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季節の薬膳・養生法 の記事一覧

冷たいもの摂りすぎてませんか?【夏バテにはニンニクで陽を補ぎなおう!】

こんにちは。六本木店店長、櫻井です。最近はなんだか不安定なお天気が続いていますね。気温が穏やかなのは夏が苦手な私にとってはうれしいことですが、ぐずぐずと続く雨や集中豪雨は困ったものです。先日ツィッターで、「雨や低気圧で影響を受けやすく、頭痛やだるさ、気分の落ち込みなんかが出やすい人はアイスクリームや冷たいヨーグルト、氷の入ったの飲み物、などなど、冷たいものはひかえたほうが良いですよ。夏の冷えは秋冬の体調不良につながりますよ」というものを呟いたところ、なんと2300回以上RT(RT=見た人がさらに自分の知り合いに広めてくれること)されました。夏の冷えや雨・低気圧で体調を崩されるかたはほんとに多いんですね。
 

Hydrangea after rain
Hydrangea after rain / Takashi(aes256)

″冷たいもの″が体調を崩す

中医学では胃腸を「脾胃」といいますが、この脾胃が冷えてしまうと、本来持っている食べたものを必要なものとそうでないものに分けて、しっかり排泄する機能や、食べたものからエネルギーやエネルギーを運ぶ血、そして潤いを作り出す機能が低下してしまうので、中医学では冷たいものを摂りすぎてはいけないと注意を促しています。。

脾胃の機能が低下してしまうと、不要な水などが体内に溜まってしまいます。さらにエネルギーや血、潤いの不足もおこり、身体が正常に働かなくなってきます。そうすると、重だるさを感じたり、疲れが抜けなくなったり、気が滅入ったり、冷えやすくなったり、頭痛や腰痛、むくみや気分の落ち込み、めまいなどがでやすくなります。それが続いてしまいそのまま秋や冬に突入すると、今度は寒さや乾燥にやられ、さらに体調を崩してしまいます。なので、脾胃が元気をなくすような冷たいものは控えるようにした方がよいことになります。

暑い時期はどうしても冷たいものを摂ることが増えます。さらに現代では、買い物に行っても、仕事に行っても、移動中でも、どこへ行っても冷房がガンガンに効いています。外からも中からも体は常に冷やされ、そのせいで脾胃の状態が悪化し、体調不良が続くことにもなります。

塩沢プロパンのかき氷
塩沢プロパンのかき氷 / yoppy

夏こそ「温かいもの」を

中医学の古典、『黄帝内経』には、養生の基本として「春夏補陽」という言葉があります。これは、「春夏こそ陽気を補う」という意味です。しかし、春や夏は陽気が高まり暑くなる季節です。そんなときさらに陽気を補うのと身体はどんどん暑くなってほてりや熱症状が出たり、熱がこもったりしてしまいそうですが、実はそうではなさそうです。
この『春夏補陽』という考えは、とても実践的な教えで、夏は暑く、必然的に冷たいものを飲食することが増えてお腹の陽気が傷つけられるから、しっかりと陽を補うことが大切なのだっと言っているのです。夏が旬のものには、身体の余分な熱をとる「涼性」や「寒性」のものがたくさんあります。しかし、そればかりを食べていると、冷えすぎてしまうことも考えられます。さらに現代では、冷たい飲み物や食べ物はいたるところにあり、それらを口にする機会もとても多いです。そんな中、体内の陰陽のバランスをとり、ちょうど暑くもなく、寒くもない状態に保つために、陽を補うもことも忘れてはいけません。
前振りがながくなってしまいましたが、そんな夏に旬を迎えてしっかりと陽を補ってくれる「にんにく」のお話をしたいと思います。

Garlic
Garlic / Robert Benner Sr.

 

ニンニクは古代から知られた強壮剤

ニンニクの原産地は中央アジアと言われていますが、正確なところはわかっていないようです。ニンニクは、紀元前1500年以前に書かかれた現存する最古の医学書『エーベルス・パピルス(The Papyrus Evers)』ですでに、疲労、衰弱、手足のふるえを伴う神経系疾患、 月経不順や心臓・循環系の疾患などに効くとして、ニンニクを含む沢山の処方が紹介されている程栄養満点の食材です。日本にやってきたのは8世紀ごろ、飛鳥時代後期に中国を経由して伝わったと言われています。
 

