イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

ブログ日記BLOG

胃腸のトラブルや のどの痛みにおすすめ 「大根」のお話

こんにちは。店長の櫻井です。インフルエンザが猛威を振るってますね。学級閉鎖があいつぎ、全国的にインフルエンザ患者が急増しているというニュースもみられるように。インフルエンザはとにかくかからないこと、予防することが大切です。予防には、免疫力を強めウィルスに打ち勝つことが大切。そんなことで今日は、免疫力を強化する「ファイトケミカル」がたっぷり入った野菜、「大根」のお話をしたいとおもいます。
 


大根 / [puamelia]

大根の由来

大根の原産地は、中東や地中海地方の暖かい場所だそうです。最古の記録では、エジプトのピラミッド建設の際に労働者が食したというものがあるそうです。日本には、奈良時代以前に大陸を通して入ってきていたようで、『日本書紀』にも登場しています。昔は「スズシロ」や「おおね」と呼ばれており、春の七草の一つとしても知られていますね。日本に入ってきた大根は各地で栽培され、練馬大根や桜島大根、守口大根など様々品種が誕生しました。おろしても、煮ても、漬けてもおいしく食べられ、さらに干せば保存食にもなるという、日本の食卓には欠かせない存在となっています。
 


大根と豚肉の煮物 / Kakei.R

大根の旬

大根は年間を通して出回っていますが、旬は、冬。まさに今がおいしい季節です。冬場の大根は甘味も増して、とてもおいしいですね。大根は地表部に近い上の部分の方が甘く、下に行くほど辛みが増します。これは、地表部分は凍らないように糖度をあげているためで、下の部分が辛いのは虫よけのためといわれています。
 


ブリ大根! / sabamiso

大根の栄養

大根のあの白い部分は大きく、太くなった大根の根ですが、あの部分には、消化酵素の「アミラーゼ」(ジアスターゼ)や、「グリコシダーゼ」という酵素、大根の辛味成分で胃液の分泌を高める「アリル化合物」も含まれており、食べ物を消化したり腸の働きを整えてくれる効果だけでなく、高い解毒作用も併せ持っています。とくにジアスターゼは焼き魚の焦げの部分に含まれる発がん性物質の解消にも効果があるので、焼き魚に大根おろしというのは実に理にかなった食べたかといえます。
 


P3149138 / whitefield_d

ビタミンCがたっぷり

大根には、たくさんビタミンCが含まれていることも見逃せません。大根の根の部分で一番ビタミンCが多い部分は表面の皮。なので、できるだけ皮も一緒に食べるようにすると効果的です。そして葉の部分には、根よりも多くのビタミンCが含まれています。さらにβカロチン、ビタミンB1、B2、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄など栄養豊富なので、大根を食べるときは是非葉も一緒に食べるようにしてくださいね。また、カリウムも多く含まれ、利尿作用もあるので、むくみが気になる方にもおすすめです。
 


ふろふき大根 / uka0310

中医学的に大根をみると

漢方でも大根の種は羅葡子(ラブシ、らぶし)と言われる生薬で、消化促進や胃部膨張感の解消、下痢や痰、咳の解消にも使われています。また、胃酸を中和してくれる作用もあるので、胃もたれやげっぷ、吐き気などにもおすすめです。二日酔いの胸のむかつきにも、大根おろしはとても有効です。大根涼性で体内の余分な熱をとってくれる働きがあります。冷え症の方は煮るなどして温めてから食べると良いでしょう。カゼをひいて熱がある場合や、喉の炎症、咳や痰がある場合は、涼性の性質をそのまま生かすため、大根おろしもおすすめです。大根おろしを絞った汁にはちみつを加え、さらにサイの目に切った大根を漬けて食べるという方法もあります。熱をとると同時に、身体を潤してくれる効果もありますので、乾燥するこの時期にはうってつけの食材といえます。
 


つきたて餅はおろし餅 / takamorry

美味しい大根を選ぶには

葉は緑が深く、瑞々しいものを。根は皮に張りがあり、ずっしりと重いもので、根(ひげ)は少なく、均等に並んで生えているものを選びましょう。葉が変色しているものや、切り口が瑞々しくないものは、避けましょう。
 

