漢方で不妊・アトピー治療はイスクラ漢方薬局(東京)不妊症・アトピー性皮膚炎・冷え症・各種皮膚病への漢方による対処法は漢方薬に詳しい薬剤師との健康相談。




六本木店 ブログ日記

周先生 インタビュー


 

Q.先生の経歴を教えて下さい

A.1959年北京生まれ、1983年北京中薬大学を卒業しました。その後中医内科の医師として10年臨床に携わってから、来日しました。

Q.来日のきっかけは何ですか?

A.主人の日本留学が決まったので、一緒に来ました。日本振興協会と自然健康センターで中医学の普及活動をしていました。

Q.ご専門はなんですか?

A.中国では老人病と循環器内科が専門でした。来日してから婦人科の相談をしています。それから自律神経失調症、更年期障害、不妊症、鬱病などメンタル方面に興味を持ちました。日本はストレス社会で、国民性は勤勉で頑張りすぎています。長時間働いて、心身ともに緊張が続いて体調を崩される方が多いように思います。

漢方には「未病の治す」と言う考え方があります。不眠、動悸、疲労感、偏頭痛、生理不順など、調子が悪くつらいのに、病院で検査してもどこも異常がないと言われたりします。それはストレスや不規則な生活で体のバランスが崩れているということですから、漢方の知識を使って心身のバランスを整えられたらと思っています。

Q.先生は日本語がとてもお上手ですが、どこで学習なさったんですか?

A.来日してから日本語学校で日本語を学びました。そこで日本の大学の中国語の先生と出会い、交換レッスンをしたのがとても役に立ったと思います。

Q.今一番の趣味は何ですか?

A.絵を描くことと水泳、音楽を聴くのも好きです。中国の伝統的な音楽や、二胡が好きです。家族や友人と郊外へドライブに行ったり、友人とのおしゃべりも大好きで一番リラックスできます。

Q.編み物もお上手だそうですね。

A.セーターを編んだりテーブルクロスを編みました。自己満足かもしれませんが自分では上手にできて満足しています。編み物をしたあとはちょっと疲れますけど。2013/01/01

血の巡りは健康の要


血の流が滞る「瘀血(おけつ)」の状態は、様々な身体の不調を引き起こす原因とされています。本格的な冬を迎えるこれからの時期は、冷えにより普段より血流が悪化しがちです。日ごろから養生を心がけ、血の巡りを良好にして健康を保ちましょう。

 

 

「瘀血」は万病のもとkouketuatu

 

「瘀血」とは中医学の考え方で、何らかの原因で「血(けつ)」がスムーズに巡らなくなり、流れが滞ってしまう状態のこと。血は全身を巡り臓器や細胞に栄養分や潤いを届け、心身を健康に保つ大切な役割を担っています。そのため、瘀血の状態になると、必要な栄養分などが行き渡らず、また代謝した老廃物がうまく回収されないため、体内の機能が低下して様々な不調につながるのです。

瘀血の三大特徴は、痛み、しこり、黒ずみで、症状としては、頭痛や腰痛、生理痛、肩こり、手足のしびれ、目の下のクマ、シミやそばかすが出やすい、顔色のくすみなど。放っておくと、動脈硬化、高血圧、狭心症、脳梗塞、心筋梗塞、子宮筋腫、卵巣嚢腫などといった病気につながってしまうことも。

瘀血を引き起こす主な原因は、血を巡らせるエネルギー「気の不足」、ストレスによる「気の停滞」、冷えによる「血の巡りの悪化」など。西洋医学の検査では、太い血管内の異常であれば数値で検出できますが、毛細血管の異常まではなかなか捉えきれません。本人の自覚症状を重視する中医学では、早い段階から瘀血の存在を確認・改善することができます。病気を予防し、心身の健康を保つためにも、瘀血の原因を根本から改善していきましょう。

 

 

 

 

血管豆知識

人間の血管の長さは、成人で10万キロメートル(地球2周半の長さ)になります。血管の95%は顕微鏡でしか見えないような毛細血管で、全身を網の目のように巡って栄養を届け、老廃物を回収しています。こういった毛細血管網を含めた細動脈、細静脈など微小循環の瘀血対策こそが健康寿命を保つ秘訣といえるかもしれません。

 

 

 

 