Garlic on old breadboard...
Garlic on old breadboard… / nessguide

ニンニクは身体を元気にしてくれる

ニンニクには、疲労回復を助けて、新陳代謝を活発にしてくれる「スコルジニン」や、ビタミンB1の吸収を高めたり、強い殺菌力をもつ「アリシン」と言う成分が含まれていますので、疲れやすく、食中毒の危険が高い夏場には最適な食材です。
スコルジニンは新陳代謝を活発にしてくれるので、一緒に食べた食材の栄養吸収も助けてくれる働きもあります。また、ニンニクのあの独特の香りは、硫化アリルの一種、「アリシン」によるものですが、この香り成分には、強い殺菌力と体内でビタミンB1の吸収を助ける力があります。ビタミンB1は糖質からのエネルギー生みだしたり、皮膚や粘膜の健康な状態維持するのを助ける働きをし、脳神経系を正常な働きを維持してくれます。アリシンは、動脈硬化を抑制する働き、脂肪の塊を縮小させる、カゼや気管支炎の原因になる連鎖球菌やブドウ状球菌などを殺すなど、強い殺菌・抗菌力があります。また、胃潰瘍の原因となるピロリ菌や、食中毒の原因のO-157菌にもこの殺菌力は有効だそうです。
このアリシンは食用油にとけると「アホエン」という何とも間抜けな名前の物質が生まれるのですが、このアホエンには高い抗酸化力があり、血栓を予防・改善する効果や、抗がんの効果などがあることがわかっています。ニンニクを良く食べるのニンニクの生産地では、胃がんの発生率が低いそうです。これはアリシンのピロリ菌への殺菌作用やアホエンの抗がん作用によるものと考えられています。
また美肌効果も高く、ビタミンB1の粘膜の健康維持のほか、ニンニクの有効成分が皮膚の内部に適度な脂分を溜め、水分と脂分を良いバランスでとどめて小じわやたるみを目立たないようにしてくれるようです。
 
このような効果は、生で食べた場合に一番強い力を発揮します。風邪の初期で寒気がするような場合に生のニンニクの1片を摩り下ろして食べると、さっと汗がでてスッキリします。加熱すると効果は少し落ちますが、匂いが和らぐので食べやすくなるはずです。
しかしニンニクは強い効果を持つ一方、食べ過ぎると胃が荒れて気持ち悪くなったり、血圧が上昇して目が充血したり、肝機能障害を引き起こす危険もあるので、生なら一日に1片程度、加熱したものでも2~3片程度にしましょう。また、ニンニクの健康効果は一度食べると2~3日は持続するようですので、毎日食べなる必要はなく、1週間に1~2回で十分です。
 

Garlic
Garlic / srqpix

 

中医学から見たニンニク

ニンニクは漢字で「大蒜」と書きます。生薬では、同じ字を書いて「大蒜(たいさん)」と読みます。性味は、温性で、辛味。昇らせ散らせる性質を持つとされています。中医学的薬効では、寒気を伴うカゼの予防や治療、胃を温め、食べ物のつまりを取り除いたり、下痢を止めて寄生虫を退治したり、咳を止めて、腫れや痛みを取り除く効果があるとされています。
夏場冷たいものを摂りすぎて、脾胃の陽気が低下し、どうにも体に余分な湿が溜まってしまってむくむ、体がだるい、お腹が冷えてうまく働かない、下痢や軟便が続いている。そんなときにはこのニンニクの胃腸を温め、発汗を即して余分な水分を発散してくれる働きはとてもありがたいものです。
上にも書いたように、食べ過ぎると胃腸を痛めるので、胃腸機能が弱っている方は加熱して少量から食べるようにしてください。また、温性で身体を温める力があるため、アトピー性皮膚炎や、ニキビ、高血圧の方は食べ過ぎないようにしましょう。
 
 

Italian still life
Italian still life / Muffet

ニンニクの臭いには、、

ニンニクの臭いが手について取れないときは、酢を入れた水につけると良いそうですよ。後、ステンレスにも匂いがうつるそうなので、手を洗った後濡れたままステンレスシンクを触るのもいいかもしれませんね。
ニンニクの臭いを消してくれるのに有効なのは、緑茶や紅茶、烏龍茶などが良いそうですよ。
 

Garlic!
Garlic! / jeffreyw

 暑い夏こそ陽気を補う

夏は暑いのでどうしても冷たいものを摂りすぎてしまったり、冷房の効いた室内に多くいることが増えるため、陽を補い、体を中から温めておくことが大切です。そうすることで、胃腸は元気に働けてエネルギーを造り出してくれるので、夏バテ予防にもなります。そして秋冬の冷えや体力低下で体調を崩してくれるのも防いでくれます。先々に起こりうる変化を予想して先手先手で対策していく中医学の「未病先防」の教えを実践して、健康に過ごしましょう。

2014/07/07

夏とビールと相性最高!おつまみの定番「枝豆」のすごい話。

こんにちは。六本木店長櫻井です。気象庁から3か月天気予報が出されました。エルニーニョ現象の影響から梅雨明けが遅くなり、冷夏が予想されていましたが、その心配はどうやら無くなったみたいで、今年も暑い夏がやってくるようです。特に西日本は猛暑の予報ですので、熱中症対策はしっかりとしておきたいですね。(暑い日の食と養生方はこちら

Rainbow Deliciousness
Rainbow Deliciousness / JFXie

 
暑くなってくると、やっぱり冷たいビールがおいしいですよね。中医学的には、脾胃は冷たいものや水分を嫌うので、キンキンに冷えたビールは天敵なのですが、夏の暑い日に外で飲むビールは何とも格別の喜びを感じられます。でも、やっぱり体調も気になりますよね。そんなときには是非おつまみを活用して養生してください。
今日はそんな定番ビールのおつまみ、「枝豆」のお話をしたいとおもいますが、実は枝豆はビールのお供に最適だったなんてみなさんご存知でした??
 

