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女性に多く見られる甲状腺の病気① / 鮎澤 婦佐江

こんにちは。鮎澤です。

薬局内でのご相談時、多彩な身体の不調や症状を訴えられる女性が多いです。
倦怠感、無気力、冷え性、頭痛、頭重感、睡眠障害、動悸、多汗、便通異常などの身体的症状や
イライラ、憂うつ、不安感などの精神的症状をよくお聞きします。

こうした不調は、年齢や体質、環境のせいと思われがちですが、気を付けたいことは、意外な病気が潜んでいることです。

今回、女性に多い甲状腺の病気をその症状から中医学でみていきます。

ただし、症状が重篤な場合、ホルモン治療が必要なこともあり、医師の診断を受け、適切な対処をすることが大切です。

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある内分泌器官。
ここで作られる甲状腺ホルモンは、全身(脳・臓器・骨・筋肉・皮膚)の新陳代謝を活発にする働きがあり、その量に異常が起こると心身の活動に様々な影響が現れます。

甲状腺ホルモンの増えた状態:「甲状腺機能亢進症」
甲状腺ホルモンの低下した状態:「甲状腺機能低下症」

甲状腺機能低下症の主症状
倦怠感・無気力・昼夜を問わず眠い・記憶障害・冷え・むくみ・汗をかきにくい・食欲がないのに体重が増える・便秘・月経異常など

中医学では、甲状腺機能低下症の主症状を体内の「気」エネルギー不足「気虚(ききょ)」と考えます。

「気」は身体の活動を支えるエネルギー源(やる気、元気、食い気・・)となるため、不足すると疲れやすい、やる気が出ないなどといった不調を起こしてきます。

気虚の症状
・疲労倦怠・無力・胃腸症状・眠気・息切れ・風邪をひき易い・むくみやすい・舌の肥大・顔色が白いなど

「気」を生む源となる「脾(ひ)胃(い) 消化器系」を整え食事から栄養を吸収すること。

「気」を養う甘味・温性の食材を‼
米、大豆製品、カボチャ、ジャガイモ、豚肉、鶏肉、リンゴ、ナツメ、きのこ類など

他の症状のタイプには
・ストレスによる気の停滞
・気や血の不足
・血行不良
などがあります

2021/04/23

春と龍と雷のおはなし/ 車田 光穂

こんにちは!車田です。

3月末~4/3頃までのことを、日本の七十二候では「雷乃声を発す」といいます。
春に鳴る雷を「春雷」とよびますが、特に初めて鳴る春雷を「初雷」、あるいは冬ごもりの虫を起こす「虫出しの雷」とも言います。

春から夏にかけては、稲が実る時期です。昔から、この間に雷がよく鳴る年は豊作だとされており(放
電した水は肥料となる窒素を多く含むため、よく育つのだということです)、そこから稲妻とよばれるようになったそうです。

中国の易経では、「震」という掛に属するものです。他に動物では「龍」、臓器では「肝」も「震」に属します。

春は肝が弱る季節ですが、中医学の世界でも、春先、肝の陽気のコントロールができなってしまっている状態は雷に例えられます。肝は自律神経と関係が深いため、ストレスから所構わず雷を落としてしまいそうなときは、特に今は春だからだと、春のせいにしてください。

発散の季節でもあるので、そのエネルギーを、何か他のことで放電できたらよいですね。

また、更年期の症状は「肝腎陰虚」という証が立つことが多いのですが、これは水を司る腎の陰が不足して肝の陽気が暴走してしまう状態です。

龍は池の中でおとなしくしていればよいのですが池の水が干上がってしまうと姿を表し、暴れ始めるのだ、と例えられることもあります。龍の暴走と雷が両方起こったら、大変な事態ですが、雨が降ってくれれば、また池に水が満ち、龍はおとなしくなることでしょう。循環です。心にも体にも適度な潤いが大切ですね。

