イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

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やっぱり大切。

こんにちは。
昨夜、何気なく観ていたテレビ番組深イイ話の中で”ガムエステダイエット”というものを考案した歯科医が
「歯ぐきの中には、たくさん毛細血管が通っているから、
血行を良くしてあげれば歯周病や虫歯が予防できるんじゃないかしら…」
と思い、親しい患者さんにお願いし、マッサージをさせてもらうと。
数日後… 歯ぐきのマッサージを続けた患者たちに小顔や肩こり解消の変化が。
歯ぐきのマッサージをすることによって、血行が促進されリンパの流れが良くなるんです。そうする事によって、小顔だけでなく肩こり改善やむくみ解消などの効果も期待できるんです。」-深イイ話のホームページを引用-
といった内容の話をして実際にマッサージの仕方を実践してくれていました。
日頃から中医学に触れていると血流を滞らせないということは、すごく意味のあることだと感じていましたが、改めて健康を保つために血流を良くしておくことは身体にとってとても必要なんだなと思いました。冷えや肩こりだけでなく、先生が話されていたように歯周病や虫歯などの病にも関わってくる場合もあるので、身体を動かしたり、マッサージしたり、漢方を飲んだりや食べ物に気を付けたり、身体の中からも外からでも血流対策は大切ですね。
”小顔”のフレーズに惹かれた私は昨日から、歯茎のマッサージをやってみています。
田宮

2014/01/28

発症する人/しない人 『五行草』のお話

こんにちは。店長の櫻井です。ノロウィルスの感染者が続出しておりますね。しかもその殆どが仕出しや給食などによるものとあっちゃあ、これはもう防ぎようがないように感じられます。しかし、みんな同じものを食べたはずなのに、症状を発症する人もいれば、そうでない人もいたはずです。これはどういうことでしょうか。
同じ環境に置かれても、同じウィルスに侵されても、症状が発症する人とそうでない人がいます。簡単に言ってしまうと「体力の差」なんですが、ではその「体力」とはどういうことでしょう。
ウィルスや病原菌が体内に入ってくるのは主に、口や鼻など、外とつながっている場所から体内に侵入してきます。インフルエンザやカゼ、ノロウィルスなどの「ウィルス」は主に、口や鼻、喉などの粘膜、消化管の粘膜を通して人体に侵入してきます。感染者のくしゃみや鼻水、吐しゃ物・便などから空気中に散布されたウィルスが体内に侵入するもの。飛沫感染・空気感染というやつです。その他、ウィルスに侵された飲食物を食べることによる食中毒などもあります。
インフルエンザ等は主に鼻やのどなど呼吸器系の粘膜から体内に侵入し、ノロウィルスは主に消化器系(十二指腸)の粘膜から侵入すると言われていますが、ウィルスは少量でも空気から呼吸などで体内に侵入し、集団感染を引き起こすので厄介です。体には免疫と呼ばれるこれらのウィルスなどを駆逐する機能が備わっています。ここでいう『体力の有り無し』とは、まさにこの『免疫力の強弱』といえます。
 

発症する人しない人

では、どうすれば症状の『発症しない人』になれるのかを中医学的に考えていきたいと思います。「体力の有り無し」を中医学で言い換えると、「気が充実しているか否か」ということになります。中医学の古典『黄帝内経』には、「正気、内に存せば、邪、侵すことあたわず」という言葉があります。これは、「正気が充実していれば、邪気に侵されることはない」という意味です。『正気』とは身体を動かすためのエネルギーのことで、『邪気』とは身体に悪影響を与え、病菌のものになるエネルギーのことです。つまり、正気が十分に体を満たしておれば病気にならないというわけで、正気には、西洋医学でいう「免疫」という意味合いが含まれています
 

正気を充実させる

中医学で正気は、呼吸によって取り込んだきれいな空気と、新鮮な栄養たっぷりの食べ物を食べるから生まれます。この二つを管轄する『肺』(呼吸器系)と『脾胃』(消化器系)が元気であることも、正気を充実させる条件です。よって中医学で「体力をつける」というのは、肺や脾胃を健康な状態に保ち、綺麗な空気を吸って、栄養バランスの取れた食事をすることが基本になります。たばこを沢山吸ったり、ファストフードや加工食品、甘いもの、塩辛いもの、脂っこいもの、冷たいものなどを沢山摂っていると、体力が落ちる原因を自ら作り出してしまうことになります。もちろん、十分な休息をとってこその体力ですので、質の良い睡眠もとても大切です。正気を補うには、長芋、豆類、うなぎ、栗、ネギ、もち米、鶏肉、鶏卵、しいたけ、りんご、えびなどがおすすめです。
 

