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長く続いた残暑も一息

長く続いた残暑も一息つき、ようやく秋の気配を感じるようになりました。日ごとに涼しくなるこれからの時期は、夏の疲れを回復し、冬に備えて元気な身体を作ることが大切です。早めの養生で免疫力アップを心がけ、カゼやインフルエンザに負けない身体をつくりましょう。
 
 
 
「気」の充実が、免疫力アップのカギ
中医学では身体の基本となる「気・血・水(き・けつ・すい)」が十分にあり、スムーズに巡っている状態が健康と考えます。中でも体内のエネルギーである「気」は、元気で免疫力の高い身体をつくる大切な要素。カゼやインフルエンザなど、病気の予防・治療・回復も、気の充実がカギとなります。
体内の気を充実させ、免疫力をアップさせるためには、まず「肺」の機能を高めることが大切です。肺は、呼吸を通じて体内の気を生み出す“気の源”。
また、邪気(ウィルスなど)の侵入から身を守る「衛気(えき・身体の防衛力となる気)」も、肺の働きから生まれます。
肺を元気にすることは、鼻やのど、皮膚などを強くして、邪気の侵入を防ぐことにも繋がるため、秋の乾燥ダメージから灰を守るよう積極的な養生を心がけましょう。
また、気は主に肺の呼吸によって取り込まれる酸素(清気・せいき)と、脾胃(ひい・胃腸)が消化吸収する栄養素によってつくられています。そのため、夏の疲れから食欲不振などを起こしがちなこの時期は、脾胃の機能を高めて、栄養をしっかり摂ることも大切です。
カゼは万病のもと。たかがカゼと油断せず、まずは「しっかり予防」、ひいてしまったら「早めのケア」を心がけましょう。
 
 
 
カゼの予防
カゼやインフルエンザを寄せ付けない「元気な身体」が基本
中医学には、「正気が内にあれば、邪に犯されることはない」という言葉があります。これは、免疫力や体力が身体にしっかり備わっていれば、病気にかかりにくくなるということ。カゼやインフルエンザの予防も、まず病気を寄せ付けない「元気な身体」をつくることが大切です。
養生の基本は、「肺」と「脾胃(ひい・胃腸)」の機能を高め、元気の源となる「気(エネルギー)」を充実させること。身体の潤いを保って乾燥から肺を守り、夏の暑さでつかれがちな脾胃をいたわりましょう。十分に栄養を摂ることが出来れば、体内の気も充実します。
夏の消耗やストレス、心身の疲労、病後、月経などが原因で気が不足していまうと、体力や免疫力が落ち、カゼをひきやすくなってしまうので注意しましょう。
また、肺を元気にすることは「衛気(えき・身体の防衛力となる気)」を生み、鼻やのど、皮膚などを守って、邪気(ウィルスなど)の侵入を防ぐことにも繋がります。
 
気をつけたい症状
・ 寝ても疲れが取れない
・ 息切れ(階段を上がると息切れがする)
・ 汗が出やすい
・ 顔色が白い
・ 冷え性
・ 食欲不振
・ 特に症状がなくても、カゼを予防したいとき
 
食の養生
身体を補い、肺の機能を高める食材を
・ 大豆製品(豆腐、湯葉、豆乳など)
・ 豚肉
・ 鶏肉
・ 鮭
・ 太刀魚
・ 鯛
・ 白キクラゲ
・ 白ごま
・ 茸類
・ 山芋
・ かぼちゃ
など
 
カゼ予防の養生法
・ 身体を冷やさないことが大切。外出時は暖かい服装を。
・ なるべく人ごみを避け、出かける際はマスクの着用を
・ 帰ったら「うがい」「手洗い」を習慣に。お茶のうがいなども効果的
・ 室内の空気は新鮮に。こまめな換気をこころがけて
・ 体力が落ちないよう、十分に睡眠を
・ 新鮮な野菜をたっぷり食べて、ビタミン、ミネラルを補給しましょう
 
 
 
ひいてしまったら・・・
一口に「カゼ」と言っても、ひき始めから治りかけまで、その症状は様々。カゼのタイプをきちんと見極めて、自分の症状に合ったケアをすることが早めの改善に繋がります。
 
 
 
胃腸のカゼ
お腹にくるタイプ。脾胃の不調の原因となる「湿(しつ・余分な水分や汚れ)」を取り除き、胃腸の調子を整えましょう。香織の良い食材は、食欲アップや胃腸症状の緩和につながります。
 
