イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

ブログ日記BLOG

季節の薬膳・養生法 の記事一覧

もーりー先生の春、イライラ、不安、ストレス対策講座

こんにちは!もーりーこと鮎澤です!

桜のつぼみも緩んできました。桜の花芽は前年の夏に生まれ、一旦眠りにつき、冬の寒さに一定期間さらされ、目覚め、花を咲かせるとのことです。寒さの試練がないと逆に開花が遅れるそうです。試練も大切な時があるのですね。でも良い試練を選択したいものです。

《春のイライラ、不安、ストレスはなぜ発生するのか?》

春は新たな生活に期待がふくらむ反面不安もありますよね。

この季節はストレスによるダメージでココロやカラダを崩しやすくなることが多くなります。ストレスにより「気」がみだれてココロのバランスが崩れカラダのバランスも崩れてしまうのです。春は肝(かん)という臓腑(ぞうふ)の機能が失調しやすい季節です。肝はストレスを処理する臓腑と考えられてます。そして「気」のめぐりを乱れることなくスムーズに巡らす事をコントロールし、発散もさせる働きがあります。また肝は血(けつ)の貯蔵庫であり、体に栄養や潤いを与えることで、ココロを安定させる働きがあります。

肝についての詳しい話はこちら

《ストレス対策をタイプ別にご紹介》

それでは肝が機能が失調するとどのような症状が発生してしまうのか?詳しく解説しますね。そして今回のタイトルであるストレス対応力を高めましょう!!

1 気滞(きたい)タイプ

前述のとおり、肝はストレスを受けやすい臓腑です。ストレスを受けて肝の”気を巡らす機能”が失調するとココロとカラダの不調へとつながります。またこのタイプの方はストレスの影響を強く受けてしまうタイプです。ストレスの緩和を中心に生活されるとよいと思います。

気滞タイプの方の症状は、情緒の状態によりストレスを強く感じる(例えば匂いに敏感になる)、イライラ、憂うつ、怒りっぽい、情緒不安定、PMS(月経前症候群)、月経不順、胃痛・胃もたれ、下痢や便秘などが発生します。

気滞タイプの方にオススメの食材は香りのよい野菜類、柑橘系果物、ミント、香草、春菊、セリ、クレソン、竹の子などです。オススメの飲み物は玫瑰花(まいかいか)茶、ジャスミン茶、菊花茶、カモミールなどです。

2 血虚(けっきょ)タイプ

 「血」は、臓腑や組織に栄養を与え、ココロを安定させる働きがあります。血が十分にあり身体の隅々までめぐり、カラダの栄養状態も良く、ココロも安定します。ですが食事の不摂生、過激なダイエット、月経、出産、加齢などにより血が不足すると、肝の機能が失調し、ストレスを上手くコントロール出来なくなります。

 血虚タイプの方の症状、日頃から不眠や不安感に悩まされる、クヨクヨし打たれ弱い、判断力が鈍い、動悸、めまい、月経不順、薄毛、爪が割れやすい、顔色が白く艶がない、舌が淡い色などが発生します。

血虚タイプの方にオススメの食材は、なつめ、クコの実、鶏肉、卵、鮭、レバー、人参、ほうれん草、小松菜、黒砂糖、黒ごま、ぶどうなどです。

《春のイライラ、不安 「気」の不足にもご用心》

「気」はココロとカラダの元気を保つエネルギー源であり、気力や精神力の源です。したがって春のイライラ、不安には気の不足にも注意が必要です。気は脾胃(ひい 消化器系のこと)が食べ物を消化吸収することで生み出されます。したがって食事の不摂生、病気、ダイエット、胃腸不良などで「気」を消耗するとココロとカラダに元気がなくなり、ストレスへの対応力が弱くなります。

気が不足すると、ストレスや外圧に弱い、元気がない、声が弱い、疲れやすい、だるい、食欲不振、冷え症、朝が起きにくい、舌が淡い色でむくむなどの症状が発生します。

気が不足を補う食材は、山芋、米、小麦、豆腐、大豆製品、かぼちゃ、じゃがいも、栗、豚肉、牛肉などです。

《最後に》

春は早起きが基本です。

太陽をいっぱい浴び、深呼吸で春の陽気を胸いっぱいに!!