大根の保存法

葉が付いたものは、すぐに切り落としましょう。葉が根の養分や水分を吸ってしまうからです。葉はできるだけその日に食べるようにします。すぐに食べない場合はゆでてから保存しましょう。根はポリ袋に入れるかラップして野菜室で保存します。長く保存する場合は、濡らした新聞紙にくるんでからポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
 

 
この時期、空気の乾燥から、喉がやられるかたが多くいます。大根はのどの炎症を和らげ、胃腸にも優しく、潤いを作り出す力も助けてくれます。また、大根事態にも潤いを補う力を持っています。同じく呼吸器系を潤し、喉の炎症や乾燥を緩和するはちみつとの相性もよいので、是非お試しください。カゼ薬がのめない妊婦さんにもおすすめです。作り方は大根を切ってはちみつにつけるだけ。はちみつがばしゃばしゃになったら完成です。お湯で割っても、そのままでもOKです。紅茶に砂糖代わりでもよいです。つけた大根ももちろん一緒に食べられます。『薬よりも効く!』と昔から重宝されてきた、先人の知恵です。はちみつは100%のものを選んでくださいね。是非お試しあれ。
 
 
facebook やってます! 「イスクラ薬局」でご検索いただくか、こちらのリンクをクリックしてぜひ「イイネ」をおしてください!

2014/01/22

咳に、乾燥に、食欲不振に!見逃せない【はちみつ】の力の話

こんにちは。店長の櫻井です。今日も朝から寒いなぁ~と思い、朝起きてネットを開いてみたところ、実家北海道では、今日の朝は-21℃だったそうでして、、寒さが桁外れでちょっと引いてしまいました。空気中の水分が凍るダイヤモンドダストがとてもきれいなんでしょうが。。。
 
今日は「自然界で最も甘い蜜」と言われる「はちみつ(蜂蜜)」のお話をしたいと思います。はちみつは、とっても体に良い自然が作り出した薬です。空気が乾燥し、咳をする方が増えて、インフルエンザやカゼが猛威を振るっている今こそ食べていただきたい食材です。


Honey Comb / beepollenhub


Honey / alsjhc

 最古の薬?人類とはちみつは古い付き合い

人類がはちみつを食べ出したのは1万年前と言われています。エジプトでは5000年前から養蜂も始まっていたとされています。はちみつを薬として人類が活用してきた歴史はとても古く、紀元前1550年ごろに書かれた古代エジプトの医療書『エーベルス・パピルス』や『エドウィンスミス・パピルス』にも内服薬・外用薬としてその記載があります。


Sweet Honey / Vibrant Spirit

はちみつの成分

はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖です。これらはどちらもこれ以上分解できない単糖類のため、摂取後すぐに吸収されエネルギーになるので、胃腸に負担をかけず疲労回復が出来ます。天然のはちみつには、ビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類のほか、カルシウム、鉄などを含めた27種類のミネラル、そして22種類のアミノ酸、80種類の酵素やポリフェノールなど150種類以上の成分が含まれているそうです。はちみつに含まれているオリゴ糖には、腸内で乳酸菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。乳酸菌は、外から持ち込むより、自分の腸内に住んでいるものを増やす方が効果的だそうです。腸内環境が整うことで、便秘や下痢の改善、胃腸機能改善、潰瘍の予防などにも、はちみつは良いそうです。
はちみつには優れた殺菌・抗炎症作用があります。口内炎の治療や、傷薬としても使われていた時もあります。もちろん喉の炎症にもおすすめです。
 


bubbles in honey / mutednarayan

腐らない・変質しない

はちみつはその強力な殺菌力から、密閉容器に入れておき、涼しいところに置いておけば、半永久的に保存がきくそうです。なんと約3000年前のピラミッドから発見されたはちみつが全然変質していなかったということもあったそうです。なので、はちみつを冷蔵庫で保存する必要はありませんが、はちみつを食べるときに使うスプーンなどは、毎回きれいなものを使うようにして、不純物を混ぜないようにしてください。パンくずなんかが入ってしまうとそこからカビが発生します。
はちみつは低温になると白く結晶化してしまいますが、70度ぐらいのお湯で湯煎するともとに戻ります。白くなっても全く問題ありません。白く結晶化してしまうのは、はちみつの成分のせいで、砂糖が足されているからではありません。
 


african bees like honey / austinevan

 

