毎年、秋口から冬にかけて乾燥する時期になりますと、カゼがはやってきます。最近、薬局でもカゼ薬を買いに来られるお客様が増えています。 実は、カゼにもタイプがあって、漢方では、そのタイプを見極め、お薬を使い分けます。漢方のカゼ薬といえば『葛根湯』がよく知られていますが、実は、合わない場合もございます。赤い顔をしていたり、のどの痛みが強いときに、『葛根湯』はおすすめできません。葛根湯は、ゾクゾクと寒気が …
続きを読む中医学を学ぼう!
- 美容から症状別まで役に立つ中医学についてご紹介。
銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)
「気」について【気滞】
まずはもう一度、「気」についての復習を‥ 中医学でいう「気」を簡単に言えば、「体を動かすエネルギー」。パワーの源です。この「気」には様々な働きがあります。 ・ 温煦(おんくさよう)作用‥体を温める働き ・ 推動(すいどうさよう)作用‥ものを動かす働き ・ 営養(えいよう)作用‥栄養にかかわる働き そ…
続きを読む「気」について【気虚】
まずは「気」について 車はガソリンがないと走ることはできず、テレビは電気がないとつきませんね。 私達はごはんを食べなければ生きていけませんが、ごはんを食べようと思えることも、パクパク食べることも、食べたものから体に必要な栄養分を取り込むことも、何もかもすべてエネルギーがなくては行えません。東洋医学で…
続きを読む「津液」について【水湿】
津液について復習を… 私達の体を潤している水分、体液のことを中医学では「津液(しんえき)」といいます。「津液」 が不足すると口や唇が渇き、皮膚がカサカサしてきます。体が砂漠のようにカラカラになってしまった状態ですね。さらに、この 「津液不足」が進行すると「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる状態となり、手足…
続きを読む「津液」について【津液不足】
津液って? 赤ちゃんの肌はしっとりして瑞々しいですが、年を重ねるごとにお肌の水分量が減ってカサカサし、 しわが気になってきますよね。この、私達の体を潤している水分、体液のことを中医学では「津液」と言います。 前述の気・血と並んで私達の体を構成し、生命の維持に欠かせないものが「津液」であり、汗や唾液、…
続きを読む「血」について【瘀血】
お血を放置すると‥ この数年、血液サラサラについてテレビや雑誌などで取り上げられることが多くなってきました。そのため、 血液をサラサラにする食材や生活習慣についての皆さんの知識も豊富になってきているようです。 さて中医学ではすでに何千年も前から血液ドロドロについての概念が存在していました。専門用語で…
続きを読む「血」について【血虚】
血はなぜ必要? 今回は血の不足についてお話していきます。 まずは血液の主な働きをあげてみましょう。 ・ 酸素を全身の細胞へ運ぶ ・ 栄養素を各組織へ運ぶ ・ 老廃物を運び出す ・ 体を温める 大まかにあげて血液は主にこれら一連の働きをしています。血液が不足すると各細胞や臓器は酸欠、栄養失調状態になり…
続きを読む「胆」について
「胆」と「胆嚢」 中医学では、六腑の一つである「胆」はその首位に在るとされます。また五臓の「肝」と表裏の関係にあり、「肝」の疏泄機能(巡りを整える機能)により調節されています。 中医学でいう「胆」と現代医学の「胆嚢」の働きは、非常に似ています。まずは「胆嚢」のことについて勉強してみましょう。 …
続きを読む杞菊地黄丸で子宝を!
中医学では、妊娠しやすい身体づくりのために用いるのが補腎薬。 補腎薬には多くの種類がありますが、その中でも杞菊地黄丸(コギクジオウガン)は繁用されています。この薬の組成は六味地黄丸に枸杞子と菊花が加わったものですが、この杞菊地黄丸とはいったいどのような薬なのでしょうか? まずはベースとなっている六味地黄丸からひも解いてみましょう。 六味地黄丸は小児の薬だった 六味地黄丸は補腎薬 …
続きを読む気象病を中医学的に考える 「六淫の邪気」
中医学の考えでは、人間も大自然の一部として存在し、互いに関連し、影響しあっています。あらゆるものはひとつに統合され、互いに影響し合いながら存在しています。私達人間の活動が自然に影響をおよぼすように、四季の移り変わりや気候変化も、私達の健康に様々な影響を与えます。異常気象は勿論のこと、正常な気候変化であっても個人の体質によっては健康を損ねることもあります。こういった、人体に影響をおよぼす気象変化を中医学では『外邪(がいじゃ)』といい、これは昨今話題になっている『気象病』にも通じる考えです。
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