こんにちは!車田です
記念すべき10号目のパンダスタイルは、全面リニューアル!
移転もして、新しい六本木店のイメージで作り直してみました(^o^)
すすむたちのコーナーも雰囲気が変わりました。
(注:決して手抜きではございません)
漢方薬の紹介コーナーもわかりやすくしてみましたので、花粉症の皆様ご参考下さいませ!
ブログ日記BLOG
六本木 Panda Style -パンダスタイル- #10
2017/02/14
すすむ@instagram スタート!
お久しぶり!六本木店のマスコット猿、すすむだよ!
僕はこの度、満を持してインスタグラムを始めました\(^o^)/
すすむ@イスクラ薬局六本木店 instagram
instagram内ではこれで検索➡susumu_iskra_roppongi
これからどんどん、僕の視点で切り取った日々を、中医学していこうと思います。
初回はあんまり中医学は関係ないけれど…。
これからの幸せな日々を願って、ラッキーなハートの葉っぱを発見した写真だよ!
みんな気軽に僕のページに遊びに来てね☆
2017/01/20
日中医学ヒストリー#3 『中国医学はいつ日本にやって来た?』
こんにちは!ムーリィこと木梨です
日中医学ヒストリー 第3回目の今回は、中国医学はいつ日本にやって来た?をテーマにお送りいたします。
“日落雲海觀 Sunset Cloudscape” / 寧 Serenity / SML.20130304.EOSM.03030.P1.L1 / See-ming Lee 李思明 SML
中国では今からおよそ2千年前の漢の時代に医療の経験や知識が体系化され、三大古典と言われている『黄帝内経』『神農本草経』『傷寒論』に著されました。これらの医学理論は脈々と受け継がれ現在の漢方の基礎となっています。
たとえば葛根湯、私たちにとってとてもなじみ深い漢方薬ですが実はこの傷寒論に登場する処方なのです。2千年前と全く変わらない処方を今も服用しているなんて何と感動的なことでしょう!
The Sleepy Alleys of Pingyao / timquijano
ではこの中国医学はいつ日本にやって来たのでしょうか?
大陸の文化が朝鮮半島を経由して日本に入ってきたのは大和時代。その後遣隋使、遣唐使による日中間の交流が始まりました。中国から多くの生薬や医学書が渡来し、さらに大陸に渡った多くの留学生が最新医学を日本に持ち帰りました。そして日本における医学教育体制や医療体制は整い、838年を最後に遣唐使の時代は終わりを告げました。
それから約150年後、医博士である丹波康頼は隋唐医学をまとめ『医心方』として朝廷に献上しました。これは日本に現存する最古の医学全書と言われており、今は国宝として上野にある東京国立博物館に収蔵されているそうです。
実物を見たいですね~♪
2017/01/10
六本木 Panda Style -パンダスタイル- #9
こんにちは!車田です
今年最初のパンダスタイル!
すすむたちは今年も元気です(*^^*)
今回は新年らしく、お屠蘇について中医学してます。
元は屠蘇散という方剤。これを日本酒に漬けたものがお屠蘇。
新しく助っ人で入ってくれた偉人たちの中に、なんとこの屠蘇散の発案者が…
物事の背景を知ると、様々な人の想いがそこにあって、それを繋いできた歴史があることを実感できます。
今年も楽しく元気にパンダスタイルお届けいたしますのでお楽しみに☆
2017/01/10
新年!こんな生薬見つけてきました…
こんにちは!車田です
私は年末年始、香港とマカオに行っておりました。
中国ではとっても有名な北京同仁堂の支店を発見し、さらにそのディスプレイに、初めて見る生薬を見つけました。
それが、こちら…↓↓↓
お隣の牛黄(ごおう)より高い…日本円にして約30万円…
一体これは何の生薬なのか…
漢字だけ見たら、棗(なつめ)という字が入っています。
棗の一種??いやいや、それがこんな値段するはずないんです。
じゃあ、猴ってなにか?
これは確実に動物の何かではないか…
あーでもないこーでもないと言いながら、木梨さんと調べてみた所、なんと…
「猴」とは「猿(さる)」のこと。
そして、「猴棗」とは…どうやら猿の胆石のようでした。
牛黄が牛の胆石なので、値段的にも納得です。
マレーシアとかインドとかチベットとか…なんとなく温かい地方に生息する猿の胆石のようで、どこの猿でも良いわけではなく、自然の中で様々な木の実を沢山食べて育った猿のものが良いらしいということがわかりました。
こんな猿みたいです↓↓↓
種類としては開竅薬で、性味などは以下の通りです
性味:性苦;微咸;性寒。
帰経:心経;肺経;肝経。
功能:清熱镇惊;豁痰定喘;解毒消肿
主治:痰熱喘咳;咽痛喉痹;惊痫;小儿急惊;瘰疬痰核。
当然、日本漢方には出てきませんが、中薬学の本にも出ておらず、地域によって使われている生薬って違うんだなぁと改めて実感いたしました。
これを生薬として使っているということは、猿を食べる文化があったということですね。
猿の種類を指定する文章にインドという地名も出てきたことから、アーユルヴェーダでも用いられているかもしれません。
さらに…
スーパーなどで売られている飲料水がまるで方剤名のようで面白く、生薬や薬草を知っていなければわからないような植物名のお茶などもたくさん見かけました。
こちらは、華潤堂という香港のドラッグストアのようなところで売られていた、生薬の刻みセット。
一般の人が手軽に買えるような場所で、こんな風に売られているということに、やはり文化の力なんだなぁと感じました。
それから、こちらは観光らしく、太平山からの眺めとレパレスベイ(映画「慕情」の舞台になった場所)です。
香港は人が沢山で、人を見に行ったようなところもありましたが、海外での年越しは初めてだったのでよい思い出になりました!
今年もたくさん勉強して、みなさまのお役に立てるように頑張ります!
どうぞ宜しくお願い致します☆
2017/01/06