イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

ブログ日記BLOG

睡眠の科学と中医学

こんにちは、櫻井です。今日は皆さんもとっても大好きな「睡眠」についてお話したいと思います。
 

 睡眠不足

睡眠時間が足りないと次の日は頭も働かず仕事も勉強もはかどりませんよね。何よりもとにかくちょっとした拍子に眠気が襲ってきて、それどころじゃなくなりますね。でも、、面白い番組もあるし、ネットも見たいし、帰ってそんなにすぐに眠れないし、大体毎日が睡眠不足状態。まぁそんなの普通だし、みんなそうでしょ?? そんな方はとても多いのではないのでしょうか。しかし、睡眠不足を侮るなかれ。アメリカで起きた有名なスリーマイル原子力発電所のメルトダウン事故も、チェルノブイリの原発事故も、スペースシャトルチャレンジャーの爆発事故も、睡眠不足が原因の可能性があると言われています。
厚生労働省の調査によると、女性で約40%、男性で約33%、全体でいうと、なんと3分の1以上の人が睡眠に関するトラブルを経験したことがあるとこたえています。また現代人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えていることもわかっています。
睡眠不足は突然の急激な眠気、集中力・判断力の欠如、注意力の散漫、意欲の低下、反応の低下、不快感、疲労感、落ち着きのなさ、イライラ、協調性の欠如、倦怠感などなど、睡眠不足が引き起こす症状を上げればきりがありません。さらに睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、身体や頭の疲れをとるばかりでなく、綺麗な肌作りやダイエットにも関わってきます。
 

レム睡眠とノンレム睡眠

眠ったのに、睡眠時間を十分にとったのに疲れが取れない。そんな経験があるかたは多いと思います。眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠の二つの睡眠状態があり、それぞれが異なった疲れをとる役割を持っています。ノンレム睡眠では細胞を修復し、脳の回復や修復を行い、レム睡眠では、筋肉を緩め、身体の疲れをとっています。どちらが足りなくても睡眠の充足感を得られません。
 レム睡眠とは、急速眼球運動(Rapid Eye Movement)を伴う睡眠のことで、身体はぐったりと休息状態にあるのに対し、脳は覚醒に近い状態にあり、夢を見ていることが多い睡眠です。ノンレム睡眠とは、急速眼球運動を伴わない(Non Rapid Eye Movement)睡眠で、レム睡眠ではない睡眠という意味です。これは、いわゆる安らかな眠りで、人では、このノンレム睡眠を、寝入りばなのまどろみから、深い熟睡状態の睡眠まで、脳波の状態をもとに、その深さによって4つの段階に分けることが出来ます。1から4と段階が進むほど深い眠りをあらわします。健全な大人では、ノンレム睡眠の第1段階から始まり、まどろみ状態から一気に第4段階目の深い睡眠へと落ち、90分後にレム睡眠が現れます。この90分周期が6時間前後の睡眠だと一晩で約4回現れることになります。
脳の細胞を修復するための成長ホルモンは、この4周期の内の一番初め、第一周期にあるノンレム睡眠の第3段階と第4段階にまとまって分泌されます。よって、良い睡眠、頭がすっきりする睡眠がとれる人というのは、寝入りばなから一気に深い眠りに到達できる状態の人で、悪い睡眠、寝ても頭がすっきりしない、ぐっすり眠った気がしないという人は、第一周期の睡眠が浅く(第3段階、第4段階まで到達できていない睡眠)、脳の細胞修復のための成長ホルモンが十分に分泌されておらず、脳の細胞修復が出来ていない人といえます。
頭をスッキリさせる睡眠をとるには、寝はじめからの90分間がとっても大切なんです。
 
一方、レム睡眠では、身体の筋肉の緊張がゆるまり、血流も良くなって、老廃物の回収など、新陳代謝がよくなって、体の疲れが取れます。そして脳ではレム睡眠時に、ようするに夢を見ているときに、記憶の整理を行っているので、レム睡眠がしっかりとれると、気持ちや心が整理されます。私たちは眠ることで、厳密にいうと、レム睡眠をとることで、記憶を整理し、定着させています。この作業が行われないと、覚えておかなくてはいけないことを覚えられず、忘れたいことも忘れることが出来ず、過度なストレス状態となってしまいます。必要なこと、覚えておかなくてはいけないことは睡眠をとることで定着し、つらい記憶、嫌な記憶というのは睡眠をとることで忘れられるのです。
このように、ノンレム睡眠では成長ホルモンが分泌され、脳の細胞が修復され、頭の疲れが取れます。そしてレム睡眠では、筋肉がゆるまり、身体の疲れがとれると同時に、記憶の整理を行うことで、ストレスの軽減を計っています
 