免疫を助ける漢方のお話

では、同じ中医学でも、今度は薬学の面から考えていきましょう。今度は免疫を助ける漢方のお話です。
体をウィルスなどの邪気から護るためには様々なアプローチが考えられます。胃腸系が弱い方には、胃腸を強めつつエネルギーを補える漢方薬を。呼吸器系が弱い人には、呼吸器系を強化しつつ、エネルギーを補える漢方薬を。そして、体内に入ってきたウィルスを直接撃退する力を持つ生薬を摂ることも、その一つです。ここでは、そんなウィルスを撃退する力を持つ生薬「五行草(ごぎょうそう)」を紹介します。
 

 

五行草・馬歯莧・スベリヒユ

五行草の名前の由来は、葉が緑で茎が赤色、鼻が黄色で、根が白、そして種が黒と、五行説のそれぞれの色をもっているで、『五行草』と呼ばれいます。生薬名は「馬歯莧(ばしけん)」と呼ばれています。馬歯莧とは葉が馬の葉の形の様だからだそうです。日本では、ゆでると独特のぬめりがでることから、「スベリヒユ」と呼ばれ、あぜ道や畑など日当たりのよいところに生える雑草の一つで、抜いても抜いても生えてきて、とても生命力が強く、畑の作物の育成を邪魔するので、嫌われているところもあるようですが、地方によっては食用のために畑作されており、おひたしや和え物にして食べるところもあるそうです。日本では、古くから食用とされてきた歴史があり、平安時代の 「和名抄」という文献にに「ウマヒユ」とうい名で食材として登場しています。 茎を干すと干しぜんまいのようになり、ヨーロッパなどでは、サラダとしても食されているそうです。
 

スベリヒユ(画像wikipedia)

 

下痢・炎症を抑え、抗ウィルスの力もある

五行草は、日本でも昔から民間薬として解熱、解毒、虫刺されに使われてきました。中医学では乾燥した全草を煮出すことでその作用を強め、発熱を伴う細菌性の下痢の特効薬として使われてきたほか、皮膚の炎症、腫れ、痒み、ジュクジュクを改善する薬としても使われています。
五行草は寒性で、炎症や感染による熱をとり去り、腫れや痛みを緩和し、解毒し下痢をとめる力があるとされています。まさに下痢や嘔吐などから身を護るためにぴったりの生薬といえます。そして、昨今の研究から五行草は大腸菌、赤痢菌、黄色ブドウ球菌などに対して、優れた抗細菌作用を持ち、さらに、ウィルスを撃退する力があることが明らかになっています。
 
五行草は、生を絞った液体をそのまま飲んでも良いですし、上記のようにお浸しや和え物にして、日々の食事の一皿として加えるのも良いでしょう。乾燥させた草をそのまま飲んでも良いです。当店では、五行草エキスを飲みやすい粉状にしたものをご用意しております。お湯にさっと溶けて、クセもなく飲みやすいですよ。

 
インフルエンザやノロウィルスから身を護るためには、しっかり睡眠をとり、毎朝窓を開けて、きれいな空気を体内に取り込み、バランスの取れた良い食事を心がけて、体内の正気を充実させることがなによりも大切です。それに加えて、五行草などでしっかり防御することもお忘れなく。
 
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2014/01/27

美肌・保湿効果ばっちり やっぱりすごかった「納豆」の力

こんにちは。店長の櫻井です。今日、1月25日は、【主婦休みの日】だそうです。なんとそんな素敵な日があったのですね!
【主婦休みの日】は、『年中無休で家事や育児にがんばる主婦が、ほっと一息ついて自分磨きやリフレッシュするための休日が「主婦休みの日」で、1月25日、5月25日、9月25日が記念日。女性のための生活情報紙を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が中心となり制定。日付は年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなどの主婦が忙しい時期のあとの年3日を設定したもので、日頃は家事や育児を主婦に任せがちなパパや子供たちが家事に取り組み、その価値を再認識する日との提唱も行っている。』(みーちゃんの今日は何の日より)だそうです。
ご主人が毎日清潔な服をきて会社にいけるのも、学生さんが毎日おいしいご飯を食べられるのも、休みなく働くお母さんがいてくれるからです。今日はしっかりと家族サービスならぬ、「主婦サービス」しましょう!
 
