イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 六本木店BLOG

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安心を提供するための 【イスクラの品質管理】のお話

こんにちは。イスクラ薬局六本木店店長、櫻井です。今日も春麗らかな日よりの日。お出かけには最高ですね。昨日もポカポカ陽気が心地よいお天気でしたね。その分花粉が飛んでおります。私の鼻もしばらくは大丈夫だったのですが、ついに昨日、限界を迎えたようで、一日鼻水が止まりませんでした。今日は朝から花粉症対策に普段から愛用している衛益顆粒(えいえきかりゅう)にくわえて、水っぽい鼻水、冷えなどにぴったりの小青竜湯を追加。おかげさまで今のとろこ症状は出ていません。

今日、3月24日は【ホスピタリティ・デー】だそうです。ホスピタリティとは、最近話題の「おもてなし」の事です。マナーというのは、他人を不快にさせない最低限のルールですが、そこに「心」が加わると「おもてなし」、「ホスピタリティ」に変わります。ホスピタリティの語源は、ラテン語の「Hospics」で、「客人等の保護」という意味だそうです。迎え入れる心とでも言いましょうか、心配りの行き届いたもてなしというのがホスピタリティです。
このホスピタリティ、勿論、私どものような、漢方の相談薬局では、必ず持ち合わせていたいものの一つです。お客様は当店などの相談薬局には、つらいことがあったり、つらい症状があったり、何らの「トラブル」を抱えていらっしゃいます。その時、私どもがおもてなしをさせていただく事で、ご来店いただいた時より、少しでも明るく、できれば笑顔になって帰っていただく事ができるように日々、相談に励んでおります。

 

 
漢方薬局に求められる「おもてなし」の一つは、知識の量であると考えます。漢方薬・中医学のプロとして知識の習得は欠かせません。そのためにイスクラ薬局では定期勉強会への参加、国際中医相談員、国際中医薬膳師や不妊カウンセラーなどの資格取得を推し進めています。
漢方相談薬局の様な医療に携わるお仕事の場合、「安全性」も絶対的な基準の一つであり、おもてなしの一面であると考えます。私たちが手にする製剤化された漢方薬のそのほとんどが中国で製造、または原料は中国で栽培され、日本で加工され、製品化されるというものです。昨今の食の安全性の問題などから、中国で製造された原料生薬や、製薬の安全性に不安を感じていらっしゃると言ったお声が良く聞かれます。もちろん、これは、ごもっともなお話です。
なので、今日はイスクラ製品の安全性のお話をしたいと思います。
 

 

イスクラが製造を委託している中国の製薬工場は、すべて日本のGMP基準におてい製造しています。

漢方薬の原料となる生薬は、中国政府が品質の保証と中成薬の標準化・近代化を促進し高品質を保つことを目的とした「中国薬剤生産質量管理規範(GAP)」の認定をうけた、原料を使用し、さらにイスクラの製品になるものには、日本薬局方等の規格確認と残留農薬試験等の品質試験を通過したもののみを使用しています。
日本で販売が許可される医薬品は、すべてGMPという製造管理と品質管理規定に基づいて製造されます。GMPとは、Good Manufacturing Practiceの略で、薬事法上は厚生労働省令の「医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理規定」の事を示しています。
GMPでは、
①人為的な誤りを最小限にすること
②医薬品の汚染及び品質低下を防止すること
③高い品質を保証するシステムを設計すること
の3つを原則としています。
GMPの制度は正解保健機構(WHO)が加盟各国へ抵抗を勧告したことにより世界的に広まりました。定められている内容は、製造管理、品質管理、衛生管理等多岐にわたり、製品の安定的製造の為だけでなく、出荷後にも該当製品を検証できるように、各工程での記録の保存や製造ロットごとのサンプル保管が行われます。また日本におけるGMPの認証は、工場単位とか製造ラインごとではなく、製品ごとにGMP適合性調査を受ける必要があります
イスクラ産業が販売する中成薬は、提携する中国の工場で製造され輸入されています。そして日本に輸入された後は、イスクラ漢方センターと商品センターで試験、包装、保管されています。提携工場とイスクラ産業の両センターは、ともに日本のGMP適合性の認証が必要であり、5年後ごとの業態更新の際、GMP適合性も更新調査をうけることになります
提携工場は中国政府によるGMP認定を受けていますが、イスクラ産業向け製品の製造においては、日本のGMP基準による管理を実施しています。このGMP管理、とりわけ品質管理の技術交流を中心に、中国各工場の技術者がイスクラ漢方センターで1年間の研修を行っています。彼らは、中国で製造された製品の輸入後試験を実地研修し、日本のGMP管理全般を学び、帰国後は提携工場におけるGMP管理の徹底を推進しています。また、イスクラ社員も定期的に提携工場に赴き、工場の状況視察を含めて情報交換を行っています。各工場にとってこのようにGMPに関する技術習得は、国内販売、日本以外の国への輸出にあたっても優位となる条件ですので、大変積極的に取り組んでいます。
 

