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スタッフ日記 の記事一覧

不妊治療の分野でも使うボルタレンサポに針?!

世の中、「それはしたら絶対ダメでしょ!」ということが不条理にも
起こりえたりするものですが、今回の事件は本当に、本当にダメです!

お◯りに針は、、、

考えただけでも悲鳴をあげたくなります。
 

座薬に針混入 ノバルティスファーマが警察に届け出

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140414/crm14041420010007-n1.htm
 http://www.novartis.co.jp/news/2014/pr20140414.html
(ノバルティスファーマ社 プレスリリースより)
何かと今話題のノバルティスファーマさんのお薬、ボルタレンサポ。
「解熱鎮痛」でお馴染みの座薬なので使ったことがある人も多いのでは。

ノ社さんの工場では針金状の部品などは使用しておらず、
製造過程で金属が混入することは考えにくいとのこと。
人為的な混入の可能性が高い為、警察に届け出を
出したそうですが、健康被害が出てなくて良かったですね。
 
今回、目視で発見できたことが幸いだったように思うのですが、
PTP包装のように外から内部を確認できないアルミシートの包装で、
剤形が大きいとなれば、小さい針なら、、、
 

、、、恐ろしい。

 
このボルタレンサポは不妊治療の分野でも排卵コントロールに
使用されています。ボルタレンに排卵防止の効果があるという
受精着床学会での報告のもと、以下の目的で処方する病院が
増えています。
1、採卵時の痛みを軽減させる
2、採卵直前での排卵抑制
 
この事件が、どういう決着をするのかわかりませんが
医療の現場では幅広く使用されているお薬だけに
被害が拡大することなく、早期の解決を願っております。
木下

2014/04/15

桜はきれいなだけじゃない。桜にまつわるお話のブログ

こんにちは。店長の櫻井です。桜、きれいですよね。当店の近くのミッドタウンの横のさくら通りも満開で今が見ごろです。木に花だけってなんかやっぱりきれいですよね。桜は染めに使われたり、生薬としても使われたり、桜と日本文化とは長く、そして深いつながりがあります。今日はそんな桜にまつわるお話を少し。

 

国花ではないが・・・

日本人は本当に桜が大好きですね。桜は昔から和を表すモチーフとして使われ、今でも日本を代表する花としてそのデザインがたくさんの場所で使われているのを目にします。100円玉の裏や、警察官の徽章にも桜のデザインがあしらわれています。一気に咲いてさっと散る、そのはかなさや潔さなんていうのも、日本人の美学に合うんでしょうね。江戸時代には武士道のたとえとしても使われていたようです。

 

いくつ知ってる?桜の種類

公益財団法人日本花の会によると、桜は2月から種類によっては5月頃まで咲くものがあるそうです。昔から咲き方や花びらの数や色など様々な品種改良がされ、花の形も、一重、半八重、八重、菊咲などのものが作り出されていて、なんと現在登録されているもので、380種もあるそうです。桜と言えばソメイヨシノや八重桜ぐらいしか知らない私はそれだけでびっくりです。八重桜っていうのは、品種ではなく咲きかたっていうことも今の今まで知りませんでした。

 

道明寺?長命寺??

桜、勿論お花も大好きですが、甘いもの好きの私はやっぱり「桜餅」が外せません。関西生まれの私にとって桜餅とは、″道明寺″のこと。道明寺とは、大阪の藤井寺市にある道明寺というお寺で作られていた、蒸したもち米を乾かして荒く砕いた保存食の事をさすそうです。これを使って和菓子が桜餅、または道明寺と言われているそうです。もう一つ、関東で桜餅と言えば、小麦粉に上新粉などを混ぜたもので餡をクレープ状に包んだものもあります。こちらは関東風(江戸風)の桜餅で″長命寺″とも呼ばれています。関西では道明寺粉を使ったものが一般的で、長命寺は目にすることはなかったように記憶しています。どちらも、塩漬けにした桜の葉っぱで包むという点は同じですね。


桜餅♪ / hm7hm7

抗酸化作用のある桜の葉

桜の葉で包むのは、桜の葉の防腐効果を狙ったためだと思いますが、塩漬けにされた桜の葉には何とも言えない風味がありますね。でも生の桜の葉の臭いを嗅いでもあの香りはしないんです。あれは、長い間塩漬けにする間に生まれる「クマリン」というなんともかわいい香り成分のせいだそうです。クマリンは乾燥させたり、砕いたり、塩漬けにすることで生まれるそうです。クマリンは抗酸化物質のポリフェノールに分類されている香り成分で、抗菌作用、抗血液凝固などが知られていて、血栓防止薬として利用されています。この抗菌作用のあるクマリンで桜餅は守らているんですね。
塩漬けにされた桜の葉を食べないという人もいますが、もったいないですね。老化を防止してくれる抗酸化物質はいくらとっても足りないぐらいですから。

 

桜の樹皮の漢方薬「桜皮」とは?