 

睡眠導入剤では良い睡眠は得られない

「週末はゆっくり時間が取れるので、睡眠導入剤を使ってしっかり寝るようにしています」。 そういう方は意外にも多いかもしれません。私も睡眠のご相談を受けるときに時によく耳にする言葉です。確かに次の日、仕事や学校がある日は悶々と眠れず、導入剤の影響による次の日のだるさの心配から解放され、休みの日ぐらいはゆっくり寝たいと思うのは致し方ないというのは理解しています。しかし、睡眠導入剤での眠りというのは、自然な眠りとは違い、深い眠りのノンレム睡眠第3段階、第4段階が少なくなります。ということは、脳の修復のための成長ホルモンがしっかり分泌されていない可能性があります。さらに、睡眠導入剤を飲むと、記憶の整理をしているレム睡眠も減ってしまうことも明らかになっているので、睡眠導入剤を服用した睡眠というのは、残念ながら良い睡眠とは言えません。

 お肌をきれいに保っているのもこの成長ホルモンの作用です。タンパク質の代謝、古い細胞を新しい細胞へ入れ替えるのも、成長ホルモンが無くてはできません。そして、脂肪の代謝にも成長ホルモンが関わっています。美肌も肥満防止にも、良い睡眠は欠かせません。

中医学で睡眠

人の体は、自然が持つ一日の陰陽の変化に対応していると中医学では考えています。陽気が優勢な日中は活動的になり、陰気が優勢な夜には、睡眠をとる。これが自然なリズムだと考えているわけです。
このリズムを維持するためには陰気と陽気、両方の気が充実していることが肝心です。どちらかが多すぎたり少なすぎたりすると、一方の勢いを抑えきれません。霊枢には、「陽氣盛則瞋目.陰氣盛則瞑目.」(陽気が盛んであれば、目はすっきり見開き、陰気が盛んであれば、瞼は重くなり閉じる)と書かれています。陰気が少なすぎたり、陽気が強すぎたりすると、眠りが浅くなり、酷い場合は、不眠になったりします。逆に陽気が弱すぎたり、陰気が強すぎたりする場合は、ちゃんと睡眠をとっているのに昼間眠たくなったりします。そして素問には、「人臥.血歸於肝.肝受血而能視.」(人は横になると、血は肝に帰る。起きているときは血が働き、良く見えるようになる)。と書かれています。起きているときに血は身体の各部で働き、それが肝にもどり休まることで睡眠できるようになります。血を消耗し、肝に血が十分に満たされないと、不眠になります。陰気の不足、陽気の過剰な状態、そして血の不足が不眠に繋がります。
 

 

 

中医学で不眠対策

中医学では不眠に対し、入眠が困難な場合と、熟睡が出来ない場合、そして早朝に覚醒してしまうタイプなどに分けて対策しています。
入眠が困難な場合は、陽気が強すぎ、頭がさえてしまっている状態と考えます。のぼせを伴う場合は、熱をとる処方を中心に考え、不安や震え、興奮を感じる場合は、陽気を鎮める・抑制する処方を考えます。目がさえてしまう状態や疲労からくるものは、血を補い疲労をとる処方を選びます。
熟睡が出来ない場合で、不安や興奮を感じるときはこれも抑制するタイプの処方を選択します。血虚症状(冷え、便秘、乾燥、落ち込み)がみられる場合は、血を補う処方を中心に選択します。ストレスなどで気の巡りが悪くなっている場合は、気を巡らすことで症状を緩和するものを選択します。
早朝に目が覚めてしまう方で、頭重感やめまいを感じる場合は、余分な水分を排泄できる漢方を。足腰の疲れや、だるさ、加齢などが原因の場合は、生命エネルギーの源である腎の機能低下が考えられるので、腎を補い、しっかり眠るためのエネルギーを補うものをそれぞれ選択します。
 
心を安定させる力をもつ食材は小麦、わらび、春菊、百合根、山芋、蓮の実、梅、桃、ライチ、ナツメ、 酸棗仁、龍眼肉、鶏卵、牡蛎、鮑、椎茸、豚ハツ等があります。
 

 
夜眠るときは、母親の胎内にいるような姿勢、要するに横向きで寝るのが良いそうですよ。心臓も圧迫されず。胃腸も動きやすく、全身がリラックスしやすいので、身体の隅々まで酸素や栄養素がいきわたるからだそうです。体の筋肉をほぐし、適度に温めて眠り安くしてあげるには、ちょっと早めの入浴もおススメです。その時には好きな香りのアロマを使うとさらに効果的ですよ。よい睡眠は体の為でだけでなく、心にとっても欠かせないものです。毎日できれば12時前の入眠を心がけたいものですね。心と体の健康のためにもしっかり眠って、心地よい朝を迎えましょう。