 
今日はまた、日本最低気温の日でもあるそうですので、寒い日は肌が乾燥したり、血流悪くなって頭痛くなったり、肌が乾燥したり、カゼひいたり、肌が乾燥してがびがびになったりするので、お肌の潤いにもよくて、血流にもよくて、免疫力も強化してくれる『納豆』のお話をしたいと思います。お肌に納豆が良いっていわれてなんだかぴんとこないとは思いますが、これがいいんです。


清水山公園 / klipsch_soundman

 
別名、畑のお肉と言われるほど、良質なたんぱく質と脂肪分を含んでいる大豆ですが、生のまま食べると毒があって食べられないのはみなさんご存知でしょうか。なので、炒ったり煮たりして火を通して無毒化して食べるんですよ。でも炒った大豆はそのままでは硬くて消化されにくいという欠点も。そこで、そういった欠点を解決してくれるのが『納豆』です。納豆は納豆菌により、消化されやすくなり、タンパク質や炭水化物、脂肪分などの栄養素をそのまま残してくれた、栄養食品なんです!
 


R0018733 / whitefield_d

納豆の歴史

納豆は縄文のころににはもう日本に入ってきていた大豆と、たまたま住居の建材としてそこにあった藁で、これまたたまたま、偶発的に作られたのが始めと考えられていますが、いまだその起源はくわしくわかっていません。ちなみに納豆は日本独自の食材で、ほかの国にはない、純日本食材なんですよ。
『納豆』という名前が初めて書物に残されたのは、平安時代、11世紀半ばごろに藤原明衡によって書かれた『新猿楽記』です。その中で、納所という「お寺の倉庫で作られた食品」として紹介されています。
戦国時代には、武士たちの貴重な蛋白源やスタミナ源としての保存食・軍事食として、そして江戸時代には、庶民の栄養食として食べられていたようです。当時は納豆ごはんよりも、納豆を味噌汁にいれた納豆汁の方が一般的だったそうです。
 


納豆ごはん / jim212jim

 

納豆の栄養

「納豆どきの医者知らず」という諺があるのを皆様ご存知でしょうか。
栄養豊富な納豆をしっかりたべると、体力も気力も充実し、病気に負けない身体ができて、医者にかかる人も少なくなってしまうという意味です。納豆には、良質で豊富なたんぱく質に加え、ビタミン類やミネラルなどもたっぷり含まれています。中でも特筆すべきは「ナットウキナーゼ」、「レシチン」、「ビタミンK」そして「ポリアミン」。これらを順に見ていきましょう。
 


2010 Japan Trip 1 Day 2 / tofuprod

『ナットウキナーゼ』とは、強力な血栓融解酵素のこと。ナットウキナーゼが人体の血栓を溶かすという研究報告はまだないのですが、動物実験では、その効果が確認されていますので、これからの研究に期待です。しかし、研究結果がないからといって、そっぽを向いてしまうのはもったいないですよね。血栓が解かされるということは、血液がさらさらと流れやすくなるということ。血流は心臓の拍動だけでなく、筋肉によっても流れているので、筋肉の活動が少なくなる夜のほうが悪くなります。納豆を血流改善に生かしたいのなら、納豆は夜たべるのが効果的と言えるでしょう。でも食物繊維が多いので、胃腸の弱い方、便秘気味の方、お腹が張りやすい方は、消化能力が高い朝に食べるほうが良いですよ。

血流が悪くなると、お肌に老廃物が溜まりやすくなったり、潤いが届きにくくなったり、シミやくすみが出来たりします。冬場に肌が乾燥するのは、単に空気が乾燥しているからだけではありません。寒さにより無意識のうちに体に力が入ってしまうことで、血流も悪くなっているというのもその原因の一つです。お肌を潤すためにもしっかり血流改善対策をしていきましょう。
 


くめ納豆 / Natchamn

次にビタミンKですが、納豆に含まれるビタミンKは食品の中でもトップクラスです。ビタミンKは骨を作るうえでとっても重要なビタミンで、カルシウムを骨に結合させるのに必要なビタミンなので、納豆は、骨粗しょう症の予防にも効果的です。他の食品、例えば、紫蘇、パセリ、モロヘイヤなんかにもビタミンKは多いのですがそれらを毎日沢山食べるのはちょっと難しいですよね。
 
 
 


