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季節の薬膳・養生法 の記事一覧

中医学温泉日記 #8 『初夏の入浴』

こんにちは、タミーこと田宮です。田宮さん 90.150
2018年もあっという間に梅雨の季節。日に日に暑くなっていくのが辛い今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
これから気温・湿度が高まってくると、冷房や冷たい飲み物・食べ物の食べ過ぎなどで結構体は冷えてしまいます。冷えは睡眠の質や疲れ胃腸の不調などさまざまな体調不良をまねきますので要注意です。
そんな蒸し暑い時季こそシャワーで済まさず湯船に浸かっていただきたいのです!
風呂
入浴は身体を温めるだけではなく、疲労を取るために大切な眠りをうまく導いてくれます。
ぬるめのお湯は気持ちを静める働きをする副交感神経が優位になり、リラックスできます。好きな入浴剤やアロマオイルを入れるとさらに効果的です。
ただ、熱いお湯は厳禁です。42度以上のお湯だと交感神経が活発になり覚醒の方向に働いてしまい睡眠の妨げとなりますので、ぬるめでお願いします。
また程よい水圧により内臓が刺激され動きが活発になりますし、利尿作用によりむくみの改善にも良いです。よく温泉に入るとお腹がすくのは内臓の働きが活発になるからです。
そして入浴後は暑さと汗問題が発生します。この問題を解決するためには下記のことに注意しながら体温を下げていくことが大切です。
1.締め付けの少ない服を着用し風通しを良くしましょう。
2.夜風に当たったり弱めの扇風機の風に当たっても良しです。
3.急激に体を冷やさないようにしましょう。
女の子
今年は酷暑ともいわれています。
暑さの中での入浴は億劫になるかもしれませんが、今年は是非とも湯船に浸かって元気に過ごしましょう!」

2018/05/21

中医学から養生#2 春の養生

みなさま、こんにちは 加藤百合子です。加藤さん ミニ
今年の桜は白く華やかでした。花びらの代わりに美しい緑が街並みを彩り始めました。少し暑さも感じる程で、陽気が良くなりました。
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私達は挨拶の中で“陽気”という言葉を何気なく使います。
陽気は、
1.時候
2.ほがらかなこと
3.万物が動きまたは生じようとする気
と意味が書いてあります<広辞苑>。
中医学は、3番の意味と関連があるように思われます。
では春に関して中医学で少しお話したいと思います。
春の季節を“陰消陽長”と表わします。冬の寒さの陰気が減り、反対に温かい陽気が多くなるという意味です。温かい春の風に、新芽が出て、新緑となり、つぼみが花を咲かせ、物事が外へ外へと移り変わり、陽気が盛んになることが伺えます。体で言えば、寒さによる緊張が温かい風で緩み、中から陽気が沸いてきて、力へと充実していきます。
このように物を動かすことを“疏泄”、動かす物の補充することを“補気”と言います。春は、五臓の中で肝にあたり、疏泄は肝の機能の一つです。陽気は食事の中からも補充され、補充する補気は五臓の中で脾の機能の一つです。そのほか、食に関する体の機能を表す味覚では、肝は酸味に、脾は甜味に分類されます。
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春は温かくなるので、さっぱりした酸味のもの、例えば酢の物やレモンのサイダーなどを好むようになります。酸味のものを食事に取り入れて、疏泄を良くしています。しかし、酸味を取りすぎると、胃もたれや食欲が落ちますね。これは酸味の取りすぎが、体の機能を活性化しすぎて傷めています。特に、脾を傷めやすく、消化が落ちやすくなります。
そこで、春は、脾が丈夫であるように、補気をする甘みの食べ物をすこし多めに取り、疏泄する酸味の食べ物を少なめに取る方がよいですよ!っと古い書物でも紹介されています。

2018/04/24

花粉症に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長

こんちにはー(*´∀`*)
花粉症をやわらげるツボの話がtwitterにて話題となりました!!
そんなわけで、花粉症に使えるツボをまとめ、さらに詳しく説明しますね。

花粉症の方はぜひぜひ実践してくださいね♪

こちらは太淵(たいえん)というツボです。
中医学には気血を全身に輸送する経絡(けいらく)という特殊なルートがあると考えられています。
経絡の中の全ての気は太淵に集まります。したがって、病状を判断する為に触ることもあるツボです(脈診といいます)
太淵は優しく押すことで【肺を強くし気を増やす】作用があります。
肺は水を降ろす機能(粛降)がありますので、
肺を強くすることで、水を降ろす機能が強化され、鼻水を止める  
ということです。

