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中医学から養生#2 春の養生

みなさま、こんにちは 加藤百合子です。加藤さん ミニ
今年の桜は白く華やかでした。花びらの代わりに美しい緑が街並みを彩り始めました。少し暑さも感じる程で、陽気が良くなりました。
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私達は挨拶の中で“陽気”という言葉を何気なく使います。
陽気は、
1.時候
2.ほがらかなこと
3.万物が動きまたは生じようとする気
と意味が書いてあります<広辞苑>。
中医学は、3番の意味と関連があるように思われます。
では春に関して中医学で少しお話したいと思います。
春の季節を“陰消陽長”と表わします。冬の寒さの陰気が減り、反対に温かい陽気が多くなるという意味です。温かい春の風に、新芽が出て、新緑となり、つぼみが花を咲かせ、物事が外へ外へと移り変わり、陽気が盛んになることが伺えます。体で言えば、寒さによる緊張が温かい風で緩み、中から陽気が沸いてきて、力へと充実していきます。
このように物を動かすことを“疏泄”、動かす物の補充することを“補気”と言います。春は、五臓の中で肝にあたり、疏泄は肝の機能の一つです。陽気は食事の中からも補充され、補充する補気は五臓の中で脾の機能の一つです。そのほか、食に関する体の機能を表す味覚では、肝は酸味に、脾は甜味に分類されます。
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春は温かくなるので、さっぱりした酸味のもの、例えば酢の物やレモンのサイダーなどを好むようになります。酸味のものを食事に取り入れて、疏泄を良くしています。しかし、酸味を取りすぎると、胃もたれや食欲が落ちますね。これは酸味の取りすぎが、体の機能を活性化しすぎて傷めています。特に、脾を傷めやすく、消化が落ちやすくなります。
そこで、春は、脾が丈夫であるように、補気をする甘みの食べ物をすこし多めに取り、疏泄する酸味の食べ物を少なめに取る方がよいですよ!っと古い書物でも紹介されています。

2018/04/24

六本木 Panda Style -パンダスタイル- #24

こんにちは!車田です車田さん ミニ
緑が気持ちの良い季節になりましたね。
寒暖の差がまだあったりしますが、これから過ごしやすくなっていきます。
花粉の影響か、後鼻漏になったり、蕁麻疹のようなものが肌に出たり、この時季アレルギー疾患の名残に苦しんでいる方が結構いらっしゃるように感じます。
そこで今回のパンスタは、スキンケア応援キャンペーン!と、1年で最も紫外線の強い5月に入るので、日焼けのケアについてお話しております。
ぜひご活用下さい(^^♪
すすむは三ちゃんと仲良くなったようです。
最後に驚きの新事実がありますのでお楽しみに!
5月はGWがありますが、お出かけと養生、バランスよくお過ごしください\(^o^)/
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2018/04/23

茉莉先生のPMS(月経前症候群)講座♪♪

中医学では、漢方の3000年以上の長い歴史の中で、女性のカラダは7の倍数で変化すると考えられています。
現代の女性にも通用し、カラダの節目節目の女性エネルギーの変化を表します。
寿命が長くなっても初潮18歳から閉経50歳は昔の女性と同じ!!
7×4=28 歳 7×5=35歳 は女性ホルモンの分泌も活発で、卵巣の働きも充実して、妊娠力もピーク!です。
しかし、このエネルギー量が35歳に入ると下降し始め、冷えや今まで跳ねのけられていたストレスの対処にも問題が生じてきます。
これらの問題がカラダにダメージをジワジワ与え、「ストレス人間」・「老け行く私」を作っていきます。
35歳からのエネルギー量ダウンのカーブを緩やかにするために、漢方的養生で日々のダメージを整え、若々しさをキープしましょう。
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【PMS(月経前症候群)・・・漢方的養生で月経前の不調をラクに!】

生理前や排卵期に、カリカリ、イライラ、周りの人に当たって自己嫌悪  “(-“”-)”

 
女性の心身をコントロールするのは、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンです。これらのホルモンがカラダのサイクルによって増減し、その変化に誘発されて不快な症状が起こりやすいとされていますが、その原因は、まだハッキリしていません。
基本的には月経の3~10日前辺りからイライラしたり、甘いものが食べたくなったり、乳房が張って痛い、むくみや体重増加などの症状が現れる事があります。
では、これらの症状を中医学的な体質に分けて考えて対処しましょう!!
 