大粒のええ納豆 / yoppy

 
そして「レシチン」です。レシチンには腸のなかをきれいにしてくれる排毒洗浄作用があるとされています。これまた納豆にたっぷり含まれている食物繊維と協力し合い、胃腸を掃除してくれ、ニキビや肌荒れ予防・改善にも効果的です。さらに納豆菌の一部は生きて腸までとどき、ビフィズス菌のえさになることで、腸内環境を改善してくれます。腸内環境を改善することは、美肌だけでなく、大腸がんの予防や花粉症などのアレルギー症状の軽減など、たくさんのいいことがあります。
 


納豆ねばとろ。ネギも入れてほしいね(笑) / klipsch_soundman

 
「ポリアミン」という成分も含まれています。これは細胞分裂やタンパク質の合成に関与する物質で、赤ちゃんに多く、加齢とともに減ってしまう物質んなので、別名「若返り成分」ポリアミンが無いと細胞は分裂・増殖できません。しっかりとって、張りと艶のある肌を保ちましょう。
 

 

 中医学的に納豆をみると

温性で身体を温めてくれます。薬膳でも納豆は、血行不良である「瘀血」を改善し、冷え性を改善する代表的な食べ物です。冷えや肩こり、美肌、生活習慣病の予防から、更年期障害の症状の改善にもおすすめできる食品です。
 
 
納豆がお肌に効く理由は、栄養と保湿成分をたっぷり含んでいて、細胞を元気にして、腸をきれいにするためです。高価な化粧品より納豆の方が断然リーズナブルで、効果が高く、さらに美肌以上のメリットがありますし、おすすめです。お薬やサプリではない、自然食品なので、毎日食べてることが大切です。毎日一パックで十分なので、お試しくださいね。
そして、納豆の有効成分は熱に弱いので、出来るだけそのまま食べるようにしてください。加熱する場合は、70℃を超えないようにしましょう。納豆は、一般的な製法で作られるより、自然製法で作られた藁の納豆の方が、納豆菌のパワーも、栄養も強く、もっとおいしいそうです。自然製法で作られた藁納豆はちょっと高価なので、毎日食べるにはぜいたく品かもしれませんが、月に1,2度ぐらい、身体へのご褒美としていかがでしょうか?

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2014/01/25

『食』 給食から見る日本の『食』の変容について

こんにちは。店長の櫻井です。 【全国学校給食週間(1月30日まで)】だそうです。給食週間なるものがあることを初めて知りました。せっかくなので、給食と食文化について書いてみたいと思います。
 


Heiwa elementary school 平和小学校 _16 / ajari


/ chris_harber

 
日本の学校給食の起源は1889年山形の私立忠愛小学校で無料で食事を配ったのがルーツとされる(wiki参照)だそうです。その後欠食児童対策として、パンが一部の学校で配られるようになり、1930年代に臨時の学校給食臨時施設法が制定されたことにより、一部で学校給食が始まります。当時は、給食といってもおにぎりと漬物と、今から考えると簡素なものでしたが、当時ではそれが一般的な昼食としてのメニューでもありました。その後、戦中戦後の食糧事情から一時中断されますが、1945年以降、アメリカの〝援助″により復活しました。しかし、このアメリカによる援助が和食から洋食へと日本の食卓事情を大きく変える転機となったことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。学校給食には、米に変わってパンや脱脂粉乳が導入され、民間にはパンに合うこってりとした味付けの洋食を広めるため、「キッチンカー」がアメリカ政府の全面支援の元、日本全国を駆け巡ります。
食の欧米化は、欧米人との体格差を目の当たりにした当時の日本人たちの焦りともかさなり、和食・伝統食の否定による洋食の肯定へとつながっていったようです。「米を食べると馬鹿になる」とか「米食いは早死にする」とまで言われていたようですね。
戦後間もない昭和31年、日本人の1日当たり肉食量はなんと2g。もちろんこれは食べるものが全くない時代なので、当たり前の数字ですが、35年になると、18.7gとなり、4年間で実に9倍にも増えています。その後も肉食は右肩上がりに増え続け、40年には29.5g、50年には一気に倍以上になり64gとなり、平成14年には77g、平成22年には80.7gまで増加しています。それに伴うように、牛乳の消費も増え続け、昭和35年では1人当たり1日32.9gだったものが、平成14年では168.51gまで増加しています。(厚生労働省の調査を参照)
 


meat or death II / procsilas


おちち / “KIUKO”

