こんにちは!タミーこと田宮です!今回のタミーの月経講座は 「子宮筋腫、内膜症、腫瘍」 についてお話します。
子宮筋腫、内膜症、腫瘍などを中医学的な言葉にすると癥瘕(ちょうか)といいます。
癥瘕は子宮に塊があり、痛みや張りの症状を伴い、 ひどい場合は出血をおこす症状の事を指し、これが現代医学でいう子宮筋腫や子宮内膜症、 生殖器の腫瘍と一致するため、癥瘕=「子宮筋腫、内膜症、腫瘍」などと考えられております。
【癥と瘕】
癥瘕(ちょうか)という言葉は癥と瘕の2つに分類されます。
癥(ちょう):塊が固い、固定されていて塊は移動しない。 押しても塊のまま形は変わらず、痛みの場所も変わらない。
瘕(か):塊は固くなく、集まったり分散したりする。 押すと塊が動く、痛みの場所も一定ではない。
ですが、実際には明確に区別するのは難しいので2つ合わせて癥瘕と呼びま す
中医学的な癥瘕の分類
下記のどのタイプでも気血の失調が大元にあるといえます。
①気滞:緊張やストレスにより気の巡りが悪くなった状態。 張りや痛みが出やすい
【症状】下腹部膨満感、塊は固くなく、押すと移動する。 痛みが一定しない。イライラしやすい、生理前に胸が張る、 ガスが溜まる
【食養生】 セロリや春菊など香りの良い食材やレバーやほうれん草などおすす め
②血瘀:血の巡りが悪い状態。 気滞が続いたり体を冷やすと瘀血になりやすい。
【症状】移動しない塊があり、疼痛、顔色が暗い、 皮膚に潤いがない、生理痛がひどい、経血量が多い、周期が長め、 口は乾燥するが飲みたくない
【食養生】瘀血の改善には運動がおすすめ。食材では、 玉ねぎやラッキョウなどネギ類、青魚も良いです
③痰湿: 食生活、睡眠、ストレスなど何らかの影響から、胃腸機能が低下し 、体内に発生した余分な水分やどろどろとしたもの(痰湿) が溜まった状態。 痰が長期間留まると湿熱となり血瘀と結びつき癥瘕となる。
【症状】下腹部に塊があり時に痛みがあるが、硬くはない。 おりものは白くて多く、粘り気がある。寒がり、むくむ、 体がおもい、お小水は多くない
【食養生】昆布やわかめなどの海藻類、緑豆もやし、 ハトムギ茶などおすすめ
症状に当てはまる場合は【食養生】から実践してくださいね♪