日本に輸入れた中成薬は、すべてイスクラの自社検査部門で規格の確認を行っています。

イスクラを通して販売される漢方薬は、中国提携工場で製造され、陸路と海路を経て日本の港へ向かいます。荷揚げ後、製品はワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)などの関係書類を提出し通関後、当社商品センターへと搬入されます。その後、商品センターに搬入された製品から採取された試験用検体は、当社漢方センターに移され、製品毎の承認書に則った企画試験、微生物限度試験などが行われます。残留農薬試験については、外部検査機関に委託し、内服薬全製品に対し、日本漢方製剤協会自主基準を含む、255種について実施しています。規格試験合格品は、商品センターで包装作業が行われます。漢方センターでは、経時安定性試験のため、製造から最低4年間検体を保存しており、製品出荷後の品質の安定性確認を行っております。
 

 
健康を維持するため、未病を治すため、様々なお悩みを解決するための品質にもし落ち度があれば、私たちは何のために存在するかわかりません。その「品質」とは私たちが取り扱う商品自体の品質はもちろんの事、スタッフの知識や相談の態度、お店の温度や湿度、香りや光や音、清潔さといった環境などすべてをひっくるめた「品質」です。お客様がご来店され、少しでも不快なことがあれば、いつでもスタッフにお申し付けいただくか、当社お客様相談室までご連絡ください。適切にそして、早急に対応させていただくことをお約束します。
イスクラ薬局では、相談してよかったと感じていただけるおもてなしを心がけ、「つらくない、という幸せ」を実感していただくためのお手伝いをさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
 
イスクラ薬局六本木店
〒106-0032 東京都港区六本木7-3-12 インターナショナルビル1階
TEL:03-3478-4382
FAX:03-3478-4731
E-mail:roppongi@iskra.co.jp
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜・祝祭日
 
イスクラ薬局中野店
〒164-0001 東京都中野区中野3-34-4
TEL:03-3382-7950
FAX:03-3382-7951
E-mail:nakano@iskra.co.jp
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜・祝祭日
 
イスクラ薬局新宿店 
〒160-0022 新宿区新宿1-9-1 第二タケビル1F
TEL:03-3351-9886
FAX:03-3351-9870
E-mail:pk-kanpo@iskra.co.jp
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜・祝祭日
 
イスクラ薬局日本橋店
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-15-3 ヒューリック江戸橋ビル1F
TEL:03-3273-7331
FAX:03-3273-7334
E-mail:nihonbashi@iskra.co.jp
営業時間:10:00~19:00
定休日:土曜・日曜・祝祭日

2014/03/24

ほてりやイライラ、胃の不快感もすっきり【グレープフルーツ】のお話

こんにちは。店長の櫻井です。北海道では大荒れ、大雪となっているようですが、関東地方では昨日、今日と暖かい春の日差しが届き、とても気持ちの良いお天気が続いています。少しずつ日が温かくなってくると、寒い時には食べるのをためらうようなものにも、目が行くようになりますね。果物もそんな食べ物の一つではないでしょうか
今日はそんなおいしい果物の一つ、グレープフルーツのお話をしたいと思います。