主な症状
胃のムカつき、胃痛、食欲不振、嘔吐、お腹の張り、下痢など
食の養生
香りの良い食材で、胃腸症状を和らげる
しそ、梅干、しょうが、陳皮、みょうが、鯵、カルダモン、など
よく使われるのは、、、
勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)、香蘇散(こうそさん)、五苓散(ごれいさん)
 
 
 
 
熱のカゼ
初期から悪化したカゼ、急な発熱を伴うカゼ、インフルエンザなど。このタイプは、まず熱を下げることが大切です。涼性の食材を積極的に摂り、身体の内側から熱を冷ましましょう。
 
主な症状
熱が強い、咽の痛みが強い、咳き込む、口が渇く、冷たいものを飲みたい、鼻水が黄色く濃い、痰が濃い、舌先が紅いなど
食の養生
身体の熱を冷ます涼性の食材を
菊茶、ミント茶、ごぼう、れんこん、大根、グレープフルーツ、きゅうり、冬瓜、トマトなど
よく使われるのは、、、
天津感冒片(てんしんかんぼうへん)、涼解楽(りょうかいらく)、板藍根(ばんらんこん)
 
 
 
 
冷えのカゼ
ひき始めに多いタイプ。身体が冷え、くしゃみや鼻水、寒気、頭痛といった症状が現れます。身体をしっかり温めてカゼを追い払い、早めの対処で症状の悪化を防ぎましょう。
 
主な症状
背中がぞくぞくする、頭痛、節々が痛い、身体が冷える、鼻がつまる、鼻水が透明で多い、痰が白くて薄い、舌の苔が白く薄いなど
食の養生
身体を温めて、冷えを追い払う食材を
葱、しょうが、にんにく、三つ葉、葛、シナモン、コリアンダーなど
よく使われるのは、、、
頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)、葛根湯、小青竜湯
 
 
 
 
長引くときは
熱は下がっているのに、咳がなかなか止まらない、疲労感が残る・・・・・。そんな症状を改善したい時は、弱くなった肺の機能を高め、消耗した「気(エネルギー)」を補うことが大切です。肺は乾燥に弱いため、身体の潤いを保つよう食事にも気を配りましょう。加湿器やマスクで喉を保湿するのも効果的です。
 
主な症状
咳が止まらない、息切れがする、疲労感が残る、口が渇く、痰が絡む、皮膚の乾燥、声がかすれる、便秘気味、汗が多い
食の養生
肺を潤しながら、気を補う食材
大根、なし、びわ、はちみつ、銀杏、ミカン、ゆり根、豚皮など
よく使われるのは
麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう)、潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)

2012/09/19

店長櫻井、雲南中医医院に行く!

6月に雲南省へ皮膚科研修に行ってきました!
今年は、ゴールデンウィークの直営店4店舗合同北京研修についで2回目の訪中。まずはこんなすばらしい機会を与えてくれた上司、会社に感謝。そして私の留守中にお店を手伝ってくれた他店スタッフ、店長不在の中、奮闘してくれた当店スタッフにも感謝です。
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さて、今回の旅の目的は、雲南省中医院での皮膚科研修。漢方専門の病院である中医医院で現地の中医師(漢方医)の横について患者さんの病態、診察、処方などの勉強や、入院病棟での回診、皮膚科部長や教授、副院長の講義と、かなり盛りだくさん。中医学を学ぶ私達にとっては、とっても贅沢な内容で、ほかではなしえない貴重な体験をさせていただきました。
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中国の病院は、日本と違って基本なんでもオープン。先の患者さんがいようが、次の患者さん、さっき検査に回された患者さんが、各々好き勝手に先生に話しかけます。先生も研修医もなれたもので、大きな声でさくさくと処理していきます。
そんな日本人の私から見たら混沌とした状況の中でも、一人一人の症状をしっかり診断しつつ、私達にも細部にわたって病態・病状、処方等を説明してくださり、もちろん患者さんにも判りやすい説明、養生のアドバイスなさっていて、そして、優しい笑顔と共に、「大丈夫。よくなりますよ。」と勇気付けることも忘れない先生の姿といったら、神々しささえ感じられました。患者さんも絶大なる信頼を先生や、出された薬(煎じ薬の内服と漢方の外用薬)に持たれていたこともまた印象深く、私達も、日本でもっと漢方の認知度と信頼度を上げるために、日々努力しなくてはいけないと痛感しました。
 
