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中医学 の記事一覧

月経と子宮筋腫 百合子先生より


今や、女性なら誰もが“筋腫”をご存じですね。
子宮筋腫は女性のホルモンに依存して大きくなる子宮の筋肉の良性腫瘍です。
そんなに知名度があるのに、症状は無いことも含めて、非常に個人差が大きいです。
今回は、それらの症状の中で、貧血について月経と共に触れてみたいと思います。
 
 

貧血

と聞くと、あっかんべえっとした時に下まぶたの内側が白っぽい人?!っ
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と思われる方が多いでしょう。
そのとおり!! もう少し婦人の状況に近づけて表現すると、
月経の時に立ちくらみがつらいこと、たくさん食べているのに疲れやすいこと、
またそんな症状が続いていること、定期検診で血液検査がいつも再検査になること、
など経験されたことがあるのではないでしょうか。
 

子宮筋腫

では、月経量が多くなったり、月経期間が長くなったりします。その状況が続くことで、鉄欠乏性貧血になります。
鉄欠乏性貧血は、血液検査でヘモグロビンの低下と表示されます。
フルで働ける赤血球が少ない状態なので、体が機能するために必要とされる酸素を十分に届けられなくなります。
子宮筋腫を患っている期間が長いほど、貧血の状態も継続するので、貧血症状が重くなっていきます。
顔色や手足が黄色や白色かしら! 0-13
動悸や息切れがする!  爪がへこんでるかしら!
と思ったことありませんか?
 

中医学

では、子宮筋腫を瘀血と考えています。 また、貧血は陰道流血による長期失血によるものと考えています。
失血による血不足は、流れと機能が劣ることで、いろいろな病気の原因に助長し、結局のところ瘀血を悪化させるという悪循環になります。
失った血を補うことはとても大切です。
鉄分の多い食品、レバーやほうれん草を頑張って食べているけど、
顔色や手足の色がなんとなく変かなと思われる方は、漢方の面より何かお役にたてれるかもしれません。ご相談ください。

2017/11/25

基礎体温を測ってみよう Part.2

基礎体温を毎朝測るのは面倒に思うかもしれませんが、毎朝測ることで、自分の生理周期とからだの状態が分かってきます(Part1基礎体温の基礎をよむ)。
からだの不調が出やすいタイミングが分かれば事前に対策を考えることもできるし、そもそも自分の体質が分れば全体的な体質改善の対策も考えられます。

女性の生理周期は大きく、月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の4つに分けられます。
・月経期(生理の時期)
月経は不要になった子宮内膜を体外へ排泄すること。正常な月経の出血は4~7日間。
経血が完全に排泄されず体内に残ると瘀血(血の巡りが悪い状態)の原因になります。
痛みや血の塊などがあれば、気血の巡りを良くして(理気活血)、子宮の掃除をサポートしましょう。
【オススメの食物】
あずき、にら、もも、酢
・卵胞期
卵胞の成熟に伴って卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量がupしてきます。
受精卵のベットとなる子宮内膜も増殖します。
排卵までの日数は短すぎても、長すぎてもよくありません。12日~16日くらいがgood!
卵胞がすくすくと成長サポートに補腎をし、血を増やしましょう(養血)
【オススメの食物】
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、豚まめ、スッポン
牛肉、牛レバー、鶏レバー、豚レバー、うずらの卵、キャベツ、人参、ほうれん草、ナツメ、ぶどう
 
・排卵期
卵胞が約20mmまで成長すると卵胞膜を破って卵子が飛び出します。これが排卵です。
排卵すると基礎体温も一気に上昇します。排卵前後で粘りのあるおりものも増えます。
妊活中の方は、タイミングは排卵前後にとるのが理想的
排卵期は身体のなかの転換期ですので、この時期にも気血の巡りが重要です
排卵がスムーズにいかないと痛みや張りなどの不調をともなうことも。
ストレスを和らげ、気の巡りをよくし、血をイキイキと元気にさせる(疏肝理気活血)こともおすすめです。
【オススメの食物】
落花生、キャベツ、春菊、玉ねぎ、ほうれんそう
・黄体期
おもに黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで子宮内膜が厚くなり受精卵の着床・発育に適した状態にします。体温も36.7度くらいを推移します。低温期との差は約0.3~0.4度くらいあると理想的です。
イライラ、胸張り、お腹の張りなど月経前の不快な症状(PMS)が現れることもあります。
内膜をフワフワにし着床サポートに補腎を、PMS改善に気の巡り良くしたり(疏肝理気)などの対策も。
【オススメの食物】
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、豚まめ、スッポン
落花生、キャベツ、春菊、玉ねぎ、ほうれんそう
冷えがある人は、ザーサイ、にら、ねぎ、らっきょう、しょうが、にんにく、も良いです!
体温.
女性のからだは月経周期の中でこの様にいくつかの女性ホルモンの分泌のもとに変化しています。毎朝つける基礎体温は女性の体調や月経の状態などを知る大切な情報源です。毎月定期的に生理が来ない、排卵はしっかりしているのか、生理前の不快な症状で悩んでいる、なかなか望んでいるのに子宝に恵まれない・・などなど女性のお悩みは様々あります。基礎体温を測ることは多種多様な悩みを解決するひとつの方法といえます。

2017/11/15

基礎体温を測ってみよう!

こんにちは。
突然ですが、基礎体温を測ってますか?または測ったことはありますか?