tale of two grapefruit / woodleywonderworks

1個で1日に必要なビタミンCをまかなえる

グレープフルーツと聞くとフロリダのイメージがとても強いですが、実は西インド諸島あたりが原産だそうです。しかも元々は、文旦とオレンジが混ざってできた種だそうですよ。文旦を祖先に持つなんて、なんだか一気にグレープフルーツが身近に感じられます。たっぷりの果汁に程よい酸味と、若干の苦味。グレープフルーツは、そのまま食べるほか、ジュースやお酒、ゼリーにシャーベットなど様々な加工食品としても、私たちの生活に入り込んでいます。芳香剤や入浴剤、ボディーソープやシャンプーなどにも、グレープフルーツの香りというのは多いですよね。
そんなアジア出身のかんきつ類、グレープフルーツですが、ビタミンCの含有量が他のかんきつ類に比べても高く、1個で1日に必要な量が大体賄えてしまいます。レモン一個より断然美味しく食べられますね。ビタミンCは、肝臓の働きを助け、活性酸素を除去して、疲労を回復し、ガンを予防し、血管を護り歯ぐきの出血を防ぎ、お肌にハリを与え、コレステロールも正常にしてくれます。人体にとってビタミンCはとにかく有益です。
グレープフルーツの苦味に含まれるリモニンという成分は、発がん物質を体外への排出を促進する作用が認められています。さらに動脈硬化の予防や、肝機能の強化、肝臓に脂肪が蓄積されないようにする作用を持ったイノシトールなども豊富に含まれています。
最近は紅いルビーレッドと言われる種類も見かけるようになりましたね。ルビーレッドには、リコピンやβカロチンが豊富で、これらも抗酸化作用が強く、血管を護ったり、ストレスを改善したり、睡眠を良くしたりと様々な効能を持っています。味は若干ルビー種の方が甘いでしょうか。味が好みであれば、ルビーの方がおすすめです。


グレープフルーツ / Dakiny

 

中医学的に見てみると

グレープフルーツは、寒性で、余分な熱をとってくれる力があります。味は甘味と酸味。胃腸を元気にして、潤いを生む効果があります。潤しそして降ろす性質があるので、熱っぽくのぼせるようなかた、高血圧なかた、イライラして胃腸の調子も悪いような場合にはおすすめですが、反対に冷え症、体力低下時、老人では、食べ過ぎると胃腸が冷えてしまって働きが低下する恐れもあるため、注意が必要です。その他、中医学的効能は、気を巡らせ胃の機能を回復させるほか、酒の分解を促進し二日酔いを解消させたり、痰を取り除く効果もあるとされています。 グレープフルーツのあの独特なかぐわしい香りには、気を巡らせる効果があるとされ、ストレスが停滞しやすい方にお勧めです。
グレープフルーツの皮には、消化不良を改善する作用がありますが、日本に出回っているほとんどのグレープフルーツには防腐剤がかけられており、そのまま口に入れることは好ましくありません。皮を使うときは、防腐剤が残っていないものを探すようにし、それ以外は使わないようにしましょう。
 


grapefruit / DaveBleasdale

高血圧薬を飲んでいる方は注意

グレープフルーツを食べるうえで一つ注意したいのが、高血圧の薬、カルシウム拮抗剤を飲まれている方は、一緒に摂ると血圧を下げすぎてしまい、頭痛、めまい、顔のほてりといった副作用を起こす恐れがあるので、避けなくてはいけないということです。これはグレープフルーツジュースでも同じですし、八朔、文旦(ザボン)、スウィーティーなどにもそういった可能性があるそうです。グレープフルーツを食べて10時間後に薬を服用した場合でも影響が出たという報告があるので、高血圧の薬を飲んでいる方は、グレープフルーツは避けたほうが良いですよ。ちなみにオレンジは大丈夫なそうですので、かんきつ類が食べたくなったらオレンジを食べましょう。


gurepufurutsu / tannazie

 
グレープフルーツの瑞々しい果汁は、体の渇きだけでなく、心の渇きも癒してくれるというのは大げさでしょうか。しかしあの鋭い酸味と柔らかな甘み、そして舌の奥に広がるほのかな苦味が心の棘をとるように穏やかにしてくれる気がします。
体を潤し、消化を助け、ストレスの停滞を改善してくれるグレープフルーツ。このブログを書いているだけで、お腹が減ってきた気がします。
エネルギッシュで、肉や脂ものの食事が多い方、ほてりや微熱、イライラが気になる方にはおすすめですが、冷え症や虚弱体質の方には不向きです。グレープフルーツは冷蔵庫で保存すると酸味が強くなるそうですので、冷たいものが良ければ、常温で保存して、食べる前に冷やして食べてくださいね。料理にくわえても良いですね。その時はショウガや体を温めるものと一緒に摂ることで、寒性が緩和されますよ。
美味しいグレープフルーツを選ぶには、皮が鮮やかな色をしていて、大きいものを。持った時に見た目以上の重量感があるものを選んだ方が果汁たっぷりです。傷や痣があるもの、表面の張りがなくなり柔らかくなっているものは避けましょう。
グレープフルーツがおいしくなるのは、4~6月。ちょうどこれからが旬で、一年の内で一番おいしくなる時期です。どうも最近イライラしている、脂もの、肉類が多い、顔がほてるなどを感じている方はグレープフルーツ、試してみてはいかがでしょうか。