イライラを鎮める働きがあります。

 良き試練を選べるカラダに!!

もーりー先生の過去の記事はこちら↓

もーりー先生の花粉と戦うための養生講座

もーりー先生の2月の養生講座 花粉症対策

もーりー先生の肩こり解消講座

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

もーりー先生の婦人科講座 女性28歳~42歳の残暑の養生 

茉莉先生の月経講座 ~月経量について~

茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪茉莉先生のおりもの講座♪♪ ~不快なおりもの~  

2019/04/12

もーりー先生の花粉と戦うための養生講座

こんにちは!もーりーこと鮎澤です!

 

花粉シーズン到来。2~3月は飛散のピークを迎えます。

 
今年の花粉飛散量は、前年比で東京都 4.26倍 群馬県 6.83倍  長崎県 3.13倍
など全国的に前年を大きく上回る見通し。花粉症などのアレルギー症状は、体の過剰反応です。
その影響は全身に及び、時間が経過するほど心身のエネルギーを消耗して、疲れ果ててしまいます。
 
体はアレルギーのもとになる花粉、細菌、ウイルス、化学物質などのアレルゲンに対して、まず目、鼻、皮膚や胃腸などの粘膜が対応します。
そして粘膜が対応することで異物が入り込もうとするのを防いだり、追い出そうとしたりします。
その「防衛システム」を中医学では「衛気(えき)」といいます。
同じ環境にいながら、花粉症にかかる人、そうでない人がいるのは衛気の力の差と考えられます。
 
中医学の考え方に、体本来の生命エネルギーである「正気(せいき)」の充実は、衛気の強い体に繋がると言います。
「正気」は体内の「気(元気・食い気・やる気などのエネルギー)」と「血(血液・栄養)」がバランスよく充実することで生み出されます。
 
 

さて、花粉症と戦うためには「正気(せいき)」とその中でも「衛気」を充実させることが大切。

そして衛気を充実させるには体内時計を意識した生活がとっても大切!!

体はとてもピュア。

朝は免疫力を高めるのに一番効果的な時間であり、昼は動く&休む、メリハリ生活がストレスを和らげ、免疫力アップ、夜は定刻に就寝し、免疫力をチャージすることが大切です。

紀元前202年頃より中国伝統医学で発展させた「子午流注しごるちゅう」という考え方は、臓器が活発に働く時間を表していました。現代で言う体内時計のことです。

【体内時計を意識して免疫力を高める養生法】

朝(3~7時)の排便は大切とっても大切です!

3~5時(肺の時間)・・「肺」が動き「気」「血」を全身に巡らせ、目覚めの準備をします。

5~7時(大腸の時間)・・「大腸」が活発に動き出し、老廃物である便を排泄し、食物の受け入れ態勢を整えます。

朝食(7~9時)はとても大切です!

7~9時(胃の時間)・・「大腸」から「胃」に「気」「血」が流れ、消化能力が高まります。

9~11時(脾の時間)・・「脾」は消化器系を表し、消化・吸収・活動エネルギーである「気」を生み出し、心身ともに充実し、作業能率を上げます。

午後(11~17)に向け心身の活動を少しづつゆるめていく

11~13時(心の時間)・・「心」は精神活動や循環器を司っています。その働きをピークにもっていく時間帯です。

13~15時(小腸の時間)・・「小腸」に気血の流れが移動して栄養の吸収が活発に行われる。

夕食の遅い方は、昼食に、赤(肉・野菜・果物)黄(野菜、果物)緑(葉もの)白(米・穀類)黒(海草・黒ごまなど黒いもの)の5色を イメージして、バランスの良いカラフルな食事を!

