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季節の薬膳・養生法 の記事一覧

食養生インタビューン第1回 ビューンと湿対策 /北原麻里

こんにちは。北原です。

雨などで湿度が高くなると、体に「湿」が停滞しやすくなり、むくみや倦怠感や胃腸の不調などがあらわれる場合があります。
食養生インタビューン第1回は、重原店長にインタビューしました。

北原:「湿」対策に何をしていますか?
重原:むくみが気になる時にイスクラ健康茶(焙じはと麦と焙じはぶ茶を合わせたもの)を飲んでいます。
北原:お勧めのお茶のいれ方を教えてください。
重原:ティーポットにお湯500ccと健康茶1包を入れて3分くらい蒸らします。蒸らす時間はお好みで調節して大丈夫ですよ。香ばしくて美味しいので、週の半分くらいの頻度で飲んでいます。
北原:「湿」の停滞はビューンとなくなりますか?
重原:ビューンとスッキリします!

<はと麦茶>
涼性、利水、健脾、止瀉、滲湿、清熱

<はぶ茶>
微寒性、益腎、潤腸通便、清肝明目

2023/06/12

中医学から養生ー初夏ー/加藤百合子

こんにちは 加藤百合子です。

初夏は立夏5月6日から梅雨入りまでの期間ですが、爽やかな気持ちの良い日が少なく、だんだん雨が多くなる時期でもあり、この期間に咲く花は雨の憂鬱な気分を癒やしてくれます。その一つに、白い愛らしい花が咲く、くちなしがあります。布地のフエルトのような花びに、優しさや心地よさを感じます。また、西洋名はGadenia(ガーデニア)と言い、花びらが甘く華やかな香りを放ち、アロマとしても知られています。日本では、昔から黄色い染料として使用されています。皆さんには、お漬物の沢庵の色というと、なじみがあるかと思われます。

くちなしは、果実の時期が長く、最終的に12月頃には、オレンジ色、朱色まで、白いお花とは想像もつかない色に変わります。その果実は、山梔子という生薬名がついています。炎症を取る働きや、気持ちがいらいらした時の内側の熱をとる働きがあり、聞き覚えのある辛夷清肺湯や加味逍遙散などにも入っています。梔という字は、染める木の實(実)という意味からできあがっており(解字)、この一字で“くちなし”と訓読みします。果実は、時期が過ぎても表面が開いたりしないことから、“口無し”という名前の由来があります。

このことに関連して、小話があります。

花が名乗るという有名な花屋さんがあり、来店したお客さんが“君は?”と聞くと、お花は“桔梗です”、 “君は?”“あじさいです”、“君は?”“バラです”、“君は?”“・・・・・”、花屋の亭主が“あ、その花は口無しです”。

2023/05/06

わんこと暮らしの養生#5/矢留江里子

わんこの体調を中医学にあてはめてみた

私事ですが、先日我が家に仔犬を迎えました。

6歳の先住犬はショックのあまり1週間後から3日間血便が出て、食欲もムラがありました。

はじめは仔犬と視線も合わせず、匂いも嗅がず、近づくことなく完全拒否。

予想以上の拒絶反応です。

今は仔犬を受け入れることができ一安心、散歩も一緒にできるようになりました。犬の感情も奥が深いと感じた瞬間でした。

 

ペット中医学でも基本的な考え方は一緒です。言葉が話せない分、よく観察することが大切だと思います。中医学では目で観察することを【望診】といい、《四診》という望・聞・問・切の4つの診断方法のひとつとして確立されています。

動物は、具合が悪いと無理して動かず、丸まっています。身体を休めること、寝ることが自然治癒力を発揮させ身体を回復させる一番の方法かもしれません。ペット中医学では人と同様、陰陽弁証、五臓弁証など、中医学には身体の状態を診るものさしがたくさん備わっています。

ちなみに今回の先住犬の中医学的弁証は、「肝脾不和」です。肝の疏泄が乱れ肝気の上逆、脾胃の働きが失調している状態と診ました。胃腸ケアを主に、「理気」することでみるみる食欲がもどり、いつものように落ち着くことができました。

 

 

【望診】ペットを目で観察する診察方法

・目は輝き、眼力があって活発に動いている
・吠え声、呼吸…吠える声が元気で呼吸が自然
・筋肉があり 動きが自在
・呼んだときの反応が鋭敏かどうか
・食欲はあるのか
・水をどのくらいの頻度で飲んでいるか
・便の状態
・元気があるか
・寝ている時の様子
・歩き方
・毛並み
・口臭、体臭
・目やに
など