2014/02/27

中医学で考える「血(けつ)」のお話

こんにちは。小食養生を続けております櫻井です。でも昨日は私、誕生日でございまして、昼は寿司、夜は肉とかなり食養生も真っ青なぐらいたべすぎてしまいました。朝の小食はつづけているのですが。。ということで相変わらず胃が重いです。今日からまた、いつものはちみつレモンティーに、ミニトマトをプラスした朝食から一日を初めて行きたいと思います。
 

さてさて、そんな今日は、2月26日。今日は【血液銀行開業記念日】なんだそうです。

※【血液銀行開業記念日】
1951(昭和26)年、日本初の血液銀行・日本ブラッドバンク(後のミドリ十字。
吉富製薬と合併する等して現在は三菱ウェルファーマ)が大阪に設立された。
血液銀行は、献血等により提供者から採取した血液を保存管理して輸血に必要な血液を確保し、
必要に応じて供給する機関で、GHQの指示により設置された。翌1952(昭和27)年に、
日本赤十字社も血液銀行を設立した。(出典: みーちゃんの今日は何の日

輸血に必要な血液を保存管理するj血液銀行ですが、もともとはGHQの指示で設置されたんですね。知りませんでした。血液は動物の主要な体液で、全身の細胞に栄養や酸素を運び、二酸化炭素や老廃物を運び出すための媒体です。中医学でも「血」はほぼ同じ意味合いで語られているんですが、中医学の独特な「血(けつ)」のお話を今日はしたいと思います。

「血」とは

中医学で「血(けつ)」とは、陰に属し、静を主る物質で、「血管中を流れる赤色の液体で、人体を構成し、生命活動を維持するうえで基本的な物質」と言われています。血の主な働きは、「臓腑・組織・器官に栄養を与え生命活動を維持する」ことにあります。(出典:イスクラ中医学入門)

血の生成

 血は脾胃(胃腸)で、飲食から作られた「水穀の清微(すいこくのせいび)」の中の「精気(せいき:水穀精微の気)」もしくは、水穀精微から生まれた「営気(えいき)」と、「津液(しんえき:体内のすべての正常な水分)」が混ざり合い、血管に入ることで、赤く変化し造られます。このことから脾胃は「血の生化之源」とされており、脾胃が弱ってしまうと、血がうまく生成できなくなるので、脾胃の虚弱は血が不足する「血虚(けっきょ)」につながります。そのほか、「腎」に蓄えられている「精気」からも、一定条件のもと、血は造られます。

血の作用

 血は、臓腑・組織・器官を「濡養(なんよう)」・「滋潤(じじゅん)」します。濡養とは、液体によって栄養を授けるという意味で、滋潤とは液体により潤いを与えるという意味です。血によって濡養・滋潤された人体は、本来の生理機能を発揮することが出来ます。『素問・五蔵生成』には、“これにより、肝が血を受ければ視ることができ、足が血を受ければ歩くことができ、手のひらが血を受ければ握ることができ、指が血を受ければ摂することができる”と書かれています。これは、十分な血があれば、目は見えるようになり、足取りもしっかりし、手もしっかりものを掴むことができるという意味です。逆に血が不足してしまうと、手足がしびれたり、つったり、冷えたりするようになります。そのほか、爪がもろくてわれやすくなったり、手足や髪の乾燥感を感じたりするようになります。

 もう一つ血には、「精神意識活動の基礎」を支えている作用があります。血が十分に充足していることで、精神活動は安定し、柔軟性も有することが出来ます。何らかの影響により血が不足したり、血の運行が妨げられると、精神疲労、健忘、不安、不眠、多夢、煩躁、譫妄などの様々な症状が現れることになります。

血の運行

 血の循環は西洋医学では主に心臓の拍動によって行われていますが、中医学では様々な臓腑のエネルギーが複雑に絡み合ってい動かされていると考えています。まず血は陰に属しており、静を主るので、血そのものは動力を持っていません。血は心気による推動作用により押し流されます。押し流された血が血管から漏れ出なくしているのは脾気による統血作用です。脾気は出血を抑制しています。そして、必要な部分に必要な量の血を送るためにも、血を貯蔵しているのが肝です。加えて肝は、血の運行がスムーズにいくようにもしています。

