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生理のお話

月経前や月経期の腹痛に伴う症状

婦人のお話、第8回目は 月経前や月経期の腹痛に伴う症状です。
腹痛は、すごく痛いと思う時、なんとなく痛いと思う時、と感じる程度が異なりますし、毎回の月経時に腹痛がある場合、何十年と月経を経験しているのに今回が初めて腹痛になった場合など、頻度も異なります。腹痛がある場合に、程度に伴って、他の症状が出てている事が多く見受けられます。例えば、冷や汗がでる、気持ち悪くなる、嘔吐する、急に倒れてしまう、、、など、腹痛がひどくなったり、長い場合に症状を感じるようになります。

 


 

女性のホルモンのバランスが高温期に入ると、プロスタグランジンが子宮内膜で分泌されます。高温期を保つようなバランスのホルモンが低下して、子宮内膜が剥がれ始めると、さらに、プロスタグランジンの分泌が促されます。

プロスタグランジンが過剰に分泌すると腹痛が強くなりますが、このプロスタグランジンには、いろいろなタイプもあります。そのうち、消化管を収縮させるタイプ、血管を収縮するタイプがあります。
これらのプロスタグランジンが過剰に分泌していると、消化管を収縮させすぎて、胃痛や吐き気を起こしたり、血管が収縮することで手足の冷えを感じたりします。
過剰な分泌は、思春期や子宮内膜の疾病があっても起こるようです。



中医学では、このような状況は、血に熱があり、また、流れが滞り、瘀血があると考えられています。漢方薬に使う生薬の中に、牡丹皮というかわいい生薬があります。
牡丹という気高くとても美しい花をご覧になったことがあると思います。牡丹皮は、  その牡丹の根の皮の部分を乾燥させたものです。生薬なので、熱をとり、瘀血を除くことができると言われています。地上の素晴らしい花とは想像もつかない小さな輪の生薬ですが、しっかりとした効果をもたらします。

症状が気になる方は、薬局の薬剤師にご相談、どうぞお立ち寄りください。

 

監修
加藤百合子
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=中国研修歴=
北京中医薬大学婦人科内科皮膚科腫瘤科

◆鍼灸師
◆花田学園日本鍼灸理療専門学校講師
◆国際中医専門員

こんにちは。
以前、原宿店に勤めておりましたが、ご縁があって、またイスクラ薬局にてお仕事をすることになりました。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。 中医学は、身近にある植物(漢方薬)、季節における気候など、自然を用いて体の調節を行う伝統医学です。生活や環境と関連性があり、古新に差のないすばらしい考え方であると思っております。現代に合わせたお身体のメンテナンスに何かお手伝いできましたら幸いと存じます。

✜土曜のみ勤務✜

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