しかし中医学では、風邪(感冒)は単なる軽い病気ではなく、身体の防御機能の低下を知らせる重要なサインと捉えます。
「たかが風邪」と軽視して無理をすると、長引く咳、鼻炎や副鼻腔炎、慢性疲労などに発展してしまうことも少なくありません。
漢方では、感冒を「同じ病名でも治し方は一つではない」と考え、その人の状態に応じた対策を行います。
この記事では、中医学の風邪対策、そして予防方法について詳しくご紹介します。

感冒とは ――中医学における基本概念
感冒とは、風邪(ふうじゃ)を中心とした外邪が体表から侵入して起こる外感病です。
現存する中国最古の医学書である『黄帝内経』では、外邪として「風・寒・暑・湿・燥・火」が挙げられており、風邪はそれらを体内へ運び込む“先導役”とされています。
そのため感冒は、現在どの邪気が主体なのか、身体の正気(抵抗力)がどの程度なのか、そして季節や生活環境によっても症状やその後の経過も大きく異なります。
なぜ症状が人によって違うのか
――弁証論治という考え方
西洋薬の総合感冒薬は、発熱・咳・鼻水など複数の症状を一律に抑えます。一方、漢方では弁証論治という考え方を重視します。
弁証論治とは、「今、この人の身体で何が起きているのか」を見極め、その状態に最も適した方法を選ぶこと。
同じ発熱でも、寒気を伴うのか、のどが痛いのか、汗が出るのか、胃腸症状があるのかによって、適した漢方薬は全く異なります。

あなたのカゼはどのタイプ?
――赤青黄三色の感冒分類
赤いカゼ(風熱感冒)
赤いカゼは、風邪(ふうじゃ)とともに熱邪が体表から侵入し、肺・咽喉を中心に熱がこもる状態です。炎症反応が強く、上半身に症状が集まりやすいのが特徴です。主な症状
中医学的ポイント
おすすめ漢方:イスクラ涼解楽(りょうかいらく)T、銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)エキス細粒
熱を冷まし、のどの炎症を和らげる代表的な処方です。頭痛が強い場合には、イスクラ頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)の併用もおすすめです。青いカゼ(風寒感冒)
主な症状
中医学的ポイント
おすすめ漢方:イスクラ頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)葛根湯(かっこんとう)
特に後頭部痛、肩こりを伴う場合に適しています。黄色いカゼ(暑湿感冒)
主な症状
中医学的ポイント
おすすめ漢方:イスクラ勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
湿を取り、胃腸機能を整えながら回復を促します。カゼ3タイプの症状のポイント
鼻づまり・鼻炎がつらいとき
感冒後に鼻づまりや副鼻腔炎が残ることは少なくありません。これは邪気が完全に排除されず、鼻に停滞している状態です。
おすすめ漢方:辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、イスクラ頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)

咳が長引くときの考え方
咳は「肺」の不調を示すサインです。長引くと体力を消耗してしまいます。なるべく初期の段階で対策しましょう。咳や痰の状態の違いによって適した漢方が異なります。
おすすめ漢方:イスクラ麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう・ゼイゼイする咳、痰が絡む咳に)、イスクラ平喘顆粒(足冷えを伴う慢性的な息苦しさに)


風邪をひきやすい人は要注意
――「衛気不足」という体質
何度も風邪をひく、治りにくい、季節の変わり目に必ず体調を崩す。こうした方は、衛気(えき)が不足している可能性があります。
衛気は、体表を巡り、外邪の侵入を防ぐ“バリア”の役割を担います。過労・睡眠不足・ストレス・冷えは、この衛気を消耗させます。
おすすめ漢方:イスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)

免疫に深く関わる肺と脾を養い、風邪に負けない体づくりをサポートします。対策だけでなく、予防・体質改善にも用いられる処方です。
季節ごとの感冒と養生
冬のカゼ
冷たく乾燥した空気により、風寒・風熱が侵入しやすい季節。
高熱やのどの痛みには熱を冷まし、炎症を鎮める漢方が適します。
おすすめ漢方:イスクラ涼解楽(りょうかいらく)T、銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)エキス細粒

夏のカゼ
暑湿と冷飲食、冷房による胃腸虚弱が背景。体内の湿を取り除く漢方が適しています。
おすすめ漢方:イスクラ勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

食養生で回復力を高める
上記の漢方薬に、食養生を組み合わせることにより、より迅速に身体を回復させることができます。
まとめ
――漢方の感冒対策は「あなたに合わせたオーダーメイド対策」
漢方の感冒対策は、「症状を抑える」ことと同時に、体の状態を正しく整え、自然治癒力を引き出すことを目的とします。
だからこそ、早めに正しく自分に合った方法で対処することが、回復への最短ルートとなります。
薬局・薬店で症状をできるだけ詳しく伝えてください。それが、あなたにとって最適な漢方との出会いにつながります。
風邪のお悩み、どうぞイスクラ薬局にもお気軽にご相談くださいませ♡まずはメール相談をご希望でしたらお試しプレ相談、ご予約でしたらお電話もしくはご予約フォームから承ります♡