 まとめると、脾胃で造られた血は肝に貯蔵され、心により押し出されています。この時スムーズに運行できるように肝が調節し、脾が出血しないようにコントロールしています。

血に関連する症状

 血が不足したり、流れが滞ったり、熱性の興奮が加わると、病的な症状が現れます。

 「血虚(けっきょ)」とは、血が不足した状態です。栄養や潤いが体の各部に届かないので、乾燥や栄養不足をもとにした症状がみられます。物忘れ、不眠、視力減退、目や肌・髪・爪の乾燥、手足のしびれ、皮膚のかさつきや痒み、めまいや立ちくらみ、月経前後の頭痛、冷え、閉経、貧血、便秘などが症状として現れるようになります。

血虚には、血を増やす力のある、レバー・豚肉・鳥骨鶏もしくは地鶏の肉や卵牡蠣・なまこ・太刀魚・うずらの卵・黒米・ほうれん草にんじん・トマト・小松菜金針菜・ピーマン・黒ごま・白ごま・黒豆小豆・黒きくらげ・プルーン・竜眼肉・なつめ・くこの実・レーズン・ざくろ・・ぶどう・ブルーベリー・いちご・桑の実・ほうじ茶・紅茶・くこ茶等がおすすめです。

 「血瘀(けつお)」とは、全身、または一部の血の流れが滞った状態です。血は、健康な状態では、体内を駆け巡り、臓腑や組織、器官に栄養と潤いを与える物質ですが、時と場合によっては、健康を妨げたり、ひどい場合は命を奪うこともあります。このような状態になった血を「瘀血(おけつ)」と言います。瘀血は粘度が増し、固まりやすくなった血液、または内出血や血栓、腫瘤なども含んでいます。血瘀が状態で、瘀血が流れが悪くなった血そのものです。血瘀によって引き起こされる病気や不調は、肩こりや冷えのぼせなど軽度なものから、頭痛、生理痛、痔、静脈瘤、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など重度なものまで、様々です。

血瘀には、血の巡りを良くする、いわし・さんま・さば・あじ・かにどじょう・玄米・玉ねぎにんにく・にんにくの芽・らっきょう・にらねぎ・しょうが・みょうが・なす・くわい・そば・黒豆・黒きくらげ・山椒・花椒・シナモン・紅花・サフラン・バラ・うこんさんざし・桃・さくらんぼ・黒酢・ほうじ茶・ウーロン茶等がおすすめです。

 「血熱(けつねつ)」とは、血に炎症や発熱など興奮性の生理作用が影響して起こるもので、充血や出血を起こす原因となります。アトピーやニキビ、乾癬など肌のトラブルにも血熱は大きく関与しています。

血熱には、余分な熱をとる食材の、にがうり・トマト・れんこん・白菜・セロリ・きゅうり・水菜・バナナ・すいか・柿などがおすすめです。

*赤字は温める作用のある食材です。

血は血管内を流れる赤色の液体で、生命活動を維持する基礎物質で、臓腑・組織・器官を濡養(なんよう)・滋潤(じじゅん)しています。血は主に脾胃の働きによって得られた水穀の清微の気や営気、そして津液からつくられますが、ある一定の条件下では、腎の精気からも造られます。血は肝に蓄えられ、心により押し動かされ、また肝によりスムーズに流れています。そして流れださないように、出血しないように、脾胃にコントロールされています。

血はとにもかくにも、十分にあることが大切です。そのために胃腸を良い状態に保っておくこと、弱らせないことがとても重要です。胃腸を元気に保つには、1に小食、2に温食です。温かく、消化によいものを、少量食べるのが胃腸を元気に保つコツですよ。過去のブログもご参考くださいね。

あわせて読みたい

元気に食べる脾胃と食のお話

健康になるための食のお話

 
 
 
FBページができました☆
いいね!を押していただけたら嬉しいです☆

2014/02/26

ビックリマンじゃないぜ!北斗のマン!!

こんにちは。研修生の武川です。
本日は研修最終日と言う事で、店長から一日だけブログを任せられました。
 

突然ですが・・・

 

北斗の拳」って知ってます?

 
1983年~1988年の間に、週刊少年ジャンプに連載されていた男なら必ず一度は見ている大人気のハードボイルドアクション漫画です。
 
特に、主人公ケンシロウの

お前はもう死んでいる

は、今でも名言として知られています。
 
さて、お昼休み中にセブンに寄った所レジのカウンターに何やら見慣れぬものが
 

「北斗のマン?」

「なんじゃそら・・・ビックリマンじゃないん?メーカー間違ってる」

 
と思い調べた所
30年目を迎えた「北斗の拳」と2014年で30周年を迎える「ビックリマン」のコラボ商品として2014年2月18日からセブン限定で発売されたことを知りました。
 
で、買ったやつがコレです。↓

 
中身はコチラ↓
 
相変わらずサクサク
 

う~~~~うまし!!!!!!!!