15~17時(膀胱の時間)・・「膀胱」の働きが活発となり、尿量が増える時間帯。

就寝に向かって心身ともにリラックスな状態を!

17時~19時(腎の時間)・・「腎」は生命の源(免疫・ホルモン・生殖系・・)を司りこの時間帯気血が集まる

19時~21時(心包の時間)・・「心包」は、「心」を保護している膜。喜怒哀楽を司る

21~23時(三焦の時間)・・「三焦」は気血水の働きを調整します。就寝に向かい内臓の働きを鎮めて行く

23~1時(胆の時間)・・「胆」は臓腑の働きをコントロールすると考えられている。睡眠が最も深い時間帯で、体を修復する成長ホルモンが多く分泌され、翌日の活動源となる。

1~2時の就寝が習慣になると、疲れを溜め込んでいくことも

1~3時(肝の時間)・・「肝」は1日の老廃物を解毒して栄養を血に巡らす。気血の働きを正常に保ち、翌日の活動に備える。

「正気」や「衛気」の充実、すなわち24時間の体の働きを知り、養生を心がける。

花粉症に罹らないためにも、症状を軽く抑えるためにも、

ハイブリットなスピード時代ですが、

ピュアな体の本音も聞いてやって下さい!!

もーりー先生の過去の記事はこちら↓

もーりー先生の2月の養生講座 花粉症対策

もーりー先生の肩こり解消講座

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

もーりー先生の婦人科講座 女性28歳~42歳の残暑の養生 

茉莉先生の月経講座 ~月経量について~

茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪茉莉先生のおりもの講座♪♪ ~不快なおりもの~  

2019/03/14

もーりー先生の2月の養生講座 花粉症対策

こんにちは!もーりーこと鮎澤です!

体に厳しい三寒四温 まずは体を温めるお茶をどうぞ♡

立春を迎えた頃から、春めいたポカポカ陽気や気温に変わって行きますが、立春は春を迎えるための、一番寒さの厳しい時期!!そして風邪・インフルエンザから花粉症へとバトンタッチしていく時期でもあります。

風邪対策、冷え対策の為に、体を温めるお茶でも一杯いかがしょうか。

【2月のオススメお茶レシピ】

 

①紅茶+シナモン+リンゴ

スライスしたリンゴ3枚位に少量のシナモン(体を温める)に熱い紅茶を注ぐ。香りがたちます。

 

②紅茶+ジャム+ブランデーや赤ワイン

スプーンいっぱいのジャム(いちご、ラズベリーなど)ブランデーや赤ワインを少し足して熱い紅茶を注ぐ。

ロシアンティーのイメージです。ほっとしますよ..

 

③紅茶+ショウガ(薄い切片1から2枚)+黒砂糖

ショウガは、発汗作用もあり体を温めますが、少量をお使い下さい。乾燥した咳には、多く使うことなく、百合根のような肺を潤す食材で養生をするとよいでしょう。

【2月の花粉症対策について】

花粉症もそろそろ出始めていますが、風邪やインフルエンザも真っ盛り!!

花粉症は、特定の花粉に対するアレルギー反応が原因です。風邪はウイルスが原因です。花粉症と風邪を同時に患ったり、どちらか一方を患ったりするうケースもあり、症状をこじらせてしまうこともあります。

風邪と花粉症の症状の見分け方

・花粉症で高熱が出ることはまれ

・花粉症は風邪よりくしゃみ・鼻水・鼻つまりが長引きやすい

・花粉症の咳は、イガイガ・ムズムズといった痒みとともに乾いた咳の傾向、風邪の咳は炎症とともに痰に色がつき、重い咳の傾向があります。

・頭痛がある時、風邪の場合、鋭い痛みが多くみられます。

・花粉症は、目、耳、喉、皮膚など痒みを伴う症状がメインに見られることが多い。

花粉症と風邪、どちらかの薬を服用時は、成分が重複する事がありますので医療機関や薬局でご相談されるとよいですよ。

風邪にも花粉症にも負けないからだづくり

中医学では、体の外敵から体を守る衛気(えき)というもの(概念?)があります。駅ではなく衛気です!