2014/03/22

ダイエットにもほてりにも!今が旬の「アサリ」はいかが?

こんにちは。店長の櫻井です。
昨日の春一番は強烈でしたね。当店でも、店頭に置いてあるパンダのシンシンが風で吹き飛ばされてしまい、ヒビが入ってしまいました。これで二度目。。かわいそうなシンシン。。ごめんね。
 
春一番を超えれば、春の陽気も感じられるお天気ももうすぐそこ。最近は日中はずいぶんと暖かくなってきましたね。春になり温かくなってくると、冬の間には見られなかった様々な食材がスーパーに並ぶようになりますね。今日ご紹介するのもそんな春を代表する食材の一つと言えるでしょう。
今日は、そんな春になると旬を迎える「アサリ」のお話です。

 

タンパク質・ミネラル・ビタミン豊富!貧血予防や生活習慣病予防に

アサリは、日本を含むアジアの広い地域でみられ、古くから食用とされてきました。漢方の世界でもその身は栄養補給に、粉末にした殻は体内の老廃物を除いたり、炎症を取るなどの目的で使われてきました。
アサリは、良質なたんぱく質を代表に、脂肪、カルシウム、リン、鉄分、ヨウ素、ビタミンB12などを豊富に含んでいます。さらに殻には、硫酸カルシウム、有機カルシウム、可溶性アルミニウム化合物、ナトリウム、マグネシウム、リン、など、20種類以上の微量ミネラルを含む、ミネラルの宝庫です。鉄や亜鉛、銅なども含み、酸化物質を取り除く抗酸化酵素を活性化させるのに必要なミネラルもたっぷりと含まれています。
血液の原料となる良質なタンパク質や鉄分、そして赤血球の生成に必要なビタミンB12 を含んでいますので、貧血、低血圧の方にはぜひ摂っていただきたい食材です。
ビタミンB12ですが、これは、体内でDNAの合成と調節、そして脂肪酸の合成とエネルギーの産生にとても重要なビタミンで、正常な細胞を作るときや上記の赤血球の生成にはとても重要な役割を担っています。貧血や痛みやしびれなど末梢神経のトラブルなどで病院に行った時に、真っ赤な錠剤を出されたことはないでしょうか。あれがビタミンB12です。B12には、抗貧血作用の他、神経組織を修復することで感覚機能や運動機能の障害を改善するはたらきがあり、眼精疲労や肩こりの解消にも役立ちます
アサリにはタウリンの他、鉄や亜鉛、銅などのミネラルも豊富。これらは細胞の酸化を防いでくれる抗酸化酵素(SOD)を活性化させるために必要な成分です。抗酸化作用を含むこれらのミネラルには、癌や脳梗塞、心筋梗塞などの血管トラブルの予防から、ボケ防止、ストレスの改善、睡眠の改善、お肌のシミ予防など様々な健康・美容効果があることが最近の研究でわかっています。これらミネラルは、コレステロール過多の方、高血圧や動脈硬化の予防にも必要な成分です。
 

中医学的にアサリを見てみると

アサリは微寒で、肺、胃、脾、腎に影響を与え、鹹味(塩味)の性質を持っています。中医学的効能は、栄養を補い、五臓を潤し、余分な熱をとり、粘りの多い痰や咳を治め、甲状腺腫などの塊を軟化させる力を持ち、酒酔いから醒ます(二日酔いに)効果があるとされています。潤い不足やほてり・微熱などにもおすすめですが、胃腸が弱い方や冷え症の方は食べ過ぎに注意しましょう。
鹹味には、硬いものを柔らかくする、詰まっているものを正常にするなどの力があり、便秘や腫れに良いとされています。
煮て食べると、糖尿病対策や、黄疸を伴うむくみの改善や、甲状腺機能低下、生理が止まらず続いてしまう、オリモノが黄色く粘りがあるなどにも有効です。もちろん二日酔いにもとてもおすすめです。ミネラルは殻に多く含まれているので、殻ごと煮るお吸い物や味噌汁などが良いでしょう。
余分な熱をとり、栄養補給によくて、老廃物の排泄を促してくれるアサリは、まさに新陳代謝が盛んになる春にぴったりの食材といえます。

