生理前からイライラを感じていることが多いのですが、生理中にイライラ感じることもあります。
イライラとは、起きていることが捉え方の枠から外れた時に起こる不快感であり、
感じている時、感じる程度とその幅は個人差があります。
女性は、何か事が目の前になくても感じ、誰でも経験したことがあるので、
症状が起こるとイライラですと説明できるのです。

1ヶ月の中で女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンがそれぞれ多く分泌したり、少なく分泌したりと、
ホルモンの分泌バランスを保っています。
この2種のホルモンは、命令している脳内のホルモンのおかげでバランスのよい分泌を行っています。
女性ホルモンが上手に分泌されていれば、それぞれのホルモンに関与している脳内の神経から神経へ伝えるバトンも
スムーズに生成し渡されて、気持ちをおだやかに、心を安定させることができます。
そういうバトンの一つにはセロトニンがあります。
ちょうど女性ホルモン2種の分泌が少なくなってくる時期が生理前と生理中です。
少なくなることに伴いセロトニンのようなバトンが少なくなるために、気持ちもおだやかでなく、イライラします。
セロトニンの分泌を促進には、運動や食事が助っ人になります。
運動といっても生理前や生理中は体調があまり良くない方も多いので、
音楽に合わせた足踏みやステップなどの軽めの有酸素運動やラジオ体操で良いと思います。
食事は、豆腐、味噌、納豆、チーズ ヨーグルト、卵、イワシ サケ、ひじきなどの海藻類、ごはんが良い様です。

東洋医学でも、気持ちの気の動きをコントロールしている肝という部分で、
気の動きが悪くなると、肝気鬱滞という表現で表します。
どういう状態になるのかと申しますと、気持ちがおだやかでなく、イライラしてきます。
この肝気を流すために、香りのよいシソ科のシソの葉や薄荷の香りも助っ人になるでしょう。