 
で、ビックリマンチョコにもシールが付いてきますが、出たシールがコチラ↓
 
 

ジードさん

来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

ザ・ベスト・オブ・雑魚

 
下手にケンシロウとかが当たるよりめちゃくちゃ嬉しいです。(泣)

まさに


 
て感じです。
 
僕は、欲しいシールが当たりましたが・・・
 
よく、欲しいキャラがいたり、全種類集めたいからと言って
 
シールだけ残してチョコは捨てる
ぁ~んてことはしないでくださいね!

2014/02/25

胃が重い、食欲がない?食べ過ぎかな?【プチ小食養生】始めました

こんにちは。店長の櫻井です。
春は色々トラブルが発生しやすい時期です。これは、春になると自然界では陽気が高まり、植物や動物も活動的になるように、人の体も活動的になり、体内の陽気も高揚するためと中医学では考えるのですが、この陽気の高揚のため、食欲が抑えられなくなり食べ過ぎたり、逆に食欲をなくしたりするよになることがあります。

かく言う私も、この春の陽気の変動のせいか、食欲をうまくコントロールできず、お腹いっぱいなのに食べ過ぎてしまい、どうも常に胃が重い、そんな症状に悩まされていました。ということで、今日からまた簡単食養生を始めてみることにしました。


菜の花1 Rape blossoms / “KIUKO”

 
私が抱えているトラブルは、胃腸機能の低下と膨満感。これは食べ過ぎが主な原因なので、まずは食べる量を減らします。
食養生の基本は、朝食には、温かく消化に良いものを。 昼食は、品数多目を心がけ、しっかり栄養をとる。 夕食は、時間は早め、ボリューム控えめで脾胃が休める時間をつくるようにする、なので、朝は紅茶にはちみつとレモンを入れたものをとるようにしました。本当は味噌汁や、なんでもよいので野菜が入ったスープ、もしくはおかゆなどが良いのですが、食べ過ぎによる食欲低下時は、食べないという選択肢も大切です。食べないことで胃腸に休憩する時間を与えます。朝食にコーヒーやパン、ヨーグルトやサラダという方もいらっしゃいますが、中医学的には、ヨーグルトなど冷たくてドロドロとしているものは胃腸機能を低下させる原因となるで、胃腸トラブルを感じるときは避けるべきです。サラダも冷たいので同じく胃腸機能低下時は向いていません。パンも、小麦の他に生成された砂糖、バターなどを多く含み、これも胃腸機能低下につながるので、避けたほうが良いです。コーヒーは、1日1杯程度であればそれほど悪いものではないですが、コーヒー1杯に含まれるカフェインが紅茶1杯よりも多いので、胃腸にはちょっと負担になることも考えられます。陽気が強まりイライラしがちの春なので、出来ればカフェインは少な目の方がおすすめです。


Rape blossoms : 菜の花 / naitokz

お昼ご飯ですが、こういう時は本来ならお昼も抜いたほうが良いものです。ですがまだ、食べ過ぎのクセが残っており、どうしても「食べたい!」という気持ちが出てきてしまったので、今日はおにぎり二つとコンビニでおでんを購入し食べました。本来ならおかゆなどが良いのですが、どこでもおかゆが手に入る中国とは違って、おかゆ屋さんもそこかしこにあるわけではないので、コンビニおにぎりでお茶を濁します。それでもやっぱりちょっと食べ過ぎ感がありますね。明日はもう少し減らすことにします。おにぎりとおでんでは、野菜の不足が気になるところですが、これは野菜ジュースで補います。もちろんちゃんと野菜を食べるに越したことはないですが、実家にいるわけでもないので、野菜を買ってきて調理するわけにもいかず、少食養生中なので、野菜炒めというのも、うっかりご飯を食べすぎそうで逆効果です。こんなときは野菜ジュースで足りない栄養を補います。野菜ジュースは冷蔵庫で冷やしたものでなく、常温のものを飲むようにしてくださいね。
このまま何も食べなければ夕飯時には、適度に空腹感を感じられると思いますが、胃腸のダメージ具合によってはどうでしょうか。もしかしたらまだいまいち感じられないかもしれません。そんな時はやっぱり食べる量を減らすのが良いでしょう。