 
日本でもとても古くから食用として食べられており、古墳でよく見つかる貝塚は有名ですよね。古くから日本人の栄養源だったアサリですが、最近は埋め立てによる砂浜の減少、水質汚染、温暖化の影響を受け、漁獲量が激減しているようです。最近になって、日本固有種のアサリの保護再生事業が勧められているそうなので、その効果に期待したいところです。
アサリは、産卵を控えた3月中旬、まさに今頃が身が太く、おいしい季節です。水質の良い場所で育ったアサリは、殻が薄く、模様が美しいそうです。選ぶときは、殻がしっかり閉じていて、表面にぬめりがあり、模様がはっきりしているものを選ぶようにしてくださいね。
 

2014/03/19

アンチエイジングに欠かせないスーパー抗酸化野菜 『菜の花』

こんにちは。店長の櫻井です。最近ブログが滞っておりました。もし楽しみにしていただいていた方がいらっしゃったら申し訳ないです。忙しさにかまけてかけていなかったのですが、仕事の時間配分が下手なんですね。毎日書けるよう頑張ります。
さてさて、今日のブログは、この前かいたふきのとうのブログや、さやえんどうのブログをご好評いただいたので、今日は春におススメ春野菜第三弾として、「菜の花」のお話をしたいと思います。

 

 

ピーマンの5倍のβカロチン、ほうれんそうの3倍ものビタミンC!

菜の花は、江戸時代ごろまでは、油をとるための植物でした。菜種油ってみなさんもご存知ですよね。それが明治に入り食用や観賞用としても用いられるようになってきたようです。菜の花にもいろいろ品種があり、食用にされるものと、観賞用にされるものは品種が違うそうです。
菜の花のように、春になると蕾を膨らませる春の山菜たちは、夏から秋にかけて養分を蓄えて冬を乗り切り、春に一斉に開花します。春の蕾にはたっぷりの栄養素が含まれていますので、蕾の生命力を丸ごと食べる菜の花は栄養たっぷりです。
菜の花には、不溶性の食物繊維の含有量が野菜の中でもトップクラスなので、新陳代謝が活発になる春にはピッタリの食材です。不溶性の食物繊維は、腸内で水分を抱え込み、便のかさが増やすことで腸壁を刺激し、蠕動運動を促進して、排便を促してくれます。便秘がちなかたや、便秘がちでお肌が荒れてしまっている方にも是非食べていただきたい食材です。
さらにピーマンの5倍ものβカロチンほうれんそうの3倍ものビタミンCを含むなど、栄養豊富で、お肌に張りと潤いを与えてくれて、さらにさらに、菜の花は沢山の抗酸化物質やビタミンを含む、スーパー抗酸化野菜なんです。この時期、スーパーや八百屋さんで見かける野菜の中でも特に抗酸化作用の強い野菜が菜の花なんです。抗酸化酵素を活性化させるミネラルも豊富なので、アンチエイジングには欠かせない野菜ですね!
βカロチンは脂溶性なので、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。軽く炒めて食べるのがおすすめです。余り加熱時間が長いとビタミンCなど熱に弱い抗酸化物質が分解されてしまうので、さっと炒めるようにして食べ下さいね。

余談:健康と美を脅かす「活性酸素」

活性酸素は完全な悪者ではなく、異物を消去してくれる効果があるのですが、増えすぎてしまうと自らの細胞を傷つけ、ガンや生活習慣病、老化現象など様々な悪さをするようになります。最近の研究では、不眠やうつ、アルツハイマーなども活性酸素の増加と関係があることが見つかっています。活性酸素は、細胞がエネルギーを発生させる時にできる副産物です。生きている限り、活性酸素は絶えず生産され続け、同時に前出の抗酸化物質(ビタミンC、βカロチンなど)や抗酸化酵素(SOD他)により、絶えず消去され続けています。しかし、ストレスや睡眠不足、偏食、環境ホルモン、喫煙などなど様々な影響により、活性酸素を消去する力が低下すると、体内の活性酸素濃度が上がり、様々なトラブルを起こす引き金になります。

