茉莉先生の月経講座 ~月経量について~

茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪茉莉先生のおりもの講座♪♪ ~不快なおりもの~  

2019/01/17

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

こんにちはモーリーこと鮎澤です!!今回は養生に役立つ花茶(はなちゃ)についてのお話です。
 
花茶は、中国で飲まれる花の香りと彩りの華やかな中国茶です。ジャスミン茶や菊花茶が思い浮かびます。
歴史は長く1000年以上の昔、南宋時代の上流階級で飲まれていました。
花茶には養生の意味もあり、季節、気候、体調、ストレスなどその時どきの体調に合わせブレンドします。
特に月経を持った女性の体はデリケート、気になる症状に合わせて、お茶の香りや味を楽しみましょう。
 
まずは基本のお茶からご紹介します。
 
 

【玫瑰花茶(マイカイカチャ)甘い香りでストレスの緩和!】

玫瑰花茶はストレスを和らげ、気(体のエネルギー)・血(血液)を巡らせるお茶です。
イライラ、PMS、生理不順、月経痛、お腹や胸の張りなどの症状がある人にオススメです。女性特有の不調に、取り入れたいですね。
玫瑰花はバラの一種で、花のツボミを乾燥させた物。気の巡りや血の流れを良くして、ストレスを和らげて行きます。
カップに熱湯を注ぎ、お好きな数のツボミを入れ、好みの味わいでどうぞ!紅茶とブレンドしてある商品もあります。
 

【ジャスミン茶 爽やかな香りでリフレッシュ!】

イライラ、何となく不安、ウツウツ、精神的疲れ、眠気などの症状がある人にオススメです。
ジャスミンの香りと茶葉の成分には、いらいらを鎮めて、心を落ち着かせる働きがあり、リラックス効果が高いと言われています。緑茶とブレンドすると、カフェインによって眠気や精神的な疲れをとります。
高級な物ほど花が少ないといわれます。
 

【菊花茶 香高く、目をリフレッシュ!】

何となくイライラ、疲れ目、充血、かすみ目、交感神経の高ぶりによる高血圧、寒暖差や気圧の変化による頭痛やめまいなどの症状がある人にオススメです。
白菊花を乾燥させた物で、炎症を和らげ、血行を改善するフラボノイド類を多く含みます。そのため目の症状を改善する効果があります。交感神経の高ぶりを鎮め、リラックス効果もあります。
ミントの葉を2~3枚ほど浮かべると更にスッキリ感アップ!
 

【枸杞茶(クコチャ) 目や全身の疲れをとり、老化を防ぐ!】

眼精疲労、アンチエイジング、疲労感などが気になる人にオススメです。
クコの実は、ゼアキサンチンを含み、視覚機能で重要な黄斑をブルーライトから守る働きがあります。古来より老化を防ぐ生薬として知られています。
枸杞茶は菊花茶と合わせることで目の疲れをとり、リラックス効果がアップします。
また枸杞茶にナツメを足せば 気血を養いエネルギーアップ効果、月経周期調節 クコ10個に大の棗1個を200mlの水からフツフツと煮出して、お好みに調整してください。
 

【ショウガなつめ茶 気(エネルギー)を生み出すブレンド茶】

お腹が冷える、胃腸虚弱、疲れやすい、悪寒の有る風邪の初期などにオススメです。
ショウガの辛味は、冷えによる消化器機能低下の改善や食欲を回復させ、悪寒の有る風邪の初期に使用します。
なつめの甘酸っぱい味は、胃腸虚弱、食欲不振、血不足による心身の不安に用います。
カップにショウガ1片(薄く)となつめ大1個をカップに入れ、熱湯200mlを注ぎ3~5分ほど蒸らしてお飲みください。
 

【黒茶 金花菌(きんかきん)を用いて発酵させたお茶】

消化機能の低下(肉食、油もの中心)、便秘、などが気になる人にオススメです。
独特な熟成した味、花のような香りが特徴。食生活の乱れた現在において、消化機能を助け腸内フローラを調える働きがあります。

【月経中冷えを感じる時のお茶養生】

紅茶+ショウガ1片+黒砂糖大さじ1杯から小さじ1杯の目安
紅茶+シナモンパウダー小さじ1/2杯+黒砂糖小さじ1杯の目安
体を温め痛みを和らげるお茶です。試してみてくださいね!
 
 
上記を元にして自分だけのオリジナルブレンドを楽しむのもおすすめですよ!!