Edamame
Edamame / viviandnguyen_

実は「大豆」

枝豆、っというと、鞘に入ったあの緑色の豆ですが、枝豆は実は大豆だということを知らない人も多いのではないでしょうか。枝豆を成熟させると大豆になり、未成熟の段階に収穫したものが枝豆なんだそうです。成熟させて大豆にするか、途中で収穫して枝豆にするか、どちらにするか適した種類というのはあるそうです。
 

Edamame
Edamame / Carrie Frizzlechicken

 

中国からやってきた「枝付きの豆」

枝豆のルーツは中国の北部地方で、日本には約2千年ほど前に持ち込まれたとされています。枝豆として食べられたいたことがわかっているのは、平安の時代ごろから。江戸時代になると、豆腐売りならぬ、「枝豆売り」の姿も見られたそうで、今も昔も夏の訪れを知らせてくれる定番おつまみであることに変わりなかったようです。当時は、枝についたまま売らており、歩きながらそのままちぎって食べていたようで、そこから「枝付き豆」と呼ばれ、略して「枝豆」と呼ばれるようになったそうです。その昔は田んぼの畔などにも植えられていたようで、「畔豆」と呼ばれていた時期もあったそうです。

Edamame
Edamame / insatiablemunch

むくみ、便秘、美肌によい!そして悪酔いや二日酔い予防にも良い!

枝豆はなんといっても畑の肉ともいわれる大豆ですから、良質なタンパク質が豊富です。さらに糖質や脂質、そしてカルシウム鉄分、疲労回復やお肌をきれいにしてくれるビタミンB1、B2、そして大豆には含まれていないビタミンCも豊富なのも特筆すべき特徴でしょう。ビタミンCとタンパク質はコラーゲンの元を作ってくれるので、他のビタミンとも相まって、枝豆単体で美肌効果も期待できます。葉酸も豊富なので、貧血の気味のかたや妊婦のかたも摂っておきたい食材ですね。
枝豆の中に含まれるたんぱく質の中には、メチオニンというアルコールを分解してくれる成分が入っていますし、前出のビタミンB1にもアルコールの代謝を促進させる力があります。さらに肝臓の働きを固めてくれるコリンも豊富で、二日酔いや悪酔いの予防も最適です。イソフラボンという大豆に含まれているポリフェノールの一種や、そのイソフラボンの一種のダイゼンには、女性ホルモン様作用があるので、更年期特有ののぼせの緩和や、骨粗しょう症の予防や改善、そして、がんの抑制作用、免疫機能を高める作用がなどが確認されており、今後の研究に期待です。
さらにサポニンとレシチンも含まれており、コレステロールを下げて中性脂肪を減らしてくれるので、他のおつまみが脂っこくても対処してくれますし、高脂血症予防効果も期待できます。枝豆にはビタミンCや食物繊維も豊富なので、便秘の解消にも一役買ってくれますし、カリウムもたっぷり含まれているので、体に溜まった余分な水分を外に出してくれる働きもあり、むくみも改善してくれます。さらにビタミンB1が疲労回復にも働いてくれ、まさに夏にぴったりの食材なんです。
 
 

Edamame
Edamame / UnitedSoybeanBoard

中医学で見る枝豆

枝豆は甘味で平性寒熱の偏りがなく、どんな方でも食べられます胃腸の働きを助けて、腸を整え、血やエネルギーを与えてくれて、必要なだけ胃腸を潤し、余分な水分は排出してくれて、膿を排除して毒を消してくれます。中医学的にみても、夏バテや食あたり、下痢やむくみによいなど、とにかく夏にぴったりの食材です。
古典には、「食べ過ぎると気が詰まり、痰を生じて体が重くなる」とあるそうです。確かに豆は消化しにくいので、食べ過ぎると胃腸の負担になってしまいます。美味しいから身体に良いからといって食べ過ぎないように注意しましょう。
 

Soban Restaurant Whitecourt Alberta Edamame
Soban Restaurant Whitecourt Alberta Edamame / elsie.hui