基礎体温とは

 基礎体温というのは朝、目が醒めてまだ起き上がっていない状態の体温のことです。
これは人が生きていくうえで最低限必要なエネルギー状態での体温ということになります。
通常、女性の体温は1周期(月経開始日~次の月経開始まで)の中で
体温が低い期間】と【体温が高い期間】の2層に分かれ、それぞれを低温期と高温期と呼びます。
低温期と高温期の温度差は通常0.3~0.5度位です。

測るタイミング、そしてポイントは?

 基礎体温は起床直後、横になったままの状態で測ります。
何故かと言うと起床直後が1番体温が低いからです。
すこし起き上がるだけ体温は上昇し、排尿後は下がります。なので横になったまま計らないと体温がブレてしまいます。
測る部位は脇ではなく、舌の下です。出来るだけ同じ時間に測りましょう。
基礎体温をグラフ表すと体温変化がひと目でわかりやすいだけでなく、測る時間がずれたり不調なども記載できるので便利です。
寝る前にベットサイドにあらかじめ基礎体温計を準備しておきましょうね。

測ると何がわかるの?

妊活を機に測り始めることも多いのですが、それ以外にも基礎体温は今まで気づかなかった体調に気づいたり、隠れた病などのシグナルを発見できるチャンスにもなります。
自分の状態を知ることで、体調管理しやすくなったり、正確に生理周期や体温を知ることで、旅行などの予定も立てやすいですね。
基礎体温グラフ

2017/10/31

カゼ予防の話 ~毎年カゼをひいてしまうあなたへ~ 

カゼってなに?

 
カゼは現代医学では『感冒』や『かぜ症候群』といわれ、主にウイルス感染により、のどや鼻、気管支や肺に及ぶ急性炎症がおきた状態の事を指します。
症状として発熱、頭痛、全身倦怠感、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、せき、たん、があげられます。
カゼは中医学でも『感冒』といいます。
『感冒』は中医学では風邪(”かぜ”ではなく”ふうじゃ”と読みます)を主とする邪気が外から体を侵すことによって生じる病のことを指します。邪気は”鼻口”や”皮ふ”から侵入し体の一番上に位置する臓器である「肺」を攻撃すると考えられています。
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↑ジャイアント馬場っぽいですねw
 

なぜカゼを引いてしまうのか?

 
中医学的に身体をカゼから守っているのは衛気(えき)という ” 気 ” です。
衛気は身体の表面を包みバリアを張って
悪いヤツ(ウイルスなど‥)が外界から体内に侵入してくるのを防いでいます
衛気が十分にあるとカゼも引きません
‥がしかし衛気が不足すると悪いヤツは容易に体内に侵入してきます。
なぜ衛気が不足してしまうのか?といいますと
衛気の源である元気が不足してしまうからです。
そんな訳で、
    元気がなくなるとカゼをひく
…っということになります。
11月~12月にかけて忙しくなり活動量が増える方が多いと思われます。
すると
忙しさにより元気の消耗が増え、ウィルスなど外敵から身体を守る力(衛気)が十分に発揮できなくなり
カゼをひきやすくなる
と考えられます。
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かぜの予防は?

 
上記のことを踏まえて、漢方薬では2つの方法がオススメできます。
1つめは衛益顆粒(えいえきかりゅう)を服用することです。
衛益顆粒は先程の話で出てきた衛気(えき)を補うことができる漢方薬です。
もちろん元気も補うことができますので疲れている方にオススメです。
 
2つめは板藍根(ばんらんこん)の入った商品を服用することです。
板藍根には抗ウイルス作用があるため風邪の予防にはうってつけです!!
 
その他の予防法はこちら↓です。衛益顆粒と板藍根とあわせていただと良いでしょう。
 
○外出後の手洗いうがいをしっかりする
○適度な温度(18~20℃)適切な湿度(50~60%)に部屋の環境を保つ
○人混みを避ける
○流行前のワクチン接種
 
中医学なかぜ予防としては、下記の対策があります。
○平素から運動により身体を鍛える
○精神的にリラックスする
○色んな食材をバランスよく食べる、偏った食事を摂取しない
古い書物には
五穀(米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・稗(ひえ)・豆・麻など)
五果(すもも、あんず、なつめ、桃、栗)
五畜(鶏、羊、牛、馬、豚)
五菜(にら、らっきょう、わさび、ねぎ、まめのは)
を食べるとよいと書いてあります。
 
 
どうでしたか?
これらの対策をして今年はカゼ対策をばっちりしましょうね(*´ω`*)
それではまた~

2017/10/24

中医アロマ#6『あなたの秋におすすめブレンド』

こんにちは、ミッポこと車田です。車田さん ミニ
近頃はすっかり秋めいてまいりましたね。『~の秋』とよく言われますが、今回は、幾つかの秋のお供におすすめのブレンドをご紹介いたします。
§ 読書の秋
シナモンスティックに垂らしてお使い下さい。

Processed with VSCO with f2 preset

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・ジャスミン 1滴
・ベルガモット 2滴

シナモンスティック 1本
§ スポーツの秋
スポーツ後の筋肉疲労改善に◎お風呂上がりに。
ランニング
・ジュニパー・ベリー 2滴
・フランキンセンス  2滴

ホットタオル
§ 芸術の秋
精神性を高める。集中力UPで創作意欲も満々に。
芸術の秋
・フランキンセンス 2滴
・ブルーロータス  1滴

パロサントの香木
今回はややハイレベルな内容となってしまい、手に入れるのが難しいものもあるかもしれませんが、ご参考までに…。
個人的には芸術の秋の組み合わせが好きです。パロサントの香木に精油を垂らしたあと、火で炙っても良いです。ぜひ、お試しください(*^^*)

2017/09/29

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売