 

中医学でみる「菜の花」

菜の花は、辛味で、温性解毒と消腫の力あり、中医学でもデトックスには最適の食材とされています。血の流れをよくして、コリや疲れを解消してくれますが、潤い不足で乾燥や微熱・ほてりを感じる方、老人には、潤い食材のゴマや松の実、きくらげなどと一緒に食べるのが良いでしょう。

 

 
このブログでも、春の象徴として写真をよく登場させていますが、あの黄色い小さな花と、青い空はいかにも春といった印象で、ともすがすがしい気持ちになれるので、大好きです。中野店のブログにも菜の花のお話がされていますが、菜の花の花言葉は「快活」だそうですよ。ぴったりですね。 菜の花、今年はまだ菜の花畑を観れておりませんが、見るだけでなく、食べてもおいしいくて、栄養豊富なところが素晴らしいですよね。今では、ハウス栽培により一年中いろんな食材が手に入ります。菜の花もご多分に漏れず、食べようと思えばいつでも食べられます。しかし、菜の花の旬はやはり今。春先に出回る春野菜はとても栄養価が高く、性質もこの時期に適しています。ほろ苦い風味を堪能しながら、季節を味わってくださいね。
所で、まったくの余談ですが、この私が今実際に使っているパソコン、普段から中医学の事ばかりを打っているので、変換がおかしなことになります。「象徴」は「小腸」と変換され、「効果」は「紅花」、「関係」は「肝経」、「印象」は「陰証」と変換されてしまって、たまにイラっとしますが、かわいくもありますね。笑
ではまた。
 
 
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2014/03/17

春を探して

春ですね。暦の上ではとっくに春ですよ。ほんとに。でもまだまだ寒いんです。風も冷たいです。明日は最低気温がまたマイナスだそうです。金曜日には最高気温がまた10℃を下回る層です。いや~なかなか暖かくなってくれませんね。
こんにちは。店長の櫻井です。
 
昨日は家の近くの公園へ行ってきました。春になると自律神経が乱れてしまい、どうもむしゃくしゃしたり、無気力になったり、へんに落ち込んだりしてしまいがち。かく言う私も、日ごろの食養生などで気を使ってはいたのですが、いまいちスッキリしません。いかんいかん、これはかなり気の巡りが滞っている!そういう時は、運動だ!と公園に行ってまいりました。だれもが考えることは同じなようで、心地よいお日様を楽しみに来られた方々でいっぱいでした。
広々とした芝生に楽しくなって走り回っている子供たちや、お父さんのスパルタ教育に懸命についていくサッカー少年、姉妹できゃあきゃあ言いながらバドミントンやってたりと、とても朗らかな日曜日の午後で心が和みました。しばらく公園でキャッチボールやフリスビーなどをやった後は、春を探しにいこうといこうとで、公園内のお散歩へ。そこで見つけてきました。梅の花。
ほんのり甘い香りがする梅の花。思わず持って帰りたくなるかぐわしい香りです。香りには、滞った気を巡らせる作用があるので、きっと今の体調にぴったりで、普段より余計に良い香りに感じるのかな?なんて考えながら写真をぱしゃぱしゃとって我慢しておきました。
 

 
良いですね。澄んだ空に漂う柔らかい桃色のかぐわしい香りを深呼吸すると、体中の緊張がほぐれていきます。まだ春なので緑の芝生とはいきませんが、普段アスファルトばかりを歩いている足には、土の上を歩くだけでも気持ちが良いものです。
なにも強制せず、なにも無理させない。ただただそこにあるだけ。やさしく癒してくれる。自然の力はほんとうに偉大ですね。おかげで少し身体も心もすっきりしました。
新しい刺激を求めて、ショッピングに夜遊びに、そういうアグレッシブなストレス発散方法も有りますが、私はやっぱり穏やかな自然の癒しが好きです。きっと田舎もんだからでしょうねぇ~
またお散歩に出かけたいと思います。

2014/03/10

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売