まとめると、枝豆は、、、

胃腸を元気にして身体に気力を補ってくれ、
利水作用で身体の余分な水分を出してくれて、
アルコールの分解を助けてくれる!!
あつらえたかのように夏に、そしてビールにぴったりの食材ですね。

Beer and edamame
Beer and edamame / adactio

枝豆の選びかた・保存法

美味しい枝豆を選ぶには、さやの色が濃く鮮やかで、うぶ毛がまんべんなくついていて、枝が付いているものなら、さやがたくさんついていて密集していて、葉や茎の色が鮮やかなものを選びましょう。枝豆は鮮度が落ちやすく、時間がたつごとに甘味が減っていきます。できれば買ってきたその日のうちに食べてしまいましょう。保存する場合は、硬めにゆでて、さやに入ったまま冷凍してください。食べるときは自然解凍したのち、さっと熱湯に通して食べてくださいね。

green soybean
green soybean / potaufeu

今や枝豆は世界中で食べられているおつまみです。昨年Googleで検索された和食キーワードで1位の「寿司」に次いで多かったのが、「えだまめ」だったそうです。胃腸の働きを促進して、利尿作用もある枝豆。ビールのお供にはとても合理的な組み合わせですね。でもやっぱり冷たいものは飲みすぎないようにしてくださいね。

 

2014/06/26

潤いを生み、咳を鎮め、下痢を止める。「梅」の知られざる力

毎日毎日暑いですね。梅雨はいずこへ??っと思っていたら、明日からようやく関東地方も雨が続くようできっと雨を待っていた紫陽花も喜ぶでしょう。まぁそうなったらそうなったで、うっとおしいんですがね。私の地元、北海道では連日35度越えと、日本で一番暑い場所となっております。いやはや、最近の天気はまったくわけがわかりません。
この時期スーパーの野菜コーナーでは、ソラマメが大量に並び、スイカ、ナス、胡瓜など夏の野菜たちで飾られています。その中でもうず高く積まれ、毎年気になってはいるけど、まだ手が出せていないのが「」です。

梅の実 / Fruit of Plum
梅の実 / Fruit of Plum / Dakiny

 

三毒を断つ「梅」の力

梅の原産地は中国の四川省から湖北省あたりとされ、日本には奈良時代に持ち込まれたと考えられています。日本にも、もともと自生していた梅もあったようで、古事記や日本書紀、万葉集などにも登場しており、古くから栽培されていたことがわかります。
古くから梅は健康維持に欠かせない食材でした。戦国時代には、携帯食料として、また、泥水を飲んだ時の感染症の予防として、梅干しの果肉を粒状にしたものがつくられ重宝されていたようです。
梅は三毒を断つ」と言われ(三毒とは、食べ物、血、水の毒の事)、解毒効果、血行促進効果、生水の食あたりを消してくれる効果があります。日の丸弁当しかり、梅のおにぎりしかり、ただおいしくて食欲増進になるだけでなく、殺菌作用も兼ねて、古くから私たちの体を守ってきた食品です。

タイトルなし
タイトルなし / titanium22

疲労回復、殺菌、解毒、梅の栄養

梅の特徴は、なんと言ってもあの独特な酸味。梅と聞くだけで唾液がでてきますよね。あの酸味の主成分はクエン酸を含む有機酸です。特に一番多いクエン酸は、エネルギー代謝に関わり、疲労回復に役立つ他、殺菌作用も強いので、防腐効果や食中毒の予防にも効果があります。クエン酸の他にも、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、などの有機酸を多く含んでおり、これらにも疲労回復や殺菌などの力があります。また整腸効果もあり、新陳代謝を上げてお肌もきれいにしてくれます。
栄養面では、カルシウム、カリウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルも豊富に含んでいます。たとえばリンゴに比べて、梅に含まれるカルシウムは4倍、鉄は6倍も含まれてます。カリウムも身体に溜まった余分な水分を体の外に出してくれる働きもあります。
また、ビタミンA、C、B1、B2も豊富なので、こちらも、疲労回復にはとても有効です。また、これらビタミン類は、紫外線の強い夏場にお肌を守るためにとても重要な役割を担っており、是非取り入れておきたい栄養素です。
 
そして梅は、代表的なアルカリ性食品です。近年、私たちが口にする食品は、野菜や海藻を中心とした和食から、インスタント食品や加工食品、パンや肉など洋食中心の食生活へと変わってきています。これらは「酸性食品」と呼ばれており、私たちの体を流れる体液を酸性化してしまいます。酸性化された体液は、排泄障害や、内臓機能低下などを起こす原因となることが近年の研究でわかっており、人間の体が健康であるためには、体液が弱アルカリ性に保たれている必要があるとされています。梅干しは、酸性に傾いた体液を中和し、弱アルカリ性に傾けてくれる助けをしてくれます