上記を踏まえたうえで、下の表を見てみてください。これも同じく厚生労働省が出している死因別にみた死亡率の年次推移です。
 

主な死因別にみた死亡率の年次推移

厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況 より

関係があるかないかというのは皆さんのご判断にお任せしますが、日本の食卓に洋食が広がり、小麦や肉類、乳類の消費が増えた、昭和50年代頃から、癌や心疾患での死亡率は急上昇しています。一概にすべて食事のせいとは言い切れるはずもありませんが、様々な影響の一つに食事が大きく関与していることは十分に考えられることだと思います。

中医学の観点から考えても、食と言うのは健康と一体のものです。健康のためにはまず良い食事をとらなくてはいけません。そしてその「食」はあくまでも日本人の体質に合った、そして日本の気候風土(高温多湿)に合ったものでなければなりません。日本の伝統的な和食、すなわち旬の野菜を中心にした食事をもう一度見直すべきだと考えます。

「食」という基礎がしっかりしていれば、胃腸が元気になり、内臓も精神も安定し、脳も活性化します。そうなればたとえ病気になっても、薬は良く効き、病状も酷くならず、早く治るようになるでしょう。「食」とは「命を養う源」です。食を軽視し、粗末にすることは命を軽視し、粗末にすることになるのではないでしょうか。

 


Heiwa elementary school 平和小学校 _24 / ajari

 
学校給食法第2条で学校給食の目標が以下のように制定されています。

  1. 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
  2. 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
  3. 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
  4. 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
  5. 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
  6. 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
  7. 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。


2003_0224_123825AA / Hanenosuke

学校給食は、伝統的な食文化への理解を深めることや、適切で健全な食生活と食習慣を重要視したもののはずです。学校で出されるものが、子供の人気や偏った知識によるものでなく、本当に大切な「食」と「健康」と「伝統」を伝えるものであることを願ってやみません。

現在22億円もの給食費の滞納が問題になっています。未納の原因としては、「保護者の責任感や規範意識の問題」と半数以上の学校からの回答があったそうです。滞納した世帯の子どもに対し、給食の提供を停止する動きも出ています。もしこのようなことが続けば健全な身体の発育への影響だけでなく、心の問題にも大きく影響してくるでしょう。世界でも数少ない、給食という制度を継続させていくためにも、そして、流通や消費、勤労や伝統文化への理解を深める機会を失わないようにしてほしいものです。

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2014/01/24

美容に良い!ダイエットに良い!「アーモンド」のお話

こんにちは。櫻井です。今日、1月23日は【アーモンドの日】だそうです。
 


Almonds / HealthAliciousNess

 
※【アーモンドの日】
アーモンドは小さな1粒に10種類以上の良質な栄養素が詰まった天然のサプリメント。
とくに「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEが豊富で、
約23粒で日本人の成人女性に必要な1日の摂取目安量をまかなえる。
「1日23粒のヘルシー・アーモンドライフ」を推奨するカリフォルニア・アーモンド協会が
この「1日23粒」をアピールすることを目的に制定。
日付は1と23で「1日23粒」を表し、
「1,2,3」の掛け声でアーモンドを食べる習慣を始めてもらうことから。
(みーちゃんの今日は何の日 http://ameblo.jp/163cm55kg/ より)
 


Almond Cranberry Munch Candy / Janet Hudson

 
にしても、1日23粒ってそこそこの量だよな。アーモンド。吹き出物出来そう・・・しかも「1,2,3」の掛け声でとか何??って思ってしまって書いてしまったらカリフォルニア・アーモンド協会さんに怒られるかな。
しかし、1粒に10種類錠の良質な栄養素という事実は食養生の観点から見逃せませんので、「アーモンド」、調べてみました。
 


Almonds / Vassilis Online

アーモンド、日本では余り日常的に食べる習慣ってないですよね。チョコに入っていたり、たまにしゃれたレストランのメニューでソースやサラダに使われていたりと、なじみが薄いようで知らない人はいないという食べ物ではないでしょうか。私なんかはアーモンドといえば真っ先に浮かぶのは某社の「アーモンドチョコ」です。平べったいでかい箱のM社やL社のものではなく、長細い、一つ一つ金色の銀紙に包んであったg社の〝あの”アーモンドチョコです。食べてるといつの間にか無くなるんですよね。スライド式なんで、箱の中身全部が見えないから気が付かない。「アレ?あともう一個あったと思ってたのにもう無いわ。さっきのゆっくり食べればよかった。。」なんて思ってた昔の記憶を思い出しました。 笑
まぁ、そんなアーモンドですが、意外や意外、ビタミンEは食品の中でもダントツトップで美容やアンチエイジングにばっちり。そして食物繊維が豊富で、デトックスにもダイエットにも良くって、オレイン酸が豊富で生活習慣病予防にもってこいな、栄養食品だったんです。しかも、想像しているよりもカロリーは低く、ダイエット後のリバウンド予防にも効果があるというから驚きです。
 


