原因
過度のストレス、食生活の異常、運動不足、まじめ・几帳面な性格の人はなりやすいなど、これ以外にも様々なことがあると思いますが、明確な原因は不明とされています。
中医学的には
慢性疲労は主にエネルギーが不足している“気虚”特に脾気虚の状態であるといえます。脾は「後天の本、生化の源」ともいい、食物の消化吸収、水分代謝を行い全身に栄養を送っています。つまり脾は気血を生成する源なのです。ところが、脾胃の機能低下がおこると、脾胃のエネルギーが不足し、食物から栄養を吸収することができなくなり、栄養物を体中に行き渡らせることが出来なくなります。そして、その影響が全身に及ぶと、慢性の疲労を主な原因とするさまざまな症状が現れてきます。つまり、慢性的な疲労感は脾胃の機能低下を知らせる合図なのです。また気と血は密接な関係があり、血虚や気血両虚も起こりやすくなります。
漢方薬
上述の気や血が不足した状態に対応する場合は、補気・補血の方剤を使います。
体質別に多数の方剤があるため、選択する際には漢方薬局にてご相談いただくことをおすすめします。
まとめ
慢性的な疲労倦怠感は一度おきてしまうと、良くなるのに時間がかかります。
日ごろから疲労やストレスなどを溜め込まないよう気をつけること、適度な運動することが大切です。