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中国での漢方治療は、とにかくすごいの一言。入院という選択肢も視野にいれつつ、西洋医学の検査、そして治療法も効果的におり混ぜながら(中西医結合といいます)、外用、内服とてきぱきと処置が施されていました。一番驚いたことは、診察から入院、そして治療の開始までがとにかく早いこと。日本で入院というと、検査検査のイメージですが、ここでは、診察中に検査に回ってデータを持ってまた戻るように言われ、戻ってきたらそれを診ながら治療方針を決定し、すぐ治療を開始していました。私達が初日に診た尋常性乾癬の患者さんはかなり酷い状態でいらしていましたが(先生を頼って地方の農村部から飛行機で3~4時間かけていらしたそうです)、次の日の入院患者の回診時には、もう既に症状が落ち着いていました。効果的な使い方をマスターすれば、漢方は十分即効性が期待できるということも実感しました。
 
 
 
雲南省では、空港、地元のお土産屋さん、スーパーなどありとあらゆる場所で生薬、特に田七人参、西洋人参、天麻などの高級生薬が販売されており、『生薬の一大産地』の雲南省という場所を体感しました。
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研修の後は観光!ということで、麗江という世界遺産の町へ。写真は麗江にある「玉竜雪山」という標高4600m以上の山。因みにこのポイントは4500mぐらい。富士山より高い標高なので、空気が薄く、ちょっと昇るだけで息切れ、休まないと動けないほどでしたが、周りの景色に圧倒されっぱなしで、辛さはまったく感じませんでした。
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写真の後に見える白い雪の様なものは氷河です。氷河、初めて見ました。写真の二人は今回の研修旅行をまとめてくださった楊達(ヨウタツ)、楊暁波(ヨウキョウハ)先生夫妻。お二人はここ、雲南省の出身で、楊達先生は私達が研修に行った「雲南省中医院」の出身です。先生はエリートでお偉いさんだった様子(もちろん自分ではそんなことは言いませんが)。だから私達の無理難題も難なく通ったんですね(笑)。
そんな楊達、楊暁波夫妻は皮膚のスペシャリストとして、講演や店頭相談のために、全国を飛び回っております。
今回の研修を通して一番心にのこった事は、中国の壮大な自然とそれに負けない中医師達のおおらかで、心優しい治療者としての人柄です。私達も店頭でお客様のご相談を受けるときに、お客様に頼られる存在でなくてはいけません。お客様に安心してご相談いただけるために、お悩みが少しでも軽くなるようアドバイスできるように、日々の研鑽を怠ってはいけないということを改めて決心する良い機会となりました。
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2012/07/20

「脾胃」(胃腸系)の元気は健康の基本

tm_71これからの季節、梅雨から夏にかけては湿気や厚さで「脾胃(ひい)」の不調を感じやすい時期。
食欲不振や胃もたれといった症状が続くと体力が落ち、体調を崩し易くなってしまいます。
暑い夏を元気に乗り切るためにも、日ごろの養生で脾胃を元気に保ちましょう! 
 
 
 
 
 
「食べる」事は健康の基本
 
中医学では、「脾(ひ)」は栄養素や水分を吸収し、全身に運ぶ「運化」を、「胃」は飲食物の消化をそれぞれ受け持っていると考えます。つまり、脾胃は西洋医学で 考える「胃腸(胃、小腸、大腸の機能)」のようなもの。食事から栄養を吸収し、生命活動の基本となる「気(き・エネルギー)・血(けつ)」を生み出す大切な役割を担っています。
脾胃が元気で栄養をしっかりとることが出来れば、基本的な体力、免疫力が養われ、健康な身体をつくることが出来ます。一方、脾胃の機能が弱くなると、食欲不振や消化不良、下痢といった症状を招き、栄養やエネルギーが不足しがちに。体調を崩し易くなり、夏バテや疲労、冷えといった不調もおきやすくなってしまいます。
また、消化・吸収のほか、脾胃には「血液が血管から漏れないように保護し、血尿や月経過多などを防ぐ」、「胃下垂などの内臓下垂を防ぐ」、「全身の筋肉や四肢を養う」といった役割もあります。
脾胃の働きを良くすることは、健康の土台作りにつながる大切なこと。しっかり栄養を摂って元気な身体をつくるためにも、脾胃を健やかに保つよう心がけましょう。
 