「衛気」は免疫力に当たる力を指します。衛気は体を巡る気(元気・やる気など)の一種であり、喉や鼻、皮膚などに張り巡らされ、バリアとなって邪気(ウイルス、花粉・・)の侵入を防いでいるとされます。

現代医学でいう「IgA」は、外敵の侵入を防ごうと働く免疫物質であり、目、鼻、唾液、消化管など全身の粘膜に存在し、異物が侵入しないよう、バリアとなって働きます。衛気とIgAはよく似てますね!

冬は体を温め維持しようとするのでエネルギー(気)を消耗しやすく、衛気不足となり、その結果免疫力が落ち、風邪や花粉症状を受けてしまいます。衛気不足にならないためには気を沢山吸収し作り出す事が大切です。

したがって衛気の充実は肺(気を作る)と脾胃(気を吸収する)ことが大切です!!

肺(はい)について

肺は乾燥に弱いので潤いの多い食材を摂りましょう。刺激物や辛いものは乾燥させますので控えめに。

肺が弱っている方は

・風邪を引きやすい

・息切れしやすい

・じっとしていても汗をかきやすい

・痰がからむ

・声が小さい

・舌 色が淡い

などの症状があります。百合根、梨、はちみつ、きのこ類、白きくらげ等を積極的に食べましょうね♪

脾胃(ひい 消化器系)について

脾胃は冷えに弱いので温かい飲食を心がけ、暴飲暴食に気をつけましょう。

・疲れやすい

・疲れとともに食欲不振

・軟便、下痢

・むくみやすい

以上です。春になるとイライラや不安感も発生しやすくなりますので、ゆったりと過ごすことを心がけましょうね!

もーりー先生の過去の記事はこちら↓

もーりー先生の肩こり解消講座

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

もーりー先生の婦人科講座 女性28歳~42歳の残暑の養生 

茉莉先生の月経講座 ~月経量について~

茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪茉莉先生のおりもの講座♪♪ ~不快なおりもの~  

2019/02/14

もーりー先生の肩こり解消講座

こんにちは!もーりーこと鮎澤です!

昨年も一年間、お疲れ様でした。頑張った365日、ゆっくり温泉に浸かりたい気分!!

さア~ 2019年 あ~ア 肩がこる

つらく頑固な肩こりにも、症状や原因が人それぞれに違ってきます。

今回は、大きく3タイプに分けて肩こりケアをアドバイスしてきますね!!

① ストレスや緊張からくる肩こり

【特徴】

マッサージ時は心地よいがすぐに症状が戻ってしまう。自律神経が常に緊張、ストレスを受けやすく、イライラ、落ち込みが激しい。コリが触ると酷く硬い。後頭部から肩、肩甲骨までコリや痛みが広がる。

その他の随伴する特徴は↓
・イライラ・くよくよ・落ち込みやすい
・PMS
・月経周期が不安定
・月経前に乳房疼痛やハリ感
・お腹が張りやすい
・臭いの強くないゲップやおならがよく出て、ガスを出すと楽
・目に症状が出やすい
などの症状が共に発生しやすくなります。

【中医学的な原因】

心身のエネルギー源である「気」の流れを滞らせ、筋肉が硬くなり発生する。頭痛も随伴しやすい。

【アドバイス】

肩を揉むだけでなく、反対側の手で、肩の届くところをギュッと掴み10~20秒位そのまま、そしてパッと離す。

滞った気の流れがスムーズになり、筋肉疲労が和らぎます。自分に心地よい香りは、神経を和ませます。香りの良い食材(柑橘類・三つ葉・パクチー・ハッカ・レモングラス・・)を普段から多く取り入れる。

入浴時にアロマオイルやみかんやりんごの皮で神経の和らぐ演出を!!