子供の咳にはちみつ

アメリカペンシルベニア州立大学の研究では、寝る前にはちみつをなめて寝た子供は、夜間の咳の重篤度や頻度が軽減し、睡眠がしっかりとれるようになったという研究結果が出ています。もしお子さんが咳をしていたら、お薬よりも何よりも先にはちみつを試してみてください。ただ、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の危険性があるので、与えないようにしてください。
 
 

中医学ではちみつ

中医学でもはちみつは、肺を潤し咳や痰を止めたり、炎症を抑えて痛みを緩和したり、腸を潤し便秘を治したり、肌を潤したり、解毒したり、弱った胃腸を元気にして食欲不振や胃痛などを改善したりと多様な用途に使われてきました。中国最古の本草書、『神農本草経』にも「心腹の邪気による病を治し、驚きやすい神経不安の病やてんかんの発作をしずめる。五臓の心臓・肝臓・肺臓・腎臓・脾臓を安らかにし、諸不足に気を益し、中を補い、痛みを止め、解毒し多くの病を除き、あらゆる薬とよく調和する。これを長く服用すれば、志を強くし、身体の動きが軽くなり、飢えることもなく、老いることもない」という記述があります。乾燥による皮膚のかゆみや、高血圧、便秘、腹痛、乾いた咳、目の充血、口内炎などの治療に、今でも使われています。性質も平性で、寒熱の偏りがないので、毎日食べられます。
 

はちみつを選ぶときには

裏の表示を見て、水あめなどが添加されていない、無添加のはちみつ100%のものを選びましょう。
 


Honey / Siona Karen

ハチミツは人類最古の薬といっても過言ではないぐらい、人とはちみつの歴史は古いと言われています。自然を作り出した神様が、生きていくうえではか弱い人間だけでは心もとないと持たせてくれたのがはちみつなんではないでしょうか。高級なはちみつでなくて良いです。加糖されていなければ、普通のはちみつでよいので、今一度はちみつの良さを見直す機会を持ってみてくださいね。
当店でも薬密本舗さんのはちみつを取り扱っておりますよ~ とってもおいしくて、しかも味がいろいろ選べておすすめです。気になった方は当店までお問い合わせ下さい。
***facebook やってます! 「イスクラ薬局」でご検索いただくか、こちらのリンクをクリックしてぜひ「イイネ」をおしてください!***

2014/01/17

葉酸たっぷり!抗がん作用も!?今が旬【ブロッコリー】

冬は寒い!とはわかっていても、毎日寒い寒いと言ってしまっています。みなさん、養生してらっしゃいますか?こんにちは。店長の櫻井です。
最近はスーパーに行くたびに、どんな食品を今はよく見かけるんだろ?とか、みんなどんな食べ物に興味があるんだろ?とかなどと、主婦とはちょっと違った目線でブログネタを探しております。そんな中でも今日は先日食べて思いのほかおいしかったブロッコリーのお話をしたいと思います。
 

 

 
ブロッコリーがおいしくなる時期は、11月から3月でまさに今が旬の野菜です。ブロッコリーと良く似た野菜にカリフラワーがありますが、ブロッコリーはカリフラワーの変種で、カリフラワーの方が原種に近いそうです。さらにそのルーツをたどると、キャベツに行きつくそうで、ブロッコリーはキャベツの遠い親戚です。


BROCCOLI / whologwhy

ブロッコリーやカリフラワーは「はなやさい」と言われ、私たちが食べているところはブロッコリーの花のつぼみです。収穫されずそのままにしておくとクリーム色や黄色の花が咲きます。つぼみの部分は確かに柔らかくておいしいですが、茎や葉の部分にも栄養がたっぷり含まれているので是非食べていただきたいです。茎はちょっと堅くて食べにくいので敬遠されがちですが、厚めに皮をそいで食べれば柔らかく食べられます。そして普段は捨ててしまっている葉の部分も栄養価が高いので、できれば一緒に食べるようにしてください。葉の部分は茎のように堅くなく、おいしく食べられるはずです。


Broccoli / Linda N.