 
「脾胃」の働きと養生法
中医学には「内傷脾胃、百病由生」という言葉があります。これは、脾胃が傷ついて食事をしっかりとれなくなると、元気な身体を保てず病気にかかりやすくなってしまう、ということ。夏は冷たいものの摂りすぎなどから、脾胃が傷つき易くなります。日ごろの養生を心がけ、食欲不振や夏ばてを防ぎましょう。
 
 
 
* 食べ物の消化吸収*
kiken_img2「脾胃」は体内の「気(き・エネルギー)・血(けつ)」を生み出す源。飲食物を消化して栄養分や水分を吸収し、気や血に変えて全身に運びます。
脾胃が元気なら、食欲は旺盛。栄養をしっかり摂ることが出来るので、身体全体が元気になります。水分もスムーズに吸収、運搬されるので、「痰湿(たんしつ・体内の余分な水分や汚れ)」が溜まることもありません。基本的な体力が養われ免疫力も高まるので、病気にもかかりにくくなります。
反対に脾胃の働きが弱くなると食欲が落ち、胃もたれや消化不良、疲労感といった症状が現れるように。水分がスムーズに処理できず痰湿が溜まり易くなるため、下痢や浮腫みなどの症状が現れることもあります。
痰湿は脾胃の機能をさらに低下させてしまうので、早めに取り除くことが大切です。また、脾胃は冷えに弱いため、冷たいものの摂り過ぎに注意しましょう。日ごろから温かい食べ物、飲み物を摂るよう心がけるだけで、脾胃をいたわることが出来まず。まずは氷水を止めましょう!
 
[ワンポイント]
脾胃には栄養素を肺などに運び上げる働きがありますが、この機能は、内蔵を持ち上げて正しい位置に保つ役割も果たしています。そのため、脾胃の働きが弱くなると、胃下垂など内臓下垂の症状が現れることもあります。
 
[こんな症状に注意!]
食欲不振、軟便、おなかの張り、胃もたれ、ゲップ、吐き気、下痢、むくみ、疲労感、息切れ、眩暈、便秘、内臓下垂
 
[食の養生]
脾胃を補い、機能を高める食材
米、インゲン豆、大豆製品(豆腐など)、豚肉、鯵、山芋、かぼちゃ、ジャガイモ、キャベツ、りんごなど
脾胃の痰湿を取り除く食材
しょうが、キュウリ、冬瓜、ハトムギ、緑豆、小豆、もやし、春雨、茶、うめぼし、こんにゃくなど
 
良く使われるのは・・・
健胃顆粒、健脾散エキス顆粒、補中丸、勝湿顆粒、平胃散、五苓散、半夏瀉心湯、小半夏加茯苓湯、晶三仙など
 
 
 
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* 血液の運行管理*
「脾胃」には、血液が血管から漏れないように保護し、必要な器官に必要な量を届ける運行管理の働きがあります。
脾胃が弱くなりこの機能が低下すると、血尿や血便、皮下出血、月経過多などの症状が現れることも。慢性的な出血の症状は、原因に応じた治療を行いながら、脾胃の機能を整えて根本的な改善を心がけることも大切です。
 
 
[こんな症状に注意]
血尿、血便、皮下出血、月経過多など
 
[食の養生]
脾胃の気・血を補う食材
棗、ぶどう、卵、枸杞の実、レバー、鮭、竜眼肉、鶏肉、黒砂糖など
 
良く使われるのは・・・
婦宝当帰膠、帰脾湯
 
 
 
* 筋肉や四肢のサポート*

2012/06/18

花粉症のお話

花粉症、今年は漢方で乗り切  ろう!   kahun2

厚生省が発表している調査結果によると花粉症の罹患率は『全国平均では15.6%で地域別の有病率では東北13.7%、北関東21.0%、南関東23.6%、東海28.7%、北陸17.4%、甲信越19.1%、近畿17.4%、四国16.9%、中国16.4%、九州12.8%で北海道、沖縄はごく少ない有病率』ということですので、都心ほど花粉症に悩んでいる方が多いという結果が出ています。これは田舎に比べ都会は花粉が吸着できる土が少ないことが大きな原因と考えられています。マスク、めがねは確かに有効ですが、ほかにも普段の生活上で出来ることもあるんです。

 

 

