こんにちは!タミーこと田宮です!
今回は ”月経期間でないのに突然出血が来あることついて” についてお話ししますね。
月経期間でないのに突然出血があることを中医学では崩漏(ほうろうorぼうろう)といいます。
「崩」とは・・・突然の出血で血液量が多いものを指し、崩中や経崩ともいいます。
「漏」とは・・・ぽたぽたと緩やかで血液量が少ないものを指し、漏下や経漏ともいいます。
の意味があります。
【中医学に崩漏(ほうろう)は4つのタイプ】
①血熱(けつねつ)
血に熱が停滞することが原因で起こる症状です。ストレスや辛いものの過食などが影響することもあります。
【症状】
イライラ、のぼせ、体がほてる、口が乾く、皮膚が乾燥する、微熱が続く、出血(鼻血、便血、不正出血など)など。
*辛い食べ物は厳禁。アルコールも控えめに。
②腎虚(じんきょ)
五臓六腑で当てはめるところの「腎」は、身体の根本的なエネルギーを司り、水分代謝・生殖機能・ホルモンの調整などとの関わりが深い臓腑。
元々、腎が弱い体質の方もいますし、更年期で腎が徐々に弱ってくる場合も。
【症状】
月経が不規則で経血量が多い、もしくは滴り続き終わらない。経血は淡い色、サラサラしている。四肢が冷える顔色が青い、下肢に力が入らない
*黒ゴマ、黒豆、黒きくらげなど黒い色の食材がおすすめ
③脾虚(ひきょ)
脾には血の流血を防ぐ作用があります。
過度の思い悩みや飲食の不摂生、過労などにより脾が傷つき、統血作用が失調し出血に繋がります。
【症状】
月経でもないのに突然出血があり、その後もダラダラと続く、経血は淡く薄い。疲労、短気、顔色は白い、顔や四肢が浮腫みやすい、手足が冷たい、飲食が進まない
*冷たい食べ物(飲み物)、生もの唐辛子などの香辛料は控えめに
長芋、豆類、肉類もおすすめ。よく噛み、腹8分目を心がけましょう
④血瘀(けつお)
血液の流れが滞っていることを指します。慢性化している疾患や症状を持っていらっしゃる方や、月経期・産後すぐに熱や寒の邪気を受けると起こりやすいです。瘀血は万病の元と言われています。
【症状】
月経期以外で出血があったり止まったりする。ダラダラ続いたかと思うと、しばらくして突然大量に出血があり止まらずまたダラダラ続くこともある。経血は紫黒色で血塊が混ざる。下腹部に痛みや張りがあるなど。
*動物性脂肪、甘味、味の濃い物は控えめに、香味野菜や青魚、ほうじ茶、黒豆などおすすめ
とタイプ分けします。
どのタイプで発症しても症状が長引くと最終的に腎が損傷するといわれています。さらに、風邪を引いたり冷えたりなど色々なことが起こると、改善も難しくなってしまうので早めの対応が大切です。
他の月経講座はこちら↓
月経が来ない… ~タミーの月経講座~
月経と次の月経の間に出血がおきる… ~タミーの月経講座~
月経が終わらない… ~タミーの月経講座~
なぜ経血の量が少ないのか? ~タミーの月経講座~
月経血の量が多い!! ~タミーの月経講座~
月経周期が早まったり遅くなったり!! ~タミーの月経講座~
月経周期が遅い!! ~タミーの月経講座~
月経周期が早い!! ~タミーの月経講座~