中医学ではあまり使われることは少ないですが、桜の皮は「桜皮(おうひ)」と呼ばれる解毒や咳止めなどに使われる漢方生薬の一つです。湿疹や肌の炎症に対する外用薬としても使われているようです。市販の咳止めにも桜皮抽出エキスが使われています。

サクランボと桜

桜の実は、みなさんご存知サクランボです。厳密には桜の一種の、桜桃(おうとう)と呼ばれる種類のもので、観賞用の桜とサクランボがなる桜は種類が違うので、花がきれいな桜を植えてもサクランボはとれませんし、サクランボの種を植えても、きれいな桜はみられません。

 

リラックスアロマ効果も

桜の香りには、リラックス効果もあるそうですよ。もし手に入れば桜の花びらを浮かべた桜風呂なんても粋で、素敵すね。桜の花を浮かべた桜茶や、焼酎に八重桜を付けた桜酒なんてもいうのもあるそうですので、是非お試しください。

桜は、美しく咲き誇って、潔く散る。そんな瞬間の美。たまゆらの美とでも言いましょうか。そんな美しさに魅了されます。そして桜は散り方も美しいですね。そんな生き方、できたらいいですね~

2014/04/03

春を探して

春ですね。暦の上ではとっくに春ですよ。ほんとに。でもまだまだ寒いんです。風も冷たいです。明日は最低気温がまたマイナスだそうです。金曜日には最高気温がまた10℃を下回る層です。いや~なかなか暖かくなってくれませんね。
こんにちは。店長の櫻井です。
 
昨日は家の近くの公園へ行ってきました。春になると自律神経が乱れてしまい、どうもむしゃくしゃしたり、無気力になったり、へんに落ち込んだりしてしまいがち。かく言う私も、日ごろの食養生などで気を使ってはいたのですが、いまいちスッキリしません。いかんいかん、これはかなり気の巡りが滞っている!そういう時は、運動だ!と公園に行ってまいりました。だれもが考えることは同じなようで、心地よいお日様を楽しみに来られた方々でいっぱいでした。
広々とした芝生に楽しくなって走り回っている子供たちや、お父さんのスパルタ教育に懸命についていくサッカー少年、姉妹できゃあきゃあ言いながらバドミントンやってたりと、とても朗らかな日曜日の午後で心が和みました。しばらく公園でキャッチボールやフリスビーなどをやった後は、春を探しにいこうといこうとで、公園内のお散歩へ。そこで見つけてきました。梅の花。
ほんのり甘い香りがする梅の花。思わず持って帰りたくなるかぐわしい香りです。香りには、滞った気を巡らせる作用があるので、きっと今の体調にぴったりで、普段より余計に良い香りに感じるのかな?なんて考えながら写真をぱしゃぱしゃとって我慢しておきました。
 

 
良いですね。澄んだ空に漂う柔らかい桃色のかぐわしい香りを深呼吸すると、体中の緊張がほぐれていきます。まだ春なので緑の芝生とはいきませんが、普段アスファルトばかりを歩いている足には、土の上を歩くだけでも気持ちが良いものです。
なにも強制せず、なにも無理させない。ただただそこにあるだけ。やさしく癒してくれる。自然の力はほんとうに偉大ですね。おかげで少し身体も心もすっきりしました。
新しい刺激を求めて、ショッピングに夜遊びに、そういうアグレッシブなストレス発散方法も有りますが、私はやっぱり穏やかな自然の癒しが好きです。きっと田舎もんだからでしょうねぇ~
またお散歩に出かけたいと思います。