原因別・瘀血養生法

瘀血の状態は、身体の調子が悪くなっているサインでもあり、さらに別の病気を引き起こす原因にもつながります。軽い不調と放っておかず、まずは自分のタイプを知り、早めの改善を心がけましょう。

 

気が足りないenergy

「エネルギー不足」タイプ

しっかり栄養をとり、身体の元気を養う

体内のエネルギーである「気」には、血を推し動かして全身を巡らせる働きがあります。そのため、気を生み出す胃腸や呼吸器系に不調があったり、加齢や慢性疾患などで元気のない状態だったりすると、体内の気が不足して血流の悪化を招いてしまうのです。

このタイプの瘀血は、疲労時に痛みの症状(頭痛や腰痛など)が強くなる、疲れやすい、食欲がない、あざができやすい、といった症状が特徴。日ごろから胃腸や呼吸器を元気に保ち、しっかり栄養を摂って体内の気を養うことが大切です。

 

主な症状

疲労時に痛みの症状(頭痛、胸痛、胃痛、腹痛、生理痛、腰痛、関節痛など)が強くなる、手足がしびれる、筋がつりやすい、息切れする、疲れやすい、風邪をひきやすく治りにくい、あざができやすい、食欲がない、物忘れが多い(特に高齢者)、顔色が白い、舌の色が暗い、舌に瘀点がある

 

食の養生

血流を良くし、元気を補う食材

 

血流をよくする食材

紅花、八角、よもぎ、山椒の実、らっきょう、ねぎ、フェンネル、玉ねぎなど

 

気を補う食材

大豆食品、山芋、インゲン豆、豚肉、いわしなど

 

良く使われるのは、

冠元顆粒(かんげんかりゅう)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、補中丸(ほちゅうがん)など

0808_冠元顆粒

 

 

気が滞る

「ストレス」タイプstress

瘀血の初期症状。早めの対処で改善を

心身共に健康な状態であれば、「気」は「血」と一緒に全身を流、血流をスムーズに保っています。ところが、過度なストレスを受けると気の流れが滞り、血を推し動かす働きも弱くなるため、血流が悪くなってしまうのです。

このタイプは強いストレスによって現れる頭痛や関節痛などの痛み、肩こり、筋肉のけいれん、不眠、怒りっぽい、憂鬱、といった症状が特徴。気の停滞による瘀血は初期の症状です。長期化すると悪化や慢性化によもつながるので、改善しやすい初期の段階で早めに対処するよう心がけましょう。2012/12/20

カラダの中から「冷え」対策を


こんにちは。櫻井です。

ここ数日で一気に寒くなってきましたね。私の地元、北海道でも、そろそろ本格的な冬構えが始まっている頃とおもいます。

今日は冬支度にピッタリな記事をご紹介します。いつもの菅沼先生の漢方の知恵袋より、「カラダの中から冷え対策」です。

 

 

 

 

寒さがピークになる前に

カラダの中から「冷え」対策を

 

朝晩めっきり冷え込み、暖房のぬくもりが恋しい季節となりました。これからは身体の冷えも気になりますね。「冷え」そのものは病気では有りませんが、季節を問わず見られる症状で、特に冬場は症状が強く現れます。中医学のチカラで身体の中から冷え対策をして、元気に冬を乗り越えましょう!

 

 

病気ではないけれど、早めの対策を

手足が冷たい、腰や下半身が重だるく、寒い、といった「冷え」は季節を問わず、誰でも経験したことがある自覚症状。程度は様々ですが、他の人と比べることが出来ず、また頭痛や肩こり、生理痛などの辛い症状を伴うこともあります。

中医学では、冷えは身体を温め栄養成分を運ぶ「気」(き)と「血」(けつ)が不足したり、身体を温めるエネルギーである「陽気」の根本となる「腎」の働きが低下した状態と考えます。

また、寒さやストレスから「瘀血」(おけつ・血行不良)となり、症状として冷えが現れることもあります。この場合、血液が身体の隅々まで行き渡らず、手足の先が冷えてしびれる、痛むなどの症状がでやすくなります。

冷えには生活習慣も大きく影響しています。朝食を抜く、冷たいものや脂肪の多いもの・菓子類の過剰摂取、夜更かしや睡眠不足、運動不足、過度のダイエット、薄着などは、「気」や「血」の不足や消耗を招き、また、「陽気」を生み出す「腎」の働きを低下させてしまうので、出来るだけ避けるようにしたいものです。