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【花粉症に負けない強い粘膜を作る!】

花粉症は、スギ、ヒノキ、イネ科の植物、キク科の植物の花粉を原因として発症します。主な原因は粘膜の免疫の異常反応で、花粉などが粘膜に付くと、アレルギー反応として、脂肪細胞(マスト細胞)からヒスタミンが遊離され、花粉症の諸症状を引き起こします。

では粘膜の異常反応を減らすためには何ができるでしょうか。

それには大事なことが二つあります。

 

まず第一に『身体を冷やさないこと』が大切です。 hie

人の身体にとって冷えは大敵。とくに胃腸の冷えは免疫機能を狂わせる大きな原因に。そのためには冷たいもの、冷やすものを飲まない、食べないことが大切です。真冬に氷が入った水や、つめたいビール、また胃を冷やすといわれている刺身、生野菜のサラダなどを摂ることは、免疫のバランスを欠く大きな原因となります。

防寒に対して関心が薄いことも身体を冷やしてしまっている要因でしょう。家の中でも靴下を履く、腹巻をするなど普段の薄着を改善することが大切です。衣類で効果的に体を温めるポイントは、“3つの首”。手首、足首、首を寒さからしっかりガードしましょう。特に女性にとって冷えは大敵。不妊や月経のトラブルなどの原因になりやすいので、防寒対策を常に意識しましょう。

 

 

第二に『動物性たんぱく質を減らすこと』が上げられます。

kiken_img2くしゃみや鼻水などのアレルギー反応は、脂肪細胞から遊離したヒスタミンによって起こされるというのは前に述べましたが、魚介類以外の動物性たんぱく質には脂肪細胞からヒスタミンを遊離させる作用があることをご存知の方は少ないのではないでしょうか。なので、動物性たんぱく質を極力さけることが大切です。動物性たんぱく質は全般的に消化に時間がかかります。消化に時間がかかるということはそれだけ胃腸への負担になるということです。この面だけから考えても、胃腸を弱らせ、免疫機能の失調を招くことは容易に想像できます。動物性たんぱく質で見落としがちなのは、乳製品や卵の存在です。牛乳や卵、チーズなどにも動物性たんぱく質が沢山含まれています。特に牛乳、ヨーグルト等は冷たい状態で摂ることが多いため、ここでも胃腸へのダメージ、花粉症への悪影響が懸念されます。牛乳や卵の量にも気をつけましょう。さらに体内に入った動物性たんぱく質は身体が『異物』として捕らえるため、免疫反応を起こすきっかけとなり、同じ免疫反応で起こる花粉症症状を悪化させる原因になってしまいます。

漢方では…

eieki漢方では花粉症や弱った粘膜の改善に「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」という漢方が使われてきました。玉とは高級な、品質の高いという意味で、屏は屏風(びょうぶ)のことで、外敵から守るという意味です。よって「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」とは質の高い屏風で風などの邪気(じゃき・ウィルスや花粉などの外敵)から身を守るという意味の漢方です。使われている生薬をみても黄耆(おうぎ)、防風(ぼうふう)、白朮(びゃくじゅつ)といった3つの生薬から出来たとってもシンプルな処方です。黄耆には胃腸機能を高めつつ防御機能を回復する力があり、防風はその名の通り風から身をまもります。白朮は湿気をとりながら胃腸機能を改善する生薬です。花粉症の代表漢方薬が胃腸機能を重視していることをみても、花粉症の対策、免疫機能の回復には胃腸が大切ということがご理解いただけますでしょうか。

『玉屏風散』は皮膚や鼻から、肺、口、腸までのすべての粘膜にバリアをはりウィルスなどから守る効果があります。『玉屏風散』をイスクラでは『衛益顆粒(えいえきかりゅう)』という名前で販売しております。

 

 

漢方の花粉症対策は早目が肝心

粘膜を含めすべての肌が新しく入れ替わるのには、年齢によりばらつきがありますが、平均して約2ヶ月。よって強く新しい粘膜を作るのにも大体2ヶ月ほどの時間を必要とします。早めは早めの対策が肝腎なのです。

花粉症状がもう出てしまってるときは?

ここまでは予防に重点をおいてお話してきましたが、花粉症状がもう出ている場合も、基本的な対策は同じで、冷やさない、動物性たんぱく質をひかえ

2012/02/22

『周先生に聞いてみよう』 ~更年期(不眠・火照り)~

皆様こんにちは。店長の櫻井です。
今回のブログも周先生 の更年期についてのお話です。
 
お時間のあるときに是非お目を通してみてください。
 
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Q. おはようございます。先生。また更年期についてお話を聞かせてもらえますか?
 
