イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

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2020年4月の営業時間と臨時定休日のお知らせ

イスクラ薬局六本木店では『新型コロナウイルス感染症対策の一環』として、2020年4月の営業時間を11:00~19:00に短縮させていただきます。

また木曜日を臨時の定休日とさせていただきます(4月2日は営業します)。

ご不便とご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

※今後変更する可能性もございますが、都度こちらでご報告させていただきます。

2020/03/28

中医アロマ #10

こんにちは。みっぽこと車田光穂です。
3月に入ると、そろそろ菫(すみれ)の季節となります。菫は、神経疲労や、怒り・不安といった感情を落ち着かせてくれます。
精油は、花からはごく少量しか取れず、とても希少価値の高いものになります。バイオレットリーフといって、葉から抽出した精油が、花ほど高価ではなく一般的です。

菫は、生薬で使うものはノジスミレという種類の菫で、紫花地丁(しかじちょう)と呼ばれます。性味は苦・辛、寒。帰経は心・肝。清熱解毒、涼血消腫。腫れ物に使われることが多く、炎症を鎮める働きがあります。精神面においても、怒り(精神の火)を鎮めてくれます。

イスクラではおなじみ、五涼華という商品に入っています。ニキビや皮膚の炎症に使います。香りは花らしく甘やかですが、花びらはかじると苦いんです。その苦味が、火毒を取る力となります。

舌で味わう菫としては、「パルフェ・タムール」という名のリキュールがあります。フランス語で「完全な愛」という意味です。結婚式の最初の乾杯で飲まれることでも有名で、愛を深めると言われています。

香りとしても、ローズやジャスミンほどこってりした感じはなく、ネロリほどありふれていなく、清楚。花もひっそりと咲くイメージがありますが、香りの質も、ひっそりした感じがあります。春の菫を、ぜひ五感で感じてみてくださいね。

2020/03/15

仝(トン)先生に花粉症についてインタビューしてみた!後編

こんにちは!中神(ぴーてん)です( ´ ▽ ` )ノ

次回に引き続きメルマガ購読者限定の耳鼻科専門、仝(トン)先生に花粉症について、インタビュー第二弾!

前回お見逃しの方はこちら ※暗証番号は0001

仝(トン)先生って?と思う方に、まずは簡単なプロフィールから↓


仝(トン)先生プロフィール

中国名老中医である蔡福養教授の耳鼻喉学術経験継承人。中国では、内科・耳鼻咽喉科などで1万人以上を診療してきました。もちろん日本でも数多くの相談を経験した耳鼻咽喉のプロフェッショナルです。


それでは仝(トン)先生の花粉症に対するインタビューの続きをどうぞ( ´ ▽ ` )ノ

 

 

中神:せんせい!花粉を予防する方法を中医学目線で教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:まず、体を温めることは大切です。そして、肺脾腎を守り、肺と脾の気を補い、脾と腎の陽を養うことが基本となります。

中神:肺を守るとは具体的に大気汚染から身を守る。脾を守るとは具体的に脂っこいもの甘いもの味の濃いものを避ける。腎を守るとは具体的によく寝る、などの養生をする。そして肺と脾の気を補うこと、例えばイモ類やはちみつを食べる。そして脾と腎の陽を補うこと、(脾腎陽を補う食べ物を調べて追加する)

仝(トン)先生:はい、とても良いと思います!

中神:ありがとうございます(〃∇〃)

せいせい!中国では花粉症はありますか?また、似たような症状はありますか?

