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生理のお話

月経前に足や顔面部のむくみ

婦人のお話、第9回目は “月経前に足や顔面部のむくみ!” です。

月経が近づく頃、体の重さを感じたり、足がむくんだりすることがあります。

この時期は、月経の準備として、女性ホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンが減少してきます。体としては、これらは、卵巣からでているホルモンで、両方の下がりには自律神経が反応します。自律神経は、血管の壁に作用しており、結果的に血行が悪くなります。巡りが悪くなると、老廃物を捨てることが弱くなり、水分の代謝が弱くなります。そのために、体の血管外に水分が多くなり、体が重い、足がパンパンに張る、靴が履きにくい、足が張って痛いという状態になります。

エストロゲンが減るとともに、感情を平常に維持する機能が弱くなるので、イライラしたり、怒りっぽくなることがありますが、そういう場合も、足にむくみを感じることがあります。

 

中医学では、むくみは、脾と腎が陽虚である体質の方がなりやすいです。陽虚という体の状況は、冷える症状が主に出ます。陽虚は陽気が少ないことを言います。陽気の働きの中に、体を温める作用があるので、陽気が少なくなると、冷えとして症状がでます。この他に、気の働きには、体の中のいらないものを、尿や便に変える気化作用、その機能を推し進める作用、食事からできた気・血・水を運化する作用があります。気が不足していると、これらの作用が弱くなり、肌膚に水湿が溢れる状態となります。これがむくみと言われています。この場合のむくみは手指で押すと、指が沈んでしまいます。

ストレスが続くような環境や気持ちがふさぐようなことが多いと、気の流れが悪くなり、血行も悪くなり、むくみという状況にもなると言われています。この場合のむくみは押して離すと沈みは元にもどります。

陽虚の場合は、気を十分に補い、不要な血を捨て、きれいな血を十分にいれることで、冷えることを弱めますし、血行を良くして不要な水分を回収して、むくみを軽減します。

 

イスクラ婦宝当帰膠Bは

冷え性、貧血、生理不順、生理痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、耳鳴りを効能・効果に持ちます。 飲み方 1回4mlをお湯に溶かして、1日2回お飲み頂きます。

 

婦宝当帰膠の成分には、体を温めることと、フレッシュな血を補い、不要な血をすてる生薬が入っており、相乗的に、冷えを軽減して、むくみを軽減する漢方になります。

 

暑い夏が終わり、寒い季節に向かい、温まる漢方は飲みやすいでしょう。どうぞ、ご相談下さい。
監修
加藤百合子
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=中国研修歴=
北京中医薬大学婦人科内科皮膚科腫瘤科

◆鍼灸師
◆花田学園日本鍼灸理療専門学校講師
◆国際中医専門員

こんにちは。
以前、原宿店に勤めておりましたが、ご縁があって、またイスクラ薬局にてお仕事をすることになりました。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。 中医学は、身近にある植物(漢方薬)、季節における気候など、自然を用いて体の調節を行う伝統医学です。生活や環境と関連性があり、古新に差のないすばらしい考え方であると思っております。現代に合わせたお身体のメンテナンスに何かお手伝いできましたら幸いと存じます。

✜土曜のみ勤務✜

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