同じ姿勢や動作は、気の巡りを増々悪化させ、肩コリコリにします。1時間に1回は、肩を前後に優しくまわしたりストレッチをするとよいです。肩こりの酷さが更にストレスになるタイプ。我慢は禁物!!

【ストレス症状緩和の3つのツボ】

期門(きもん)…ここが痛い人はストレスで体調が悪くなっている可能性大です。気の流れをつかさどる「肝」と胃腸を整えて気のめぐりを良くするツボです。

膻中(だんちゅう)…主に上半身の気のめぐりを良くするツボです。気分が塞いで鬱々とするときに押すと良いです。

大衝(たいしょう)…このツボも「肝」を整えるツボです。特に月経にまつわる色々な症状に使います。PMSが酷い、イライラする時にとても効果があります!! 

 

② 血行不良タイプ

【特徴】

冷房、冬、寒冷時など冷えで肩こり悪化。具体的には冷えた風の通る道(窓際、暖房の風、外出時・・)に体を置いたり寒い日に野外で活動したりなどです。後頭部、首、肩にかけてコリ、痛みを伴うことが多く、触ると肩の筋肉が柔らかく感じ、マッサージを強くやり過ぎると筋(すじ)を違えたように痛みを感じることもある。筋力が足りないので、何もしなくても頭を支えるだけでもコリができるタイプであり、マッサージが効きにくいこともあります。

その他の随伴する特徴は↓

・水太り(ぽっちゃり形)
・胃腸が弱く胃がもたれやすい
・軟便、下痢が多い
・体が冷えやすく、寒さに弱い

・月経痛がひどい

・経血が黒っぽい

・子宮筋腫や子宮内膜症がある

・手足が冷えやすい

・目の下にくまができやすい

【アドバイス】

首や肩など上半身を冷やさない様タートルネック、スカーフ、マフラーなどで防御。

背骨に沿って「督脈」というホルモン分泌や新陳代謝を調整するツボがあり、入浴時にシャワーを当てて刺激して、体を温め血巡りを良くしましょう。

【血行促進の3つのツボ】

三陰交(さんいんこう)…婦人科疾患を治療する上でとても良く使われるツボです。血を補い血を巡らす効果があり、生薬の当帰と似た効果を発揮します。

血海(けっかい)…三陰交よりも血を巡らす効果が強い、血行不良においての定番のツボです。

合谷(ごうごく)…優しく押すことで気と血を巡らします。

③その他の肩こり

コリ感より肩がだる~いタイプ→「気」を養うことが大切!!

12時までにはベットに入り、元気・やる気・食い気のエネルギー「気」を養いましょう。睡眠不足は筋力を弱めて疲れ・だるさが残ります。筋力をつけようとして、ジムなどのハードなトレーニングは疲れて逆効果。軽いストレッチから始め気長に筋力をつけていきましょう。ダイエットで白米抜きは「気」を養うことができません。

もーりー先生の過去の記事はこちら↓

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

もーりー先生の婦人科講座 女性28歳~42歳の残暑の養生 

茉莉先生の月経講座 ~月経量について~

茉莉先生の中医講座 ~重い冷え性 実は 「冷えのぼせ」~

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪茉莉先生のおりもの講座♪♪ ~不快なおりもの~  

2019/01/17

もーりー先生の体にいいお茶(花茶)講座 

こんにちはモーリーこと鮎澤です!!今回は養生に役立つ花茶(はなちゃ)についてのお話です。
 
花茶は、中国で飲まれる花の香りと彩りの華やかな中国茶です。ジャスミン茶や菊花茶が思い浮かびます。
歴史は長く1000年以上の昔、南宋時代の上流階級で飲まれていました。
花茶には養生の意味もあり、季節、気候、体調、ストレスなどその時どきの体調に合わせブレンドします。
特に月経を持った女性の体はデリケート、気になる症状に合わせて、お茶の香りや味を楽しみましょう。
 