仝(トン)先生:中国においても、古くから「鼻鼽(びきゅう)」という表現がありました。現在、中国の病院において、アレルギー性鼻炎と同等に使う言葉です。ですが民間では、鼻鼽ではなく「花粉症」という言葉が段々と定着しているような気がします。症状は、日本の花粉症と同じです。

中神:なるほど、くしゃみ、鼻水などの症状の事をまとめて鼻鼽(びきゅう)といいますね。でもその言葉は使われず「花粉症」という言葉を使い始めている…日本の「花粉症」という言葉が中国に入ってきたのかもしれませんね。

仝(トン)先生:そうかもしれませんね。

中神:はい、では、次の質問です( ´ ▽ ` )ノ

日本の花粉に第一選択として必要な中成薬は何でしょうか?もちろん体質もみないと…だとは思いますが、よく使われる中成薬を教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:日本では小青龍湯や葛根湯などの中成薬がよく使われます。悪くはありませんが、この中成薬は麻黄という生薬を使っています。麻黄を長く服用することは、危険です。2週間以上連続して服用することは危険です。なので、玉屏風散を第一選択とすることが、オススメです。

中神:私も店頭で、小青竜湯や葛根湯を1ヶ月飲み続けて、激しい動悸、激しい寒気で震えが止まらないなどの症状を訴える患者様にお会いしたことがあります。本当に危ないと感じました。玉屏風散は激しい副作用が発生したという話は聞いたことがありませんし、第一選択としては良いですよね!

仝(トン)先生:はい、玉屏風散でしたら麻黄の入っている中成薬のような危険な状態にはならないでしょう。

中神:そうですよね。このことについて知らない方がたくさんいらっしゃるので、しっかりと啓蒙します。

せんせい!次の質問です。花粉、気温、中成薬の関係があれば教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:東北などの寒い地域の患者様は、脾腎陽虚体質が多いので、独歩顆粒、シベリア人参、イーパオなどをオススメです。沖縄などの暖かい地域の患者様は、気陰両虚体質が多いので、麦味参顆粒、衛益顆粒、香西洋参などをオススメです。盆地などの湿度が高い地域の患者様には、湿熱体質が多いので、勝湿顆粒、温胆湯、五涼華などをオススメです。

中神:寒い地域の方は身体を冷やすので、温める性質のある独歩顆粒、シベリア人参、イーパオがオススメ。

暖かい地域の方は元気がなく乾きやすいので、元気にする性質のある麦味参顆粒、衛益顆粒、香西洋参がオススメ。

盆地などの湿度が高い地域の方は、余分な水や熱が発生しやすいので、余分な水や熱をとる勝湿顆粒、温胆湯、五涼華オススメ

という事ですね!地域性を考えて漢方をオススメする…すっごく大事なことですね。

中神:せんせい!今までたくさんの患者様を診られてきたと思いますが、その中でも「重症だ」と思った花粉症の患者さまがいましたら、教えて下さい。

仝(トン)先生:35歳の女性、日本人、独身、占い師の方です。一日で座ってる時間が非常に長く、慢性的に運動不足。そして朝は朝食は食べない、昼食はパン食とアイスコーヒー、夜は値下がりした弁当、という生活を20年以上を続けていた患者様の花粉症はとても重症でした。

中神:運動不足、朝食抜き、昼はパンとアイスコーヒーと身体を冷やす行動のオンパレードですね。そしてその生活を20年とは…長いですね。完治まで相当時間がかかる気がします。

仝(トン)先生:はい、生活環境を改善できないと治療は難しいです。

中神:せんせい!花粉症を早く治す秘訣などはありますか?

仝(トン)先生:体を温め、冷たい物を避けて、適度な運動をして、充実な睡眠をとる。また動物タンパク質の摂取量を少なくすることも効果的です。そしてなんと言っても【体質に合う漢方薬を飲む】ことが大切です。

中神:動物性タンパク質は腸内で異物と判断されやすく、アレルギー反応を助長させるので、花粉症が発生している期間は少なくすると良いですよね!そして最後は漢方ですね( ´ ▽ ` )ノ

仝(トン)先生:はい、そうです。漢方薬大事です。

中神:治らなかった花粉症の患者様はいますか?