タイトルなし
タイトルなし / tamakisono

中医学から見た梅の力

梅の東洋医学的効能は、唾液を分泌し、口の渇きを止め、肺の機能を回復させて空咳を鎮め、腸の機能を回復させて下痢を止め、虫下しをしてくれます。寒熱はで、冷え症でもほてりの方も食べられます。酸味には収斂作用といって、出過ぎる汗を抑えてくれる力がある反面、寒気を伴うカゼを引いたときなどは、汗を抑えてしまい、治りにくくしてしまいますので、汗をかきにくい方で寒気を伴うカゼを引いた時は、梅干しよりも、ショウガやネギを食べるようにしましょう。

また、梅を焼いて炭にして、すり潰して患部に張りつけることで、傷口の回復が良くなるほか、様々な止血作用があると古典には書かれています。

梅干し umeboshi
梅干し umeboshi / ume-y

梅は、胃腸への刺激がなかなか強い食材でもありますので、夏場、冷たいものを摂りすぎた時や、冷え症の方、小児では控えめに食べるようにしましょう。また、梅の殺菌作用は、生のままより、梅酒や梅干しにするほうが優れています。しかし、梅干しは塩分が多いので高血圧の方は1日2個までにしておいてくださいね。
夏場の食欲低下時、私がおすすめしたいのは、お粥と梅干しです。お米を炊いて多めの水分で薄く延ばしたお粥に梅干しを加えると、それだけで夏場の潤い補給にはもってこいの食事が出来上がります。お米の糖質が体のエネルギーになり、梅干しの塩分が汗で失うミネラルを補給し、酸味が潤いを生んでくれます。また、クエン酸も豊富で、夏バテの予防や、疲労回復にも効果的です。是非、夏バテ時には、冷たい素麺より、温かいお粥と梅干しを思い出してくださいね。

2014/06/04

暑い日の食と養生法

こんにちは。六本木店店長櫻井です。 最近、どうもやる気が出ずブログの更新が滞っております。「あ!これが世間に言われる五月病なのか!?」と思い漢方をせっせと飲んでおります。でも五月病って、新入社員や新学生や、転職や移動など新しい環境に適応できないための適応障害っていうのが定義なので、まったく移動も転職も何もしていない私は、ただの怠け病なのか。。。いやいや、きっと何かあるはずです。漢方を飲みます。
気象庁の発表では、今年はエルニーニョ現象が起こり、冷夏の可能性が高くなっているようですが、もうムシムシと暑い日が出てきますね。暑さにめっぽう強い方もおり、寒いより全然暑い方が良いという意見もありますが、私を含め、たいていの方は暑いの苦手ですよね。過ぎる暑さは、中医学では『暑邪(しょじゃ)』といって、高熱や大量発汗、口渇など激しい熱症状による悪影響を及ぼす自然変化として注意を促しています。

Summer Fun
Summer Fun / gfpeck

夏は暑邪に注意!

湿邪のブログでもお話したように、自然界には風邪(ふうじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・熱邪(ねつじゃ)という六淫邪気(ろくいんじゃき)という6つの病気の原因になりうる環境変化があります。この邪気が口や鼻、そして毛穴などから体内に入り込むことで体内のバランスを崩し、様々な症状を発生させます。
暑邪とは、熱の邪気です。気温の上昇に伴い身体も熱されて体温が上がります。中医学的にいえば、「陽気を高める」と言います。陽気は、気分を高揚させ、熱を生み、身体を一種の興奮状態に持っていくエネルギーなので、活動時には必要ですが、これがずっと昂ったまま、もしくは必要以上に昂ってしまうと、顔の赤みやほてり、喉の渇き、多汗など不快な症状となって現れます。さらにこの熱を逃がそうと汗をかき過ぎると、その汗とともに潤いとエネルギーが奪われ、不眠、寝汗、だるさ、疲れ、吐き気、動悸、いらいら、怒りっぽくなるなどの症状も見られるようになってきます。
 

Remember summer
Remember summer / pouchin

夏の邪気対策

暑邪の襲撃をかわして夏を乗り切るためには、日ごろの養生が大切です。夏は身体の余分な熱を奪う食材たちが旬を迎えるので、トマト、ニガウリ、胡瓜、ナス、トウモロコシ、スイカなどを食べましょう。また暑いからと言って冷たいものを沢山摂ることは避けましょう。冷えた内臓を温めるために熱が発生するので、実は逆効果です。さらに冷たいものは胃腸機能を低下させ、エネルギーを生み出す力を低下させるので、夏バテの原因になります。詳しくは『湿気の多い日の養生法』をご参照ください。
また、暑い夏はどうしても冷たいものを摂りがち。現代ではクーラーがどこ行ってもかかっており、さらに自販機、コンビニなど冷たいものがどこでも手に入る環境にもあるため、暑邪のほか、寒邪にも気をつけなくてはいけません。夏場は普段よりも冷たいものを避けるようにしましょう。