基本的に、冷えの症状は身体を温める「気」「血」「陽気」が不足している時に起こりやすいので、具体的に何が不足しているかを認識して、対策することが大切です。

 

 

次の症状から簡単に自分の冷えの程度をチェックしてみましょう

    1. お風呂に入ってもすぐ冷えてしまう
    2. 靴下をはかないと足が冷たい
    3. 水仕事が多いと、手がジンジン痛くなる
    4. 夏は冷房に弱い
    5. しもやけになる事がある

*2つ以上当てはまる場合、冷えが心配されます。

 

 

 

タイプ別・冷えの養生法

冷えといっても原因は人それぞれ。まずは自分の冷えタイプを知り不足を補いながら身体の中から冷え対策をしていきましょう。

 

「血」が不足するタイプ

女性は要注意!「血」が全身に行き渡らず、冷えて潤い不足に

「血」は全身をめぐって身体を温め、各組織や器官に栄養を与えると同時に潤いを届けます。精神を安静にするのも働きの一つです。血が不足すると、温かさや栄養などを身体のすみずみまで行き渡らせることができません。月経や妊娠・出産などで血と関わりの深い女性の冷えも、血の不足が原因となっていることが少なくありません。血を消耗する夜更かしや、長時間のテレビやパソコンなどでの目の酷使にも気をつけましょう。女性の場合、特に生理中には血を補う食事を心がけて。

 

主な症状

手足の冷え、眩暈、立ち眩み、動悸、月経の量が少ない、皮膚・目・口・髪の乾燥、ファンデーションののりが悪い、眠りが浅い、便秘、舌の色は淡いなど

 

食養生

色が黒や赤の食材、甘味のあるもので不足しがちな血を補いましょう

棗、枸杞の実、ぶどう、鶏肉、レバー、豚足、黒砂糖、落花生、にんじん、ほうれん草、赤ワイン(少量)など

 

良く使われるのは

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、帰脾湯(きひとう)など

 

 

 

「気」が不足するタイプ

疲れやすく食欲が無い、身体を温めるエネルギーの「気」が不足

中医学では、「気」は五臓六腑の機能を保ち、身体を温める作用を持つエネルギーと考えます。気は基本的に「陽」に属するので、気が不足することで五臓六腑の機能が低下するだけでなく、気の不足の代表症状として「冷え」があらわれます。この段階では冷えは比較的軽い場合が多いのですが、そのままにしておくと強い冷えを訴える「陽気」不足のタイプへと進んでしまうので、早めに改善することが大切です。胃腸虚弱なども気の不足の原因の一つとなりますので、食欲が落ちてきたら注意が必要です。

 

主な症状

手足の先が冷える、疲れやすく体力が無い、息切れ、食欲不振、風邪を引きやすく治りにくい、汗が多い、軟便、下痢をし易い、舌に歯の痕がついているなど

 

食養生

胃腸の働きを高める食材、体力をつける食材で、しっかり気を補いましょう

しょうが、米(もち米)、大豆、インゲン豆、湯葉、豆乳(温かいもの)、きのこ類、カボチャ、山芋、鰻、豚肉、牛肉、日本酒(少量)など

 

良く使われるのは

衛益顆粒(えいえきかりゅう)、補中丸(ほちゅうがん)、健脾散顆粒(けんぴさんかりゅう)、健胃顆粒(けんいかりゅう)、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)など

 

 

「陽気」が不足するタイプ

陽気を生み出す「腎」の機能低下が根底に 加齢による「腎」の衰えにも注意

「血」と一緒に体内を巡る「陽気」には、身体を温めて体温を保つ役割があります。陽気が不足すると、手足だけでなく身体全体が冷え、時には関節や腰の痛みを感じることも。陽気を生み出しているのは、生殖機能や成長、発育、ホルモンの分泌などの働きを担っている「腎」。腎の機能が低下したり衰えたりすると、陽気の不足から身体が冷え、腰痛や尿トラブル、浮腫みなどの症状が現れることに。慢性疾患を抱えている方、更年期、高齢者などは特に気をつけましょう。

 