 

中医学理論に基づくペットサプリは、獣医師の診断の上、処方しております。

漢方薬を使ってペットの健康を守ることは、人と同様大変助けになるものと思っています。

詳しくは日本ペット中医学研究所JPCMのHPから検索してみてください。
https://www.iskra.co.jp/pet/tabid/68/default.aspx

2022/12/10

中医学から養生ー秋ー/加藤 百合子

こんにちは 加藤百合子です。

空が高く、過ごしやすい季節になりました。秋になると、野菜、果物、木の実やきのこ・・・

おいしい食材が多くなります。

これらの食材をみると、私は豆腐とあえる白和えを作りたくなります。

豆腐は、スーパーマーケットで普通に購入できる食材ですが、江戸時代の初期は将軍しか日常に食べれず、庶民はお祝いなど特別の日にしか食べれなかったそうです。

きのこは、年中、購入することができますが、実は秋の食べ物の代表です。それは、きのこの寄生する木が夏に栄養を多くとることで、秋に収穫する天然のきのこはおいしさが増すそうです。

秋は冬に向けて体を整える時期であり、中医学では季節の特徴は乾燥の燥になります。

消化の機能を良くし、食事から体を潤す成分を取り入れ養うことが望ましいのです。

このことを中医学では“気と陰液を補う”と言います。

きのこも豆腐も気と陰液を補う食材になり、一緒に取り入れることはおすすめです。

 

 

オオワライタケという笑いキノコを題材にした落語があります。

笑ったことのない仏頂が笑い茸の煎じたものを飲みます。

フフ、笑ってないよと言いながら、

「フフフフ、ワハハハ。。。」

と笑いが止まらなくなり、そのうちに笑う門福来たり、と村中や天からお金が集まるようになります。お金が少なくなった者達は困って天に相談し、お月様に笑ってもらいます。

お金が元に戻ろうとすると、仏頂は言います。

「あれは、空笑いだよ!」

2022/10/07

~逍遥~つれづれ中医学⑥ 最終回/鮎澤 婦佐江

酷暑、コロナ第7波、ウクライナ、安倍元首相の銃撃事件・・・

 

夏の暑さ、白檀で作られた扇子を仰ぐと涼やかな風を感じます。

「陽邪」にあたる「暑邪」は、燃え上がる炎のイメージです。

発熱、喉の渇き、ほてり、頭痛、倦怠感といった初期の熱中症状が起こりやすくなります。

 

 

 

暑さで不調、 熱中症・夏バテ!?

暑邪の侵入を受けると身体に過剰な熱がこもりやすくなります。そのため、多量の発汗は体内の「津液(水分)」や「(元気・やる気・食い気等のエネルギー)」の消耗に繋がります。

結果、潤い不足やエネルギー不足を招き、体内の余分な熱を冷ますことができず、脳や心肺機能に影響し、発熱や頭痛、めまいなどを引き起こします。

 

<思い当たる症状>

・発熱

・顔が紅い

・喉が渇く

・頭痛

・全身の倦怠感

・冷たいものがほしい

・イライラ、怒りっぽい

・舌が紅い

・苔が黄色っぽい、、、

 

 

<食 養 生>

すいか・メロン・キュウリ・ニガウリ・冬瓜

・トマト・れんこん・緑茶・菊花茶・ごぼう茶

・そば、、、

 

夏が旬の、瓜類は品ぞろえが豊富!

瓜の効能

・熱を冷ます・水分代謝を促す

・身体を潤す・口の渇き・むくみ

・発熱・熱中症予防、、、

 

 

西瓜(すいか) 甘味/寒性

皮は利尿作用が高い

香瓜(メロン) 甘味/寒性

不安定やイライラ 熱中症予防

黄瓜(キュウリ)甘味/涼性

むくみの解消 脂肪代謝

ダイエットにも効果的

苦瓜(にがうり) 苦味/寒性

解毒作用があり便臭の強い胃腸炎や急性の下痢

 

冬瓜(とうがん)や南瓜(かぼちゃ)もありますね。

中国では、南瓜や西瓜の種を炒って食べられています。

 

頭痛、発熱、倦怠感など新型コロナウイルスと熱中症は症状がよく似ているといわれます。はやめの受診をおすすめします。

 

養生の基本は、こまめな水分補給や食材選びの工夫で身体の潤いを守る対策を (^_-)-☆

 

 

2022/08/09

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売