春は、のんびりゆったり、放電が必要なら、小出しにして上手にバランスをとってみてください。

2021/04/09

~逍遥~つれづれ中医学③ 新型コロナというストレッサー/鮎澤 婦佐江

新型コロナというストレッサー
(ストレス反応を起こさせる刺激)

最近、普段アルコールを嗜むことのない私ですが、
食事時シードルをいただくようになりました。
その一口で気分がサッパリします。

4月現在もなお感染拡大しているCOVID-19(新型コロナウイルス)というストレッサー。
このストレッサーは、長く慣れ親しんだ生活環境を変容させ、精神的不調というストレス反応をもたらしています。

メディアで目にするコロナうつ、テレワークうつ!ストレッサーの影響で、自律神経のバランスを乱しココロと身体に悪影響をもたらします。

ココロの不調を感じる時(初期)
【精神的】
・憂うつ感
・落ち込み
・ため息が多い
・怒りっぽい
・涙がでる
・仕事に行きたくない
・人に会いたくない
・やる気がでない
・不安感

【身体的】
・胸苦しい
・動悸
・喉がつまる
・頭痛
・蕁麻疹
・不眠或いは過眠
・微熱或いは発熱

中医学では、うつの症状は主に「気」の停滞によって起ると考えられ、また精神状態と深く関わる「心(しん)」の不調も要因となります。

料理や運動などの気晴らしの行動、自分の感情を誰かに話したり、周りに力を借りる(例カウンセリング)ことも大切。そして情報過多は避けたいですね。

香りと辛味でストレス発散☆
・ミント
・コリアンダー
・ジャスミン
・柑橘類
・三つ葉
・酢
・カモミール

アルコールは、ほどほどに (^_-)

 

つれづれ中医学①
つれづれ中医学②

2021/03/26

血のお話⑤ ホルモンとライフステージ/矢留 江里子

こんにちは!矢留です。

今から2千年前、漢方3大古典のひとつ「黄帝内経」素問には、男性は8年周期、女性は7年周期でからだの節目を迎え、変化していくと記されています。
中医学でいう女性の一生のライフサイクル、そしてその後を五臓六腑でみてみましょう。

7歳  乳歯から永久歯に生えかわる。
14歳 初潮を迎える、生殖能力が充実して妊娠可能な状態になる。
21歳 身長も伸び切り歯が生えそろう、女性として成熟期を迎える
28歳 精神的・肉体的にピークを迎える、生殖能力も充実している。
35歳 肌や髪が少しずつ衰え始める、疲れが取れにくくなることも。
42歳 精神的・肉体的に衰えが見え始める、白髪が目立ち、肌はたるんで色艶もあせてくる。
49歳 体重が増えやすく、筋肉や骨が弱くなる。閉経が近づいてくる。

それ以降緩やかに老化していく。

改めて自分の体と突き合わせてみると…2千年前の女性の体と変わらないような気がしますがいかがですか。

中医学でいう生殖は、五臓でいう「腎」に蓄えられる先天の精(両親から受け継いだ生命力)が生殖機能を促進、維持する、天癸(てんき)をうみだすとし、女性は14歳に天癸が満ち初潮を迎え生殖ができるとされます。
天癸は性ホルモンのような意味合いととらえています。

もうひとつ女子胞といって月経、妊娠、出産に関係が深い器官で、西洋医学でいう子宮や卵巣をあらわします。女子胞は精や血によって栄養され、精から生まれた天癸(てんき)という物質の作用により月経が開始され妊娠することが可能になります。

14歳で身体が大人になり月経が始まり49歳には閉経すると考えるとおよそ35年間、毎月のように月経が来るとすると約420回、出血を繰り返すわけです。

49歳を迎えると今でいう女性ホルモンのバランスが乱れがちになり閉経前後の不定愁訴が起こりやすくなります。

50代「肝」の衰え…肝と関係の深い眼の不調、イライラ、体力の低下が起こりやすくなり

60代「心」の衰え…動悸、息切れ、不眠、慢性疲労が起こりやすくなる
70代「脾」の弱り…食欲不振、胃腸虚弱、便秘や下痢が起こりやすくなる
80代「肺」の弱り…風邪をひきやすく、皮膚の乾燥、咳が起こりやすくなる
90代「腎」の気が減少、低下
100歳になるとすべてが虚となり抜け殻になる
と書かれています。