日本にブロッコリーが入ってきたの明治の初期頃。しかし当時は余り普及しませんでした。近年になってその栄養価の高さに注目され、需要が高まってきた野菜です。きっとそあの鮮やかな緑色も好まれる要因でしょうね。
 


ブロッコリー茹で上がり #dinner / is_kyoto_jp

ビタミンC、βカロチンが豊富な美容食品

ブロッコリーはとっても栄養価が高い食品です。生のブロッコリーに含まれるビタミンCはなんとレモンの約2倍!キャベツと比べると約3~5倍も含まれています。その他、βカロチン、ビタミンB1、B2、カリウム、リン、食物繊維なども豊富に含む、栄養満点の野菜です。
ビタミンCの効果は数えきれないほど沢山ありますが、今回その中でも注目したいのは、免疫力の強化と、シミやそばかすの予防効果。ビタミンCは非常に色素沈着予防効果が高いビタミンで、某化粧品会社さんのシミ対策化粧品の中身は、濃度の濃いビタミンCだというのを聞いたことがあります。美白化粧品として使用できるほど、ビタミンCの色素沈着予防の力は高いのです。
そしてこちらもブロッコリーには多分に含まれるβカロチン。粘膜を強化し、カゼなどの感染を予防する働きがあります。空気が乾燥し、カゼが流行るこの時期にはうってつけですし、粘膜を保護するということは、もちろんお肌にも良いので、ブロッコリーも先日の小松菜と同じく、食べる美容サプリといえます。
 


ブロッコリー / penpenpen

抗がん作用にも注目!

近年ブロッコリーのもつ抗がん作用が注目されています。ビタミンCなどによる活性酸素の除去はもちろんですが、ブロッコリーには、癌を引き起こす原因となる突然変異を抑える物質、メチルメタンチオスルホネート(MMTS)という物質が含まれているそうです。しかしこの、MMTSはゆでて食べるだけでは簡単に摂取できないそうで、細かく刻んだり、水と一緒にすり粒ことで初めて生まれる物質なんだそうです。抗がん作用を狙うなら、ブロッコリーをミキサーにかけてジュースにして摂るというのがおススメですね。注意いただきたいのは、時間がたつと変質してしまうので、ジュースにしたら新鮮な間に素早く飲むようにししましょう。ブロッコリーはその他にも、スルホラファンという発がん性物質の作用を抑え、ピロリ菌抑制効果もある物質を含んでおり、健康管理のためには最高の野菜の一つといえます。
さらにさらに、葉酸の含有率がとっても高い食材でもあります。葉酸は、細胞が増えていく時や赤血球が増えるときに必要不可欠なビタミンで、貧血の予防や動脈硬化の予防に効果があるほか、妊娠中やべビ待ちの方にも必ず取ってほしいビタミンですし、離乳食としてもおすすめです。
 


Fresh Broccoli / mallydally

中医学的にみると

ブロッコリーは平性なので、毎日食べても冷えたり火照ったりすることがありません。中医学的効能では、五臓を養い調整し、関節を強く丈夫にして、気を巡らせ、動きを滑らかにするとあります。また、虚弱体質を改善し、胃腸を元気にして、身体に元気を与える食材で、胃腸機能低下時やお年寄りにもおすすめの食材です。中医学でもガンを抑制する「制癌」という力を認めている食材でもあります。潤し、便通を良くする作用があるので、お腹が冷える、または下痢気味の場合は食べ過ぎないようにしましょう。
 


