“ 毎年、入梅時になると体が重だるいような、頭がぼーとするような、どうも調子がよくないのよね~ ”。
このところ、店頭でよく耳のするお客様のお声です。
特に湿度が高い日本では、この入梅時になると体内に水が溜まりやすくなり、むくみや水太りといった症状が出やすくなります。原因は“
湿邪(しつじゃ)”。さらに気温が高くなって“ 暑邪” が体内に入ってくると起こるのが夏バテです。
こんな時、おすすめなのが“ 緑豆”。つまり緑豆もやしの種子であり、緑豆はるさめの原料です。緑豆は“ 涼性”で、
体に溜まった余分な熱を冷まし解毒する働きや、利尿作用により余分な水分や老廃物を排泄する働きがあります。
むくみやお肌のトラブル、二日酔いの後にもぜひ。さらに、すり潰した緑豆30gとお茶の葉9gを布に包んで煎じ、
少量の黒砂糖を入れて飲むとインフルエンザ予防になるとも言われています。(今、話題の新型インフルエンザに対しての効果は?)
また、緑豆は“ 甘”の食材で胃腸に優しいと考えられています。しかし、よくお腹がゆるくなる方や冷え性の方などは控え目に。
我が家では、よく“ 緑豆もやしの超簡単ナムル”を作ります。さっと茹でた緑豆もやしを少量の胡麻油と塩で和えるだけ。
わずか5分で出来るこの一品が、白いご飯との相性抜群!!その上、お腹の調子もよくなり(食べ過ぎには注意!よく噛んで食べてください!!)
定番の一皿になりつつあります。今年の梅雨は、緑豆料理で体のお掃除をしてみてはいかがでしょうか!?
折原 美香