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この症状って?

冷え症のタイプ別に症状や対策、おすすめの漢方薬、食材をご紹介!

冬の季節に限らず、冷え症に悩む方は多いですね。コロナ禍の今、換気の必要性もあってオフィスが寒い!というお声もよく聞きます。今回は冷え症の改善におすすめの漢方薬や食材、対策などをご紹介します。

 

冷え症の定義


冷え症の女性

身体の全体的あるいは部分的な冷えを主な症状とする症候です。中医学的に寒熱で分類すると「寒証」に分類されます。女性に多い症候ですが、これは女性が陰陽で分類すると「陰」に相当し、陰の要素が多いため、陽が不足しやすいことによります。陽は体を温める作用があるため、陽気が不足すると冷えを感じゃすくなります。

 

冷え症のタイプ


冷え症のタイプは大きく分けて以下の3タイプです。

  • A.陽気不足:体を温める機能である陽気が不足しています。

  • B.陽気鬱滞:体を温める機能が働いていない状態です。

  • C.血虚受寒:血不足によって冷えやすくなっている状態です


 

【タイプ別】冷え症の症状&対策!おすすめの漢方薬、食材も


では、タイプ別にご紹介していきますね。

 

A.陽気不足


陽気不足は冷え症の代表的なタイプです。元々陽気不足の体質であったり、病気などによって陽気を損傷してしまうと、外からの冷えに弱くなり、体内からも冷えが生じやすくなります。

■主な症状
寒がり、手足の冷え、顔色が白っぽく精彩がない、浮腫みやすい、お腹が緩い、尿の色が薄い、疲れやすい、風邪をひきやすい、汗をかく、月経周期が遅れがち、経血がさらさらして色が淡い、舌質淡、胖大、有歯痕、舌苔白潤、脈遅・微・無力・沈

■中医学による対策
寒涼性の食べ物や生物、冷たい食べ物を避け、陽気を補う作用、冷えを取り除く作用のある漢方や食材を選びましょう。

■おすすめの漢方・生薬
人参湯、八味地黄丸、参馬補腎丸、参茸補血丸、鹿茸、海狗腎、紫河車、冬虫夏草、海馬、仙茅、淫羊藿、巴戟天、肉蓯蓉、補骨脂、益智仁、胡桃肉、杜仲、続断、菟絲子など

■おすすめの食材
蕪、獅子唐辛子、高菜、にんにく、みょうが、わさび、鮭、にしん、鱒、鶏肉、羊肉、黒砂糖、辛子、カルダモン、クローブ、胡椒、酒粕、山椒、花椒、唐辛子、豆板醬、ナツメグ、にら、八角、金木犀、フェンネル(茎、葉、種)、エシャレット、からしな、ザーサイ、紫蘇、生姜、ディル、ねぎ、よもぎ、クミン、シナモン、酒、焼酎など

 

B.陽気鬱滞


通常であれば身体全体を巡って温めてくれる陽気が、何らかの原因で滞り、身体の末端まで陽気が到達していない状態です。ストレスなどによる自律神経の乱れなどから起こりやすく、手足の冷えが主な症状となります。

■主な症状
手足の冷え、胸脇腹が張ってつまった感じがある又は張って痛む、ゲップやガスが出やすい、イライラしやすい、口渇、便秘がち、又は下痢と便秘を繰り返す、舌紅、脈数弦

■中医学による対策
気機(気の運動)を乱す辛い物、刺激の強い物を避けて、鬱滞している陽気を通じさせ、気機を整える作用のある漢方や食材を選びましょう。

■おすすめの漢方・生薬
逍遥顆粒、香附子、木香、陳皮、青皮、厚朴、砂仁、白豆蔲、薤白など

■おすすめの食材
フェンネル、紫蘇、玉ねぎ、チャービル、にんにくの茎、野蒜、バジル、みょうが、金柑、ゆずの皮、ライチ、カジキマグロ、カルダモン、クミン、ターメリック、陳皮、ナツメグ、八角、金木犀、ジャスミン、玫瑰花、ラベンダー、日本酒、紹興酒、ワインなど

 

C.血虚受寒


血不足になると、血本来の身体を温める作用が低下し、より冷えを受けやすい状態になります。そして、冷えにより血流が滞り、瘀血の症状も現れるようになります。そしてその瘀血によって新しい血が生み出せないという悪循環に陥ります。

■主な症状
手足の冷え、顔色に艶がない、萎びた黄色又は蒼白色、唇の色が淡い、生理不順、生理痛、経血に塊が混じる、めまい、立ち眩み、肌のカサカサ、白髪、抜け毛、舌質淡あるいは暗、苔白、脈沈細

■中医学による対策
寒涼性の食べ物や生物、冷たい食べ物を避け、血を養い、冷えを散じさせる漢方や食材を選びましょう。

■おすすめの漢方・生薬
当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯、熟地黄、何首烏、当帰、阿膠、龍眼肉、肉桂、乾姜、呉茱萸、小茴香、大茴香、丁香、蓽撥(ひはつ)、艾葉など

■おすすめの食材
チャービル、パセリ、ヨモギ、棗、ライチ、龍眼、穴子、アンコウ、イワシ、鮭、サバ、太刀魚、ナマコ(乾物)、ニシン、ブリ、マグロ、クジラ肉、レバー、紅麴、納豆、エシャレット、ザーサイ、獅子唐辛子、玉ねぎ、菜の花、ニラ、バジル、パセリ、ミョウガ、ローズマリー、桃、栗、カタクチイワシ、黒砂糖、酒粕、酢、ターメリック、味噌、甘酒、金木犀、玫瑰花、日本酒、紹興酒、焼酎、フェンネル(茎、葉、種)、エシャレット、からしな、紫蘇、生姜、ディル、ねぎ、よもぎ、クミン、クローブ、胡椒、花椒、唐辛子、八角、シナモン、酒、焼酎など

以上の漢方や食養生の他にも、体の保温に努めることも大切ですね。帰宅後就寝までの時間が少なく、入浴はシャワーだけで済ます方も多いようですが、なるべくしっかり湯船に浸かって温まってくださいね。服装では特に三つの首(首、手首、足首)を中心に温めるとより効果的です。そろそろ春の装いにチェンジしたい頃ですが、春色のストール、手袋、タイツなどで、おしゃれも楽しみつつ、抜かりなく保温もいたしましょう♡

冷え症のお悩み、どうぞイスクラ薬局までお気軽にご相談くださいませ♡
《参考文献:いかに弁証論治するか》
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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