穀雨の節気食材
香椿:中国原産のセンダン科の植物で、長江南北の広い範囲に分布し、一般に毎年3月から5月上旬にかけて収穫されます。香椿は古くから薬用植物で、「香椿の新芽を定期的に食べていると病気にならない」という言い伝えがあるほどです。 香椿は硝酸塩を多く含むので、使用前に下茹で処理が必要です。
日本での入手は中々難しいですが、上野のアメ横地下食品街にあったとの情報も。諸々落ち着いたら探索しに行きたいですね♡

莧菜(ひょうな):莧菜は、中国、インド、東南アジアが原産で、中国では古くから山菜として食べられ、全国各地で栽培されています。 莧菜の茎や葉は野菜として食べられ、炒め物やスープにすると美味しいです。 根、果実、全草を薬としても使用します。 莧菜の葉には、カルシウム、鉄、ビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。
上海で暮らしていたころ、「ミ~シ~」という呼び名でニンニク炒めとしてよく頂いていました。緑と赤の二種類があり春の一時期しか出回らないので、その時期は見かけたら即注文!諸々落ち着いたら又上海で食べたいものですね♡

中医学では、莧菜は“清熱解毒、利尿除湿、通利大便”の効能があるとされます。
川エビ:川エビは柔らかく、美味で栄養価が高く、高タンパク低脂肪で、カリウム、ヨウ素、マグネシウム、リン、ビタミンAなどの微量元素を豊富に含んでいます。唐揚げがなんといっても美味しいですね~♡

タンポポ:中国原産で、薬用・食用として大変貴重な植物です。 古くから農村では山菜として、生で和え物にしたり、炒めたり、点心の餡にしたり、スープにして食べられてきました。 たんぽぽは、タンパク質、脂質、炭水化物、微量元素、多くのビタミンを含み、食物繊維も豊富です。

中医学では、タンポポは“利尿、緩瀉、退黄疸、利胆”などの効能があるとされます。
《参考文献:二十四節気順時養生・節気養生薬膳食譜》