気になる!目のまわりのクマ
目のまわりや、目の下のクマ、気になりますよね。「疲労」や「睡眠不足」が原因であることは皆さんご存知のとおりで、「疲れの代名詞」のように使われています。しかしこれが慢性的に続くと、特に疲れているわけでもないのに「どうしたの?」と心配されたり、美容上気になったりと、非常に困った症状となってきます。
目のまわりのクマが起こる原因
どなたであっても、下まぶたの皮膚は他の部分に比べて薄いとされます。よってその皮膚の下にある静脈が見えやすくなっているのですが、何らかの原因でその皮膚がさらに薄くなったり、皮膚の状態が悪化したり、血流が悪くなると、目の下が青黒く見えるようになってしまうのです。
では中医学的にはどのように考えるのでしょうか。「瘀血(おけつ)」といい、やはり血流が悪いことが原因で起こっているとされます。「瘀血」は疲労や睡眠不足の時の状態である「気虚(ききょ:エネルギー不足)」からも、引き起こされる病態です。徹夜続きで疲労困憊の時に出来る目のクマは、「気虚瘀血」から生じた症状と言えるでしょう。一方慢性的なクマの場合は「気虚瘀血」だけが原因とは限りません。その「瘀血」を引き起こしている原因を中医学的に分析することが大事となります。
あなたの瘀血度を調べてみましょう!
さて、目の周りにクマがある方は「瘀血」が原因である可能性が濃厚ではありますが、以下の項目に従って「瘀血」の程度を調べてみましょう!4項目以上当てはまれば、早めの対策が必要です。2項目当てはまればまず「瘀血」であると言えるでしょう。
1、 目のまわりにクマがある
2、 舌の色が暗く紫色
3、 あざができやすい
4、 慢性的な頭痛や肩こりがある
5、 ひざの裏などに静脈瘤がある
6、 決まった場所に痛みがある
7、 便が黒っぽい
8、 しこりやポリープがある
9、 皮膚にシミが多く、つやがない
10、 生理痛が重く、月経血に塊が混じる
「瘀血」を改善して、クマよ、さらば!
では「瘀血」を改善するためには、どのようにすれば良いでしょうか?それには生活と食事を整えることが第一。当然ながら不規則な生活や偏った食事は「瘀血」を悪化させてしまいます。そのうえで、血液サラサラにする食材として有名な、青魚や納豆・玉ねぎなどを積極的に摂ると良いでしょう。そして、適度な運動を継続的に行えば血液の流れは次第に良くなっていきます。
とはいえ、これら食事や生活面での対処はすぐに成果が見えることは少なく、早く“クマ”を何とかしたいという方には物足りないかもしれません。そういった場合こそ漢方薬をオススメします。「瘀血」を改善するお薬は多種ありますので、体質を専門家のもとで判断した上で服用されることをお勧めします。長年染み付いた「瘀血」体質は一朝一夕には改善されませんので、少し長い目で考えてくださいね。「継続は力なり!」です。目元のクマが取れてすっきりすると、人生が変わるかも!?根気よく続けてくみてださいね!