周. おはようございます。更年期のお話はいろんなことが関連してくるので、私もまとめてお話しないといけませんね。
 
 
Q. そうですね。前回お話いただいたように『不定愁訴』は沢山ありますからね。前回の復習も踏まえて、今回は『不眠や火照り』に対する中医学的な考えをお聞かせ願います。
 
周. 判りました。まずは前回のおさらいから。
更年期とは、人の一生のある時期の事。幼少期や思春期が誰にでもあるように、誰にでも更年期は訪れます。そして、この時期に起こる特有の火照り、のぼせ、イライラ、不安、不眠などの様々なトラブルのことを総称して『更年期障害』と言います。この『更年期障害』は、軽い人もいますし、異常な体調不良を訴える人もいます。
更年期というのは、壮年期から老年期に入る入り口です。
 
スムーズに順調にこの時期に入ることができれば、気持ちよく老年期を迎えられます。しかし、ここでバランスを崩してしまうと更年期が終わっても、バランスをくずしたままで老年期に入ってしまう。病気ではないですが、様々な体調不良を感じることになります。これが問題になるんですね。
 
 
 
Q. では更年期の不眠についてお話願います。
 
周. はい。不眠は感情の高ぶりやストレスによるものなど、一時的なものもありますね。嬉しいことがあっても興奮して眠れませんね。では、眠れないとはどういうことでしょうか?中医学的に考えると、からだの中のバランスの問題なんです。陰と陽のバランスがうまくとれないと眠れなくなるんです。そんなときは安定剤や睡眠導入剤を飲めば、眠れるかもしれないけど、それは決して自然の状態ではありません。そういう不自然なものはどこかにしわ寄せがきます。
 
 
 
Q. では、更年期での不眠とその他での不眠とはどのように違いますか?
 
周. 更年期の不眠というのは、中医学的に言うと、陰虚(いんきょ: 潤い不足)により『虚熱(きょねつ)』が起きた状態。『虚熱』とは、バランスの崩れによる相対的な熱過剰状態のこと。本来体には温める作用と、これを押さえ安定させる作用があります。温める作用を火として、抑える作用を水とします。更年期の症状は水不足(陰虚)の問題が根本にあります。水が不足すると相対的に火が多くなる。これが『虚熱』の状態です。これとは逆に、基準値よりも火が過剰になる場合もある、これは『実熱(じつねつ)』と呼び、働き盛りでエネルギーが盛んな方、仕事やプライベートなどでストレスを抱えている方におこりやすい熱です。
 
熱には上にあがる性質があります。自然でも一緒ですよね。燃え上がる炎の熱は特に上に上ります。虚熱による熱の問題も、不眠やイライラやほてり、めまいなど、やっぱり上半身に出やすいんです。五臓で言えば心にあたるところ。ここが熱されると不安になります。そわそわします。中医学では、心には神がいるといいますが、この神は精神の神。感情や情緒などのことを指しています。この神は熱に弱いんです。神に熱せられると、イライラしたり、不安になったり、緊張したり、落ち着かない状態になります。これはお水でたとえるとわかりやすいんです。水に熱を加え沸騰させるとグラグラ煮立って不安定になりますね。こんなときどうしたらいいかというと、水を注ぐんです。挿し水をして、熱をとってあげるとスッと落ち着きます。それでも駄目なら火を弱める。人の体も同じです。潤してあげて、熱を取り去ることでバランスを取り戻すことが大事なんですね。
 
 
 
Q. 不眠は大きく分けると、虚熱によるものと、実熱によるものがあるのですね。
 
周. そうなんです。もし不眠に悩んでいて、その原因がストレスならば、ストレスを緩和する、または排除することが第一条件。さらに漢方薬や生活養生等でストレスから生まれる余分な熱を取ることが大切(この方法を清熱・せいねつといいます)。まずは燃え上がっている火を消さないといけない。このような不眠は外からの影響で熱がうまれ、不眠になる。これは実熱による不眠です。体が実熱の状態の方は、暑がりだったり、汗を沢山かいたり、イライラしたり、じっとしていられなかったり、目が充血したり、冷たいものを欲しがったり、尿の色がこくなったりします。
 