仝(トン)先生:冷たい物が好き、運動不足、肉食や薄着などの生活習慣を改善しないまま、薬に頼りすぎた方です。毎年花粉のシーズンだけ、薬を使って症状を収める。そして毎年それを繰り返す人は、治らなかったです。

中神:確かに、どの治療でもそうですが、生活習慣が乱れていれば、どんなに良い漢方薬を飲んでも、症状の改善に繋がりませんね。

せんせい!最後に日本から花粉症を根絶するために、何か良い方法があれば教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:真冬でも薄着の習慣を止め、年中無休の冷たいもの摂る習慣を止め、適切な運動、充実な睡眠、肉食から素食に変化させることが大切だと思います。

中神:日本は当たり前のように冷たいものを飲食して、薄着で身体を冷やす習慣が根付いてますからね。花粉症に悩んでいる皆さん気をつけて生活しましょう( ´ ▽ ` )ノ

 

2回に分けて投稿した「仝(トン)先生花粉症インタビュー」如何でしたか?

実はインタビュー側の私が一番勉強になったかもしれないです。

 

これからもメルマガ限定の記事を書きますのでお楽しみください。

2020/03/12

百合子先生の婦人科講座 月経前って? No.5


早々の三寒四温の気候で、
皆様、気温の変化にご体調はいかがでしょうか。
こんにちは、加藤百合子です。
月経前症状の最終話、第5回目は 泄泻 =下痢 です。

月経がくる前や、ほぼ同時に、
朝方または起床時に、
下痢を起こして、びっくりしたことはありませんか?
腹痛もなく、勝手に水のように下痢してしまった!
という方も多いのでは。

月経前後の便のトラブルは女性にとって、悩みの一つですね。
月経前はおなかが張りやすく、排便の調子も乱れやすくなります。
排便があれば、便秘も気持ちも解消されます。
しかし、せっかくの排便が下痢になるのも、つらいものです。

これは体が冷えているために起きます。
体を温めている機能が弱いため、
病気や仕事など体力を必要とする時間が長く続いたりすると
燃料切れになり、体を温めにくくなります。
命門火衰と言います。
月経が起こると血液が大量に減ります。ただでさえ体の燃料切れのところ、
かすかな燃料では、体を温める機能を保持できなくなるので、
冷えが一層ひどくなります。
温める機能が腸を温められず、
また、燃料切れで腸の機能が不足するために、
下痢と化します。

足が冷えやすい方、冷えを感じるようになった方、
耳鳴りめまいを持病に持つ方は、
月経前は体を温かくすることが大切です。
薄着に気を付けましょう。
生もののお食事に気をつけて、
温かいお食事をとりましょう。

2020/03/02

仝(トン)先生に花粉症についてインタビューしてみた!前編

こんにちは!中神(ぴーてん)です( ´ ▽ ` )ノ

今回はメルマガ購読者限定の記事を作成しましたよ。

第一弾は耳鼻仝(トン)先生に花粉症について、インタビューです!

 

仝(トン)先生って?と思う方に、まずは簡単なプロフィールから↓


仝(トン)先生プロフィール

中国名老中医である蔡福養教授の耳鼻喉学術経験継承人。中国では、内科・耳鼻咽喉科などで1万人以上を診療してきました。もちろん日本でも数多くの相談を経験した耳鼻咽喉のプロフェッショナルです。


プロフィールから察するお硬そうなイメージ…

 

ところがどっこい(笑)。

 

チャーミングで明るい性格、年齢不詳、そしてイケメンという親しみやすい大人気の先生です( `・∀・´)ノヨロシク

 

それでは仝(トン)先生の花粉症に対するインタビューをどうぞ!!

 

 

中神:せんせい!こんにちはm(_ _)m

仝(トン)先生:はい、こんにちは。

中神:早速ですが、花粉症について質問攻めにしたいのですが宜しいですか?

仝(トン)先生:なんでも大丈夫ですよ!ははははは!

