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中医学 の記事一覧

湿度が高いと頭や体が重い

「梅雨時期や湿気の多い季節になると体や頭が重い、

胃腸の調子が悪い」

 
といったご相談が最近増えてきています。
 
これは一気に上がった「湿気」が体に悪さをしているせい。
 
湿度が上がったり、暑さにかまけて冷たい飲食物を摂りすぎると、
スポンジが水を吸うと重くなるように、
頭も体も重だるくなり、関節が痛くなることもあります。
溜まった湿は胃腸の機能を損ない、食欲不振、
軟便、下痢などがみられることもあります。
 
 
溜まった湿気をすっきりさせるには、
藿香(かっこう)や紫蘇葉(しそよう)などの
『芳香化湿薬』という揮発性芳香成分を含んだ
『勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)』がおすすめです。
 
さわやかな香りを放つ芳香成分が、
嗅覚や味覚を刺激し、胃液の分泌や
胃腸の蠕動運動を促進し、食欲を増進させます。
 
また、健胃作用や腸管内の異常発酵を抑える
働きがあるので、胃腸のガスやげっぷも解消できます。
 
『勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)』
体内の水分代謝をスムーズにして、
体の重だるさ、疲労倦怠感、食欲不振を
すっきりさせましょう!!

(櫻井 大典)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 イスクラ薬局六本木店

〒106-0032 東京都港区六本木7-3-12 インターナショナルビル1階

TEL:03-3478-4382
FAX:03-3478-4731
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定休日:日曜・祝祭日

 
 

2013/06/20

生活養生30箇条

先日シンポジウムで拝見させていただいた、栃木中医薬研究会様が制作された、
【生活養生30箇条】が素晴らしいので、シェアさせていただきたいと思います。
生活養生30箇条

【健康づくりのために達成したい生活と食事の30の目標】

監修: 劉桂平   制作: 栃木中医薬研究会
その1:早寝早起き。就寝は夜12時を超えない。深夜の仕事は早朝に回して睡眠を先にとる。深い休養と元気な活動に適した自然な人間の生活で、若々しい身体や肌を蘇らせる「陰」や生命活動を支える「精」を蓄える。
その2:優しい日光を浴びる習慣を。心身のリズムを自然のリズムに合わせることで日常生活を支える「気」の流れを良くし、精神を活性化し身体を強固にする。
その3:適度な運動の習慣をつける。軽く汗をかく程度の、走る・歩く・動き回るなど、無理なく続けられる自分に合った運動が、精神と身体の健康の条件を整えます。
その4:1日3食の時間帯を決めた規則正しい食習慣を。朝食は便通のリズムをつけ、しっかり活動態勢に。昼食は午後の活動のエネルギー源に。夕食はあまり遅くならない時間にゆったり休養態勢に
その5:食量は「腹八分目」が目安。各人の適切な食量は経験的に知る事。中医学的な「脾」を中心にした消化器系に負担をかけないための基本。苦しくならない、重だるくならない、ねむくならない。
その6:穀類と野菜を主体にした食事を。「脾」を健やかにする植物性食材で体内に余計な「湿」や「熱」を増やさない。食材の8割を穀物、豆、根菜、葉菜、海藻にする。植物性食材のみの精進料理は和食の基本の一つ
その7:主食4割、野菜4割、動物生食材2割に。身体に負担をかけない和食的な構成に。質実剛健的な武士の精神から生み出された本膳料理が和食の構成の原型に。健康的かつ実質的。
その8:多種類の食材を少量ずつ取り入れて。旬の食材を優先。各栄養素を偏りなく摂取できるように、出来合いの総菜や冷凍食品も料理の材料にうまく組み合わせて食べ過ぎないように工夫。
その9:朝食は簡素な軽食に。できれば消化に良い温かなものを。胃腸の負担にならない量と内容で毎朝欠かさないよう努める。
その10:昼食は、時間がゆっくり取れなければ、揚げ物や脂っこい料理などの消化に悪いものは避ける。午後の仕事の支障となる重い食事にならないように。
その11:夕食は好きなものをたっぷり。ゆっくり噛んで楽しみ、葉野菜を主にした野菜を多く摂る。葉野菜は消化に良く、栄養豊富で胃腸を強化。最低30回は噛む習慣を。
その12:野菜は、胃腸に負担をかけずビタミンを多く摂るため温かい汁物・煮物・湯で物・炒め物で多く食べる。繊維で閉じ込められた栄養を吸収しやすくする。和食の調理法は精進料理や懐石料理などの野菜中心の食材構成で栄養を十分にとるため工夫され、煮物やあえ物が発達。
その13:具だくさんの味噌汁やスープなどで野菜を先に主食と食べることで、満足感を得ながら過食を防ぐ。温かい汁で葉野菜をたっぷり。でんぷん質をしっかり。豊富な旬の野菜と、油脂をあまり使わない調理法は、水が豊かな日本ならでは。代謝機能に負担をかけない食事になります
その14:低塩分・低脂肪・低糖分になるよう食材・調理法・調味料を工夫する。濃厚な味にマヒした食生活から脱却する。食材本来の美味しさ・味わいの再発見が健康をもたらす。
その15:蛋白源として植物性食材(大豆製品)と、動物性食材(肉・魚・卵)のバランスを考える。どちらも適度に摂る。
その16:揚げ物や肉料理は消化能力の状態に配慮して献立を決め、あるいは量を加減する。多いと、吸収と代謝機能の負担になって体に有害な「湿」や「熱」が溜まりやすいためです。
その17:消化不良や体が受け付けない反応を起こしやすい食材(魚介類、牛乳、卵など)には注意する。胃腸や体の負担になるものが拒絶反応を引き起こす。
その18:乳製品が体に合わない人は、大豆製品・野菜・小魚からカルシウムの摂取を心がける。牛乳がいくらカルシウム豊富でも有効に摂取できなければ無意味
その19:生のもの(野菜・刺身・果物)は旬を選び、あまり大量に食べることは避ける。大量の生のものは消化と代謝を障害し「湿」を増やします。
その20:辛いもの(香辛料・辛味野菜)を必要以上に多量に使うのは避ける。少量なら消化と代謝の促進に役立つが、多量では「熱」となる。
その21ファストフードを日常的な食事として取り入れない。食欲をそそるための過剰な味付けや添加物で栄養のバランスを崩します。
その22:食欲がない時や、飲食物がもたれているときは、無理に食べない。あるいは軽く済ます。惰性的に食事をせず、たまには抜いたりするのも健康に良い。
その23:食後などに、緑茶・紅茶(あるいは湯・水)を飲むことを習慣に。食後の温かい飲み物は胃腸を保護し消化を助ける。白湯一杯でもよい。
その24:間食としては、野菜ジュース・果物・豆乳など自然のままの甘みと栄養を選ぶようにする。おやつの楽しみも健康に役立つものを。
その25:砂糖を多く使った菓子・ケーキ・デザート・アイスクリーム・清涼飲料水を避ける。甘味(できれば白糖は避ける)は適量なら栄養と休養に役立つが、過剰になれば肥満の原因になるか体内の働きに負担をかけて「湿」として有害化し病気のもとに。
その26:冷たいもの(飲み物、食べ物)を避ける。胃腸の働きを弱め「湿」を増やします。
その27:コーヒーを飲みすぎない。目を覚ますためにコーヒーに頼りすぎない。日内リズムに悪影響。
その28:アルコールを飲みすぎない。アルコールの摂りすぎは生活リズムを崩し、栄養素の代謝を障害し、体内の有毒物を増やす
その29:たばこはやめる。もとより毒性があり、過剰な栄養素の有害化をさらに助長して多くの病気を悪化させる。たばこ依存の生活から脱却を。
その30!!:生活養生は自分の身体と自然を愛する気持ちで健康づくりの楽しみとして毎日取り組む。繰り返し考え直し評価し直すことが大事
まずは現時点の達成度を確認してみて、それから明日からでも達成できそうなものは是非実践してみてくださいね。1ヶ月後、1年後と是非達成項目を増やしてくださいね!
 