それとは逆に、水が足りない陰虚の状態の不眠が更年期に良く見られる不眠です。虚熱による不眠ですね。これは体の中に問題があり、加齢や消耗による潤い不足から相対的に熱が強くなった状態です。虚熱状態の方は、寝汗が出たり、便秘になったり、目が乾燥したりという乾きの症状を感じることが多いですね。
 
熱の原因が外なのか中なのか。不眠はまずこの見極めが大切ですね。
 
 
 
Q. なるほど。その見分けが肝心なんですね。では『火照り』ついてお話願います。
 
周. はい。人は、恒温動物で、暑さ、寒さでは体温は変わりません。熱があれば汗がでて温度を下げるし、寒ければ鳥肌がたって体温を温存する。人が本来持っている恒常性という機能です。でも体内のバランスが崩
れることによってそのコントロールが出来なくなる。これが中医学が得意とする、「検査で数値には出ないが、何らかのトラブルを抱えている状態」です。
 
頑張りすぎると水分や栄養分を消耗します頑張りすぎる人は脳がオーバーヒートを起こし易い。睡眠や休みをとることで回復しますが、それが出来ないと熱が常に体にこもるようになり、ノボセや乾燥やイライラを招くんですね。
 
『水分が少ないから冷やせない。』
そういう場合は、少し水を加えてあげると落ち着きます。体質によっては火を先に消すことが大切かもしれません。もしかすると水を加えながら、火を消すことを同時にしなくてはいけないかもしれません。中医学は個々の体質の違いから、何がどれくらい必要か、又は不必要化を重視しているので、それぞれの体に合った漢方薬や食材を旨く使うことが大切です。
 
 
私達が生きていくためには体の消耗は止められません。なのでそれをどうして行くか。どう消耗に対処していくかが課題となります。ストレスとか、からだのバランスとか、生活習慣など、消耗を早める原因をまずは探り排除することが大切です。楽しいことをする、規則正しい生活を送る、体にあった食品を摂るなどして極力消耗させないように守ることがまず大事なんです。
更年期は、病気ではなくて、一時的に体が不安定な状態です。若い人でも安定剤を飲み続けないといけないぐらい不眠だったり、どきどきしたり、緊張しすぎたり、生理が不順になったりなどは、体の中のバランスが崩れている状態です。漢方はそういうアンバランスを調整することに長けてるんです。内臓や寒さや暑さ、水分、エネルギーそれらのバランスをとる力が漢方にはあるんです。
 
 
 
Q. 最後にもう一点。良く「健康のために水を毎日2L水を飲みましょう」というのを見かけますが、虚熱の場合は潤いが減っているので、沢山水を飲んだほうがよいでしょうか?
 
周. それはあっていますし、間違っています。水分は体にとってとっても大事なもの。でも誰にどれぐらい必要かはわかりません。一律で2Lだと、少ない場合もあるだろうし、足りないことも出てきます。一番大事なのは、からだの声ですね。喉がかわいたら飲むように心がけましょう。まずは自分自身の感覚を大切にしてください。食べたいとか飲みたいとか、からだはサインを出しているはずです。無理して飲んだりするとむくんだり、胃腸を弱め、体力を逆に落とすことになるので気をつけてくださいね。そしてできるだけ野菜や果物など食べ物からも水分を補うようにしましょう。
 
 
 
 
Q. なるほど。個々の体質の差を考える必要があるんですね。では最後に更年期障害でお悩みの方に一言お願いします。
 
周.はい。更年期障害は病気ではないですが、ご本人とってはつらい症状です。つらい気持ちはお話することで、聞いてもらうで大分楽になります。さらに個々の体にあった対処をすることでその症状は緩和されます。からだの中のバランスを大事にしてください。
 
太陽がつづけば、植物はかれるし、
雨がつづいても腐ってしまう。
人の体も自然界と一緒でバランスが大事なんです。
 
 
Q. すばらしい言葉ですね。先生、本日もありがとうございました!
 
周. 私も楽しかったです。ありがとうございました。
 
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周先生はいつも優しく、難しい中医学のお話をどうにかして判り易く伝えられるように、説明してくれます。たとえ方一つとっても勉強になりました。神と水の話は是非私もお客様に説明時につかわしていただきたいと思いました。
 
 
 
 
***周先生は毎週木曜日が相談日です。***
ご予約は↓こちらまで。
 
イスクラ薬局 六本木店
港区六本木7-3-12
六本木インターナショナルビル1F
 
TEL:03-3478-4382
FAX:03-3478-4731
Email roppongi@iskra.co.jp

2011/10/14

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売