これは、乱れた生活習慣や過酷なダイエットなどの食生活と密接な関係があるといわれています。案外気にしていない方が多いのですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気から起きる場合もありますし、また不妊の原因となる場合もありますので、ゆめゆめ軽くみてはいけません。特に最近急に周期が変わってきたという方は要注意!!
月経周期が40日以上でも月経不順でないと答える方もいますが、正常の周期である約28日の前後7日以上ずれる場合は月経不順をうたがいましょう。経血の量が多すぎたり少なすぎたりする場合も総称して月経不順といいますが、今回は周期の乱れをご紹介致します。まず、周期の乱れは大きく以下の3つに分けられます。
1. 周期が短い
2. 周期が長い
3. 周期が不安定
まずは1. 周期が短いについてのお話です。
1.周期が短い方向けのチェックポイント
1) 疲れて体がだるい、眠くて仕方がない(特に生理のとき)
2)風邪をひきやすい
3)息切れしやすい
4)下痢しやすい
5)経血の色は淡い
6)顔色が赤い、目が充血している
7)便秘になりやすい
8)舌の色が赤い、苔の色が黄色い
9)にきびや吹き出物ができやすい
10)経血は鮮やかな赤色
・上の1)から5)のチェック項目が多い人は、気が不足しているために血液のコントロールができず血が漏れ出してしまう気虚タイプ。このタイプは、食事は3食きちんと(特に朝食)、睡眠は十分にが原則。
気虚タイプにお勧めの食材や調理法:
うるち米や発芽玄米のお粥、山芋を蒸したもの(とろっとして美味しいですよ、お味噌汁などの具材にするのもお勧めです)、蕪、南瓜、納豆、枝豆、さやいんげん、シイタケ、なめこ、ヒラタケ、マイタケ、サクランボ、干した棗、ブドウ、ヘーゼルナッツ(胃に負担になることもあるので、よく噛んで、食べすぎにご注意!)、アナゴ、アンコウ、イワシ、うなぎ(油が多いので、かば焼きなら蒸してから焼く関東風がおすすめ)、エビ、カツオ、鮭、サバ、サワラ、さんま、タイ、太刀魚、タラ、ヒラメ、マグロ(ねぎま鍋など加熱したものがおすすめ)、マナガツオ、牛肉(シチューやポトフなど軟らかく煮込んだものがオススメ)、鶏肉、ラム肉(消化に良い薄切り肉やアイリッシュシチューなど柔らかく煮込んだものがおすすめ)、うずらの卵、甘酒など
・上の6)から10)のチェック項目が多い人は、熱によって血液循環が加速してコントロールを失い、出血してしまう血熱タイプ。がむしゃらに何かに熱中しやすい人に多いタイプです。なるべくリラックスする時間を持つようにしたり、 辛い物や脂っこいもの、お酒は改善するまではなるべくひかえましょう。
血熱タイプにお勧めの食材や調理法:
ひえ(雑穀の一種)、菊芋、アロエ(お通じにも良いのでお勧めです♡シロップ漬けなどにして毎日朝食に召し上がるのも良いですね♡)、金針菜、空心菜、黒慈姑、こごみ、せり、つるむらさき、豆苗(スーパーでよく見かけますね、お通じにも良いです♡)、トマト、フキノトウ、レンコン、ナマコ、ウサギ肉、クチナシの実、サフラン
生理周期が短い人はその分トータルの出血も多くなるため貧血になりやすく、長く続くと心臓に負担をかけたりと重大な病気に発展する場合があるため、なるべく早めに治しましょう。
その他のタイプは次回ご紹介します♡
“ちょっと一息”
生理を昔から月のもの、月経といいますが、正常な周期の28日は月が地球を回る日数とほぼ同じなのです。
おもしろいと思いませんか?
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