Summer breeeeeeeeeeze.
Summer breeeeeeeeeeze. / skyseeker

殺菌作用のあるものを

夏場はいろんなものが腐りやすい季節です。殺菌作用や胃腸機能を改善する作用のあるミョウガ、ねぎ、わさび、にんにく、生姜、山椒、シソなども積極的に摂りましょう。これらは気を巡らせる作用もあるので、イライラや食欲低下時にもおすすめです。

100_1172
100_1172 / misawakatsutoshi

酸味を摂りましょう。

酸っぱいものを取るのも効果的です。酸味には収斂作用といって、汗のかきすぎをおさえる力があります。必要な潤いを汗で流してしまわないためにも酸味を適量摂りましょう。また酸味には食欲増進の作用もありるので、酢の物、梅干し、ラッキョウなどを適量摂りましょう。
また酸味は甘味と合わさると潤いを生むので(『酸甘化陰(さんかんかいん)』といいます)、是非一緒に食べてみ下さい。酸味と甘味は例えば、梅干しとご飯などです。夏場の朝、お粥に梅干しはミネラルとエネルギーと水分を同時補え、さらに胃腸に優しい最適の朝食といえます。
 

Umeboshi 梅干し
Umeboshi 梅干し / geraldford

冷たいものをひかえましょう。

夏場はどうしても冷たいものを摂りがちです。しかし、胃腸は冷たいものに弱く、さらに水分に弱いので、摂りすぎていると、胃腸機能を低下させ、だるさや気力の低下、食欲の低下、軟便・下痢など夏場バテの原因となります。美味しいですが、冷たいビール、かき氷、アイスクリーム、サラダ、お刺身は控えめに。詳しくは『湿気の高い日の養生法』をご覧ください。
 

かき氷
かき氷 / emrank

 

水分補給はこまめに、早めに

喉が乾いた状態はもうすでに細胞は脱水状態にあります。平常時ならそれからの水分補給でも良いですが、暑く、汗を大量にかく夏場はそれでは遅すぎます。夏場の給水は「こまめ、早め」を忘れずに。その際は、出来るだけ常温で、砂糖入りや炭酸飲料ではなく、お茶やミネラル入りのお水を飲みましょう。
緑茶には、水分補給の他、余分な熱をとり去ってくれる効果もあり、おすすめです。また、夏の果物(野菜?)の代表ともいえるスイカは、余分な熱を奪い潤いを補ってくれるので是非とも摂っておきたいですね。スイカに塩をかけるのは、甘味が増すだけでなく、発汗によって失われたミネラルの補給にもなります。また、塩味の「鹹味(かんみ)」は体内の水分調節をしている「腎」へと導く作用があるので、潤いを補給してくれるスイカに少量の塩は、中医学的にみてもとても理に適っています。


mornig green tea
mornig green tea / Kanko*

西瓜
西瓜 / y_katsuuu

中医学的養生法

夏場の3か月を中医学では、草木が成長して茂り、陽気が最高潮に達する時期で、人のエネルギーも大気に放出することが大切と考えます。この時期は早寝早起きが重要で、日中は運動して1日1回は陽気を発散させるために汗をかくように心がけることが大切と言われています。 しかし、真夏の昼間に運動をすることは避けたほうが良いでしょう。できれば午前中、もしくは太陽が沈んでからにしましょう。
夏は気が盛んに発生し、汗が出て毛穴が開きます。そうするとそこから外邪が体内に侵入してきます。夏は四季の中でも一番養生に気を遣わなくてはいけない季節です。夏は暑さが体の中にこもってしまわないように注意が必要です。暑さがこもるのは、毛穴を閉じさせるようなことをすること。汗をかかないことなどです。そのためには、冷水をつかうのを避けましょう。顔を洗ったり、水風呂に入ったり、冷たいものを飲んだりするのを避け、温かいものを口にして、適度に汗をかきましょう。
 

Sunrise jogger
Sunrise jogger / Cirrus Sky

 

夏の暑さ、あなたは?

夏の暑さに弱い方とそうでない方がいます。これは体内に熱と潤いがどれだけあるかの違いといえます。もし普段から火照りがちで、汗をかきやすく、口や喉の乾きが強かったり、不眠、いらいら、寝汗などを感じている方は、夏の暑さも堪えることでしょう。反対に肌が白く、ぽっちゃりしていたり、冷えが強い方には、夏の暑さは心地よくはなくとも冬の寒さよりはましと感じられるでしょう。

中医学では、冬に悪化する病気や冬の慢性病は、夏にしっかり養生することによって回復しやすいと考えられています。これを「冬病夏治(とうびょうかち)」といいます。冬は冷えにともない乾燥でも体調を崩すので、乾燥に弱い呼吸器系の疾患である慢性気管支炎や喘息は夏に対処することが良いでしょう。冷えがつらいかたも、必然的に陽気が高くなる夏は養生や漢方の効果が出やすいです。     