DSC_1024 / gtknj

食欲がない、胃腸が重いなどの場合は、まずはとにかく食の量を減らしてみてください。1食の量を減らすのがなかなか難しい場合は、1食抜くことです。どうしても空腹を感じるのであれば、野菜がたくさん入った味噌汁やトン汁、野菜スープなどをゆっくり飲むこと、おにぎりをゆっくり食べることをお勧めします。本とは化学調味料も避けたほうがよいので、インスタントものは避けるべきですが、そんなにこだわっていてもストレスが増すだけで、ただでさえ自律神経が過敏になる春には不都合が多いので、そこは目をつぶってインスタントのトン汁や味噌汁、野菜スープ、コンビニおにぎりで試してみてください。インスタントスープは粉をお湯で解くだけの様なものは避けて、みそとフリーズドライされた具、もしくはレトルトの具が入ったものの方がいいでしょう。
コンビニの弁当などは、確かにいろいろ気になることもありますが、これだけ充実してどこでも手に入るものなので、使わない手はないと思います。その際は選ぶことが大切です。毎日からあげ弁当を食べていたり、毎日パスタにサラダでは、養生はできません。コンビニをうまく活用する場合のポイントは、和食で、温かく、できるだけ品数の多いもの、野菜が多いものを選ぶようにすれば良いでしょう。野菜ジュースも完ぺきではないですが、助けにはなってくれるでしょう。ペットボトル入りの炭酸飲料や缶コーヒーを飲むより断然マシですし、1日5~6杯コーヒーを飲むより明らかに健康的です。


残雪の北アルプスと新緑の棚田と菜の花(1200×800) / Go Uryu

「食養生」と言われるとなんだか難しいように聞こえますよね。確かに厳密にやっていくには、食物の五性、帰経、五味などちゃんとした知識が必要です。でも、とりあえず始めてみたいという方はまず良い食事の基本を覚えることと、食の量を減らすことを実践してみてはいかがでしょうか。
良い食事の基本は「穀類4割、野菜4割、肉類2割」で、旬の野菜を火を通してたっぷり食べることそして腹八分目です。これが毎食守られていれば、脾胃の機能低下はそう簡単には起こりません。もしも現時点で食欲の低下を感じていたり、胃が重かったり、メタボな場合は、1日3食は食べずに、1,2食抜くようにしてみてください。成長段階のお子さんや活動量の多い20代前半、妊婦、病後、年配の方々は、3食しっかりバランスを考えて食べたほうが良いでしょう。それ以外の方は、1日1~2食で本来は十分なはずです。


Rapeseed / gertrudster

冒頭でもお話したように、春は肝にトラブルを起こしやすい季節です。肝の機能を助ける食材はには、セロリ・パセリ・ねぎ・たまねぎ・しそ・にんにく・しょうがなどの香味野菜や、ローズ、ラベンダー、ミント、カモミールなど香りのよいハーブティー、かんきつ類などもおすすめです。いずれも香りを楽しみにながら摂ることがポイントですよ。お試しください。
***facebook やってます! 「イスクラ薬局でご検索いただくか、こちらのリンクをクリックしてぜひ「イイネ」をおしてください!***

2014/02/24

やる気も時としてはストレスに?!新しい環境が気の巡りを低下させる。

心配されていた本日や明日の雪も、なんとか回避された様子。都内では大方溶けた雪も、地方によってはまだまだ様々な障害となって残っておりますが、皆様のところはいかがでしょうか。この大雪により、多くの車や電車が立ち往生してしまい、長い人では3日も車内に閉じ込めらたというニュースも目にします。この様な状況では、とてつもなく大きなストレスが体や心にかかることは、想像に難くありません。
 

画像は朝日新聞デジタルより

 

″良いこと″もストレスに

車や電車に何日も閉じ込められるようなことはめったに起こる事ではありませんが、「ストレス」は常に私たちの生活のそばにあります。特にこれからの時期は、入社や転職や部署替え、入学やそれにまつわる引っ越しなど、様々な環境の変化が訪れる時期であることに加え、寒い冬から温かな春へとの季節の変化と、変化の多い時期です。こういった多くの変化へ対応をもとめられ、ストレスを感じていらっしゃる方も少なくないと思います。
転職や入社、志望校への入学など、待ち望んでいた結果なのに、なぜかつらい。それはもしかしたら、新しい人間関係、職場環境、学校や住宅環境などなど、それらの新しいことに適応するために、今までの習慣を変えなくてはいけない事へのストレスかも知れません。新しい環境では、今までのやり方と全く同じというわけにはいかず、新しい環境に沿った方法に変えなくてはいけません。それが人間関係であり、仕事の進め方であり、人とのつながり方であり、通勤や通学の方法であり、新しい生活環境であり。新しいことには、新しいやり方を要求され、順応しなくてはいけません。
その「変化への順応」こそがストレスとなりうるのです。
 

 

