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この症状って?

生理トラブルに効果的な漢方薬とは?生理痛・月経不順など

女性のからだは、初潮を迎える12,3歳頃から閉経を迎える49歳前後までノンストップで変化し、ある一時期の、一部分の症状だけを切り離して考えることはできません。つまり、若い頃の生活や健康状態は必ず以降の更年期や老化に反映されるのです。では、毎月の体調のバロメーターと言えば?そう、月経ですよね。

現在、若い女性に月経不順の方が多く見られます。これは、乱れた生活習慣や過酷なダイエットなどの食生活と密接な関係があるといわれています。あまり気にしていない方も多いのですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気から起きる場合もありますし、また不妊の原因となる場合もありますので、決して軽視してはいけません。今回は、生理トラブルの主な症状と原因、中医学における対策とよく使われる漢方薬をご紹介します。

悩む30代女性

 

生理トラブルの主な症状と原因


生理トラブルの主なお悩みは大きく分けると「生理不順の悩み」「月経量の悩み」「月経痛の悩み」「PMS(月経前症候群)」となります。

 

生理不順の悩み


「月経の周期が短い」「たまにしかこない」「生理が早く来たり、遅れたり周期がバラバラ」

正常な月経周期は個人差がありますが、一般的には28日±7日(21~35日)、出血期間は3~7日です。

月経周期が25~38日の間であれば生理は正常であり、24日以下、あるいは39日以上の場合を「生理不順」といいます。
周期が長い場合、もともとの体質により排卵までに長い時間がかかるケースと、ホルモン分泌や卵巣機能などのトラブルにより排卵がなくなり月経がなかなかこないというケースがあります。

又、過度なダイエットやストレスなどが原因となることもあります。このような排卵をともなわない希発月経は不妊の原因にもなり、放置すると無月経になることもあります。

反対に月経周期が短いケースは、排卵をともなわない月経として、ホルモン分泌が不安定な思春期や卵巣機能が低下した更年期によくみられます。また、排卵はあっても、通常14日間である黄体期が短くなることで月経周期が短縮されていることもあります。このようなケースは、黄体ホルモンの量が不足することにより不妊の原因になることもあります。

次に生理の持続日数については、3~7日が正常です。常に2日以内で生理が終わる人や8日以上続く場合も、生理不順の中に入ります。

 

月経量の悩み


「生理の量が以前より少なくなった」「生理の量が多くてナプキンを何枚も替えなくてはいけない」「生理期以外でも出血する」

「量」とは月経中に排泄される血液の量のことで、ある程度の排泄量は決まっていますが、こちらも個人差があります。周期によっても、少ない・多いなど周期によってばらつきがでることもありますが、以前と比べて明らかに量の増減がある場合は一度検査を受けてみるのもよいかもしれませんね。よく見られるケースは子宮筋腫による過多月経です。

 

月経痛の悩み


「生理痛が酷くて会社を休む」「鎮痛薬を飲まないと動けない」

日常の生活の疲れやストレス、ダイエット、過剰な運動などからホルモンバランスが乱れることによると考えられます。生理(月経)直前から前半まで、プロスタグランジンという物質が急に増えます。この物質は子宮の収縮を促して生理の経血を身体の外に排出する役割を果たします。この量が多すぎると収縮が強くなりキリキリとした痛みが発生します。血管を収縮させる作用もあるので、腰痛やだるさ、冷えがひどくなります。さらに胃腸の動きにも影響を与え、吐き気や下痢の原因にもなってしまいます。
又、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症の生理痛の可能性もありますので、こちらも一度婦人科の受診をお勧めします。

 

PMS(月経前症候群)の悩み


「月経前にイライラする」「なんだか体調が悪い」「不安・落ち込み」「胸張り」「浮腫む」「眠たい・眠れない」「便秘・下痢」

月経が始まる1週間前頃から、 なぜかいつもよりイライラしたり、理由なく落ち込んだり、 ニキビが出来たり、便秘になったり、むくんだり…月経がくると不思議とこれらの症状がなくなります。これは「月経前症候群」といい、「PMS」と表します

 

生理トラブル別|対策とよく使われる漢方薬


生理トラブル別に対策とよく使われる漢方薬を解説します。

 

生理不順


対策:気血を養い、気血の巡りを整える


よく使われる漢方薬:芎帰調血飲第一加減、逍遥顆粒、婦宝当帰膠、加味逍遥散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、女神散、温経湯


 

生理痛


対策:中医学では月経痛は病気の一つと考えます。「痛み」は気血の流れが悪く滞っている、或いは不足することによって生じます。逆に言えば対策として気血を通じさせたり 養うことで「痛み」を改善することができます。最初は西洋医学的には病気の段階でなくても、いずれ上記のような怖い病気に発展していく可能性がありますので、 たかが月経痛と放置せずにきちんと早めに対策しましょう。


よく使われる漢方薬:逍遥顆粒、婦宝当帰膠、加味逍遥散、芎帰調血飲第一加減、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、温経湯、五積散、通導散、当帰建中湯


 

月経量の悩み


対策:経血の源である気血を養い整える


よく使われる漢方薬:婦宝当帰膠、芎帰膠艾湯、心脾顆粒


 

PMS(月経前症候群)の悩み


対策:中医学では主に「肝気鬱結」の状態、 からだの中の気の流れの滞りとしてとらえます。改善するには主に「疏肝理気」 という気の流れを整える方法を使います。


よく使われる漢方薬:頂調顆粒、逍遥顆粒、温清飲、加味逍遥散、芎帰調血飲第一加減、柴胡桂枝乾姜湯、黄連解毒湯、女神散、四物湯


 

生理の悩みを抱えている方へ


生理トラブルは毎月のことであり、日々のQOLにも大いに影響を及ぼします。人知れずお悩みの方も少なくないかと思います。しかしながら、

原因はひとりひとつとは限らず、幾つもの原因が重なってまた別の原因になることもあります。だからといって悲観的になる必要はありません。中医学の知恵を生かして対策を講じることによって、お悩みの解決に繋がっていきます。漢方薬や養生で一番つらい症状を改善しながら、本質を見極め、体質を改善してゆくと主症状以外の体調も良くなるケースは珍しいことではありません。

特に生理痛に関して多くの方が誤解していますが、本来は生理痛はないのが当たり前。生理トラブルを早い段階から改善しておけば、以降の加齢に伴う多くの病気の予防にもつながっていきます。

以上、生理のお悩み別に対策とよく使われる漢方薬をご紹介しました。今回ご紹介した漢方薬はほんの一例であり、ご体質ご体調によって一番適した漢方薬をお選び致します。生理のお悩み、どうぞイスクラ薬局までお気軽にご相談くださいませ♡
監修
佐藤薫
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上海外国語大学留学中に中医薬膳に出会い、帰国後北京中医薬大学日本校に入学。中医薬膳専科で中医薬膳学、中医中薬専攻科で中医学を学ぶ。現在、イスクラ薬局日本橋店での漢方相談のみならず、日本中医食養学会講師、北京中医薬大学日本校で中医中薬専攻科での通訳を務める。体の基礎を作る食事からしっかり指導できる学会認定不妊カウンセラー。

「食養生は、中医養生法の礎となるものです。漢方同様、お一人お一人の体質体調に合った食養生法をご提案します。」

*不妊、二人目不妊、子宮筋腫、卵巣嚢腫、月経痛、更年期

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