こちらは風池(ふうち)というツボです。
「風池」の「風」は、風病(花粉症、風邪、急なめまいや痙攣など)を指し、「池」は大きく池のように凹んでいることから「風池」と命名されました。500年以上使われている実績と歴史の長いツボです。
風池は体内に侵入した「風」を探すツボとされております。 中医学的に花粉は「風」とされていますので、体内の風を探す=体内の花粉を探す、と考えられます。
そして首より上の熱の症状を抑える効果もあります。
目の痒みの原因は「熱」であるので、熱を抑えることで痒みもやわらぎます。
さらに外部から侵入してくる悪いやつ(花粉、風邪など)から身を守ってくれる作用まであります。
この3つの作用があり、尚且押すことで効果も発揮しやすいので 風池は花粉症を抑えるのにうってつけのツボなのです!! 周りに花粉症にお困りの方がいましたら、押してあげましょうね(*´ω`*)

こちらは列缺(れっけつ)というツボです。
列缺は太淵と同じく肺を強くするツボです。
ですが、太淵との違いは頭痛に効く、気の巡りを良くする、という効果が期待できる点です。
花粉症で鼻が詰まりすぎて頭痛が発生した
花粉症になってからイライラする!!という方にピッタリのツボです。

以上です。
今年花粉症で困った方はツボもいいですが、やっぱり冬から漢方で体調を整える、のが一番効果があると思っています。
ですので、来年花粉症で苦しみたくない方は、今年の冬から漢方薬局に相談に行きましょうね!

過去のツボ記事はこちら↓
冷え性に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長
#2 ストレスを和らげるツボ

2018/04/14

#2 ストレスを和らげるツボ

こんにちは、Pてんこと(中神)です。中神さん左2 ミニ
暦の上では、啓蟄(けいちつ)を迎えます。啓蟄とは、啓は「開く」という意味があり、蟄は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味があり、2つの意を合わすと「大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ」となります。
近ごろは人間の心も冬眠から覚め、新しいことを始める意欲が湧き、なにかと外出したくなるものですが、冬に溜め込んだストレスも発散させたくなる時期でもあります。

ILLUSION inc

ILLUSION inc

ですから、イライラや焦りなどの症状を訴える人のご来店が増加しておりますので、それを意識して、今回はストレスを和らげるツボですよ。
●ストレスを和らげるツボ 行間(こうかん)のお話
「行間」の位置は、足の甲の親指と第二指(人差し指)の付け根の又の部分にあります。痛みを感じる強さで同側のカカトの方に向かって押すとよいです。(アザには気を付けて)
回数は2秒間押す×10回くらいでよいでしょう。
文章では分かりづらいという方は「行間 ツボ」で検索してみて下さい。もしくはご来店時に中神にお声がけ下さいね。
●どんな効果があるのか??
「行間」は自律神経の興奮(肝火)を抑え気の巡りをよくする働きがあります。イライラする、不眠、緊張してのぼせる、月経
前の側頭部の頭痛に効果があるツボです。仕事中にイライラしたら、こっそり押してみて下さいね!イライラして眠れない方
は、就寝前に押すと良いですよ。
是非ご活用くださいね♪
のびのび

2018/02/21

中医学温泉日記 #7 『季節の湯』

こんにちは、タミーこと田宮です。田宮店長 ミニ
平成の年号も残り約1年ちょっと、次の年号は何になるのでしょうか?気になりますね。
さて、冬至に入る柚子湯や端午の節句の菖蒲湯以外にも、日本には多くの季節のお風呂があるのをご存知でしょうか。
実は1月から12月までそれぞれの月に季節の湯があり、1月は松湯になります。お正月のお飾りにも使われる松は冬も枯れず元気に緑の葉を付けていることから、不老長寿の象徴と考えられています。
正月 松飾り
縁起の良いものとして扱われている松の葉を使った松湯ですが、本草綱目にもこのように記されています。
「主治風湿瘡、生毛髪、安五臓、不餓延年。」
すごく簡単にいうと、悪いものを治し、内臓の働きを整えてよく食べ長生きする的なことが書かれています。
要は身体に良いということですね。
生の松の葉をお湯に浮かべて入ったり、葉を煮詰めたエキスをお湯に入れて天然の香りを楽しみながら入浴します。
松湯の効能:血行促進・体を温める・疲労回復など
また松葉には精油成分が含まれ、西洋では松葉油(パインニードルオイル)というアロマオイルがあり、昔からアロマバスとしての利用もされています。
生の松の葉をいれる場合は樹脂を除くという準備が必要となります。もっと手軽に楽しみたい方は松葉油のはいったバスアイテムも色々とありますので、そちらを使用しても良いかと思います。
風呂

2017/12/27

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売