大寒と立春は相交わっているので、飲食養生では滋養のある食べ物は少しずつ減らしていき、昇散作用のある食物を追加していくと宜しいです。
大寒の節気食材
乳鳩:生後一ヶ月以内の鳩のひな鳥を指します。鳩肉は味が美味しく、たんぱく質を豊富に含み、バランスの取れたアミノ酸構成で、人体に消化吸収されやすく、ミネラル含有量も豊富です。中国民間では“一羽の鳩は九羽の鶏に勝る”という言葉があり、乳鳩は蒸しと煮込みの調理法が最も適していますが、ローストや蒸し焼き、塩煮などどれも宜しいです。
日本では、中々手に入りにくいかと思いますが、高級スーパーの冷凍コーナーなどで見かけることがあります。以前クリスマスに一人一羽(手のひらサイズなので♡)の鳩のローストを作ったことがありますが、こよなく美味でした♡
中医学では、鳩肉は“滋陰壮陽、補肝腎、益気血、袪風解毒”の効用があるとされています。
白菜:原産は中国北方の野菜です。代表的な冬の野菜として、煮込んだり、鍋に入れたり、漬物にしたりして食します。白菜にはビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、カルシウム、鉄、リンなどの微量元素と豊富な食物繊維を含んでいます。
中医では、白菜は養胃生津、除煩解渇、利尿通便、清熱解毒の効用があるとされています。今が丁度旬の時、年末年始のごちそう疲れの胃腸のデトックスにもぴったりですね!前回の小寒の大根に引き続き、我が家では今日はデトックスの日!の献立に登場率がかなり高い食材です♡

《参考文献:二十四節気順時養生・節気養生薬膳食譜》