主な症状

寒がり、手足の冷えが強く氷のように感じることも、腰が冷える、腰痛、関節痛、耳鳴、記憶力の低下、不妊、夜間の頻尿、下痢、むくみ、トイレに行く回数が多いなど

 

食養生

辛味のある食材や、腎を補い身体を温める作用のある食材で冷えを遠ざけましょう

シナモン、乾燥した生姜、山椒、唐辛子、八角、ねぎ、にら、海老、羊肉、紅茶、焼酎(少量)、鮭、鯵、くるみ、栗、黒砂糖など

 

よく使われるのは

参茸補血丸(さんじょうほけつがん)、参馬補腎丸(じんばほじんがん)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)、蘭州金匱腎気丸(らんしゅうきんきじんきがん) など

 

 

寒さで悪化!? 瘀血(おけつ・血行不良)にも注意!

「瘀血」(血行不良)の状態になると、「血」が身体の隅々まで行き届かず、手足の先が冷えることがあります。瘀血の原因はストレスや生活習慣の乱れ、寒さなど。肩こり、腰痛、生理痛などを伴うこともあります。

身体は出来るだけ冷やさないようにしまして、軽い運動などでストレスを解消したり、生活習慣を見直すなどで、血液サラサラ生活を心がけましょう。

 

 

暮らしのポイント

バランスの良い食事を1日3食しっかりとりましょう

アイスクリームやビールなどの冷たいものは控え、飲み物や食べ物はなるべく温かいものを摂るように心がけましょう

シャワーだけで済まさず、湯船の中で手足を動かして温まりましょう。ヨモギ、紅花、当帰などをいれた薬浴も効果的。半身浴、足湯もお勧めです。

腰と足を重点的に、下半身温めて。カイロは腰まわりに張りましょう。陽気の根本は腎にあるので、腎のある腰を冷やさないようにしましょう。

適度な運動で血行を改善し、陽気を全身に行き渡らせましょう。

きつい靴や下着は血行障害の要因になるので注意しましょう。

靴下の2枚重ねやレッグウォーマー、ストールなどの羽織りもので、身体から熱が逃げない工夫を。

 

 

 

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ChinaView No.168 『漢方の知恵袋』より


2012/11/21

「扶正袪邪」の知恵で身体を守る   中医学講師 仝 選甫


 

中医学では、身体を構成し、生命活動を維持するのに必要な物質と人体の抗病機能を正気(免疫力)と呼んでいます。

また、この正気のバランスを乱し、病気にしてしまうのを邪気(ウィルス等)と呼びます。

このため、病気になる原因には、邪気が強すぎる場合と、正気が弱すぎる場合の2つのケースが考えられます。

「病は気から」という言葉はもちろんご存知だと思いますが、やっぱり病気にならない為に、

元気の強さ、いわゆる免疫力UPの『扶正』(ふせい)と邪気を取り除く『袪邪』(きょじゃ)には重要な関係があります。

 

 

日本では、季節性インフルエンザは冬に毎年のように流行します。

通常、11月下旬から12月上旬頃に感染の第一波が見られ、

12月下旬に小ピークを迎えます。学校が冬休みの間は小康状態で、

翌年1~3月頃にその数が増加しピークを迎えて、

4~5月には流行は収束を向かえるパターンが多いといわれています。

 

 

インフルエンザはインフルエンザウィルス(邪気)による急性感染症の一種で流行性感冒とも言います。

39度ぐらいの高熱、筋肉痛など風邪のような症状があり、

急性脳症や二次感染により死亡することもあるので、

すばやく邪気を取り除くための「袪邪」の知恵がもっとも重要です。

中国では、その代表的な漢方薬は「板藍根」(ばんらんこん)でしょう。

 

 

一方、花粉症は春先に見られるアレルギー疾患の一つで、

目や鼻の痒み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、喘息が酷くて、咳が止まらなくなることもあります。

主な原因は、粘膜の免疫の異常反応で、花粉などが粘膜につくと、

アレルギー反応として肥満細胞からヒスタミンが遊離し、花粉症状を引き起こします。

 

 

中医学において、強い風の吹く「春」に気をつけたいのは「風」邪(ふうじゃ)

花粉暑は風邪が花粉を運んで身体に入り込むことが原因と考えられています。

風邪や花粉の侵入を防ぐ役割を果たしているのが「衛気」(えき)という代表的な正気です。

 