 

【イライラ・怒りっぽい気滞(きたい) タイプ】 ←PMSに多くみられる!!

「血」を蓄え、血量や月経周期の調節を担う「肝(かん)」ストレスの影響を受けやすい特性があります。
またストレスを発散させて、「気(エネルギー)」の巡りをスムーズに保つ働きもありますが、ストレス等で肝の働きが低下してしまうと、気の巡りが停滞し、ストレスを発散できず、イライラや怒りっぽいなどの精神的な症状が起こりやすくなります。
【症状】
イライラ・怒りっぽい・乳房脹痛や痛み・頭痛・肩こり
月経前にお腹が張る・月経周期が長くなったり、短くなったりする
経血の色が暗く、小さい血の塊が出る
【食養生】
ミント 菊花茶 ジャスミン茶 玫瑰花 柑橘類 春菊
三つ葉 イカ セロリ コリアンダーなどを食べると良いです。
 

【むくみ・体重増加、湿(しつ)の停滞 タイプ】

月経前は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えます。
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、月経中の出血のよる栄養不足を防ぐため、カラダに栄養や水分を貯め込む作用があります。
そのため月経前に無性に甘い物を食べたくなったり、むくみや体重の増加(1~3Kg)があったりします。
このような症状が過度な場合を、中医学的に考えると
胃腸(脾胃)の働きが低下し体内に湿(余分な水分や汚れ)が停滞していると考えます。
胃腸不調には、日頃の食事を気をつける(脂っこいもの、甘い物、味の濃いもの)を避けることが大切です。
【症状】
むくみやすい・太りやすい・痰や目ヤニが多い・吐き気・舌の苔が白くベタベタしている
経血がぬるぬるしており粘着質である。
【食養生】
あずき・スイカ・とうがん・きゅうり・緑豆・もやし・はと麦など

【疲労・倦怠、エネルギー不足虚弱 タイプ】

過度なダイエット、貧血、病気による消耗などが原因で「気(カラダのエネルギー)」と「血(体内に栄養を与える)」が不足して、月経前の疲労感や倦怠感、不眠といった不調が起こりやすくなります。
【症状】
疲労感・倦怠感・不眠・めまい・顔色が白い・記憶力の低下
月経周期が長い、経血の色が薄い、経血量が少ない
【食養生】
なつめ・クコの実・黒砂糖・鶏肉・豚肉・ひじき・鰻・ほうれん草など

【冷え・痛み瘀(お)血(けつ) タイプ】

血(けつ)は「気(エネルギー)」と一緒に流れているため、停滞すると巡りが悪くなり、瘀血を生じます
また「血」は「暖かいとスムーズに流れ、冷えると停滞する」という特徴があります。
日頃の生活の中で知らず知らずのうちに冷えが入り込み、血が冷えて瘀血を招きます。
 
【症状】
痛みが強い、頭痛、腹痛、肩こり、冷え性、手足のしびれ、
舌の色が薄い暗く瘀斑(黒い点)がある。
月経痛が酷い、経血が黒っぽくレバー状の塊が多い、
【食養生】
紅花・ヨモギ・サフラン・ショウガ・シナモン・玉ねぎ・
 
以上です。
原因がはっきりしないPMSを一人一人の体質や症状に合わせて、漢方で柔軟に対応し
月経と上手に付き合っていきましょう。
 

2018/04/20

花粉症に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長

こんちにはー(*´∀`*)
花粉症をやわらげるツボの話がtwitterにて話題となりました!!
そんなわけで、花粉症に使えるツボをまとめ、さらに詳しく説明しますね。

