前回の(1)のストレス耐性チェックはいかがでしたか??
数値の高い人はストレスに対して免疫があり、
ストレスを感じにくい人です。
数値の低い人は小さなことでもすぐにストレスと感じてしまいやすく、
前者よりストレス解消法が必要です。
目に見えないストレスは多くの病気を引き起こすことがすでに証明されています。
ストレスとなる要因を取り除くことが大切です。もしそれが難しいとしたら…
疲れた精神をリラックスさせて休息し、常にためこまず発散し、負けない精神力や元気を回復するエネルギーを作り出すことです。方法はたくさんあります。ご自分に向いている方法を見つけて下さい。
**呼吸方法**
目を閉じ鼻からゆっくり深く深く吸い込んで、
口から静かに吐き出してください。
ストレスにより乱れた感情が落ち着くまでくり返してみて下さい。
興奮した交感神経が鎮まります。血の乱れもだんだんと整い正常化へ向かいます。
**ハーブティー**
中国茶
◎菊花茶…目の乾きや疲れを和らげるので、ドライアイやパソコン等で目を酷使している方にオススメ。清熱作用もあるのでイライラを鎮めます。
◎玫瑰花茶…バラ科のハマナスのつぼみ。お湯をそそぐと優雅な香りがたちこ め幸せな気分に♪紅茶に混ぜるのもgood血液の流れを良くするので、 肩こり、生理痛などがある人にも効果的!
◎ 茘枝紅茶…中国茶にライチの香りをつけたもの。ほんのりとした甘さと香りがリラックスさせてくれます。冷えがありむくみやすい人にもオススメです。
◎ ジャスミンティー…爽やかな香りは身体の中の気の流れを良くし、たまったストレスを発散、 リラックスへと導きます。
漢方では上記図のような「肝-心-脾-肺-腎」の関係に相当します。
ストレスは 「肝」で受け取り、気血の流れを鬱滞させます。
またひどいときは「脾」胃腸に影響をおよぼし、
ストレス性胃炎、胃潰瘍や、「腎」へは免疫系の混乱、
アレルギー症状悪化などや生命力低下の老化促進へとつながります。
肝の気の流れの鬱滞が「肺」にいけば肺気の動きを乱し、
過換気症候群、喘息、咳など、「心」では動悸血圧上昇、不安、不眠、イライラなど様々な症状
を引き起こします。
以下のすべてのタイプに丹参製剤併用するとよいでしょう。
量は体質、体調によって調整しますが、ストレスは身体の気血を停滞させるので、
その流れを改善する丹参製剤が必要です。治療、予防両方に使えます。
1.【ストレスと戦う抵抗期】
◎ 月経不順、月経痛、胸が脹って痛む、ため息、頭痛などがある
◎ イライラして怒りっぽい、頭痛、のぼせ、めまい、便秘
◎ 胃の膨満感やのどに何かつまった感じ、むくみがある
2.【ストレスにより身体が疲労し弱ってしまった時期】
◎ 疲れやすくだるい、考え込みやすい、食欲不振、下痢、不眠
◎ 立ちくらみ、胸脹、怒りっぽい、おちこみ、月経量が少ない
◎ 手足のほてり、喉が渇く、顔面赤くほてる、めまい、不眠、イライラ
◎ 月経不順、月経痛、胸が脹って痛む、ため息、頭痛などがある
ストレスにより血の流れ(体のエネルギー血液の流れ)が停滞したタイプ:
肝郁気血瘀型
開気丸(かいきがん)
ストレスによってダメージをうけた「肝」の気の流れをスムーズにします。 胃がキリキリと痛む時にも良いです。
丹参製剤
滞った血液の流れを促進します。月経痛、頭痛等の症状を緩和します。
冠元顆粒(かんげんかりゅう)
気が停滞して熱化したタイプ:
気郁化火型
◎ イライラして怒りっぽい、頭痛、のぼせ、めまい、便秘