2014/03/10

甘い・辛い・苦い・酸っぱい・塩っぱい! 食物が持つ『五味』のお話。

大雪のち雨で、歩道が大きな水たまりになっていて、出勤するだけで靴下びちょびちょです。こんにちは、食養生、肌養生、子宝相談どんとこい!漢方のイスクラ薬局六本木店 櫻井です。ほんとに都内は酷い有様です。目の前の道路も水深10cmオーバーでございます。外出時は長靴必須です。お店は予想通り暇でございます。予約もキャンセルが相次いでおります。店舗経営はこんな暇な時こそ何をやるかにかかっていると言われますが、どうも相談しないとスィッチが入りません。それでもがんばって事務作業やPOPづくり、DM作成を頑張ります。

 

 
今日は、春一番の日だそうです。
気象庁の定義によると春一番とは、「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの強風が吹き、気温が上昇する現象」だそうです。まさに日本海の低気圧の発達で、台風並みの大雪、大雨に見舞われた春一番の日となりました。この春一番、もともとは壱岐や瀬戸内海の漁師言葉だったようですね。春一番が吹くともう春もそこまで来ています。と言っても大雪、さらに今週水曜日頃も雪の予報となっており、どうもまだまだ春は近くはないようです。しかし、春は確実にやってくるので、季節の変化による体調不良には注意しなくてはいけません。
 
このブログでも再三にわたって注意を促しておりますが、春は風の季節で、自律神経や情緒トラブルを起こしやすい季節です。ご相談も、イライラや、不安、抑うつなどのご相談が増える季節でもあります。「春になると変なひとが・・・」というのは昔から良く耳にしますが、これもまた春の風のせいでしょうか。春は春一番のような、外の風も吹きますが、体内でも風が起こります。これを内風と言います。これが自律神経や情緒トラブルの原因となります。「内風」が吹く理由は、こちらのブログをご参照ください→【春は風に注意】。風への対処法、養生法などなどいろいろ載せてありますので、是非ご覧になってください。
 
さらにその風は花粉も運んできて、体内に入り込もうとします。この結果が花粉症です。となると、外からくる風からも身を守らなくてはいけません。そのためには体表を護っているエネルギー、「衛気(えき)」を強化するのが大切です。中医学には、玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という処方があります。「玉」とは、宝石のことで、高級なとか素晴らしいという意味、そして屏風は屏風。風を防ぐ衝立。玉でできた屏風で身体を護るという素敵な処方です。イスクラでは「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」という名前で商品化しております。味も甘くて飲みやすい処方です。

 

 
 

 味から見る中医学

漢方薬で、解毒や体から熱や湿などいらないものを排泄させる処方というのは、一般的に苦くて飲みづらく、身体を元気にする処方は甘くて飲みやすい傾向にあります。中医学で味は『五味』と言う、甘味、苦味、酸味、鹹味(塩辛い)、辛味の五つの味があり、それぞれに薬効があると考えています。
酸味には、正常な体液を体内にとどめる作用。出過ぎるものを止める作用。肝に導き、自律神経の働きを整え、ストレスを解消する作用。
甘味には、胃腸の働きを助け、力をつける作用。痛みや緊張を緩和させる作用。
辛味には、肺や呼吸器を強め、発汗を促進する作用、気や血を巡らせ、体の中にある寒けや熱、湿気を発散させる作用。
鹹味(塩からい味)には、硬いものを柔らかくする作用や通便作用があり、腎の働きをよくします。
苦味には、心や循環器を強化し、身体に溜まった余分な熱を冷まし、排泄作用や体内の余分な水分や老廃物を取り除く作用、神経を鎮静させる作用。
 

 

五味の根拠

この五味、様々な食物に対してその「味」が決められているのですが(豚は鹹味、山芋は甘味など)、その根拠というのには、3つあると言われています。
一つ目はその食物の自然属性、いわゆる食べた時に感じる味により定められるということ。例えば、棗は甘く、スモモは酸っぱい、ネギは辛いなどがそうです。
二つ目は、五行学説によって定められるもの、北京中医薬大学日本校の韓先生によると、それは例えば、「豚の色は黒く、五行の中では水に対応し、水が鹹味に対応し、ゆえに豚は鹹味に帰属する」というもの。牛なら、うちは黄色く(ホルスタインでなく、昔から中国にいる牛)、五行の中では土に対応し、土は甘味に対応するので、牛肉は甘味に帰属するというものです。
三つ目は、長期間の生活実践の中で、その食物の働きを経験することで定められたもの。食べると元気になるから甘味だとか、便通がよくなるから苦味だとかそういうことです。そして食を薬として考える食養生では、この五味がすべての基本となります。

 
 

