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梅雨こそ元気に!体内除湿漢方のすすめ

こんにちは!車田です車田さん ミニ
先日、関東は梅雨入り。と発表がありましたね。
皆さん、梅雨は好きですか??
…好きな日本人はそんなに多くないのではないでしょうか?

なぜ、日本人は胃腸が弱い人が多いのか

この時期、体のむくみがいつもより気になったり、食欲がなくなったり、お腹を下しやすくなったり…
そんな症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
実はこれ、日本が島国であることとも関係します。
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体の水分代謝を担っている臓腑は3つ。脾(ひ:胃腸などの消化器系)・肺・腎です。
特に脾は、体にとって必要な『きれいな水』と不要な『きたない水』の仕分けをしています。
そして、この臓腑は湿気が大の苦手。
湿のせいで脾の機能がダウンすると、ますます湿をためやすくなります。
日本は島国、周りを海に囲まれているため、ただ息をしているだけで湿気を吸い込む量が大陸の方々より多いのです。
日本人に胃腸の弱い人が多いことと、日本が島国であることとは無関係ではないのです。
他の例でいうと、何気なく使う言葉で『ひ弱』というものがあります。もろくて弱々しいさま。という意味ですが、子供でいうと発育不良の状態だったり、子供でなくても筋肉がなく弱々しい体型に対して使うことがあります。
脾(ひ)は肌肉(きにく)を司る臓腑ですので、脾が弱ると運動しても筋肉がつきにくくなります。
ひ弱=脾弱といえると、考えられます。
◎良い点としては、大陸の人々と比べると、お肌がもっちりと透明感のある質感になること。
☓悪い点は大雑把にいうと汚い水が溜まりやすくなること。

胃腸が弱い方のタイプ別お助け漢方

体内に湿(しつ:汚い水の一種)が溜まる要因はお分かりいただけたかと思いますが、その対策としてどんなことが出来るかをお話し致します。
湿が溜まる状態にはいくつかのタイプがあります。
タイプ別にこの時期おすすめの漢方アイテムをご紹介いたします。
タイプ① 胃腸が冷えやすく弱っている
もともと下痢しやすいとか、胃腸が弱いタイプはこの時期腸を今以上に弱らせないためのお助けアイテムとしておすすめしたいのが…
『健脾散』(けんぴさん)
健脾散
タイプ② 普段からゲップが多く逆流性食道炎っぽい
腸というより、胃のほうにトラブルがある場合。ゲップやムカつき、食道の炎症などがある方におすすめ。
あとは、普段からいろんなこと我慢しやすい方にも◎
『健胃顆粒』(けんいかりゅう)
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タイプ③ 悪夢を見るタイプ
消化器系の中でも胆嚢のほうに影響が出ている場合はこちら。
中医学で『胆』とは勇気と決断力を司る臓腑。
メニューを見て何を食べるかすぐに決められないという小さなことでも、胆の弱りを感じさせます。
このタイプは悪夢を見ることも多く、眠りの質が悪いのも特徴。
『温胆湯』(うんたんとう)
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タイプ④ 体外から湿が大量に入ってきた時に
これは、梅雨の時期に起こりがちなことですが、湿邪(しつじゃ)に侵された時を指します。
梅雨は、ただ息をしているだけで口から吸い込む湿の量が増える時期です。
さらに、ノロウイルスなどの感染症や腹風邪をひきやすい時期でもあります。
そんなときにおすすめ。
また、海外へお出かけの際に、体に合わない食事をしてしまったときにも使えます。
海外旅行時必携のお助け漢方です。
『勝湿顆粒』(しょうしつかりゅう)
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併せて使って欲しいアイテム

今回ご紹介した漢方薬と併せて使っていただきたいおすすめアイテムとしては、北見の天然ハッカ油
ハッカ油は様々な使い方ができますので、これを機会に上手に梅雨対策にご活用下さい\(^o^)/

2017/06/09

学術シンポジウム2017 脾と免疫

こんにちは!車田です車田さん ミニ
先日、銀座で行われた、日本中医薬研究会の学術シンポジウムへ行ってまいりました。
今年のテーマは脾と免疫
ちょうど脾が弱りやすいこれからの季節(梅雨)にもってこいの内容です。
今回メインでお話しいただいたのは、劉瀋林教授(国家中医臨床研究基地(脾胃論)重点病種胃癌研究の責任者、江蘇省中西医結合腫瘍臨床研究センター主任)。
中医学的な消化器系(脾)の捉え方と、発病と免疫の関係、脾虚と腸内フローラの関係、症例、臨床研究などをお話いただきました。
その後の小林洋一先生、丸山運平先生、西野裕一先生、武藤勝俊先生のパネルディスカッションもとても興味深く、充実したシンポジウムでした。
私は皮膚疾患のあるお客様のご相談に入ることが多いのですが、アレルギーなどの免疫異常は腸内環境の影響が非常に大きいのです。人の体はちくわ状になっていると表現されているのを聞いたことがるかもしれません。
体表を覆っている皮膚と消化管を覆っている粘膜は地続きです。
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皮膚疾患は基本的には炎症反応です。皮膚で炎症が起こっていれば、同じことが消化管でも起こっていると考えることはとても自然なことです。
また、体の免疫機構の7割は腸にあると言われています。
特に現代は加工食品を食べている方が多く、食事の内容などからも皮膚疾患が引き起こされることが多く(というか先天的に疾患を持っている方以外は殆どが食事と生活習慣に原因があると思われます。)
食事
腸管粘液叢を整え正常化し強くしていくことが、症状を繰り返さないためには、とても重要なことではないかなぁと考えています。
以下に、今回のシンポジウムで流された腸管粘液叢で行われている免疫の働きのわかりやすい動画を紹介いたします。
必要な腸内細菌は選ばれていた!ナゾの物質・驚きの仕組み