中神:ありがとうございます(〃∇〃)

花粉症は、どうして発生するのですか?中医学的に教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:花粉症はくしゃみ鼻水など、鼻局部の症状が発生しますよね。しかし、鼻局部の病気とは考えないところが中医学の基本です。中医学では整体観念(せいたいかんねん)の立場で、全身をみて考えます。基本的に、肺気虚、脾気虚、腎陽虚の体質です。つまり、肺脾腎の虚弱と気虚と陽虚の体質ということです。このタイプの人は、粘膜のバリア機能が低下しやすく、風寒湿の邪気が体に侵入しやすくなります。風寒湿の邪気に身体が侵されると、アレルギー反応が発生しやすくなり、花粉症が発生します。

中神:なるほど、簡単に言い換えたら、花粉症は鼻だけを治療するのではなく、全身症状や気候なども考慮して考える。そして肺脾腎が弱っている人、元気のない人や寒がりの人はバリア機能が弱い。バリア機能が弱いから風や冷えや湿気などの影響を受けて花粉症の症状が発生する。ということですね。

仝(トン)先生:その通りです!

中神:ありがとうございます!せんせい!次の質問です( ´ ▽ ` )ノ

花粉症の主な症状に、透明な鼻水or黄色い鼻水、目の痒い人or痒くない人など症状の違いがありますが、この症状の違いについて詳しく教えて下さいm(_ _)m

仝(トン)先生:はい、店頭において、花粉症の8割程度の人が透明な鼻水です。これは肺脾腎の虚弱、気虚と陽虚の体質の人。つまり寒邪が強い冷え体質の特徴です。また花粉症の2割程度の人が黄色い鼻水です。これは、肺胃に湿熱が蓄積、副鼻腔炎と混合される体質、つまり湿熱体質の特徴です。目、鼻、耳の痒みは場所が違っても、痒みがあれば基本的に風邪(ふうじゃ)が強い、または気虚の特徴です。

中神:ほほぉ、簡単に言い換えると、エネルギー不足の冷え体質の人は透明な鼻水。体内にドロドロしたもの(湿熱)がある人は黄色い鼻水ということですね。また、痒みは部位が違えど全て風邪(ふうじゃ)かエネルギー不足によるものということ。

仝(トン)先生:そうです、そうです。

中神:わかりやすくご説明していただき、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

それでは次の質問です!花粉症が発生しやすい方の私生活に何か特徴はありますか?

仝(トン)先生:関連が強い順に、冷たいものを摂りすぎ、お洒落な薄着、運動不足、油っぽい物を摂りすぎ、栄養過剰、夜ふかしなどです。

中神:どれも日常的に多くみられる行動ですね。気をつけます(´・ω・`)

中神:せんせい!花粉症の相談の際に意識していることはありますか?

仝(トン)先生:症状が発生している季節と継続時間。つまり、普通の風邪(かぜ)と区別するべきです。

中神:確かに!花粉症と普通の風邪(かぜ)は同じ症状が発生していることがありますね。でも症状が発生している季節と症状が発生している期間をよく聞いて普通の風邪と区別する。普通の風邪でしたら症状が発生してもせいぜい1~2周間で症状が治まりますからね。

勉強になります( ´ ▽ ` )ノ

中神:せんせい!花粉症相談のポイントを教えていただきたいですm(_ _)m

仝(トン)先生:発症された病歴と年数を考えます。どのくらい虚弱体質が継続しているかは非常に参考になります。そして先程申し上げた、鼻水の色(透明or黄色)も大切です。透明が気虚陽虚体質で、黄色が湿熱体質です。これは弁証論治の基本です。そして頭痛があるかないかも大切です。これは、蓄膿症や風邪などの病気と区別する際に参考となります。また冷たい物の取る習慣があるかどうか?運動されるかどうか?睡眠時間の確認など基本的なことも大切です。

中神:病歴が長いことで、風邪ではないという判断と腎虚があるという判断ができますね!そして鼻水の色で冷えor熱がわかる。頭痛も花粉症だけでは発生しない。他の基本的な質問で、身体のどこが崩れて花粉症が発生しているかも見極めるということですね。

仝(トン)先生:そうですやはり花粉症も整体観念が大切ということです。

中神:大変勉強になりますm(_ _)m

 

次回も仝(トン)先生花粉症インタビューの後編をお届けします。

 

2020/02/15

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売