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漢方薬相談・漢方百科 | イスクラ薬局KANPO HYAKKA

不妊症について

妊娠中の風邪対策

妊娠中のかぜ対策


妊娠初期(妊娠6~11週)は、漢方薬といえど、服用を控えるに越したことはないと言われますが、妊娠中の漢方薬の服用については、適切な使用であれば、一般には催奇形性についての報告はありません。

つらい症状を我慢したために、咳などがひどくなると、子宮収縮を引き起こし、流産や破水の原因ともなりかねないので、風邪の症状の改善とともに、うまく漢方薬を利用したいものです。

 

妊婦はまずは予防!


1日数回はうがいをしましょう!特に外出した後は必ず実践して下さい。うがい薬を用いるのも効果的ですが、ぬるま湯に溶かした「板藍茶(ばんらんちゃ)」でのうがいもお勧めです。もちろん、のどを十分に潤した後に飲みほしてもOKです。*板藍根には若干子宮収縮作用ありますので、妊娠4ヶ月ぐらいまでは大量の服用は控えた方がよいでしょう。うがい手洗いを徹底することと、板藍茶でのうがいをおすすめします。



 

 

風邪の予防のみならず、のどの痛みや腫れにも効果が期待できますよ!お出かけの際は、携帯に「板藍のど飴」をお忘れなく。



 

 

 

風邪をひいてしまったら・・・・


☆ のどの痛みや熱感が強いときは?



金銀花などの生薬を使った「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」や「涼解楽」、「五涼華(ごりょうか)」などが用いられます。

 

☆ 寒気やこわばり、鼻水がよく出る場合は?


「葛根湯」が一般的によく使われるようですが、「葛根湯」には‘麻黄’という交感神経興奮作用をもつ成分が含まれるので、慎重に服用する必要があります。症状を見ての判断になりますが、麻黄の入っていない「桂枝加葛根湯」(けいしかかっこんとう)や「桂枝湯」(けいしとう)、「参蘇飲」(じんそいん)などを使うことも一案です。

 

☆ 吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振など胃腸症状のあるときは?


「勝湿顆粒」などが効果的です。つわり対策にも使われます。
胃痛や腹痛、胃部のつかえがあり、寒気や微熱がある場合には「柴胡桂枝湯」なども用いられます。

 

☆ 咳がひどい時には?


激しい咳には、短期間での「麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう)」が使用されることもあります。風邪が長引き、空咳が出る場合には、のどを潤し炎症を和らげる効果のある「潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)」がお勧めです。板藍茶との組み合わせも効果的です。



<注意> 実際に薬を服用する際は、専門家に相談してから服用ください。

妊娠中は、赤ちゃんの発育に多量の血液が必要となるため、血の貯蔵庫である‘肝’の血は不足します。肝血不足はミネラル不足のもと。
妊娠中にミネラルが不足すると、免疫力が低下し、風邪を引きやすくなります。ミネラルたっぷりの食事も心がけましょうね!

 

 


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