2018/11/26

中医学温泉日記 #8 『初夏の入浴』

こんにちは、タミーこと田宮です。田宮さん 90.150
2018年もあっという間に梅雨の季節。日に日に暑くなっていくのが辛い今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
これから気温・湿度が高まってくると、冷房や冷たい飲み物・食べ物の食べ過ぎなどで結構体は冷えてしまいます。冷えは睡眠の質や疲れ胃腸の不調などさまざまな体調不良をまねきますので要注意です。
そんな蒸し暑い時季こそシャワーで済まさず湯船に浸かっていただきたいのです!
風呂
入浴は身体を温めるだけではなく、疲労を取るために大切な眠りをうまく導いてくれます。
ぬるめのお湯は気持ちを静める働きをする副交感神経が優位になり、リラックスできます。好きな入浴剤やアロマオイルを入れるとさらに効果的です。
ただ、熱いお湯は厳禁です。42度以上のお湯だと交感神経が活発になり覚醒の方向に働いてしまい睡眠の妨げとなりますので、ぬるめでお願いします。
また程よい水圧により内臓が刺激され動きが活発になりますし、利尿作用によりむくみの改善にも良いです。よく温泉に入るとお腹がすくのは内臓の働きが活発になるからです。
そして入浴後は暑さと汗問題が発生します。この問題を解決するためには下記のことに注意しながら体温を下げていくことが大切です。
1.締め付けの少ない服を着用し風通しを良くしましょう。
2.夜風に当たったり弱めの扇風機の風に当たっても良しです。
3.急激に体を冷やさないようにしましょう。
女の子
今年は酷暑ともいわれています。
暑さの中での入浴は億劫になるかもしれませんが、今年は是非とも湯船に浸かって元気に過ごしましょう!」

2018/05/21

中医学から養生#2 春の養生

みなさま、こんにちは 加藤百合子です。加藤さん ミニ
今年の桜は白く華やかでした。花びらの代わりに美しい緑が街並みを彩り始めました。少し暑さも感じる程で、陽気が良くなりました。
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私達は挨拶の中で“陽気”という言葉を何気なく使います。
陽気は、
1.時候
2.ほがらかなこと
3.万物が動きまたは生じようとする気
と意味が書いてあります<広辞苑>。
中医学は、3番の意味と関連があるように思われます。
では春に関して中医学で少しお話したいと思います。
春の季節を“陰消陽長”と表わします。冬の寒さの陰気が減り、反対に温かい陽気が多くなるという意味です。温かい春の風に、新芽が出て、新緑となり、つぼみが花を咲かせ、物事が外へ外へと移り変わり、陽気が盛んになることが伺えます。体で言えば、寒さによる緊張が温かい風で緩み、中から陽気が沸いてきて、力へと充実していきます。
このように物を動かすことを“疏泄”、動かす物の補充することを“補気”と言います。春は、五臓の中で肝にあたり、疏泄は肝の機能の一つです。陽気は食事の中からも補充され、補充する補気は五臓の中で脾の機能の一つです。そのほか、食に関する体の機能を表す味覚では、肝は酸味に、脾は甜味に分類されます。
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春は温かくなるので、さっぱりした酸味のもの、例えば酢の物やレモンのサイダーなどを好むようになります。酸味のものを食事に取り入れて、疏泄を良くしています。しかし、酸味を取りすぎると、胃もたれや食欲が落ちますね。これは酸味の取りすぎが、体の機能を活性化しすぎて傷めています。特に、脾を傷めやすく、消化が落ちやすくなります。
そこで、春は、脾が丈夫であるように、補気をする甘みの食べ物をすこし多めに取り、疏泄する酸味の食べ物を少なめに取る方がよいですよ!っと古い書物でも紹介されています。

2018/04/24

花粉症に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長

こんちにはー(*´∀`*)
花粉症をやわらげるツボの話がtwitterにて話題となりました!!
そんなわけで、花粉症に使えるツボをまとめ、さらに詳しく説明しますね。

花粉症の方はぜひぜひ実践してくださいね♪

こちらは太淵(たいえん)というツボです。
中医学には気血を全身に輸送する経絡(けいらく)という特殊なルートがあると考えられています。
経絡の中の全ての気は太淵に集まります。したがって、病状を判断する為に触ることもあるツボです(脈診といいます)
太淵は優しく押すことで【肺を強くし気を増やす】作用があります。
肺は水を降ろす機能(粛降)がありますので、
肺を強くすることで、水を降ろす機能が強化され、鼻水を止める  
ということです。

こちらは風池(ふうち)というツボです。
「風池」の「風」は、風病(花粉症、風邪、急なめまいや痙攣など)を指し、「池」は大きく池のように凹んでいることから「風池」と命名されました。500年以上使われている実績と歴史の長いツボです。
風池は体内に侵入した「風」を探すツボとされております。 中医学的に花粉は「風」とされていますので、体内の風を探す=体内の花粉を探す、と考えられます。
そして首より上の熱の症状を抑える効果もあります。
目の痒みの原因は「熱」であるので、熱を抑えることで痒みもやわらぎます。
さらに外部から侵入してくる悪いやつ(花粉、風邪など)から身を守ってくれる作用まであります。
この3つの作用があり、尚且押すことで効果も発揮しやすいので 風池は花粉症を抑えるのにうってつけのツボなのです!! 周りに花粉症にお困りの方がいましたら、押してあげましょうね(*´ω`*)

こちらは列缺(れっけつ)というツボです。
列缺は太淵と同じく肺を強くするツボです。
ですが、太淵との違いは頭痛に効く、気の巡りを良くする、という効果が期待できる点です。
花粉症で鼻が詰まりすぎて頭痛が発生した
花粉症になってからイライラする!!という方にピッタリのツボです。

以上です。
今年花粉症で困った方はツボもいいですが、やっぱり冬から漢方で体調を整える、のが一番効果があると思っています。
ですので、来年花粉症で苦しみたくない方は、今年の冬から漢方薬局に相談に行きましょうね!

過去のツボ記事はこちら↓
冷え性に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長
#2 ストレスを和らげるツボ

2018/04/14

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設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売