 

衛気は体表を巡り、専らの体の温度調節につとめ、

汗腺の調節をあずかる他、皮膚や筋肉を充実させる仕事もしています。

「衛気」を高めれば、花粉症やインフルエンザは怖くありません。

ウィルスや花粉を寄せ付けない「抵抗力の強い身体づくり」が基本です。

つまり、衛気は身体を守る「抵抗力」のようなもので、身体の表面である、

鼻や喉の粘膜、皮膚などにバリアの様に存在し、邪気の侵入を阻止しています。

 

 

「肺」と「脾胃」は、呼吸や栄養の吸収を通じて「気」を生み出す大切な臓器です。

そのため、これらの臓器が弱くなると体内の「衛気」(正気・免疫力)も不足しがちになり、

インフルエンザや花粉症などにかかりやすくなってしまいます。

中国では古くから、カゼを引きやすい、胃腸が弱い、虚弱体質で疲れやすい人に、

肺や脾胃を健やかに保つ扶正(ふせい)漢方薬である「玉屏風散」(ぎょくへいふうさん)があります。

イスクラからは「衛益顆粒」(えいえきかりゅう)という名前で販売しております。

 

冬の寒さによるインフルエンザや春先の花粉症に負けないために、

毎年10月ごろから、扶正である「衛益顆粒」と袪邪である「板藍茶」を使い、

上手にバランスよく「扶正袪邪」しましょう。2012/10/06

長く続いた残暑も一息


長く続いた残暑も一息つき、ようやく秋の気配を感じるようになりました。日ごとに涼しくなるこれからの時期は、夏の疲れを回復し、冬に備えて元気な身体を作ることが大切です。早めの養生で免疫力アップを心がけ、カゼやインフルエンザに負けない身体をつくりましょう。

 

 

 

「気」の充実が、免疫力アップのカギ

中医学では身体の基本となる「気・血・水(き・けつ・すい)」が十分にあり、スムーズに巡っている状態が健康と考えます。中でも体内のエネルギーである「気」は、元気で免疫力の高い身体をつくる大切な要素。カゼやインフルエンザなど、病気の予防・治療・回復も、気の充実がカギとなります。

体内の気を充実させ、免疫力をアップさせるためには、まず「肺」の機能を高めることが大切です。肺は、呼吸を通じて体内の気を生み出す“気の源”。

また、邪気(ウィルスなど)の侵入から身を守る「衛気(えき・身体の防衛力となる気)」も、肺の働きから生まれます。

肺を元気にすることは、鼻やのど、皮膚などを強くして、邪気の侵入を防ぐことにも繋がるため、秋の乾燥ダメージから灰を守るよう積極的な養生を心がけましょう。

また、気は主に肺の呼吸によって取り込まれる酸素(清気・せいき)と、脾胃(ひい・胃腸)が消化吸収する栄養素によってつくられています。そのため、夏の疲れから食欲不振などを起こしがちなこの時期は、脾胃の機能を高めて、栄養をしっかり摂ることも大切です。

カゼは万病のもと。たかがカゼと油断せず、まずは「しっかり予防」、ひいてしまったら「早めのケア」を心がけましょう。

 

 

 

カゼの予防

カゼやインフルエンザを寄せ付けない「元気な身体」が基本

中医学には、「正気が内にあれば、邪に犯されることはない」という言葉があります。これは、免疫力や体力が身体にしっかり備わっていれば、病気にかかりにくくなるということ。カゼやインフルエンザの予防も、まず病気を寄せ付けない「元気な身体」をつくることが大切です。

養生の基本は、「肺」と「脾胃(ひい・胃腸)」の機能を高め、元気の源となる「気(エネルギー)」を充実させること。身体の潤いを保って乾燥から肺を守り、夏の暑さでつかれがちな脾胃をいたわりましょう。十分に栄養を摂ることが出来れば、体内の気も充実します。

夏の消耗やストレス、心身の疲労、病後、月経などが原因で気が不足していまうと、体力や免疫力が落ち、カゼをひきやすくなってしまうので注意しましょう。

また、肺を元気にすることは「衛気(えき・身体の防衛力となる気)」を生み、鼻やのど、皮膚などを守って、邪気(ウィルスなど)の侵入を防ぐことにも繋がります。

 

