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春の体質別感染症予防の養生法2021

例年春は体調を崩しやすい注意を要する季節ですが、今年の春は皆様ご存じの通り、感染症予防のため、より一層の体調管理が必要です。今回この記事を書くにあたり、改めて感染症専門医の本など読ませていただきましたが、案外皆さん盲点では?という点がありました。

それは、アルコール消毒についてです。今や、スーパーや商業施設の出入り口には「プッシュ式のアルコール消毒液」が設置されているのが当たり前の光景になりましたが、これを使うときのポイントは「ワンプッシュしっかりと押し切る」ことです。製品によって多少異なりますが、多くの製品がしっかりワンプッシュ押し切って出た量がウイルスを破壊するに足る適量となります。

ワンプッシュ押し切って手の平一杯にアルコール液を受けたら、両手全体と手首までしっかりと行きわたらせて揉みこみ、馴染ませながら乾かしてください。

アルコールが手からあふれそうになるので、ボトルの頭を軽く押すだけだったり、手のひらにだけ擦り合わせてパタパタ振って乾かすだけですと、折角の効果が半減してしまいますのでご注意くださいね。

次に感染症にかかりやすい体質、悪化しやすい体質別の養生法をご紹介します。


1.正気不足タイプ(免疫力が低下している状態):


主な症状:倦怠感、息切れ、風邪をひきやすい、冷え性、食欲不振、胃もたれ、軟便気味、花粉症などのアレルギー疾患など

舌の様子:色が淡くて全体は厚く腫れぼったい、舌の縁に歯形がつく

お勧め養生生活法:

過労を避け、休息や睡眠を十分にとること。自然の中での深呼吸やウォーキングによって肺の機能を高める。

胃腸に負担がかかる冷たい物や脂っこい食べ物を避け、蒸す、煮るなど消化の良い調理法で料理したものを

食べる。食事の際は良く咀嚼し、食べすぎないように心がける

お勧め食材や調理法:

うるち米や発芽玄米のお粥、山芋を蒸したもの(とろっとして美味しいですよ、お味噌汁などの具材にするのもお勧めです)、蕪、南瓜、納豆、枝豆、さやいんげん、シイタケ、なめこ、ヒラタケ、マイタケ、サクランボ、干した棗、ブドウ、ヘーゼルナッツ(胃に負担になることもあるので、よく噛んで、食べすぎにご注意!)、アナゴ、アンコウ、イワシ、うなぎ(油が多いので、かば焼きなら蒸してから焼く関東風がおすすめ)、エビ、カツオ、鮭、サバ、サワラ、さんま、タイ、太刀魚、タラ、ヒラメ、マグロ(ねぎま鍋など加熱したものがおすすめ)、マナガツオ、牛肉(シチューやポトフなど軟らかく煮込んだものがオススメ)、鶏肉、ラム肉(消化に良い薄切り肉やアイリッシュシチューなど柔らかく煮込んだものがおすすめ)、うずらの卵、甘酒など


2.痰湿タイプ(体に病理産物が溜まっている状態):


主な症状:頭が重い、体が重怠い、吐き気やめまい、むくむ、肥満体、血中コレステロールや中性脂肪が高いなど

舌の様子:白や黄色のべっとりした厚い舌苔

お勧め養生生活法:

暴飲暴食を控える(食べ物をかむ回数を増やす、口に食べ物を入れる毎に箸をおく、食前に暖かい汁物を摂る、大皿盛を止め、小皿盛にするなど)食物繊維が豊富な食物をとる、利尿作用のある食べ物をとる、毎日運動し、入浴して汗をかく

お勧め食材や調理法:

こんにゃく、サトイモ、えのきだけ、大根、タケノコ、フキ、ヘチマ、水菜、三つ葉、ラディッシュ、梅干し、カボス、キンカン、ゆずの皮、くらげ、昆布、海苔、もずく、わかめ、陳皮(みかんの皮を干したもの)、ウーロン茶、プーアール茶、ハト麦、小豆、黒豆、パクチー、セリ、タイム、冬瓜、トウモロコシ(ひげから作ったお茶(市販もあり)もオススメ)、ナス、白菜、もやし、レタス、サニーレタス、わらび、西瓜、アオサ、アサリ、鯉、白魚、スズキ、タイ、ナマズ、ハマグリ、鱧、フナ、緑茶、ローズヒップティーなど


3.瘀血タイプ(血液循環が滞っている状態):


主な症状:顔や唇の色が暗い、シミやそばかすが多い、手足の冷え、肩こり、頭痛、関節痛、生理痛など

舌の様子:紫がかった色、黒いシミのような斑点、舌下静脈が太い

お勧め養生生活法:

適度な運動(ストレッチ、ヨガ、ウオーキングなど)を心がける。身体の保温を心がける。ゆっくり湯船につかって温める

お勧め食材や調理法:

黒豆(お茶(市販あり)もオススメ)、エシャレット、ザーサイ、獅子唐辛子、セージ、玉ねぎ、青梗菜、菜の花、にら、パセリ、ローズマリー、クランベリー、ブルーベリー、プルーン、桃、カカオ、いわし、さば、さんま、ししゃも、にしん、はぜ、黒砂糖、サフラン、酢、ターメリック、金木犀(お茶、お酒、ジャムなどあり)マイカイカ(お茶、お酒にして)


4.陰虚タイプ(体の潤い栄養不足の状態)


主な症状:微熱、耳鳴り、寝汗、肌や目の乾燥、口や喉の乾燥、空咳、便がコロコロして固いなど

舌の様子:赤く、苔が少ないまたはほとんどない

お勧め養生法:

夜更かしをしない(10~11時までに就寝)、辛いものを控える

お勧め食材や調理法:

山芋、アスパラガス、エリンギ、白木耳(同じくお勧め食材の氷砂糖と甘く煮てデザートにしたり、スープやあえ物もオススメ)、ほうれん草、モロヘイヤ、カシス、桑の実(ジャムやお菓子にすると美味しい)、黒ゴマ、アワビ、イカ、ホタテ貝、干し貝柱、牡蠣、カニ、クラゲ、サヨリ、すっぽん(缶詰のスープがお手軽)、ハマグリ、マテ貝、烏骨鶏や鶉肉、鴨の卵(ネット販売もあるようです)、鴨肉、豚肉、鶏卵、アヒルの卵の塩漬け(お粥のトッピングや料理の調味料としても)、ヨーグルト



おすすめ食材の 薬膳レシピはCOCOKARA中医学もご参照くださいませ💛

https://chuigaku-cocokara.jp/

又、抗ウィルス作用のある板藍茶を服用したり、うがい液として使用されるのもお勧めです。



 

 
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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