ブロッコリーが丸ごとすぎる。 / TAKA@P.P.R.S

日本では茹でてから、マヨネーズなどと一緒に食べられることも多いですが、ヨーロッパではそのまま生をサラダで食べるところもあるそうです。ブロッコリーは長く茹でてしまうと、せっかくたくさん含まれているビタミンCが損なわれてしまうので、若干堅め、歯ごたえが残るぐらいに、ざっとゆでるのがおススメです。アメリカでは、子供のころにお母さんから無理やり食べさせられる野菜の代表ですが、大人になってからはとってもおいしいことに気が付く野菜の一つではないでしょうか。ゆですぎると変な甘さもでて、おいしくなくなるので、固めでゆでてお食べくださいね。そして茎も葉も是非食べてください。
***facebook やってます! 「イスクラ薬局」でご検索いただくか、こちらのリンクをクリックしてぜひ「イイネ」をおしてください!***

2014/01/16

食べるスーパー美容サプリ【小松菜・こまつな】

おはようございます。櫻井です。今日は雨または雪の予報だった関東地方ですが、雪の気配は今のところございません。雪も降らない、ただただ寒いだけの日は、なんかもうやり場のない気持ちでいっぱいです。せめて雪でも降ってくれ。
でも寒いだけの冬にも良いことはあります。こと野菜に関していえば、軟らかく甘くなっておいしくなる時期でもあります。オーガニック農園をやっている友達が「冬場は野菜自体が凍らないように自分で糖度を上げるから甘いんだよ」と教えてくれました。確かにその時食べたキャベツの芯はびっくりするぐらい甘かったのを覚えております。
冬の野菜と言えば、私は真っ先に白菜が思い浮かびますが、もう一つ忘れてはいけない冬野菜の代表に小松菜があげられると思います。この小松菜、調べてみるととっても栄養豊富で、しかも肌にもすっご良い見逃せない野菜だったんです。
 


Komatsuna / 305 Seahill

小松菜の歴史

小松菜は江戸時代に武蔵郡小松川村(現代の東京都江戸川区小松川付近)で多く栽培されていたことにちなんで名づけられたと言われる冬を代表する葉野菜です。元は中国から渡ったかぶの一種祖先の一つにもつ、野沢菜や青梗菜などと同じアブラナ科の植物です。小松菜の名がつく前までは、「葛西菜」と呼ばれていたそうです。葛西菜が小松菜と名を変えた由来は諸説ありますが、一説では、時の将軍吉宗の鷹狩の際に献上され、ひどく気に入られたことから、小松菜の名を授かったと言われています。もう一節は、〝江戸市中の糞尿を持ち帰って下肥とし、野菜を江戸に運んだ葛西船(かさいぶね)の存在を挙げる向きもある。葛西船の異称として単に葛西と呼ばれていた。当時のイメージとして屎尿臭を連想させる葛西の語を嫌って、めでたい常盤の松にあやかった小松の名を採ったとする。”(wikipedia)というものもあるようです。
小松菜は当時から庶民の貴重な冬の葉野菜で、お江戸の雑煮に小松菜は外せない食材だったようです。収穫時期によってその呼び名がかわり、冬には「冬菜」や「雪菜」、春先に出回るものは「鶯菜(うぐいすな)」などと呼ばれ、親しまれてきたようです。小松菜は一年中とれる野菜ですが、寒さに強く、2、3度の雪や霜をくぐったものの方が繊維が柔らかくなり、甘くおいしくなるそうです。どんな環境にも適応し育つので、今でも関東近郊の広い範囲で栽培されています。
 


雑煮 / nori_n

 