花粉症の方はぜひぜひ実践してくださいね♪

こちらは太淵(たいえん)というツボです。
中医学には気血を全身に輸送する経絡(けいらく)という特殊なルートがあると考えられています。
経絡の中の全ての気は太淵に集まります。したがって、病状を判断する為に触ることもあるツボです(脈診といいます)
太淵は優しく押すことで【肺を強くし気を増やす】作用があります。
肺は水を降ろす機能(粛降)がありますので、
肺を強くすることで、水を降ろす機能が強化され、鼻水を止める  
ということです。

こちらは風池(ふうち)というツボです。
「風池」の「風」は、風病(花粉症、風邪、急なめまいや痙攣など)を指し、「池」は大きく池のように凹んでいることから「風池」と命名されました。500年以上使われている実績と歴史の長いツボです。
風池は体内に侵入した「風」を探すツボとされております。 中医学的に花粉は「風」とされていますので、体内の風を探す=体内の花粉を探す、と考えられます。
そして首より上の熱の症状を抑える効果もあります。
目の痒みの原因は「熱」であるので、熱を抑えることで痒みもやわらぎます。
さらに外部から侵入してくる悪いやつ(花粉、風邪など)から身を守ってくれる作用まであります。
この3つの作用があり、尚且押すことで効果も発揮しやすいので 風池は花粉症を抑えるのにうってつけのツボなのです!! 周りに花粉症にお困りの方がいましたら、押してあげましょうね(*´ω`*)

こちらは列缺(れっけつ)というツボです。
列缺は太淵と同じく肺を強くするツボです。
ですが、太淵との違いは頭痛に効く、気の巡りを良くする、という効果が期待できる点です。
花粉症で鼻が詰まりすぎて頭痛が発生した
花粉症になってからイライラする!!という方にピッタリのツボです。

以上です。
今年花粉症で困った方はツボもいいですが、やっぱり冬から漢方で体調を整える、のが一番効果があると思っています。
ですので、来年花粉症で苦しみたくない方は、今年の冬から漢方薬局に相談に行きましょうね!

過去のツボ記事はこちら↓
冷え性に使えるツボまとめ ちょこっとツボ講座 by ぴー店長
#2 ストレスを和らげるツボ

2018/04/14

排卵出血について

今回は排卵出血についてちょっとお話します。
排卵出血とは
そもそも生理の時以外の出血を不正出血、正しくは不正性器出血といいます。

不正性器出血には色々なものがありますが排卵性出血(排卵出血)もこの中に含まれます。
時期は?
排卵出血がおこるタイミングは字のごとく排卵の時期です。生理と次の生理の間に排卵が起きるので、中間期出血ということもあります。排卵出血は少量で殆どが一過性のものです。通常の生理周期は28日前後で排卵は14日あたりにあります。排卵出血はこの前後に出血がみられます。
なぜ起きる?
排卵後、一時的にエストロゲンの分泌が低下するためと考えられています。排卵後に再びエストロゲンの分泌量の増加とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えると出血は止まります。

中医学的には?

中医学で排卵出血にあたるのが経間期出血です。はっきりとしたことは不明ですが、体質が大きく関係していると考えます。主に、3つのタイプに分けられます。

 
●腎陰虚: は身体全体の潤いを管理しています。腎の潤い不足は身体全体の水分代謝異常となり、各部で潤い低下による症状が見られるようになります。
出血量は少ないことも多いこともあります。めまいや腰のだるさ、熟睡ができないなどの症状を伴うこともあります。
 
●湿熱: 何らかの原因によって体内に発生した余分な水分やどろどろとしたもの(痰湿)が溜まった状態。痰湿は長期に身体に停滞すると熱をおびて湿熱となります。
出血量は少ないことも多いこともある。疲労感、関節がだるい、おりものが粘る感じがあり多いなどの症状みられます。
 

●血瘀:いわゆる血流が悪い状態。

出血は少ないことも多いこともある。血の色が暗く、塊が混じることがある。下腹部が張ったり痛みがあるなどの症状がみられます。

 
上記だけが排卵出血の原因とはいえませんが、乱れた体質を整えていくことは生理周期の調整にも繋がりますので大切です。
子宮卵巣

2018/04/11

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売