2017/06/02

中医学温泉日記 #5 『夏の温泉を楽しむ漢方』

こんにちは、タミーこと田宮です。田宮店長 ミニ
夏の温泉は湯だってしまって冬のように長く入れなかったりしますよね。
でも温泉を楽しみたいときのおすすめ中成薬をご紹介します♪
●入浴前にはこちら
香西洋参(しゃんせいようじん)
特に夏の熱いお湯や長湯は体に熱がこもり、汗もたくさん出ます。多量の汗は気陰を消耗してしまいます。
香西洋参は補気養陰・清火生津作用があります。これは体を元気にし余分な熱は取ってくれるので、湯あたり防止にオススメです。
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●温泉後にアルコールを楽しむ方はこちらも
木鶏丹(もっけいたん)+晶三仙(しょうさんせん)の組み合わせがgood!!
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食べ過ぎ飲み過ぎは肝臓に負担がかかります。木鶏丹で肝臓のデトックス強化で負担を軽くしましょう。
また食べすぎて胃腸に負担がかかると消化が上手くいかず、疲れやすくなります。晶三仙で胃腸をすっきりさせましょう。
次の日、仕事がある時もこれで安心!是非お試しください。
トロピカル

2017/05/31

六本木 Panda Style -パンダスタイル- #13

こんにちは!車田です車田さん ミニ
今月のパンダスタイルは、梅雨へ向けての湿気対策特集!
体内除湿キャンペーンもやっちゃいます!
消化器系の働きを助け、余分な水分を流してくれる漢方薬をお買上げの方にもれなく、北見のハッカ油プレゼントしちゃいます♪
北見の天然ハッカ油 使用例
みなさまお見逃しなく!
そして、今回のすすむと中医学な人たちには、脾胃論で有名なあの人が登場します(^o^)
いまだかつてないキャラクター設定となっております。
偉人らしからぬ風貌です…。どうぞ楽しんで下さい。
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201705_panda-style_13-A4巻三つ折ヨコ右表紙-裏

2017/05/31

江戸と北京の文化のおはなし

こんにちは!車田です車田 ブログ用
少し前のお話になりますが、江戸東京博物館でやっていた江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-を見てきました!
見に行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
写真撮影が許されている範囲が狭かったので、ほとんどビジュアルには残せませんでしたが、たとえば江戸時代に使われていた薬売りの担ぐ箱⇩(これはくすり博物館のもの)や道具なども見ることが出来て、
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とても面白く、昔の人々がどれだけ生活に手間を掛けていたのかよくわかります。
北京の古い看板も、何が売られているのかがシンプルに表現されていてわかりやすく、現代の中国のデザインとはまた違って、なんだか日本的な感じがいたしました。
中でも、やはり、陰陽五行の考えが文化として根付いている国なんだなぁと改めて感じたのがこちら⇩(実際の写真)
江戸と北京
正陽門という、天安門広場の南にある、北京の城門に魔除けとして収められていたものです。
いちばん大事な門。いろんなものが出入りする門。
北京城
そこにこの五行の性質にもとづき素材を選び、それぞれ更に五色揃えています。
木→五色の木片
火→五色の玉(ぎょく)
土→五穀
金→五色の金属
水→五色の糸
火に玉、水に糸というのがなぜなのかよく分かりませんが…
(ご存じの方、教えてください(^o^)/)
漢方薬にも、五行のエレメントにならった方剤があります。
木(東・青)→小青竜湯
火(南・赤)→朱雀湯
土(中央・黄)→竜黄湯
金(西・白)→白虎湯
水(北・黒)→玄武湯
それぞれメインで使われている生薬の色がそのエレメントの色になっています。(方位とも関係します。風水ですね)
中国の各時代の皇帝達はそれぞれテーマとしたエレメントを持っていて、この五行の相生の順に巡っているという話も聞きます。
政治、宗教、生活習慣、文化、医療…
中国では全てにおいて陰陽五行の考えがベースにあるのですね。
本当に奥の深い中国の文化。とても面白い展示でした!

2017/05/11

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売