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季節のキーワード

二十四節気~大雪②

前回は二十四節気の紹介と、大雪のこの時季にオススメの中医養生法三点と食材一点をご紹介しました。引き続き養生法四点とオススメ食材2点をご紹介します。



④心を整える:冬は心が沈みがちになりやすい季節です。多くの疾患がメンタルの問題から引き起こされます。気分の落ち込みを変える最も良い方法は、体を動かすことで、ジョギングやダンス、スケート、野球など、どれも冬の気分の落ち込みを解消し、精神を保養する良薬です。

⑤換気を良くする:冬は寒いので、ドアや窓を密閉して頭から布団をかぶって寝たいところですが、昼間にドアと窓を開けて空気を対流させる以外に、夜も小窓を開けて換気をするべきです。人体の細胞は昼間高濃度の環状アデノシンリン酸を分泌して細胞機能を増強させ;夜は高濃度の環状グアノシンリン酸を分泌し、細胞の機能を減弱、抑制する作用があります。深夜に人体の抵抗力が低下するため、虚弱体質や病気を患っている人に対してはケアを強化し、呼吸や脈拍に異常がないか観察することですぐに措置をとることができます。

⑥粥で養生する:冬の飲食はネバネバしたもの生物などは避けるべきです。栄養の専門家は朝に熱いお粥を食べ、夜は節食することで胃気を養うことを提唱しています。特に羊肉のお粥、もち米とナツメと百合根のお粥、八宝粥、アワと牛乳と氷砂糖のお粥がぴったりです。

⑦早寝をする:冬は陽気が粛殺され、日が短く夜が長いため、早寝遅起きし、夜ふかしや早朝おきて運動をしないようにしましょう。早寝は陽気を養い、遅起きは陰精を固めることができます。

大雪の節気食材

さつまいも:タンパク質、デンプン、ペクチン、セルロース、アミノ酸、ビタミン及び多種のミネラルを豊富に含み、長寿食材とされます。《本草綱目》には、さつまいもは“補虚乏、益気力、健脾胃、強腎陰”の効果があると記載されています。



牛肉:牛肉は豊富なタンパク質だけでなく、亜鉛、セレンなどの微量元素と各種ビタミンB群の含有量も高く、更にヘム鉄が豊富に含まれるため、優れた血液補給の食品とされています。また中国の民間では寒冬の補益の佳品とされています。

中医学では、牛肉は“補中益気、滋養脾胃、強健筋骨、化痰息風、止渇止涎”の効能があるとされます。

この季節、日本でもすき焼きやしゃぶしゃぶなど牛肉料理を頂く機会が多くなりますね♡日本人は胃腸が弱い方が多いので、ハンバーグやシチューなど、消化しやすいお料理がおすすめです。



《参考文献:二十四節気順時養生・節気養生薬膳食譜》
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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