瀉火利湿顆粒…身体の上部や「肝経」の熱をとります。カッカしやすい人向き。
香菊花(しゃんきくか)・・・「肝」の熱をとり、気持ちを清らかにしてくれます。
気血・水が滞ったタイプ:
痰血瘀気滞型
◎ 胃の膨満感やのどに何かつまった感じ、むくみがある
開気丸…気のめぐり特に胃腸の機能を整えます。
半夏厚朴湯…つまった症状を緩和します。喉に何かつまったような、しかし出そうとしても出ない、レントゲンで見ると何もないような症状「梅核気」に。
エネルギー血液不足タイプ:
血不足型
◎ 疲れやすくだるい、考え込みやすい、食欲不振、下痢、不眠
心脾顆粒…不足しているエネルギー血液を補い、元気にします。不眠がちの人に。
補中丸…疲れやすく、食後眠くなる、胃腸の弱い人に。
香ロゼア…どーんと落ち込んでしまった時に。気持ちを盛り上げ、エネルギーを補い、元気にしてくれます。
シベリア人参…自律神経の働きをコントロールし、イライラしている時も落ち込んでいる時にも良いです。寝る前のお茶代わりに。
◎ 立ちくらみ、胸脹、怒りっぽい、おちこみ、月経量が少ない
逍遥丸…「逍遥」はゆったりとリラックスの意味。「血」を補い気の流れを整えます。月経前症状(イライラ、胸脹、ニキビ、便秘など)の強い方に。
婦宝当帰膠…足りない「血」を生理痛やのぼせ、冷え、生理不順、肩こりなどが見られる方に
ストレスにより身体の潤いを消耗して熱が生じているタイプ:
陰虚火血瘀型
◎ 手足のほてり、喉が渇く、顔面赤くほてる、めまい、不眠、イライラ
知柏地黄丸…潤すことにより生じている熱を鎮め、身体や精神を正常化します。
**アロマセラピー**
香りは、鼻から脳の大脳辺縁系を刺激したり、
皮膚を通してか血管に吸収され身体をめぐり直接身体に作用して効果を発揮します。
また香りの持つ効果にこだわらず自分の好きな香りを楽しんで使うことも重要な要素です。
「イイ香りだな?」と感じたことによって気持ちがやわらぎ、
いいホルモンが出て身体も心も改善されてきます。自分の香り探してみて下さい。
◎ イランイラン…緊張をほぐしリラックスさせます。
◎ ラベンダー…精神のバランスを整えます。
◎ ローズ…神経の緊張とストレスを和らげます。
◎ ローマンカモミール…ストレスを和らげこころを穏やかにします。
◎ オレンジ…心を明るくさせ高揚させます。うんざりした時、前向きになりたい時に
◎ ベルガモット…心のバランスをとるため気分を明るくさせたい時、落ち着けたい時どちらにも使えます。幸せな気分になります。
◎ レモン…心を落ち着かせリフレッシュ。頭をスッキリさせます。
◎ グレープフルーツ…気分をさわやかに、元気にしてくれます。
◎ ゼラニウム…やる気を出したい時に。むくみも解消させます。
アロマの使い方
◎カンタン!!ティッシュやハンカチなどに落として嗅ぐだけでもgood!
◎芳香浴…
アロマライトなどを使い芳香拡散させます。
◎ 半身浴…
ローマンカモミール1滴+ラベンダー2滴ぬるめのお湯に精油を落としてみぞおちから下までつかります。そして全身の力を抜いて目を閉じ、ゆっくり鼻から香りを吸い込んでゆっくり口から吐きます。肩こりがあればお湯の中で軽めにマッサージすると良いでしょう。
◎ マッサージ…
メリッサ2滴+ラベンダー4滴+ホホバオイル30ml両手にマッサージオイルをのばし、耳の付け根あたりから肩全体にかけ血行を促すように上下にもみ、さすりながらマッサージします。入浴中、 入浴後が効果的です。