まずは基本のお茶からご紹介します。
 
 

【玫瑰花茶(マイカイカチャ)甘い香りでストレスの緩和!】

玫瑰花茶はストレスを和らげ、気(体のエネルギー)・血(血液)を巡らせるお茶です。
イライラ、PMS、生理不順、月経痛、お腹や胸の張りなどの症状がある人にオススメです。女性特有の不調に、取り入れたいですね。
玫瑰花はバラの一種で、花のツボミを乾燥させた物。気の巡りや血の流れを良くして、ストレスを和らげて行きます。
カップに熱湯を注ぎ、お好きな数のツボミを入れ、好みの味わいでどうぞ!紅茶とブレンドしてある商品もあります。
 

【ジャスミン茶 爽やかな香りでリフレッシュ!】

イライラ、何となく不安、ウツウツ、精神的疲れ、眠気などの症状がある人にオススメです。
ジャスミンの香りと茶葉の成分には、いらいらを鎮めて、心を落ち着かせる働きがあり、リラックス効果が高いと言われています。緑茶とブレンドすると、カフェインによって眠気や精神的な疲れをとります。
高級な物ほど花が少ないといわれます。
 

【菊花茶 香高く、目をリフレッシュ!】

何となくイライラ、疲れ目、充血、かすみ目、交感神経の高ぶりによる高血圧、寒暖差や気圧の変化による頭痛やめまいなどの症状がある人にオススメです。
白菊花を乾燥させた物で、炎症を和らげ、血行を改善するフラボノイド類を多く含みます。そのため目の症状を改善する効果があります。交感神経の高ぶりを鎮め、リラックス効果もあります。
ミントの葉を2~3枚ほど浮かべると更にスッキリ感アップ!
 

【枸杞茶(クコチャ) 目や全身の疲れをとり、老化を防ぐ!】

眼精疲労、アンチエイジング、疲労感などが気になる人にオススメです。
クコの実は、ゼアキサンチンを含み、視覚機能で重要な黄斑をブルーライトから守る働きがあります。古来より老化を防ぐ生薬として知られています。
枸杞茶は菊花茶と合わせることで目の疲れをとり、リラックス効果がアップします。
また枸杞茶にナツメを足せば 気血を養いエネルギーアップ効果、月経周期調節 クコ10個に大の棗1個を200mlの水からフツフツと煮出して、お好みに調整してください。
 

【ショウガなつめ茶 気(エネルギー)を生み出すブレンド茶】

お腹が冷える、胃腸虚弱、疲れやすい、悪寒の有る風邪の初期などにオススメです。
ショウガの辛味は、冷えによる消化器機能低下の改善や食欲を回復させ、悪寒の有る風邪の初期に使用します。
なつめの甘酸っぱい味は、胃腸虚弱、食欲不振、血不足による心身の不安に用います。
カップにショウガ1片(薄く)となつめ大1個をカップに入れ、熱湯200mlを注ぎ3~5分ほど蒸らしてお飲みください。
 

【黒茶 金花菌(きんかきん)を用いて発酵させたお茶】

消化機能の低下(肉食、油もの中心)、便秘、などが気になる人にオススメです。
独特な熟成した味、花のような香りが特徴。食生活の乱れた現在において、消化機能を助け腸内フローラを調える働きがあります。

【月経中冷えを感じる時のお茶養生】

紅茶+ショウガ1片+黒砂糖大さじ1杯から小さじ1杯の目安
紅茶+シナモンパウダー小さじ1/2杯+黒砂糖小さじ1杯の目安
体を温め痛みを和らげるお茶です。試してみてくださいね!
 
 
上記を元にして自分だけのオリジナルブレンドを楽しむのもおすすめですよ!!

2018/11/26

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売