イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

ブログ日記BLOG

雨ばかりの時は、ハトムギスープを

こんにちは、太田です。
今回の台風は9日に温帯低気圧に変わったものの、東京もひどく雨が降ったり止んだり、を繰り返しています。こんな時は身体もスッキリしたいですね。今日はそんな時にお勧めしたいハトムギスープをご紹介します。
すぐにスープを召し上がりたい方は、まずは良く洗ったハトムギを水につけておき、下ゆでしてからスープに入れてください。茹でたハトムギは冷凍保存も可能です。
ずぼらな私は、
良く洗ったハトムギ(一日分約20gが目安)
玉ねぎ丸ごと(小ぶりで火の通り易そうなもの)
出汁・お塩・ローリエを厚手のお鍋に入れて蓋をしてグツグツ。
image1 (20) (225x300)
玉ねぎに火が通ったのを確認し、味を調整しながら適宜お水や出汁を追加して再度加熱、ぐつぐつと言いはじめたら火を止め蓋をして一晩放置。
すると翌朝にはぷっくりと膨らんだハトムギと、芯まで火の通った美味しい玉ねぎスープができあがり。
ハトムギ(薏苡仁)の性質は涼で、胃腸を整え体の余分な水分を出してくれるはたらきが期待できます。
この長雨で、身体がだるい、むくみが気になる方は是非ハトムギをお食事にとりいれてみてはいかがでしょう。
ハトムギを使った、おいしいレシピが出来たら是非教えてください。

2015/09/10

不妊症スクーリング(ファティリティクリニック小田原先生ご講演)

こんにちは 木梨です。
先日年一回行われる日本中医薬研究会の不妊症スクーリングで学んでまいりました。
全国から200名ほど集まる中イスクラ薬局のスタッフもほぼ全員参加で熱心に一日お勉強でした。
 
午前中は不妊症専門で現在日本橋店、新宿店でカウンセリングをしている中医学講師3名から
体外受精の効率をあげる中医学的方法、卵巣刺激周期に合わせた漢方薬の使い方、そして体外受精がうまくいかないときの原因とその対策などみっちり3時間半の講義を受けました。
その資料の中に正常な子宮内膜と過排卵刺激を受け異常をきたした内膜の画像がありその様子の違いには驚きました。
正常なものはよくフワフワベットに喩えられますがひとつひとつの細胞がきれいに並びつるんぷるんとしてますが
過排卵刺激を受けたものは棘や岩が隆起したようにゴツゴツして血色悪く、さすがにこんなところには着地できないと思いました。
 
 
さて昼食で満腹になった午後は、「不妊治療の最前線 成功率を高めるための取組み」と題して
不妊治療で有名な恵比寿のファティリティクリニック東京院長小田原靖先生のご講演でした。
小田原先生
現場の実状と治療成績を上げるための取り組みをお話し頂き、また鍼灸、漢方、サプリメントなどの併用を推奨しておられることは私たちにとっても有り難いことと感じました。
さらに今回初めて知ったことですが、JISARTといって不妊治療を専門とするクリニックによって結成された団体があり診療の連携を持っているそうです。
全国27施設が加盟しそのうち東京のファティリティクリニック東京(渋谷区)、梅ヶ丘産婦人科(世田谷区)、東京HARTクリニック(港区)ではたとえば地震、停電等の影響で採卵できない場合他施設で採卵を行うことができる(全胚凍結となり、凍結胚を移送しかかりつけクリニックにて移植)とのことです。
クリニック同士で診療連携があるのは心強いですね。
 
 
貴重なご講演を聞き漏らさないよう集中と気合十分だったのですが優しい語り口と難しい内容でsuimaの波が襲ってくる・・
それを先生もご承知か、スライドの合間に先生ご自身のサーフィン姿や若者しり目に大会で優勝した誇らしげな雄姿の写真がちょこちょこ入り、そのおかげで気分もほぐれsuimaに打ち勝てました。
 
教えて頂いたことを正確にかつ丁寧にお客様にお伝えできるよう私たちも頑張ります!
 
 

2015/09/01

中国でもヨーロッパでも用いられる植物

こんにちは。太田です。
例年ですと、残暑が厳しいはずの時期ですが、肌寒く感じますね。みなさん、お風邪など召されていませんか?乾燥して喉が痛くなりやすい季節になると思いだすのが「サルビア」です。

blühender Salbei / astispassion

ドイツ滞在中に一緒に暮らしていたドイツ人の女性が、お庭で採れた植物のハーブティーを良く飲ませてくれていたのですが、その中でも好きだったのがサルビアのハーブティー。喉が痛い時などはハーブティーをのんだり、サルビアの飴をなめたりしていたのです。
サルビアと言えば、青くて可憐なお花を思いつく方もいらっしゃるかと思いますが、ハーブティーや料理に利用するのが葉の部分。