心地よい緊張感も続けば「ストレス」となる

やるきまんまんで「さぁやるぞ!」と意気込んでいるとき、私たちの体は、二つある自律神経の内の一つ、「交感神経」が優位な状態になります。交感神経とは、体を興奮状態にし、活発に動かすための神経で、車でいうアクセルのような自律神経です。私たちがやる気になった時、このアクセルが徐々に踏みこまれていきます。それは、身体に適度な緊張感を与えて、仕事や作業や勉強を、効率的に進めるための大事な原動力となりえます。
交感神経が優位な状態になると、とっさの事にも身体はすぐに反応できるように、筋肉を緊張させ、心拍数が上がります。呼吸の回数が増え、血圧が上がり、体温が上昇します。上がった体温を下げるのに、汗をかかせてクールダウンさせるのも、交感神経の仕事です。
もし、交感神経のスイッチがずっと入りっぱなしで、ずっとアクセルを踏みっぱなしの状態でいると、身体は常に緊張状態、加速状態となり、疲弊してしまうので、緊張が去ると今度はリラックスの自律神経、「副交感神経」のスイッチが入ります。副交感神経は食欲や消化吸収、睡眠などをコントロールする自律神経で、車でいうとブレーキの様な役割を担っています。交感神経に変わり、副交感神経が優位になると、筋肉が緩み、血流もよくなるので、老廃物や疲労物質の回収と排泄も促進され、疲弊した体を回復させます。
この交感神経と副交感神経の二つの自律神経をうまく使いわけながら緊張とリラックスを繰り返し、日々の生活を営んでいます。しかし、このバランスが崩れてしまうと、様々な症状にさいなまれます。
 

ストレス状態とは

私たちの体は交感神経のスィッチが入りやすいようになっていますので、何か気になる事があると、ドキドキしたり、不眠になったり、イライラしたりします。私たちの生活のなかに「ストレスの原因」は多く存在しているので、体は常に緊張しやすい状態にあると言えます。
やらないと、がんばらないと、と思っている状態もまた、ストレスを感じている状態と同じく、交感神経が優位な状態です。アクセルを踏みっぱなしになっている状態です。車でいうと高速道路を、エンジンフル回転で走っている状態です。そんなときにいきなり「ブレーキを踏め!」と言われてもそう簡単にはいきません。ブレーキを踏んでスピードを抑えるためには、まずアクセルを緩める必要がありますが、緊張状態、ストレス状態だとこれがなかなか難しいのです。
アクセル踏みっぱなし状態で、エンジンはずっとフル回転。そのような状態が続くと、あらゆるパーツに負担がかかり、そのうち壊れてしまします。それは、人間でも同じです。呼吸は荒くなり、筋肉は常に緊張して堅く、血流は悪く血圧は高く、老廃物や疲労物質の回収もできていません。動悸、息切れ、肩こりや頭痛、めまいや耳鳴りなどといった様々な症状に悩まさられるだけでなく、心にも大きな負担がかかり、不眠や不安、イライラや焦りなどを感じられるようになるかもしれません。休もうとおもってもリラックスできず、イライラしてしまい、不安が強くなるかもしれません。逆に疲弊しきってしまって無気力になるかもしれません。
こういった症状は、大きなストレスを感じた時だけでなく、新しい環境に適応しようとするような、ストレスが持続する場合も、同じく交感神経が優位な状態を作り出し、自律神経の不調和を起こします。
 

中医学的ストレス状態

中医学ではこのような状態を「気滞(きたい)」と言います。気の巡りが滞るという意味です。気は正常な状態だと、体内を巡り、臓腑や器官などを正常に動かし、気持ちや情緒をコントロールしています。しかし、ストレスの影響で気の巡りが邪魔されてしまうと、臓腑や器官の動きは低下し、気持ちや情緒は不安定になり、イライラ、怒りっぽい、憂鬱、不安、落ち込みやすいなどの症状が出やすく、胃やお腹、わき腹の張り、ガスやげっぷが多い、高血圧、生理不順や月経前の胸の張りなどがみられることもあります。女性では排卵にトラブルがみられる場合もあります
気にはその他、身体をウィルスなどの外敵から守ったり、身体を温めたり、汗や血などが漏れ出さないようにしたり、消化吸収・新陳代謝を促進させたり、臓腑や器官を元気にする作用があるので、気が巡らなくなるとこれらの作用も低下し、汗をかきやすくなり、下血しやすくなり、消化吸収・新陳代謝がうまくいかず、胃腸トラブルを抱え食欲が低下したり、体は冷えやすくなり、元気もなくなります。
 

あなたの気滞度は?

気滞にならないために、まずは自分の体の状態をちゃんと把握しておくことです。ストレスを感じないという人も、実は認識できていないだけかもしれません。ある日突然、動悸やめまい、不安やイライラにさいなまれるかもしれません。そうならないためにも、あらかじめ、自分の体がどんな状態にあるか、確認してみましょう。
 

気滞度チェック!