2013/06/15

暑さ対策と栄養補給

 

漢方で「人参」と言えば、それは「高麗人参」のことを言います。

 
高麗人参は栄養補給の王様です。
身体を元気にして、抵抗力をつけ、身体を暖めてくれます。
とっても良い生薬で、疲れがたまった体にはピッタリなんですが、
夏場はちょっと暑く感じてしまうかもしれません。
 
同じようにエネルギー補給ができて、

ほてった体をクールダウンしてくれる「西洋人参」と言うものがあります。

 
夏の暑い日のエネルギー補給には、
『香西洋参(しゃんせいようじん)』がおすすめです。
エネルギーの補給もできて、体も頭もクールダウンしてくれる、
西洋人参のエキスと原末が入ってます。
 
余談ですが、当店スタッフがたまたま香西洋参を飲んでサウナに入ったのですが、全くバテなかったそうです。
 
香西洋参は、その名の通り香りも良く、
飲みやすいハーブティーとしてもご活用いただけます。
 
熱中症対策や、
受験やテストの勉強で頭がオーバーヒートしているような状態、
集中力を必要とする作業、
研究などの補助にも香西洋参はおすすめです。

(櫻井大典)

 

 
 

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定休日:日曜・祝祭日

2013/06/14

中医学的『夏の養生』

夏の養生について。
『夏季は日中が長いけれど怠けてはいけない。適当に身体を動かして、発汗するように心がける。気分的にも発散するような気持ちで生活するのが良い。夏は暑く、陽気が良いので、汗をかいて発散するようにしないと、熱がこもって病気になる』
と、紀元前の医学書、素問には書いてあります。夏は適度に運動して汗をかき、体内からある程度、湿気を追い出してやることが健康を保つために大切です。
気温が高くジメジメした状態では、体内の水分代謝もスムーズにいかず、湿(ドロドロや病理的な水分)として停滞してしまいます。
湿が溜まったときは…
・気分がすっきりしない
・食欲の低下
・体のだるさ・重さ
・疲労倦怠感