五味は五臓を養います

五味は五臓に帰属しています。五臓とは肝、心、脾、肺、腎の五つの臓器のこと。どの味がどの臓器に入るというのは、飲食物の本性、味の特徴がそれぞれに対応する場所があるということです。『素問 宣明五気』には、酸味は肝に、辛味が肺に、苦味は心に、鹹味は腎に、甘味は脾にはいり、これを五入という と書かれています。中医学の 酸味は肝を補充し、苦味が心を補充、甘味が脾を補充し、辛味が肺を補充するというこれら味の五臓への帰属の理論は、食養生理論の要といえます。
 

五味は過ぎると五臓を傷つけます(損じる)

酸味のものを多食すると、肝気が大いに盛んになり、脾気は衰竭する。鹹味のものを多食すると、大骨は損なわれ、肌肉は委縮し、心気は抑鬱します。甘味のものを多食すると、心気は煩悶し、安定せず、顔は黒ずみ、腎気は平衡が取れなくなります。苦味のものを多食すると、脾気は潤沢ではなくなり、消化は悪く、胃部は膨張します。辛味のものを多食すると、筋脈は緩み、精神も同時に損なわれると、『素問』には書かれています。
 
春は肝の陽気が強まる季節です。肝を働きを強めようと、酸っぱいものを沢山食べると、肝の気が強くなりすぎ、脾(消化器系)を傷つけ、食欲を減退させます。そうなっては、これから来る夏場にも食欲低下などをおこし、夏バテになってしまいます。胃腸をまもるためにも、春は酸っぱいものを減らして甘いものを少し増やしましょう。春に肝の陽気を暴れさせないためには、冬場に陰を養っておく必要があります。『秋冬養陰』が大切です。言い換えてみれば、夏バテの養生は、冬に陰をしっかり補っておくことから始まっているのです。陰とは『潤い』のことです。陰を補う食材は、豚肉、カモ肉、鶏肉、すっぽん、ハマグリ、アワビ、豆乳、豆腐、レンコン、百合根、白きくらげ、レモン、緑茶など。まだまだ寒いので温めて食べてくださいね。

 

 
食べ物は、私たちの体を作り、心を元気にしてくれます。食物の五味に気を付け、穀物、肉類、果物、野菜をまんべんなく食べることで、健康を維持でき、長寿を全うできると、古代中国医学の知恵は教えてくれています。大雨、大雪、春の風、乾燥どんな時も、強い体と心を持っていれば、対応できます。偏食・過食をせず、五味に気をつけ、丈夫な体を作ることで、健康な毎日を過ごしましょう。
 
 
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2014/02/15

こんにちは。店長の櫻井です。今日は朝から雪・雪・雪。東京もまっしろけでございます。

雪国育ちの私としては、雪の上を歩く感覚も、道路に溜まる雪も、チェーンを穿いた車の音も、タイヤハウスにこびりついた雪塊も、「あ~こんなんだったなぁ」と懐かしいばかりですが、東京の皆様にとっては、滑るし、公共交通機関に影響は出るしで、迷惑千万なんでしょうねぇ。

こんな日はお家にこもるのが吉です。しかし漢方薬局ではそうも言ってられないので、朝からせっせと無駄な雪かきをして、お客様をお待ちしております。とまぁ、さすがにこんな雪ではお客様はいらっしゃらないんじゃなかろうか?と思っておりますが、ご予約のお客様のキャンセルのお電話が来ないので、きっと来ていただけることでしょう。きっと。。。お店の中を温かくしてお待ちしております。

今日のような寒い雪の降る日は、お家にこもって映画でも見ましょう。筋肉をこわばらせ、血流を悪くし、生命エネルギーの源である腎を痛める「冷え」は、健康にとって大敵です。部屋の中でも防寒をお忘れなく。特に足の裏や足首には、全身に繋がるツボが集中しているので、くるぶし以上を覆う靴下を穿くようにしてくださいね。そしてゆっくりお風呂に浸かりましょう。身体を温めてくれる食材は、エビ、カブ、ネギ、羊肉、ショウガ、山椒、ニラ、黒砂糖、紅茶、もち米、鮭、くるみなどなど。まずは黒砂糖と紅茶に乾燥生姜を入れてポカポカしてみましょう。そして夜はエビやネギ、カブにニラなどを入れた鍋はいかがでしょうか。ジンギスカンや羊肉のしゃぶしゃぶもおすすめです。みなさま、養生なさってくださいね。

2014/02/08

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売