
加齢臭の原因
加齢臭を引き起こすのは皮脂に含まれるノネナールという物質。ノネナールは皮脂中のパルミトレイン酸と、皮脂が酸化してできる過酸化脂質が結びついて発生します。年齢を重ねるほどパルミトレイン酸が増え、また、過酸化脂質を作る活性酸素も増え、ノネナールが多く発生して加齢臭となります。
皮脂を酸化させて過酸化脂質にする活性酸素は、細胞内器官ミトコンドリアがエネルギーを作り出す時の副産物です。加齢とともにミトコンドリアの機能が低下すると活性酸素が増え、細胞の酸化が進みます。加齢臭を引き起こすノネナールはミトコンドリアの老化のサインと言えます。
中医学で考える要因:腎精(じんせい)不足と瘀血(おけつ)
古代中国では体内の目に見えない小さな物質を「精(せい)」と表現しました。電子顕微鏡などない時代でもそうした物質の存在には気づいていたのです。細胞という小さな物質の中にあってエネルギー代謝を担うミトコンドリアは、生命の根本をつかさどる「腎」の「精」、すなわち「腎精」。腎精不足・腎虚は35歳ごろから始まり40歳以降加速しますが、これは加齢臭が気になってくる年代にぴったり重なります。腎精不足・腎虚で細胞の酸化(老化)がすすめば血液の質も低下し、「瘀血」になります。皮脂は血中の脂質を材料に作られますから、これも加齢臭の発生に関わる体質です。
加齢臭対策
根本的な対策は腎虚に対する「補腎(ほじん)」、そして瘀血に対する「活血(かっけつ)」ということになります。
補腎におすすめ
・イスクラ健康商品:「星火亀鹿仙(せいかきろくせん)」
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・身近な食品
黒豆、カシューナッツ、黒ごま、キャベツ、ブロッコリー、マッシュルーム、プルーン、ししゃも、 スッポン、海老、貝柱、鶏レー、豚肉など
活血におすすめ
・イスクラ中成薬:「イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)」

・身近な食品
黒豆、黒酢、にんにく、ネギ、ニラ、玉ねぎ、らっきょう、ショウガ、黒きくらげ、さくらんぼ、桃、サンザシ、蟹など
スキンケア
加齢とともに皮膚から潤いが減ってきます。乾燥で皮膚常在菌のバランスが崩れるとバリア機能が弱まり、細菌や微生物が繁殖しやすくなります。加齢臭とは別ですが、これも皮膚からのにおいのもとになるので、スキンケアは保湿と消炎・殺菌がポイントです。
・イスクラ化粧品:瑞花露シリーズ(クリーム、ローション、ソープ、入浴液)


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