Florentines – Toasted almonds / grongar

原産はアジア西南部。最大の生産地はカリフォルニアで、日本では小豆島などで栽培されているそうです。アーモンドには食用にされているスィート種と、ビター種の2種類があるそうです。

 

ビタミンEがたっぷりで美容・アンチエイジングにも

アーモンドはたくさんの有効成分を含んでいます。その代表が、活性酸素による細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用で、老化のスピードを抑えるアンチエイジングビタミンのビタミンEです。さらにガンや生活習慣病の予防にも効果も期待されています。アーモンド100gあたりに含まれるビタミンEは31.0mg。これは食品の中でダントツトップクラスです。ビタミンEは油脂、種実類、魚卵などに多く含まれていますが、イクラではわずか9.0mg、たらこでは7mg程度。しかしこれでも多いと言われているのでアーモンドのビタミンE含有率のダントツさが解りますね。ビタミンEの成人への推奨目安は男性で7mg、女性で6.5mg。アーモンド1粒でビタミンE約0.32mgなので、男性では約22~23粒、女性では約20粒で1日の摂取目安量をカバーできる計算です。

ダイエットにもおススメ

カロリーは、20粒で大体120Kcalとそれほど高いというわけではありません。それに、アメリカハーバード大学の研究によると、栄養に気遣った食事とアーモンドを使ったダイエットで体重の減少だけでなく、リバウンドが少ないダイエットが可能であるということもわかっています。それに、アーモンドには脂肪燃焼に必要不可欠なビタミンB2を多く含まれているので、脂質の燃焼も助けてくれます。
 


Dark Almond Patties / Svadilfari

血液サラサラ

アーモンドには約55%の脂質が含まれていますが、実にその7割が、血中の悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす働きのあるオレイン酸でできています。アーモンドは血液をサラサラにしてくれる効果もあるんです。そのため、アーモンドには動脈硬化や心疾患のリスクを軽減してくれる効果もあります。さらに、ごぼうの約2倍、サツマイモの約4倍といわれる食物繊維を含み、余分な油分を吸収してくれ、食欲を抑制し、便秘や高血圧の改善にも役立ちます。そして、鉄分も豊富で貧血予防にもなります。
アーモンドはデトックス効果・便秘解消効果、老化防止効果、若返り効果、血液サラサラ効果、ダイエット効果と何とも様々なうれしい効果が満載のとっても優れた健康食品だったんです。


almonds / :: nany mata.

中医学的にみると

アーモンドは平性で寒熱の偏りがなく毎日食べられます。薬膳の中では、肌を潤す食材、若返らせる食材として扱われています。血を巡らせや気の巡りの改善し心を落ち着かせる働きや、便秘の改善、二日酔いを防ぐ効果があるとされています。
 


Almonds / DesheBoard

美味しいアーモンドの選び方・食べ方・保存法

傷がなく、色が鮮やかなものを選びましょう。保存する際は密閉容器に入れて、野菜室へ入れましょう。古くなったものは、参加して味も香りも効果もおちてしまうので、早めに食べるようにしましょう。ベストは殻つきのまま購入し、できればローストしないで生のまま食べる方が効果的です。さらにアーモンドの皮には、ポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれているので、皮ごと食べてくださいね。
 


Almonds in shell / avlxyz

 
おススメはアーモンドのふりかけ。無塩のローストしたアーモンドを15粒程度をつぶして鰹節と青のりと適当に混ぜ、塩であじを整えれば出来上がり。ご飯に、納豆に、お味噌汁にとなんにでもあいますのでお試しあれ。後アメリカでも大人気なのが、アーモンドミルク水に浸したアーモンドをミキサーなどで砕き、水を加えてガーゼなどでかすを漉したもので、ミルクが足されているわけではありません。とってもヘルシーで、アーモンドの抗酸化作用も、ダイエット作用も、デトックス作用も一気に取れちゃいます。しかもおいしいので、アメリカでもバカ売れらしいですよ~
 


Home made Almond Milk / AmazingAlmonds

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2014/01/23

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売