Bubbles_00013
Bubbles_00013 / ajari

 
暑邪のピークは夏真っ盛りの7・8・9月ですが、これからくる梅雨も湿度が高くなり汗をかきづらいので、体に熱がこもりやすくなります。適度な運動と、余分な熱や湿を排出してくれる夏野菜を適度に摂って対策しましょう。
夏は秋や冬を健康に乗り切るための養生の場と考え、冷たいものを控えて、野菜をしっかり食べて、早寝早起きを心がけ、身体を作っておきましょう。汗も適度にかくのも大切ですよ。冬に体調が悪くなる方は、夏こそ改善する機会です。「未病先防」をお忘れなく。

2014/05/28

むくみ、頭重、胃腸トラブル・・・ 湿気が多い日の養生法

こんにちは、六本木店店長の櫻井です。昨日はあんなにも晴れ渡って暑かったのに、今日は雨で肌寒い一日となりました。中医学では、雨など、大気に水っ気が増えた状態を「湿(しつ)」と呼びます。そしてこの湿が増えると体に悪さをする「湿邪(しつじゃ)」となるので注意を促しています。特に体の中にも余分な水分(=湿)がある方だと、その影響は強くあらわれやすくなります。
今日は普段あまり耳にしないこの「湿」という中医学の独特な考え方のお話です。

Rain rain rain rain rain...
Rain rain rain rain rain… / GreyHobbit

 

重い・だるい・胃腸が不快、は「湿」のせい!

さわやかな春が終わり、夏の日差しが感じられるような日が続くと、ぽつぽつと雨の日が増えてきます。するとそろそろ梅雨の季節です。毎日毎日降り続く雨、洗濯物も乾きにくく、カビも生えやすく、気温も日を追うごとに上昇するので、大気は蒸せて熱いうっとおしい季節です。
そんな毎日が少しずつ私たちの体に悪影響を及ぼしていきます。湿気と暑さの影響で食欲も低下し、寝苦しさは体力を低下させ疲労がたまります。日中はいつもだるくて眠く、お腹もなんだかぐずぐずして、吐き気をもよおしたりします。中医学ではこのように体に悪影響を及ぼす自然の変化を「邪気(じゃき)」と呼び警戒します。梅雨から夏にかけては湿気が悪影響を及ぼすので、「湿邪(しつじゃ)」と呼んでいます。湿邪は特に胃腸系に悪影響を及ぼし、食欲の低下や軟便、下痢などを引き起こし、続くと外の湿だけでなく、体内にも湿邪が溜まってしまい、むくみなどが現れます。もし舌を見て表面にびっしりと白い苔がついていたり、黄色く粘つくような状態になっているような方は湿が溜まっているので要注意です。
 

Rain & Bike
Rain & Bike / Pietro Zuco

不調をもたらす「湿邪(しつじゃ)」とは、、、

自然界には風邪(ふうじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・熱邪(ねつじゃ)という六淫邪気(ろくいんじゃき)という6つの病気の原因になりうる環境変化があります。この邪気が口や鼻、そして毛穴などから体内に入り込むことで体内のバランスを崩し、様々な症状を発生させます。
梅雨から夏にかけては、「湿邪(しつじゃ)」が強くなります。湿邪は脾胃の機能を低下させ、重く濁り、粘着して停滞し、下降しやすく体の下部に症状が出やすいことから、胸やお腹がすっきりしない、残便・残尿感、腹水、下痢、浮腫、頭・手足・体の重だるさ、関節の痛み、尿の濁り、オリモノが増える、食欲不振、目やに、痰、鼻水などがみられることが考えられます。
湿を理解するには、スポンジを想像してみてください。スポンジが水を吸うと重たくなります。水を含んだスポンジは冷たくなります。これが湿の影響です。体が重たくなり、冷えやすくなります。そして体にとって不必要な水分である「湿」は、気血の流れを邪魔して痛みを生じさせたり、溜まってむくんだりします。湿は下に沈む性質があるので、むくみは足に出やすいのですが、たまにその他の部位にも出ます。もし頭がむくんでしまうと、圧迫されて頭痛がおきますし、関節でおきると関節痛が生じます。
そとの湿気にくわえて、体内でも湿邪は発生します。湿邪は体内では、肺、脾胃などの内臓機能の低下によって生まれますが、この大きな原因は【飲食の不摂生】です。冷たい麦茶などや、氷の入った飲み物、冷たいビール、冷蔵庫で冷えたフルーツやサラダ、刺身、アイスクリームなど、特に冷たいものの摂りすぎや、水分の摂りすぎがにより、脾胃(消化器系)の機能が低下してしまうと、脾胃が持っている水分の吸収と運搬機能が低下し、水分代謝が低下して、むくみや体の重さ、下痢や消化不良などの症状になって現れます。
湿邪に侵されている人の舌は、苔が分厚く、舌自体が大きく膨らみ、縁に歯形が付いている方が多いです。そして、体の中に湿が溜まっている人は、外の湿の影響を受けやすいと言われており、中医学ではこれを「内湿が外湿を呼ぶ」といいます。むくみ、頭重などがあり内湿が溜まっている人は、外の湿度が上がる夏場や梅雨時期、台風時期などに影響を受けやすく、湿邪由来の症状(重い、だるい、めまい、胃腸の不快感など)が出やすいと考えられます。