漢方では「腎」が衰えることで身体は老化すると言われます。
腎とは西洋医学でいうところの腎臓や膀胱などの泌尿器系だけでなく、脳や脊髄、耳、髪の毛、子宮や卵巣などの生殖器などを表すと考えます。
体内の水分代謝や排尿のコントロールなどに深く関係していると考えられていて、身体の土台とも言えるところです。

もうひとつ女性のアンチエイジングで大切なのは「肝」の養生です。
「血」を貯蔵し「疏泄」を司る「肝」は、閉経を迎えたとしても、精神、意識を安定させ、イキイキと過ごすために大切な役割をしていきます。

肝心要(かんじんかなめ)というように、「肝・腎」は重要な臓腑であるということがいえます。
28歳のピークを境に、アンチエイジング対策をして老化速度を抑制し、心も体も素敵に歳を重ねられますように☆

血のおはなし①

血のおはなし②

血のおはなし③エイジング

血のおはなし④ 嬉しいと目がキラキラするのは!?

2021/03/13

中医学コスメレポート② 冬虫夏草/金村瑛美

こんにちは、金村です。

中医学コスメレポートの第二回目に選んだ商品は、BOBBI BROWNのインテンシブスキンセラムファンデーションです!
2015年に発売され、冬虫夏草をつかった美容液ファンデーションとして話題になった商品。その人気は現在も続いており、昨年にはクッションファンデも発売されました。


参照:BOBBIBROWN公式HP

*冬虫夏草:「フユムシナツクサタケエキス(保湿成分)」
冬虫夏草とは、コウモリガの幼虫に寄生した虫草菌(キノコ)のことで、中医学的には肺の機能を高め、腎の機能を強化し、衰えた気の巡りを正常に戻す力があると言われています。
また、最近の研究では、免疫力を高め、壊れた細胞を修復する力が強いことがわかってきました。

そして今回、この冬虫夏草を含む美容液ファンデを使用してみて、私が最も実感したことは保湿力と艶感でした。この美容液ファンデの商品説明では、虫夏草は肌の機能に必要なエネルギーを与えることで細胞を活性させ、イキイキとしたハリのある肌を叶えてくれるとのこと。潤い・艶に関しては、その他スキンケア成分も配合されているとのことですが、私は冬虫夏草によるところが少なからずあるのではないかと思っています。

では、冬虫夏草はどのように、ハリ・潤い・艶に影響しているのでしょうか。

冬虫夏草は中医学的働きとしては、益腎補陽、滋補肺陰、止血化痰と考えられています。
性味:甘・温
帰経:肺・腎

中医学の五行学説では、肺は皮毛を主ると言われています。
肺は気を主り、水道の通調(水液の代謝)主ることで、皮膚(皮毛)を営養します。

腎は精(エネルギーの源)を蔵し、ホルモンの産生を調節し、人体の成長・発育・生殖を主ると言われています。つまり、歯・骨・髪の形成や生殖機能、老化にも深く関わってくるのです。
この腎を補うことがアンチエイジングにとって最も重要であり、28歳以降下降していく老化曲線を緩やかにすることができるのです。

冬虫夏草は飲むことによって素晴らしい力が発揮されますが、美容液ファンデとして肌に塗布することでも、経皮吸収とまでは言えないですが、肌を潤し、艶感を与え、アンチエイジングできるのかもしれませんね。

最後に、私が使用してみた感想を…
保湿力がとても高く、冬場の乾燥する時期でも安心して使え、お肌のハリと艶を実感できました。
乾燥肌タイプの方は通年問題なく使用できそうですが、混合肌の方は秋冬に限定or 夏場はTゾーンにはお粉をしっかり目にはたく等上手に使いながら、使用するのが良いかもしれませんね。

中医学コスメレポート① ハナビラタケ

2021/03/01

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本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売