不安や憂鬱、またはイライラ、怒りっぽくなる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6点
片頭痛がよくおこる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点
喉にものが詰まったような不快感がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点
お腹が張り、げっぷやガスが多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5点
下痢と便秘を交互に繰り返す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点
生理の周期が不順、または生理の前に乳房や腹部が張る・・・・・・・4点
眠れない、夢が多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点
舌は両端が赤い、苔がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点
5~9点:気滞の素因はありますが、注意していれば大丈夫。食生活や漢方を生活にとりいれてみてください。
10~19点:ほうっておくと、気滞が進みます。積極的な食事や生活の改善、漢方の服薬もご検討ください。
20~29点:ずばり気滞体質です。食事や生活を見直すとともに、漢方の専門家へのご相談をお勧めします。
30点以上体の不調が出てきてるはず。食事や生活を見直すとともに、西洋医学と中医学の診断と治療を。
 
舌の状態は
両側が赤く、真ん中は白い苔、または黄色の苔がみられることが多いです。
 

 

気滞対策

気滞もほかのすべての病気と同じで、予防が大切です。普段から自分なりのストレス解消法を身に着けておくことが何よりも大切です。ストレス発散と言っても、難しいことや新しいことをする必要はありません。お風呂に入るのも、ストレッチするのも良いです。友達と話すのも、少しならお酒を飲むのも良いでしょう。映画を見ても、音楽を聞いても、なんでもよいです。楽しいと思える時間を過ごせ、一時でもそのことを忘れられる状況をこまめに持つことが大切です。なんでもよいので楽しいと思えることをしてみましょう。そしてそれを定期的に、意識的にやるようにしてみてください。
中医学的には、気を巡らせる作用のある、アロマや香りのよい食材がおすすめです。かんきつ類や香草、ミントやバラ、カモミールやラベンダーなどのハーブティーやアロマなども良いでしょう。
気滞症状がみられる方には、避けてほしいものもあります。味の濃いもの、イライラや頭痛がみられる方は辛いものを避け、ガスやげっぷが多い方は、イモ類、豆類は避けましょう。
漢方薬にはも気滞症状を改善するものはたくさんあります。どういった症状が出ているかによって使われる薬が変わってきますので、症状を感じている方は専門家にご相談ください。
 

 

極度な気滞状態には、瞑想がおすすめ

瞑想には、収拾がつかなくなっている心の中を、整理整頓するようにスッキリさせてくれる効果があります。不安やイライラなどは、突発的に表れる考えや、自分でも気が付いていない不満などの感情が一つ誘因です。それらを一つ一つ自分がどう思っているのか、どう感じているのかを認識して、整理しておくことで、いきなり降ってわいたような感情に振り回されることが無くなるはずです。瞑想にはもう一つ、心と身体のアンバランスを鎮めてくれる効果があります。頭は休みたいのに、身体は活動しようとしている、その不調和を改善してくれます。
ストレス解消のための瞑想法はリンクをご参考ください。
 

 
春は多くの人にとって新しいことが始まる季節です。新しい生活、新しい環境に胸躍らせている方も沢山いらっしゃると思います。しかし、どんなに楽しみなことでも、「変化」は私たちの心と身体にとっては悪影響を及ぼす「ストレス」となり得ます。そのことを忘れずに、普段からリラックス法、ストレス解消法を身に着けておいてください。春が過ぎ、熱い夏が来るころには、新しい環境にも慣れて、新しい生活パターンも出来上がっている事でしょう。それまでに自律神経のアンバランスを引きずらないためにも、早め早めの対策を心がけるようにしてください。
悩みを人に話すのは、ちょっと勇気が必要かもしれません。もしくは恥ずかしく感じてしまうかもしれません。しかしその一時の恥のために、悩み続けるのは、けっして良い結果を生みません。悩みは恥ずかしいものではありません。だれもが何らかの悩みを抱えています。悩みに大きい小さいもありません。その人にとってはそれが一番辛い悩みです。特に男性は悩みを人に相談しづらい傾向にあるようにおもいますが、とにかく悩みは誰かに相談する。それを心がけてみてください。もし何かに悩み、体の不調を感じていて辛いなら、すぐに誰かに相談してください。身近な人がいなければ、都道府県や都市が開設している無料のココロの相談窓口というのもあります。臨床心理士やカウンセラーなどでも良いでしょう。心療内科や漢方相談薬局を訪れてもよいでしょう。自分に合った場所を見つけ、とにかく、早め早めに対策してくださいね。

2014/02/19

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売