こんにちは!もーりーこと鮎澤です!
花粉シーズン到来。2~3月は飛散のピークを迎えます。
今年の花粉飛散量は、前年比で東京都 4.26倍 群馬県 6.83倍 長崎県 3.13倍
など全国的に前年を大きく上回る見通し。花粉症などのアレルギー症状は、体の過剰反応です。
その影響は全身に及び、時間が経過するほど心身のエネルギーを消耗して、疲れ果ててしまいます。
体はアレルギーのもとになる花粉、細菌、ウイルス、化学物質などのアレルゲンに対して、まず目、鼻、皮膚や胃腸などの粘膜が対応します。
そして粘膜が対応することで異物が入り込もうとするのを防いだり、追い出そうとしたりします。
その「防衛システム」を中医学では「衛気(えき)」といいます。
同じ環境にいながら、花粉症にかかる人、そうでない人がいるのは衛気の力の差と考えられます。
中医学の考え方に、体本来の生命エネルギーである「正気(せいき)」の充実は、衛気の強い体に繋がると言います。
「正気」は体内の「気(元気・食い気・やる気などのエネルギー)」と「血(血液・栄養)」がバランスよく充実することで生み出されます。
さて、花粉症と戦うためには「正気(せいき)」とその中でも「衛気」を充実させることが大切。
そして衛気を充実させるには体内時計を意識した生活がとっても大切!!
体はとてもピュア。
朝は免疫力を高めるのに一番効果的な時間であり、昼は動く&休む、メリハリ生活がストレスを和らげ、免疫力アップ、夜は定刻に就寝し、免疫力をチャージすることが大切です。
紀元前202年頃より中国伝統医学で発展させた「子午流注しごるちゅう」という考え方は、臓器が活発に働く時間を表していました。現代で言う体内時計のことです。
【体内時計を意識して免疫力を高める養生法】
◯朝(3~7時)の排便は大切とっても大切です!
3~5時(肺の時間)・・「肺」が動き「気」「血」を全身に巡らせ、目覚めの準備をします。
5~7時(大腸の時間)・・「大腸」が活発に動き出し、老廃物である便を排泄し、食物の受け入れ態勢を整えます。
◯朝食(7~9時)はとても大切です!
7~9時(胃の時間)・・「大腸」から「胃」に「気」「血」が流れ、消化能力が高まります。
9~11時(脾の時間)・・「脾」は消化器系を表し、消化・吸収・活動エネルギーである「気」を生み出し、心身ともに充実し、作業能率を上げます。
◯午後(11~17)に向け心身の活動を少しづつゆるめていく
11~13時(心の時間)・・「心」は精神活動や循環器を司っています。その働きをピークにもっていく時間帯です。
13~15時(小腸の時間)・・「小腸」に気血の流れが移動して栄養の吸収が活発に行われる。
夕食の遅い方は、昼食に、赤(肉・野菜・果物)黄(野菜、果物)緑(葉もの)白(米・穀類)黒(海草・黒ごまなど黒いもの)の5色を イメージして、バランスの良いカラフルな食事を!
15~17時(膀胱の時間)・・「膀胱」の働きが活発となり、尿量が増える時間帯。
◯就寝に向かって心身ともにリラックスな状態を!
17時~19時(腎の時間)・・「腎」は生命の源(免疫・ホルモン・生殖系・・)を司りこの時間帯気血が集まる
19時~21時(心包の時間)・・「心包」は、「心」を保護している膜。喜怒哀楽を司る
21~23時(三焦の時間)・・「三焦」は気血水の働きを調整します。就寝に向かい内臓の働きを鎮めて行く
23~1時(胆の時間)・・「胆」は臓腑の働きをコントロールすると考えられている。睡眠が最も深い時間帯で、体を修復する成長ホルモンが多く分泌され、翌日の活動源となる。
1~2時の就寝が習慣になると、疲れを溜め込んでいくことも
1~3時(肝の時間)・・「肝」は1日の老廃物を解毒して栄養を血に巡らす。気血の働きを正常に保ち、翌日の活動に備える。
「正気」や「衛気」の充実、すなわち24時間の体の働きを知り、養生を心がける。
花粉症に罹らないためにも、症状を軽く抑えるためにも、
ハイブリットなスピード時代ですが、
ピュアな体の本音も聞いてやって下さい!!
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