小松菜は【食べる美容サプリ】

小松菜は、カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、鉄、カリウム、食物繊維を沢山含んでいます。ほうれんそうと栄養価は似ていますが、鉄分はほうれんそうより若干少ないですが、カルシウムはなんと5倍で、野菜の中でもトップクラス。生長盛りのお子さんや骨粗しょう症の予防には勿論のこと、イライラを鎮める力もカルシウムにはあります。さらに細胞内の保水成分を働かせているのもカルシウムです。カルシウムが不足するとシワや乾燥の原因となるので、透明感とはりのある肌を作るにはカルシウムは欠かせません。しかも小松菜には、コーラゲンの主原料である「プロリン」というアミノ酸が豊富に含まれており、しっかり食べることでお肌ぷるぷる効果も期待できます。さらにビタミンAとビタミンCは小松菜100gを食べると一日の必要量を補えるほどたっぷりと含まれています。ビタミンCは天然の美白成分としても有名ですよね。こうしてみると、栄養豊富な小松菜は食べる美肌マルチサプリといえます。食物繊維も豊富で、便通を良くし、高血圧の予防や、大腸がんのリスク軽減など、優れた解毒効果も発揮します。βカロチンも多く含んでいるので、抗酸化作用、カゼ予防、美容効果や老化防止などにも好影響です。


小松菜とソーセージとしめじのバター醤油炒め / Kakei.R

中医学・栄養学的に見る「小松菜」

小松菜平性で寒熱の偏りがなく、たくさん食べても冷えたり火照ったりすることがないため、毎日たべていただきたい食材です。小松菜は気を巡らせ、ストレスを和らげ、胃腸を良く動かし、余分な熱をとり、潤いを補ってくれます。

おススメレシピは気を巡らせる春菊と、潤いを補う胡麻とあえた【小松菜と春菊の胡麻和え】。ストレスにも便秘にも、お肌にも良いスーパー小鉢です。小松菜は灰汁が少なく、さっとゆでるだけで食べられます。下ゆでも、水にさらす必要もなく、生のままでも食べられます。βカロチンは油と相性が良いので、炒め物にもおすすめですが、ビタミンCは熱に弱いので、できるだけ調理は短時間で行いましょう。


小松菜と春菊の胡麻和え / Kakei.R

 

美味しい小松菜の選び方・保存法

葉が小さいものの方が柔らかく、おいしいそうです。葉が厚く、緑が濃く、ピンと張ったものを選びましょう。茎も余り太いものより、若干細めで、根は長いものの方が良いです。さっと洗うか、霧吹きで適度に湿らせてから、濡らした新聞紙にくるんでポリ袋に入れて、出来れば立てて冷蔵庫の野菜室へ。痛みやすいので2~3日で使い切るのが良いでしょう。ゆでて絞ったものを冷凍する場合は、食べやすい大きさに切ってラップに包んで保存しましょう。
 

 
 
冬は乾燥や寒さからお肌にはとっても負担がかかる時期です。小松菜のしっかり栄養補給して、透明感とはりのあるお肌を保ちましょう。さらに冬場は、身体はいろんなものを溜めこもうとする時期です。解毒効果の高い小松菜はそんな体のデトックスにも有効ですよ。せっかくの自然の恵みを十分に満喫しましょう。
 
 
***facebook やってます! 「イスクラ薬局」でご検索いただくか、こちらのリンクをクリックしてぜひ「イイネ」をおしてください!***
 

2014/01/15

新しい仲間

こんにちは、今日みたいに気温が低い日の午前中は身体が温まらず苦戦している田宮です。
まだまだ寒い季節ではありますが、植物の芽吹き、成長はもうそろそろ始まってるんですよね。
最近、我が家にも新しく植物が加わりました。以前から部屋に緑が欲しいなと思っていた矢先に、『モンステラ』を譲ってもらいました。モンステラはいつか育てたいと思っていたので喜んでいたのですが、やってきたのがこちら。

私が予想していたのはこんな感じ(これは以前、旅行先で撮ったもの)

この葉の形が好きだったので期待していたのとは違う種類をもらいちょっとガッカリ。モンステラの仲間は、25 ~ 40 種類あり、切れ込みのある葉を持っているものと、切れ込みがないものとがあるそうです。いただいたのは切れ込みがないタイプだったんですね。
予想していた切れ込みはないものの、モンステラは育てやすい植物らしいので私にも育てられるかも、大きくなってくれるかもと期待しながら育て中です。大きくなるまで育てられたらまたご報告します。
 

2014/01/14

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売