Asakusa Rain wtmk
Asakusa Rain wtmk / Live Action Hero / Michele Marcolin

 

湿邪に侵されていませんか?

食欲不振、体や手足が重だるい、頭重・頭痛・関節痛、胃もたれがする、便がべっとりしてスッキリできらない、むくみ、口の中のべたつき、口臭がある、生理の量が多いまたは、止まりにくい、オリモノが多い、皮膚の色が黄色っぽい。これらは胃腸機能の低下や湿をはらう臓腑の機能低下により、湿邪(=余分な水分)が体内に発生していることが考えられます。
 

食べ物で湿邪対策

・生姜やネギ、三つ葉やセリなどの香味野菜かんきつ類は、その香りで、胃腸の働きを活発にし、体内の余分な水分である湿の排出を助けてくれます。冷やして食べると湿を生む原因ともなりかねないので、かんきつ類などは冷蔵庫に入れずに、常温で食べるようにしましょう。
しそ、葱、ショウガ、柚子、三つ葉、山椒、唐辛子、ニンニク、にら、柚子、レモンなど。
 
・キュウリやスイカなど、利水作用のある食材もおすすめです。気を付けたいのは、トマトやキュウリ、冬瓜など、これらの食材の中には、利水作用と同時に、身体の余分な熱も奪うものもあるので、冷え気味の方は常温または火を通して摂るようにしましょう。
春雨、黒豆、西瓜、メロン、蛤、白菜、アスパラガス、きゅうり、グリーンピース、高菜、とうもろこしのひげ、インゲンマメなどの豆類、ハトムギ、とうもろこし、冬瓜、スイカ、セロリなど。
 
・米や棗などが持つ自然の甘味は、脾胃の働きを助け、弱った機能を元気にしてくれます。
米、棗、山芋、キャベツ、サツマイモ、かぼちゃ、人参など
 
・唐辛子や生姜など辛いもは汗をかかせ余分な水分を発散させてくれます
とうがらし、ショウガ、香辛料など。ただ市販のルーを使ったカレーは脂肪が多いので要注意です。
 

Rain Drops
Rain Drops / Douglas R Witt

 
脾胃は、食べたものからエネルギーをつくり出す源なので、脾胃が弱ると、体内でエネルギーが十分に作られず、ついついすぐエネルギーになる甘いものに手が行きます。しかし食べ過ぎてしまい、肥満になってしまうこともあります。砂糖の甘さは、その時は良いですが、少しすると喉が渇き、水分がほしくなります。水分を摂ることで、胃腸はまた弱ってしまい、さらに湿邪が生まれる原因をつくってしまいます。甘いもの・水分はほどほどにしましょう。
冷たいもの、水分はとにかく摂りすぎ注意です。特に外が暑くなってくると冷たいものを欲してしまいますが、冷たいものや水分は胃腸機能を低下させてしまうことを覚えておきましょう。養生法では「井戸水より冷たいものは摂るな」と言われています。冷たいものが増える夏こそ温かいものを摂りたいものです。同じ理由から野菜も生で食べるより、火を通して食べるほうがおすすめです。
湿の影響を最小限にするためには、食べるものも、飲むものも、生のまま、冷たい状態で摂らず、加熱して摂るようにしましょう。そして辛いものを少し摂り、汗をかいて余分な水分を発散するようにしましょう。
一年を通して考えると、夏というのは厳しい冬を乗り切るためにしっかりと栄養を蓄え、身体を整える大切な季節です。梅雨の影響を残さず、気持ちよく夏を迎え、その後の秋・冬に備えるためにも、今から日ごろの養生が大切です。「そんな先のことなんて」と油断して暑さにかまけて冷たいものばかり摂っていると、夏バテしてしまい美味しく食べられず疲労がたまり、冬場も体調を崩してしまい、忙しい年末を乗り切ることが出来ません。
中医学が言う「未病を治す」というのはこうした先を見越した養生法で、日々の生活の心がけです。そしてこの時期にすべきことは、冷たいものを控えることです。身体を労わり、いつまでも健康でありましょう。

2014/05/21

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