気をつけたい症状

・ 寝ても疲れが取れない

・ 息切れ(階段を上がると息切れがする)

・ 汗が出やすい

・ 顔色が白い

・ 冷え性

・ 食欲不振

・ 特に症状がなくても、カゼを予防したいとき

 

食の養生

身体を補い、肺の機能を高める食材を

・ 大豆製品(豆腐、湯葉、豆乳など)

・ 豚肉

・ 鶏肉

・ 鮭

・ 太刀魚

・ 鯛

・ 白キクラゲ

・ 白ごま

・ 茸類

・ 山芋

・ かぼちゃ

など

 

カゼ予防の養生法

・ 身体を冷やさないことが大切。外出時は暖かい服装を。

・ なるべく人ごみを避け、出かける際はマスクの着用を

・ 帰ったら「うがい」「手洗い」を習慣に。お茶のうがいなども効果的

・ 室内の空気は新鮮に。こまめな換気をこころがけて

・ 体力が落ちないよう、十分に睡眠を

・ 新鮮な野菜をたっぷり食べて、ビタミン、ミネラルを補給しましょう

 

 

 

ひいてしまったら・・・

一口に「カゼ」と言っても、ひき始めから治りかけまで、その症状は様々。カゼのタイプをきちんと見極めて、自分の症状に合ったケアをすることが早めの改善に繋がります。

 

 

 

胃腸のカゼ

お腹にくるタイプ。脾胃の不調の原因となる「湿(しつ・余分な水分や汚れ)」を取り除き、胃腸の調子を整えましょう。香織の良い食材は、食欲アップや胃腸症状の緩和につながります。

 

主な症状

胃のムカつき、胃痛、食欲不振、嘔吐、お腹の張り、下痢など

食の養生

香りの良い食材で、胃腸症状を和らげる

しそ、梅干、しょうが、陳皮、みょうが、鯵、カルダモン、など

よく使われるのは、、、

勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)、香蘇散(こうそさん)、五苓散(ごれいさん)

 

 

 

 

熱のカゼ

初期から悪化したカゼ、急な発熱を伴うカゼ、インフルエンザなど。このタイプは、まず熱を下げることが大切です。涼性の食材を積極的に摂り、身体の内側から熱を冷ましましょう。

 

主な症状

熱が強い、咽の痛みが強い、咳き込む、口が渇く、冷たいものを飲みたい、鼻水が黄色く濃い、痰が濃い、舌先が紅いなど

食の養生

身体の熱を冷ます涼性の食材を

菊茶、ミント茶、ごぼう、れんこん、大根、グレープフルーツ、きゅうり、冬瓜、トマトなど

よく使われるのは、、、

天津感冒片(てんしんかんぼうへん)、涼解楽(りょうかいらく)、板藍根(ばんらんこん)

 

 

 

 

冷えのカゼ

ひき始めに多いタイプ。身体が冷え、くしゃみや鼻水、寒気、頭痛といった症状が現れます。身体をしっかり温めてカゼを追い払い、早めの対処で症状の悪化を防ぎましょう。

 

主な症状

背中がぞくぞくする、頭痛、節々が痛い、身体が冷える、鼻がつまる、鼻水が透明で多い、痰が白くて薄い、舌の苔が白く薄いなど

食の養生

身体を温めて、冷えを追い払う食材を

葱、しょうが、にんにく、三つ葉、葛、シナモン、コリアンダーなど

よく使われるのは、、、

頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)、葛根湯、小青竜湯

 

 

 

 

長引くときは

熱は下がっているのに、咳がなかなか止まらない、疲労感が残る・・・・・。そんな症状を改善したい時は、弱くなった肺の機能を高め、消耗した「気(エネルギー)」を補うことが大切です。肺は乾燥に弱いため、身体の潤いを保つよう食事にも気を配りましょう。加湿器やマスクで喉を保湿するのも効果的です。

 

主な症状

咳が止まらない、息切れがする、疲労感が残る、口が渇く、痰が絡む、皮膚の乾燥、声がかすれる、便秘気味、汗が多い

食の養生

肺を潤しながら、気を補う食材

大根、なし、びわ、はちみつ、銀杏、ミカン、ゆり根、豚皮など

よく使われるのは

麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう)、潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)2012/09/19

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