となって現れます。ジメジメとしたこれからの季節は、胃腸の働きが弱くなる一方で、腸内細菌のバランスも悪くなるので、様々な胃腸障害を引き起こすことにもなります。
 
体内にたまった「湿」は、むくみのようなものではなく、水分が土にしみこんでジメジメした状態や、汚れた蒸気が充満したようなイメージです。
特徴としては…
・舌にべっとり厚く汚い苔がつく
・皮膚の表面の汚れたような感じ
・不快な体臭
・尿の濁り
・便の粘り
などがあげられます。
このように、体内にモヤモヤした状態で停滞する湿気には、利尿作用のある処方はあまり意味がなく、湿った部屋を乾燥させ、不快な臭いを取り除く除湿剤や芳香性の消臭剤のような漢方が適しています。藿香、紫蘇葉などの揮発性の芳香成分を含む勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)がおすすめです。
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芳香成分が嗅覚や味覚を刺激し、胃液の分泌や胃腸の蠕動運動を促進し、食欲を増進させます。勝湿顆粒には、健胃作用や腸管内の異常発酵を抑える力もあるので、ガスやげっぷが気になるときもおすすめです。
さらに下痢吐き気にも使えます。そして、芳香成分には、解毒、抗菌、抗アレルギーの作用も確認されているので、食中毒やアトピー、じんましん、水虫にも応用され、梅雨時期から夏場にかけて欠かせない漢方です。
 
「夏こそ温かいものを食べるべし、酒も温めて飲むべし」と、養生訓で貝原益軒も言っているように、冷たい飲み物食べ物が体内の湿気の停滞を助長しますので、夏場の冷えたビールはとてもおいしいですが、温かいもので養生することもおわすれなく
 

2013/06/14

皮膚の調子が悪い時に避けてほしい食べ物のお話。

 ☆発物(はつぶつ)のお話☆

皮膚の症状でご相談にいらっしゃったお客様には、必ず最近食べたもの、好きでよく食べるもの、悪化した時期に良く食べていたものなど、「食べたもの」のお話を詳しくお伺いします。

皮膚の対策では、食べもの、スキンケア、漢方薬が三拍子そろうことで回復に向かうのですが、その中でも身体の構成要素をつくりだす『食べもの』はとても重要です。

食べているものを知ることで、今、体がどういった状態にあるのかを知ることができます。さらにどういった食べ物に反応するのかを知ることで、より詳しく体質を見極められます。そして、食べ物のなかには食べると皮膚の症状を発生または悪化させるものがあり、古来から中医学では『皮膚病の禁忌』となっている食べ物の事を指して『発物(はつぶつ)』と言って、注意を促しています。そして、それらを避けるように食生活に気を付けることがとても重要です。

『発物』による病気の特徴として、発熱、かゆみ、ただれ、のどの痛み、痰、脹痛(張って痛む)、便秘、下痢などがあります。そして、どういった症状がでているか、どういった体質かによって食べるものを選ぶこともとても重要です。

例えば、冷えがあったり、軟便または下痢があるような体質が寒の状態であれば寒性(体を冷やす)の発物を避けるようアドバイスします。または、体質が熱でほてりや熱感、炎症症状が強い、便秘があるなどがあれば、熱性の発物を避けるようアドバイスをするといった具合です。では、実際にどういった食べ物に気を付ければよいのでしょうか。

☆発物の例☆

動物性のタンパク質

魚介類、牛肉、羊肉、あひる、カモ肉、牛乳、卵など

野菜・穀物類

ねぎ、たまねぎ、とうがらし、こしょう、セロリ、大豆、そら豆などの一部の豆類、そば、小麦など

くだもの

バナナ、パイナップル、マンゴー、柑橘類、銀杏、パパイヤなど熱を誘引する発物 しょうが、こしょう、とうがらし、にんにく、ねぎ、羊肉、牛肉、にら、桃、油っぽいもの、タバコなど

風(体の上部に症状を起こすのが特徴。そのた遊走性のかゆみなど)を誘引する発物

魚介類(特にエビ、カニ)、アヒル、カモ肉、ガチョウ肉、たまご、香菜、きのこ、たけのこ、マンゴーなど

湿熱(腫れ、浸出液・ジュクジュク湿疹)を誘引する発物

魚介類、もち米、ビール、酒、甘酒、たけのこ、きのこ、ねぎ、内臓肉、油っぽいもの

寒滞と冷え(冷えによる血行障害、胃腸障害など)を誘引する発物

スイカ、梨、柿、冬瓜、白菜、ニガウリなど

出血(皮膚出血、皮下出血、腫れ、かゆみなど)を誘引する発物

こしょう、玉ねぎ、そら豆、酒など

気滞(腫れて痛む、ストレス、胃部膨満感など)を誘引する発物

羊肉、もち米、そら豆、大豆など

**現代の化学添加物も皮膚病を悪化させる性質があるので発物に属すると考えられています。

皮膚でお悩みの方は、症状、体質を見極め、生活養生、食養生、スキンケアを加えた総合的な漢方対策を施すことが大切です。

上記にあてはまるものがあった方、是非それらをやめてみることから始めてみてくださいね。

 

2013/04/25

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売