Sage, Salbei / huber.edith

Maria Treben著「Gesundheit aus der Apotheke Gottes」(「神の薬局」)によると、サルビアのお茶は、扁桃炎・喉の炎症・歯の化膿・口腔内や咽頭の炎症に使うだけでなく、卒中発作予防や麻痺、寝汗、虫刺されなどなど、本当に様々な症状に使用するようです。
又、料理には脂っぽいお肉(豚肉・鴨・七面鳥など)の料理にタイムのように使用すると、おいしく頂けるようです。
さて、なぜ今回こちらでサルビアの話をしようかと思ったかというと、「冠元顆粒」に入っている丹参、「参」と付いているので人参をイメージされる方もいらっしゃると思います。しかし実はSalvia miltiorrhizaといって、シソ科のサルビアの仲間なのです。丹参はこの植物の根を使用します。
中医学では活血化瘀、血の巡りを良くする植物として大変有名ですが、そんな丹参の仲間であるサルビアも、昔からヨーロッパでも広く使用されていたんだなあと思うと、とても面白く感じます。
写真は古本屋さんで見つけた、ハーブの本。サルビア(Salbei)も載っています。
image1 (2) (225x300)image2 (1) (225x300)
さて、最後に、このサルビアにまつわる言葉があります。1300年代の言葉のようですが、
「Warum soll ein Mensch sterben, wenn Salbei im Garten waechst?」
直訳すると、
「庭にサルビアが育っているのに、なぜ人は死なねばならぬのか?」
当時のヨーロッパの人々にとって、サルビアはそれだけ効能のある植物として認識されていたこと、そしてサルビアの仲間である丹参も中医学では重要な生薬として用いられていることを考えると、面白いなあと思うのでした。
もしお料理用の新鮮なサルビアが手に入ったら、是非ハーブティーとして愉しんでみてはいかがでしょう。

2015/08/31

NEWメンバー

こんにちは。少し涼しくなって嬉しいなと感じている田宮です。

今日は六本木店からのお知らせがあります。
今までずっと薬局の入口で皆様をお出迎えしていた星星(しんしん)は、度重なる負傷のため、残念ですが長期療養に入りました。全身ボロボロ、ちちゃんと立っていることもできません。
IMG_0592
その替わりに新たにNEW星星(しんしん)がやってまいりました!!
遠目には全く同じ。よく見るとピカピカ、傷もない。
image1
 NEW星星準備中。
今までと同様におめかしして、お出迎え・お見送りをしておりますので、NEW星星の事もどうぞよろしくお願いします。
image2

2015/08/27

台湾女性の養生

こんにちは。太田です。

先日夏休みを頂いて、台北に行ってきました。初めての中華圏、ドキドキしながら向かいました。EVA航空の東京-台湾の便はこんな飛行機。ハローキティジェットでした。

 image2 (600x800)image3 (4) (480x640)

そして、無事台北へ。台北へ行ったら訪れたい場所がありました。それが迪化街(ディーホアジエ)という問屋街です。


迪化街 / sorarium

この通りは、漢方薬や乾物などが所狭しと売られている場所です。私もお茶や乾物、漢方薬などを自分用に買い求めてきました。そんな中、とある漢方薬局に入って気になったのが「加味四物茶」という生薬を煮詰めて飲むお茶。中身を見て見ると、「補血」(ほけつ)作用のある四物湯(当帰・川芎・芍薬・地黄)の生薬の他に何種類か生薬が混ざっておりましたが、いわゆる「加味四物湯」というお薬とは別物のようです。
なぜ加味四物茶が気になったかというと、その説明に「女性は月経後6日間はこれらを服用したほうが良い」と書いてあったから。日本の女性の中ではあまり一般的ではない考え方ですよね。
そこで、台北の友人2人に実際に聞いてみることにしました。
「月経後に加味四物茶を飲んでる?」

IMG_3311.JPG / Fred Jala

すると、飲んでいるよ、という答えが。月経後の養生、きちんとしているんだな~、と凄く驚きました。
彼女たちはそれぞれに面識はなく、職業もバラバラ、年齢は私とほぼ同年代の2人。加味四物茶を飲むきっかけも、家族から言われたり病院の先生から勧められたりと様々。
そして加味四物茶を飲むと次の月経がスムーズになるように感じる、とも言っていました。
女性の身体は、特に月経中や月経後は身体の血が体外へ出ることで「血虚」(けっきょ)状態になりやすく、そういった意味で「血」(けつ)を補う「四物湯」を中心とした「補血」作用のあるものを体に取り入れることは、お身体のバランスを整える意味でも重要になってきます。
今回私が話を聞いてみたのは2人だけでしたので、台湾の女性全員がこのような養生をしているとは言えませんが、私たち日本人も、月経に合わせて養生する、という考え方をもっと身近に感じられたらいいなと思いました。
さて、この「加味四物茶」、四物湯ベースという意味では婦宝当帰膠に近いかな、と思います。但し、婦宝当帰膠は医薬品ですので、服用を考えられる場合は薬局・薬店にてご相談くださいね。
 
fuhou.cont2
さて、本題からは離れますが台湾、と言えば…。今年の春に原宿に日本に初めてオープンしたICE MONSTERでかき氷を食べたかったのです。
アイスモンスター
 
「緑豆仙草粉粿冰」というかき氷で、納豆に見えますが、緑豆です。それと、仙草ゼリー(性質は涼、暑気あたりなどに使われる食材)、粉粿(サツマイモ粉でできたモチモチしたゼリー)が氷の上に載っていて、練乳がかかっているのです。食べごたえも冷えごたえも満点で、良い旅の思い出となりました。

2015/08/22

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売